HPE Nimble StorageとHPE InfoSightが99.999928%の可用性と高度な予防保守を実現

HPE Nimble StorageとHPE InfoSightが99.999928%の可用性と高度な予防保守を実現

"HPE Nimble Storageは初体験でしたが、これだけ扱いやすいストレージも初めてです"

‐パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社
コミュニケーションサービス&海外地域インフラ事業部
クライアントデバイス部
PCソリューションチーム
藤原 卓哉 氏

 

パナソニック インフォメーションシステムズが、グループ企業向け仮想デスクトップサービス(Citrix XenAppによるDaaS)のシステム基盤を新たに構築した。「HPE Nimble Storage」を採用した本システムは、拡張性、運用管理性、処理性能、バックアップ時間を劇的に改善。特に、「予測分析プラットフォームHPE InfoSight」による自律運用と高度な予防保守はめざましい効果をもたらした。パナソニック インフォメーションシステムズは、HPE Nimble StorageによってSIビジネスのポートフォリオも拡充する計画だ。

業界

IT

目的

介護サービス事業を全国展開するパナソニック エイジフリー向け仮想デスクトップサービスのシステム基盤構築。既存環境の課題を全面的に解消するとともに1年後の新環境への統合を目指す。

アプローチ

ストレージ環境を抜本的に見直し、拡張性、運用管理性、処理性能、バックアップの要件を満たしつつ投資対効果に優れた製品を選定する。採用製品による自社ソリューションの拡充を視野に評価する。

ITの効果

  • HPE Nimble Storageを採用しパフォーマンス、拡張性、運用管理性、バックアップ時間を大幅に改善
  • HPE InfoSightにより99.999928%の可用性を実現、プロアクティブ保守の水準を劇的に向上
  • トリプルパリティRAIDによりディスク3本までの耐障害性と高い容量効率73%を両立
  • ストレージ標準機能でのスナップショット・筐体間レプリケーションを活用しバックアップ時間を大幅に短縮
  • 優れた圧縮機能によりディスク使用量を1/2に

ビジネスの効果

  • 運用チームが掲げたビジョン「プロアクティブなサービスへの変革」を大きく前進
  • 顧客がシステムの不調に気づく前に対応可能になったことに加え、サポート対応の大半を自動化可能に
  • 計画的な保守対応が可能になり全社で取り組む「働き方改革」にも寄与
  • 予測できないビジネス要求の変化にも、柔軟に対応できる基盤を実現
  • HPE Nimble StorageおよびHPE InfoSightにより自社ソリューションポートフォリオを拡充
 

チャレンジ

パナソニック エイジフリー向け仮想デスクトップサービスの基盤を新たに構築

パナソニック インフォメーションシステムズ(以下、パナソニックIS)は、パナソニックグループ(4カンパニー、37事業部門、25万ユーザー)のIT戦略を支える中核企業である。2015年にパナソニックよりコーポレート情報システム社の事業を継承し、ビジネス規模とサービスポートフォリオを大幅に拡大させた。エンタープライズソリューション事業部の越智崇雄氏は次のように話す。

「事業統合により責任範囲も大きく広がりました。最新のテクノロジーにいち早く着目し、自ら試し、価値の高いソリューションとして提供する――そうしたパナソニックISの強みである独自ソリューション開発にも、確実な成果が求められています。最先端のテクノロジーを活用してビジネスの成長を支援していくミッションが、いっそう明確になりました」

パナソニック エイジフリー株式会社は、急成長する事業会社のひとつだ。ケアセンターやサービス付高齢者向け住宅、ケアプロダクツ販売やリフォームサービスなど300以上の拠点を全国に展開し、さらに成長を加速させている。

「2014年より、パナソニック エイジフリー向けにCitrix XenAppベースの仮想デスクトップサービスを提供してきましたが、拠点数・ユーザー数の増大に伴い新たに350端末分の環境を用意することになりました。私たちは、迷わず新しいサービス基盤の構築を決断しました」とESサポート事業部の出口洋平氏は話す。

既存のサービス基盤は、運用開始から3年が経過しいくつかの課題が明らかになっていたという。

「サーバーとストレージ容量の拡張に制約があり、350端末の増設には対応が困難でした。また、フルバックアップに長時間を要していたのも悩ましい課題でした。これらを抜本的に解決するとともに、急成長するビジネスに確実かつ柔軟に応える基盤構築を目指したのです」(出口氏)

ストレージ製品の選定は特に慎重に進められた。拡張性、運用管理性、処理性能、バックアップ、投資対効果の要件を定義し3製品を評価。その結果、圧倒的なスコアで選定されたのが、日本ヒューレット・パッカードが提供する「HPE Nimble Storage」である。

パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 越智 崇雄 氏

パナソニック インフォメーション
システムズ株式会社
エンタープライズソリューション事業部
クラウド・運用サービス部
西日本インフラソリューションチーム
チームリーダー
越智 崇雄 氏

 

ソリューション

稼働率99.999928%を実測したHPE Nimble Storageを新たに採用

パナソニックISが仮想デスクトップサービスの基盤に採用した「HPE Nimble Storage」は、2017年6月にHPEストレージのポートフォリオに加わった。エントリークラスからミッドレンジまでをカバーし、Nimbleという名の通り、優れたビジネスアジリティを備えるスケールアウト型ストレージである。最大の特長は、予測分析プラットフォーム「HPE InfoSight」を標準で備え、高度な自律運用と99.999928%という驚異的な稼働実績(年間停止時間23秒)を達成していることだ。

パナソニックISは、ストレージ製品の選定に際して次のような要件を提示した。

@拡張性:ビジネス要求に応じた柔軟な容量拡張が可能なこと
A運用管理性:ユーザーが不調に気づく前にプロアクティブに問題へ対処可能なこと
B処理性能:ブートストームなどの高負荷時でもレスポンスを悪化させないI/O性能
Cバックアップ:夜間フルバックアップのポリシーを変えずに所要時間を短縮すること

「事業会社のビジネスをITの側面から支え続けることが、私たちのミッションです。しかし、今回のように事業の急成長や買収によって、即座に新しい環境が必要になるケースは珍しくありません。HPE Nimble Storage は、スモールスタートして必要になった時点で容易に拡張できる特長にまず着目しました」とコミュニケーションサービス&海外地域インフラ事業部の藤原卓哉氏は話す。

検討を進めるにつれ、HPE Nimble Storageの驚くべき実力が明らかになっていった。「運用が楽という実感を超えて、手放しで運用できることに驚いた」と藤原氏が言う通り、IoTとビッグデータ解析を応用した高度な自律運用は、HPE Nimble Storageが高く評価される最大のポイントだ。

「HPE Nimble Storageでは、問題発生の可能性を予測して通知するとともに、具体的な対処法まで示してくれます。これまでの予兆検知の水準を大きく超えていると感じました。私たちは、プロアクティブな保守対応の実現に向けて取り組んでいますが、HPE Nimble Storageなら、お客様が不調に気づく前に問題を解決することも可能になるでしょう」(藤原氏)

この高度な自律運用と予防保守を実現するのが、予測分析プラットフォーム「HPE InfoSight」である。2017年9月、パナソニックISはHPE Nimble Storageの導入を決定。11月より構築に着手し、12月にはXenAppによる仮想デスクトップサービスの提供を開始した。

稼働率99.999928%を実測したHPE Nimble Storageを新たに採用
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 藤原 卓哉 氏

パナソニック インフォメーション
システムズ株式会社
コミュニケーションサービス
&海外地域インフラ事業部
クライアントデバイス部
PCソリューションチーム
藤原 卓哉 氏

パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 出口 洋平 氏

パナソニック インフォメーション
システムズ株式会社
ESサポート事業部
SCM部
SCMチーム
出口 洋平 氏

保守対応の必要な事案の86%を解決する予測分析プラットフォームHPE InfoSight

クラウドベースの予測分析プラットフォームHPE InfoSightには、世界中で10,000台以上が稼働するHPE Nimble Storageが接続しており、稼働状況/パフォーマンス/リソース利用率などを1秒単位で計測。この情報を5分ごとに収集している。およそ7年にわたり、あらゆる問題の原因や相関性がHPEのデータサイエンティストチームによって明らかにされ、AI機能を実装したHPE InfoSightがこれを継続的に学習している。

「99.999928%という稼働率が理論値ではなく、HPE InfoSight上に集約された稼働情報に基づく実績値と知って驚きました。そして、HPE InfoSightから提供される障害予測に適切に対処すれば、無停止運用は夢ではないと確信を強めていきました」(藤原氏)

HPE InfoSightは、保守対応が必要な情報提供を能動的に行い、実績として事案の86%がHPE InfoSightが示した対処法で解決されている。また、HPE InfoSightが提供するパフォーマンスや容量の予測レポートは、ディスクなどリソース増強の適切なタイミングも明らかにしてくれる。

「HPE Nimble Storageが採用する『トリプルパリティRAID』も、運用と保守の負荷の軽減に大きく寄与してくれるでしょう。3本のディスクの同時障害に耐えられますので、従来のように夜間や休日に緊急対応するのではなく、余裕を持って平日の日中に対応するなど計画的な保守対応が可能になります。全社をあげて取り組んでいる働き方改革にも、少なからず貢献してくれるものと考えます」と越智氏も評価する。

HPE Nimble Storageは、トリプルパリティRAIDをデフォルトで採用し、高い可用性と容量効率73%を実現している。また、すべてのデータをインライン圧縮することで実効容量をさらに高めている。

「圧縮率は、HPE Nimble Storageの平均値である1.5倍を上回る2倍を実測しています。重複排除機能を使わずに、必要なディスク容量を半減させることができる見通しです」(藤原氏)

オールフラッシュに匹敵する性能をハイブリッドで実現するCASLアーキテクチャー

一般のストレージ製品は、SSDなどの高速デバイスの採用や、ディスク本数を増やすことでパフォーマンスを向上させる。これに対してHPE Nimble Storageでは、独自の「CASL(キャスル):Cache Accelerated Sequential Layout」と呼ばれるアーキテクチャーを採用し、CPUの処理性能を最大まで引き出すことでI/O性能を大幅に向上させることに成功している。

「今回採用したHPE Nimble Storage CS1000は、SSDとSAS HDDのハイブリッドアレイです。SSD領域をWrite領域で使わないにもかかわらず、オールフラッシュストレージ並みの書き込み性能を発揮しています。CPU性能の上限まで、高いI/O性能を維持することができます」(藤原氏)

CASLアーキテクチャーでは、ストレージに書き込まれるブロックデータは、まず不揮発性メモリ(NVRAM)上で書き込み要求に対して応答し、その後DRAM上でCPU処理によりインライン圧縮処理される。直後にブロックデータを直線的に配列させ、シーケンシャルにHDDに書き込む仕組みだ。HDDが苦手とするランダム書き込みを排除することで、高いI/O性能を発揮させている。

"働き方改革、ネットワーク分離の根強いニーズに支えられて、仮想デスクトップサービスへの期待が高まっています。HPE Nimble StorageとHPE InfoSightは、『運用に煩わされることなく高品質な仮想デスクトップ環境を利用したい』と考えるお客様に最適な選択となるでしょう"
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 エンタープライズソリューション事業部
クラウド・運用サービス部 西日本インフラソリューションチーム チームリーダー
越智 崇雄 氏

「XenApp環境のブートストームに際しては、Readキャッシュのヒット率が高いため高速なレスポンスが得られています。SSD領域をReadキャッシュに特化させるアイデアにも感心させられました」(藤原氏)

バックアップについても、シンプルな解決がもたらされた。

「2台のHPE Nimble Storageでサービス系とバックアップ系を構成しました。日中は片系でXenAppのサービスを提供し、標準のレプリケーション機能により夜間に片系へフルバックアップを取得します。標準機能での実装でシンプルに短時間でバックアップが取得できています」(藤原氏)

メインストレージ/バックアップアプライアンス/バックアップソフトウェアを組み合わせた他社の提案との比較で、「2台構成のHPE Nimble Storageの方がコスト的に有利だった」(藤原氏)という事実にも注目したい。

 

ベネフィット

HPE Nimble Storageを採用しSIビジネスのポートフォリオを強化

HPE Nimble Storageの運用を開始して数ヶ月、藤原氏はその扱いやすさを次のように評価する。

「マニュアル通りにひと通り操作してみるだけで覚えられる、シンプルで洗練された扱いやすさが大きな魅力です。また、ボリューム拡張などの変更を加えたときには自動的にスナップショットを取得します。万一意図しない操作をしてしまっても、スナップショットからボリュームを瞬時に復元することができるので安心ですね。HPE Nimble Storageは初体験でしたが、これだけ扱いやすいストレージも初めてです」

既存の仮想デスクトップサービス基盤は、1年以内を目標にHPE Nimble Storageによる新環境に統合される予定だという。

「お客様自身も予期できない変化に対して、私たちが柔軟に応えるための備えができました。仮想デスクトップサービスの増強に限らず、ファイル共有や複数のアプリケーションを統合するような拡張も可能です。HPE Nimble Storageを導入する機会を得たことで、常に新しいテクノロジーを検証していくことの重要性を改めて認識しました。わずか数年前に導入したストレージを『古い』と感じさせるのですから」と出口氏は笑顔を見せる。

パナソニックISは、シンクライアント/仮想デスクトップソリューションにおいて幅広い業界に豊富な実績を持つ。自社運用ノウハウ・経験をベースにHPE Nimble StorageをSIビジネスにおける自社ポートフォリオに加え、顧客への提案力をいっそう強化していく考えだ。

「働き方改革、ネットワーク分離の根強いニーズに支えられて、仮想デスクトップサービスへの期待が高まっています。HPE Nimble StorageとHPE InfoSightは、『運用に煩わされることなく高品質な仮想デスクトップ環境を利用したい』と考えるお客様に最適な選択となるでしょう。インフラ側から差別化できる本当にユニークな製品です。幅広いお客様へ積極的に提案していきたいと考えています」と越智氏は結んだ。

詳しい情報
HPE Nimble Storageについてはこちら
www.hpe.com/jp/nimble

 

会社概要

パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社

所在地:大阪府大阪市北区茶屋町19番19号

URL:https://is-c.panasonic.co.jp/

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