クラウド基盤の中核となる統合ストレージに「HP 3PAR StoreServ」を採用
CTCがシステム構築から運用支援、保守までをトータルにサポート

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「高性能なストレージ基盤を実現したことで、日常業務で頻繁に使うデータへのアクセスが5〜10倍高速化され、現場の生産性向上に結びついていくと期待しています。またBIシステムによる解析が1/10〜1/20の時間で行えるようになり、ビジネス戦略の実行の俊敏性も向上していくでしょう」

−株式会社すかいらーく コーポレートサポート本部
情報システムグループ オフィサー
岡本 兵衛 氏

 

全社最適化された統合的なITサービス基盤

すかいらーくが、プライベートクラウドを構築し全社最適化された統合的なITサービス基盤を実現。80業務システム、200サーバーの統合を推進している。プライベートクラウドの中核を担う統合ストレージには「HP 3PAR StoreServ 7400」が採用され、高負荷に耐える安定的なパフォーマンスと優れた運用管理性を発揮している。クラウド基盤全体の設計・検証・構築・運用支援・保守サービスまでをワンストップで提供したのは、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)である。

業種

飲食業


目的

グループ各社が個別に構築・運用してきた業務システムの統合と全社最適化。システム資産の可視化、ITインフラの共通基盤化、アプリケーションの集約を進め、ビジネス要求に柔軟に応える投資対効果の高いITサービス基盤を実現する。


アプローチ

最新テクノロジー/製品群を採用し、柔軟性・可用性・投資対効果に優れたプライベートクラウドを構築。80業務システム、200サーバーを順次統合し、4拠点あるデータセンターの集約も進める。また、技術力の高い独立系システムインテグレーターをプライムベンダーとして登用する。


ITの効果

  • 統合ストレージに「HP 3PAR StoreServ 7400」を採用し高負荷時でも高いパフォーマンスを実現する
  • HP 3PAR StoreServ 7400と仮想サーバー環境を組み合わせ高効率かつ運用管理性に優れたサービス基盤を実現する
  • 新規サーバー/ストレージ環境のセットアップを1日で可能にする
  • HP 3PAR StoreServ 7400のAdaptive Optimization(データ自動階層化)によりSSDとSAS HDDを効果的に活用する
  • シンプロビジョニングによりストレージ容量効率を高め投資対効果を向上する

ビジネスの効果

  • ITインフラと資産を統合・可視化しTCOを削減する
  • 全社のビジネス要求に柔軟かつタイムリーに応えるITサービス基盤を実現する
  • 保守対応窓口をCTCに集約しワンストップでの対応を可能にする
  • データセンターの集約により、ハウジングコスト、回線コストを削減する
  • クラウド基盤上で仮想デスクトップ (VDI) サービスの提供も検討する
 

チャレンジ

サイロ化した業務システムを共通基盤に統合

細分化した消費者ニーズに応える多彩なブランド、全都道府県に展開する3,000店舗ものテーブルレストラン網、そしてファミリーレストラン業界No.1の売上高――すかいらーくは、まさに国内外食産業のリーディングカンパニーだ。2008年には抜本的な経営改革による営業利益のV字回復を達成。その後も順調に業績を伸ばし2014年には再上場も果たしている。

成長の次のステージへ歩み出したすかいらーくにとって大きな課題となっていたのが、社内の業務システムである。カンパニー制度をとっていた時代に、それぞれの予算で構築、運用していた業務システムが、カンパニー制度が廃止された現在もそのまま残っていたのである。

「80業務システム、200サーバーが、4拠点のデータセンターで個別に運用されていました。資産の重複や個別運用によるムダに加え、業務システム間の連携も難しい状況でした」と語るのは、すかいらーくのオフィサーとしてコーポレートサポート本部 情報システムグループを統括する岡本兵衛氏だ。岡本氏のミッションは、このサイロ化した社内情報システムの抜本的な改革である。

「問題はアプリケーションとシステムが個別に結びついていたことです。まずITインフラをアプリケーションから切り離して共通基盤化し、ビジネス要求に柔軟に応える投資対効果の高いITサービス基盤を実現しようと考えました」(岡本氏)

岡本氏らが最初に行ったのがシステム資産の可視化だ。4箇所のデータセンターに分散したシステム資産を半年かけて棚卸しし、資産管理のための情報を収集した。そして、全社のシステム資産を管理下に置く方法として、「共通基盤をオンプレミスで、プライベートクラウドとして構築する」(岡本氏)という方針を打ち出した。

「将来、パブリッククラウドの活用も含めたより最適なIT資産活用を検討する上でも、私たち自身がシステム資産を把握し、管理することが大前提だったのです」(岡本氏)

共通基盤としてプライベートクラウドを構築し、80業務システム、200サーバーを順次統合していく。同時にデータセンターと回線の集約も進め、ムダなコストを徹底的に削ぎ落とす。さらに、多数のベンダーへの個別発注を見直し、「サーバー+ストレージ」、「データベース」、「ネットワーク」のそれぞれの得意ベンダーへの発注方式を採用する――これら共通基盤のグランドデザインを描いた岡本氏が注目したストレージ製品は、HP 3PAR StoreServだった。

千葉労災病院 執行役員 制作本部長 小沢義典氏

株式会社すかいらーく
コーポレートサポート本部
情報システムグループ
オフィサー
岡本 兵衛 氏

 

ソリューション

クラウド基盤の中核にHP 3PAR StoreServを採用

岡本氏が着目したのは、HP 3PAR StoreServのパフォーマンスの高さだった。

「基本性能が高く、しかも高負荷をかけてもパフォーマンスが劣化しないという特性が、他のストレージ製品を大きく上回るものでした」(岡本氏)

HP 3PAR StoreServは、システムワイドのストライピングによって効果的な負荷分散を実現する。これにより、複数のトランザクションが集中する高負荷時でも高いサービスレベルを維持できる。負荷分散をはじめとする様々な機能は独自の「HP 3PAR ASIC」によりハードウェア処理されるため、ストレージ本体のIOPSに影響を及ぼさない。「全国3,000の店舗をはじめ複数拠点からの要求が集中しても、HP 3PAR StoreServなら安定したサービス提供が可能になる」――そう確信した岡本氏は、HP 3PAR StoreServをクラウド基盤の中核に組み入れたという。

HP 3PAR StoreServは、HP BladeSystemやHP ProLiantサーバーとともに導入されるケースが多いが、多様なベンダーのx86サーバーやUNIXサーバーもサポートしている。本クラウド基盤は、最新のテクノロジー/製品群を組み合わせたマルチベンダー環境である。「サーバー+ストレージ」を担当する伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、クラウド基盤の設計・検証・構築・運用支援・保守サービスまでをトータルに提供し、すかいらーくの要求に応えた。

「CTCのセンターに検証環境を構築し、マルチベンダー構成の接続検証から負荷テスト、障害から復旧までの手順の確認などを入念に行いました。負荷テストではHPが示した値を裏付ける高スコアを確認し、本番環境でも行けるとの手応えが得られました」(CTC 田子哲平氏)

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 田子哲平氏

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
情報通信システム第1本部
情報通信営業第1部
情報通信営業第2課
田子 哲平 氏

プライベートクラウドを支えるパフォーマンス、運用性、可用性

システム構築の過程でも、HP 3PAR StoreServの実力が次々と明らかになっていく。クラウド環境では、仮想マシンからのアクセスが集中する共有ストレージがボトルネックになることが少なくないが、HP 3PAR StoreServは卓越した処理能力を発揮しパフォーマンスの懸念を一掃した。コーポレートサポート本部 情報システムグループ IT統合基盤チーム リーダーの中島秀樹氏は次のように語る。

「HP 3PAR StoreServ自体のIOPSの高さに加え、本システムではSSDを活用することでパフォーマンスをさらに高めています。例えばファイルサーバーの性能試験では、従来システム比7倍という高速レスポンスを計測しました。また、SSDとSAS HDDを組み合わせてデータ自動階層化(Adaptive Optimization)を利用することで、パフォーマンスと容量を最適なコストでバランス良く構成できました」−中島氏

運用管理性も劇的に向上した。CTCの三浦裕明氏は、「ストレージの容量効率を高めるHP 3PAR StoreServのシンプロビジョニングが、運用の効率化にも寄与した」と語る。

「物理容量にとらわれることなく大容量のボリュームを各システムに割り当てることができるため、サーバーの立ち上げに際して容量設計やセットアップの負荷を大幅に削減することができます。これまで2か月近くかかっていた新規サーバーの立ち上げが数日レベルまでに短縮することができました」(三浦氏)

基幹業務を支えるシステムには高い可用性が求められる。この点についてはどうだろうか。

「24時間365日無停止でサービスを提供するために、オンラインで保守・メンテナンスが行えるストレージが不可欠でした」(中島氏)

採用されたHP 3PAR StoreServ 7400は、ミッドレンジクラスの価格ながらTier-1の耐障害性を備えたストレージ製品である。独自の「Mesh-Activeコントローラテクノロジー」により、4つのコントローラーすべてをActiveで稼働させ、障害発生時にはコントローラー間でフェイルオーバーを実行する。ライトキャッシュを他のノードに再ミラー化する機能を備えており、パフォーマンスへの影響を最小限に抑えることも可能だ。もちろんディスクやシャーシなどのコンポーネント障害にも万全の対策が採られており、単一障害点を完全に解消している。

「また、HP 3PAR StoreServの筐体内スナップショットとリモートコピー機能を連携させることで、本番用ストレージが全破壊された場合でも、バックアップストレージからシステムを起動することが可能となります。また、VMware のクローンとNetBackupを組み合わせたバックアップも併せて取得しています」(中島氏)

既存の80業務システム、200サーバーは、順次プライベートクラウド上に移行される。HP 3PAR StoreServ 7400は、本番環境、管理環境、ステージング環境に計4システム導入され、移行プロジェクトから本稼働までを支えていくことになる。

株式会社すかいらーく 中島秀樹氏

株式会社すかいらーく
コーポレートサポート本部
情報システムグループ
IT統合基盤チーム
リーダー
中島 秀樹 氏

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 三浦裕明氏

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
情報通信システム第1本部
基盤技術第1部
システム技術第2課
三浦 裕明 氏

HP 3PAR StoreServ を中核としたプライベートクラウド基盤
 

ベネフィット

HP 3PAR StoreServによるクラウドソリューションに注力

プライベートクラウドを実現し、すかいらーくは投資対効果の高いITサービス基盤を手に入れた。IT資産の可視化とインフラ統合による徹底的なムダの排除に加え、データセンター集約による回線や運用管理の一元化でコスト削減効果を見込んでいる。さらに岡本氏は業務部門へのメリットも指摘する。

「高性能なストレージ基盤を実現したことで、日常業務で頻繁に使うデータへのアクセスが5〜10倍高速化され、現場の生産性向上に結びついていくと期待しています。またBIシステムによる解析が1/10〜1/20の時間で行えるようになり、ビジネス戦略の実行の俊敏性も向上していくでしょう」

岡本氏は、既存システムの移行に注力しながらも、「仮想デスクトップ(VDI)の導入やハイブリッドクラウド環境の実現も視野に入れている」と話す。

CTCの田子氏は、「プライベートクラウドによるITインフラの共通基盤化とIT資産の可視化という手法は、サイロ化したシステム環境に悩む多くの企業にとって重要な指針になると考えています。私たちは、この経験を活かしてHP 3PAR StoreServによるクラウドソリューションにいっそう注力していく考えです」と話す。

最後に岡本氏が次のように語って締めくくった。

「社内情報システムの全体最適化は始まったばかりです。プライベートクラウドによるインフラ層の最適化、さらにデータベース、ミドルウェア、アプリケーション、EDI、ジョブネット、運用監視、セキュリティの最適化へ向けてチャレンジは続きます。CTCとHPには、優れた技術力と製品力で私たちのIT戦略の推進を支援いただきたいと思っています」

 

会社概要

株式会社すかいらーく

所在地:東京都武蔵野市西久保1-25-8

URL:http://www.skylark.co.jp/ 

すかいらーくグループ

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HP 3PAR StoreServ 7400    

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