HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイを採用し、
予測分析テクノロジーHPE InfoSightにより運用自動化を推進

エキサイト株式会社 イメージ

"HPE InfoSightは、これまでの予兆検知の水準を大きく超えています。私たちが気づく前にHPEの保守チームが問題を把握して対応を準備するようなフローを構築できました"

―エキサイト株式会社
 テクノロジー戦略室
 インフラストラクチャー部
 部長
 知久 壮 氏

 

インターネット情報サービスを手がけるエキサイトが、多彩なサービス群を支えるインフラの最新化を完了させた。24時間365日の無停止運用と快適なレスポンスを実現するサービス基盤の中核に、HPE 3PAR StoreServオールフラッシュ/ハイブリッドアレイを採用。AIベースの予測分析テクノロジー「HPE InfoSight」を利用して運用負荷を大幅に低減するとともに、インフラ全体の運用自動化を目指して活用を推進している。テックドリブン経営を指向する「新生・エキサイト」を支える、柔軟かつ高信頼のビジネス基盤の完成である。

業界

インターネット情報サービス

目的

テックドリブン経営を支えるインフラの最新化。高品質のユーザー体験を実現するシステム性能と信頼性を確保するとともに、新規のアプリケーション要求へ迅速かつ柔軟に対応可能にすること。

アプローチ

サービス基盤の中核に高性能・高信頼ストレージを採用しサービス品質を向上させる。さらに、インフラ全体の運用自動化を目指して、これを実現するためのテクノロジーを評価する。

ITの効果

  • 4コントローラー搭載のHPE 3PAR StoreServストレージを採用し、サービス基盤全体の性能と信頼性を強化
  • サービス品質に影響を与えることなく、OSアップデートなど平日日中の安全なメンテナンスを可能に
  • 予測分析テクノロジーHPE InfoSightを活用し、プロアクティブな問題検知と迅速な保守対応フローを構築
  • システムのヘルス状態や負荷状況の把握、パッチ適用やOSアップデートなどの計画が容易に

ビジネスの効果

  • テックドリブン経営を支える柔軟かつ高信頼のビジネス基盤を整備
  • ビジネス成長を支える新規サービスの柔軟かつ迅速なリリースが可能に
  • 多彩なインターネットサービスの24時間365日の安定的な提供を実現
  • 予測分析テクノロジーを活用しサービス基盤全体の運用自動化を指向
 

チャレンジ

多彩なサービス群を支えるストレージ基盤の最新化

2018年12月、ポータルサイト「excite」を中心にインターネット情報サービスを提供するエキサイトが生まれ変わった。XTech(クロステック)グループに参画した「新生・エキサイト」は、高度な技術力を活かしながら革新的なサービスの創造に向けチャレンジを始めている。同社 テクノロジー戦略室 インフラストラクチャー部 部長の知久壮氏は次のように話す。

「エキサイトは第3の創生期を迎えています。テックドリブン経営を打ち出し、新サービス開発プロジェクトではユニークなアイデアが次々と発表され、すでに複数が事業化に向けて動き出しました。テクノロジー戦略室が担当するサービス基盤も、新サービスのリリースに向けて万全の準備を整えています」

運営開始から20周年を迎えたポータルサイト「excite」から生まれた大半の課金サービスが、エキサイトが独自に構築・運用した仮想化基盤上で稼働している。BBエキサイトやエキサイトMEC光などのインターネット回線サービスから、エキサイトモバイルをはじめとする課金を伴うサービスまで多様なワークロードを収容している。

「個性の異なる複数のサービスを安定的かつ高い品質で提供するために、2013年から仮想化基盤の見直しに取り組んできました。最も力を入れたのはストレージ環境の強化です。高い性能と耐障害性を備えた4コントローラー機を採用してサービス基盤全体の基礎体力を高めるとともに、高負荷のデータベースワークロードにフラッシュ領域を割り当てるなど様々な工夫を凝らしています」(知久氏)

サービス基盤の中核を支えているのは、「HPE 3PAR StoreServオールフラッシュ/ハイブリッドアレイ」である。エキサイトでは2013年以降段階的にHPE 3PARを増設し、2018年までに計6システムを稼働。現在、サービス系3システム、商用データベース向け1システム、開発・検証系2システムを運用している。

エキサイト株式会社 知久壮氏

エキサイト株式会社
テクノロジー戦略室
インフラストラクチャー部
部長
知久 壮 氏

 

ソリューション

稼働率99.9999%を実現するHPE 3PAR StoreServ 8400を採用

エキサイトが2018年に導入した「HPE 3PAR StoreServ 8400オールフラッシュアレイ」は、ハイエンド製品に匹敵する高いパフォーマンスと耐障害性を両立させている。HPE独自の「フルメッシュアーキテクチャー」を採用し、4つのコントローラーすべてを稼働させて高いIOPSを実現。障害発生時にはコントローラー間で瞬時にフェイルオーバーを実行し、パフォーマンス影響を最小に抑えながら3台のコントローラーが処理を継続する。本ストレージの稼働率は、実に99.9999%に達する。

「2013年に最初のHPE 3PARを導入して以来、増設したシステムを含めて極めて安定的に稼働を続けています。サービスに影響を及ぼす問題は一度も発生していません。高負荷の商用データベースの処理も大幅に高速化されました。まさに期待通りの効果です」と知久氏は話す。

HPE 3PARの4コントローラー機は、優れた性能と耐障害性を備えるだけでなく、システムメンテナンス時にも威力を発揮する。知久氏は「平日の日中に通常通りサービスを提供しながら、性能への影響なしにOSをアップグレードできるようになったことも大きい」と評価する。

「HPE 3PARの扱いやすさも想像以上でした。HPEの技術者にデータセンターへの導入と初期設定のサポートを受けて以降、運用に必要な操作は社内チーム内ですべて行っています。ボリュームの切り出しやVMへの割り当ても容易で、開発者向けの環境を提供するのに30分も要しません」(知久氏)

多数のコンシューマー向けサービスを提供するエキサイトのサービス基盤では、特定のサービスが高負荷に直面したとき、他のサービスに影響が及ぶことを防がなければならない。HPE 3PARでは、サービス単位でIOPSまたは帯域幅によるQoSを設定できるため、ノイジーネイバー問題を発生させることがない。

「サービス停止の許されない環境を、限られた技術者でいかに安定的に運用するか――この長年の懸案もHPE 3PARへの移行によってほとんど解消されました。いずれやって来る更新に際しても、HPE 3PARの『Peer Motion』を利用すれば、データベース環境も無停止で新環境へ移行できるので、これも大きな安心材料です。そして、次の目標として『インフラ運用の自動化』を見据えた更なる効率化を考え始めたタイミングで知ったのがHPE InfoSightでした」(知久氏)

エキサイトのインターネット回線サービスから課金を伴うサービスまで

AIベースの予測分析テクノロジー HPE InfoSightを積極的に活用

HPE 3PARでは、高精度の障害予兆検知が可能な「HPE InfoSight」を利用できる。このAIベースのグローバルインテリジェンスは、世界中で稼働しているHPEのシステムからセンサーデータや多様な統計データを収集し、高度な機械学習を用いた予測分析を実現。あらゆる障害予兆を自動検知して、稼働に影響を及ぼす前に保守対応を可能にする。エキサイトでは、2018年後半からHPE InfoSightの利用を開始した。

「HPE InfoSightは、これまでの予兆検知の水準を大きく超えています。ディスクなどのコンポーネントの問題は、HPE InfoSightによる検知を起点に、私たちが気づく前にHPEの保守チームが問題を把握して対応を準備するようなフローを構築できました」(知久氏)

HPE InfoSightは、問題発生の可能性を予測して通知するとともに、具体的な対処法を提示して迅速な問題解決を支援する。HPEでは、「ストレージ環境における問題の86%を自動検出して修正可能」で、これにより「オペレーションコストを最大79%削減可能」としている。クロススタック分析を利用すれば、HPE 3PARとVM間のボトルネックを特定し、パフォーマンス影響を引き起こす可能性のある原因を排除することも可能だ。

「パッチの適用やOSアップグレードを、他のソフトウェア等との整合性を確認しながら、適切なタイミングで行えるようアドバイスが示されます。現状では、この情報を起点にHPEの保守チームと更新計画の調整に着手するのですが、私たちがゴーサインさえ出せば『システムが自動的かつ安全・確実にアップデートを自動実行してくれるような世界』は、もう目の前と感じています」と知久氏は言う。

HPE InfoSightは、世界中で稼働するHPE製品の1,250兆というデータポイントから、センサー情報や稼動情報等を収集しながら学習し進化し続けている。HPEは、HPE InfoSightの適用範囲をストレージからサーバー製品、HCI製品HPE SimpliVity、コンポーザブルインフラ製品HPE Synergyへと拡大させることを表明している。

 

ベネフィット

テックドリブン経営を支える自律運用可能なサービス基盤へ

HPE 3PARを採用したエキサイトのストレージ基盤は、HPE InfoSightの活用を進めることでさらに理想的な環境に近づいていく。「ワークロードの自動最適化」も有効な機能のひとつだ。

「HPE InfoSightは、ワークロードを分析してHPE 3PARで扱うデータを最適な領域へ移動するような、自動最適化機能を備えています。この機能を利用しながらパフォーマンスとリソースの最適化を図ることで、これから次々と登場する新しいアプリケーションの要求にも柔軟に対応できるものと期待しています」(知久氏)

テックドリブン経営を掲げるエキサイトは、20-30代の若手社員を中心に新規事業の開発を加速させるとともに、既存事業のブラッシュアップも精力的に推進している。知久氏が次のように語って締めくくった。

「世の中が熱狂するサービスを創造するためには、アイデアとテクノロジーの相乗効果が不可欠です。そして、革新的なサービスを提供するシステムは、あらゆるサービス要求に柔軟に対応できるものでなければなりません。究極的にはその存在を意識させないほど、自律化された環境であるべきと考えます。HPE InfoSightは、そした理想の実現に向けて中心的な役割を果たしてくれると確信しています」

"革新的なサービスを提供するシステムは、あらゆるサービス要求に柔軟に対応できるものでなければなりません。究極的にはその存在を意識させないほど、自律化された環境であるべきと考えます。HPE InfoSightは、そした理想の実現に向けて中心的な役割を果たしてくれると確信しています"
エキサイト株式会社 テクノロジー戦略室 インフラストラクチャー部
部長 知久 壮 氏

詳しい情報
HPE 3PAR StoreServ ストレージについてはこちら
www.hpe.com/jp/3par

 

会社概要

エキサイト株式会社

所在地:東京都港区南麻布3丁目20‐1 Daiwa麻布テラス4F

URL:https://www.excite.co.jp/

エキサイト株式会社
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