小売店の拡大に合わせて迅速かつ柔軟に拡張できるシステム

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「プロジェクトは思っていた以上に順調に進み、導入が簡単なことに驚きました。さまざまなコンポーネントがすべてうまく一体化しています。」

− Burson Automotive 社ビジネスシステムマネージャー
Leon Rawlins 氏

 

 

フラッシュストレージとブレードサーバーでERPパフォーマンスを向上

Burson Automotive 社は、成長に対応するため主なIT インフラシステムを入れ替える必要がありました。そこでHP-UX とHP 3PAR StoreServ 7450フラッシュストレージ、そしてHP ブレードシステムを選択し、パフォーマンスの向上、運用コストの削減、将来の拡張に対応するスケーラビリティを実現しました。新システムを採用したことにより、複数のシステムを統合し、ディザスタリカバリ機能を強化できました。

業種

卸売業、通商


目的

既存のインフラを拡張性が高く、安定したシステムに入れ替え、ビジネスの成長に対応する。


アプローチ

アップグレードと入れ替えを比較し、アプリケーションプロバイダーと選択肢を検討。


ITの効果

  • パフォーマンスが4 倍に向上: 8 〜 9 時間かかっていた夜間のバッチ処理が2 時間に短縮。
  • 応答時間の短縮: 画面の切り替わりでユーザーが待たされることはない。
  • システムに必要なラック数を8 台から2 台に削減し、コスト節減。
  • 設置が簡単: 新システムは既存のインフラストラクチャと平行して設置や試験が可能。
  • 新しいERP 機能を使うために十分な性能とストレージ容量を提供。

ビジネスの効果

  • 当初の112 店舗から175 店舗以上をめざし、予測のつかないビジネス成長に合わせてシステムを拡張。
  • TCO ( 総所有コスト) を抑えて15 ヶ月で費用を回収。
  • システム価格に含まれるサポートで、運用コストを削減。
 

課題

予測のつかない成長

Burson Automotive社はオーストラリアの自動車や軽トラックの走行を支える存在で、自動車部品やアクセサリ、整備工場の装置などを120ヶ所以上の店舗と500台以上の配送車で供給しています。

1971年の創業以来、Burson社は順調に事業を拡大してきましたが、最近では成長がさらに加速し、それに応じてITシステムを拡張する必要が出てきました。

「それまでもHPのサーバーとストレージを使っていましたが、ビジネスの成長に合わせてインフラストラクチャをアップグレードするか入れ替えなくてはならない時が来ました。」とBurson Automotive社のビジネスシステムマネージャーであるLeon Rawlins氏は述べています。

このときBurson社は112店舗を所有していましたが、買収や有機的成長により5年以内に175店舗に増やす計画でした。Rawlins氏は次のようにも述べています。「それを達成するために変えるべき点を考えてみると、CPUのアップグレードやストレージディスクの追加購入か、全部を入れ替えることが必要であり、その両方を検討したのです。」

 

ソリューション

実績のあるHP-UXの安定性

Rawlins氏はHPと相談して選択肢を検討し、Burson社が使用するメインアプリケーション (Progressデータベースで動作するMomentumPro Enterprise Resource Planning (ERP) システム) のプロバイダーとも相談しました。

「アプリケーションプロバイダーのバージョンはWindowsR上で動作するものでしたが、当社ではUNIX (特にHPのHP-UX) の実績ある安定性を望んでいました。MomentumProはビジネスクリティカルなシステムで、当社のすべての在庫管理や財務のためのシステム上で稼働しています。」

「他のUNIXプラットフォームベースのシステムも検討しましたが、まったく新しいオペレーティングシステムを導入することになり、別のリスクを伴います。プロジェクトに丸1年かけられれば他のUNIXバージョンを検討したかもしれませんが、ビジネスの急速な拡張で時間が限られていました。そのため、移行が簡単なHP-UXを引き続き採用したのです。」

Rawlins氏は次のように述べています。「HP-UXに決定すると、ブレードやストレージ、シャーシなどもHPからの購入を検討しました。ブレードシステムには、ERPの拡張に対応すると同時に、Windows環境や他のサーバーを新しいインフラストラクチャに統合できるというメリットがありました。」

Rawlins氏はHP BladeSystem c7000エンクロージャー搭載のインフラストラクチャを、またHP-UX 11i v3を搭載するHP Integrity BL870c i4サーバーブレードを選びました。ストレージには、480GBソリッドステートディスク (SSD) を32個持つHP 3PAR StoreServ 7450ストレージを選びました。システムには、HP FlexFabricインターコネクトが含まれています。

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短期間で費用回収

「もしアップグレードしていたら、次のアップグレードまでおそらく1年しかなかったでしょう」とRawlins氏は述べています。「また、アップグレードではメンテナンス費用が毎年上がりますが、入れ替えたシステムにはサポートが含まれていたため、運用コストの面でも有利です。比較してみると、入れ替えはアップグレードより低コストで、ハードウェアの費用は15ヶ月で回収できます。」

「システムを入れ替えることにより、現行の業務に差し障ることなくすべてを構築し、設定して稼働させることができました。もしアップグレードをしていたら、特に問題がなくても深刻なダウンタイムがあったのではないでしょうか。入れ替えを選んだことで、すべてを平行して構築でき、全体的なテストをしてすべて順調に動作することを確認できました。」

HPテクノロジーサービスがBurson社のインフラストラクチャおよびオペレーションマネージャーであるNick Dawson氏と新システムを設計し、すべての点を検討しました。Rawlins氏は次のように述べています。「実装は非常にうまくいき、HPの技術サポートは最高でした。すべて期限通りかそれより早く準備が整い、スムーズに進みました。」

Rawlins氏は次のようにも述べています。「新システムを構築し、運用システムのロード、ディスクの装填、データベースのリストアをして、安心できるまでテストを実施できました。それからユーザーをシステムから切り離し、午後6時に移行を開始しましたが、その夜11時までにはすべてが完了し稼働していました。」

 

メリット

パフォーマンスが4倍

Rawlins氏によれば、新システムの最大のメリットは優れたパフォーマンスですが、評価するのはシステムのソリッドステートストレージだけではありません。「3PARストレージのオールフラッシュシステムは高価でしたが、パフォーマンス上のメリットを考えるとそれだけの価値があります」と述べています。

Burson社では夜間もバッチジョブを実行して店舗からの注文処理や、注文をとりまとめて倉庫管理システム (WMS) に必要なピッキングリストの作成などを実施しています。以前はこれに最大4〜5時間かかっていましたが、新しいシステムおよびディスクのI/Oではこれらの時間が75%も短縮されました。

Rawlins氏は次のように述べています。「処理を高速化しなくてはならないことはわかっていました。西オーストラリアに進出すれば、時差があるので夜間作業を3時間減らす必要がありました。つまり、同じ作業を短時間でこなさなければなりませんでした。」

Burson社は現在121店舗に拡大しており、これについてRawlins氏は次のように述べています。「旧システムではもう対応できなくなっていたでしょう。CPUの99%近くを使っていたはずです。しかし現在はCPUの15%で済んでおり、実に大きな変化です。50%の向上でも満足したと思いますが、80%近くも向上できたのです。」

現在のアプリケーション層を基に考えれば、この速度向上は、Burson社には計画の175店舗を超える大きな成長の余地があることを示しています。HPサーバーも必要に応じて性能を2倍にアップグレードできます。Rawlins氏は次のように述べています。「店舗の拡大に重点を置きながらも、ERPアプリケーションに機能を追加することも検討しています。以前はハードウェアの性能が足かせとなっていましたが、新システムになりモジュールを増やすことができます。」

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統合によるコスト削減

メインのERPシステムに加え、Burson社では、新しいインフラストラクチャを使ってファイルサーバーやプリントサーバー、Exchangeサーバーなど他のシステムを統合し始めています。ラックベースのサーバーシステムからブレードシステムに移行することで、インフラストラクチャをキャビネット8台からたった2台に縮小できます。

Rawlins氏は次のようにも述べています。「HPの重複排除機能も節約になるでしょう。ブレード上のHyper-V仮想マシンに、既存の外部サーバーを移行するために購入するディスク数を少なくできます。」

「旧システムではストレージ容量をいっぱいに使っていましたが、3PARを使う今では、Exchangeをインフラストラクチャに移行した後でも約70%に収まるでしょう。しかもそれにはまだ、重複排除のメリットを含めていないのです。」

「比較してみると、入れ替えはアップグレードより低コストで、15ヶ月で費用回収できます。」
− Burson Automotive社ビジネスシステムマネージャー、Leon Rawlins氏

現行のシステムにはストレージのコントローラーノードが2つありますが、Burson社では将来的に、必要に応じてこれを4ノードに拡張しようと考えています。Rawlins氏は次のように述べています。「これは熟考の末の選択でした。システムに成長の柔軟性を持たせながらも、半年や1年も使わないようなハードウェアを現時点で購入したくなかったのです。」

Burson社がインフラストラクチャを入れ替えたもう1つの理由は、ディザスタリカバリ (DR) の強化です。以前DRサイトにフェイルオーバーしたとき、Burson社はユーザー数を50%にまで減らしてしまいました。今は、以前の本番稼働システムをDR用に使い、Burson社がDRサイトにフェイルオーバーする必要が生じたときは、約90%の容量で稼働できるようになっています。

予想を上回る結果

Rawlins氏は述べています。「プロジェクトは思っていた以上に順調に進み、導入が簡単なことに驚きました。さまざまなコンポーネントがすべてうまく一体化しています。総合的に見て、当社にとって最大のメリットは、性能、実装が簡単なこと、およびコストがかからないことでした。」

最後にRawlins氏は次のように述べました。「HPでこれだけうまくいったので、他の分野でもHPと協力することを検討しています。すでにHPのシンクライアントを一部の店舗に導入しているところです。」

 

会社概要

Burson Automotive 社

URL:http://www.burson.com.au/ 

Burson Automotive

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本件でご紹介の日本ヒューレット・パッカード製品・サービス・ソリューション

導入ハードウェア

  • HP BladeSystem c7000エンクロージャー
  • FlexFabricインターコネクト(1Gb銅ポート4個、8Gb SAN SFPポート4個)
  • HP Integrity BL870c i4サーバーブレード(9540 CPU 4個、512GB RAM)
  • HP 3PAR StoreServ 7450ストレージシステム

導入ソフトウェア

  • HP-UX 11iV3

アプリケーション

MomentumPro ERPシステム
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