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内部統制の構成要素であるIT全般統制。J-SOXにおいてもその対策は非常に重要です。そして、IT全般統制では、アクセス管理を適切に実施し、システムが正しく運用されている正当性を証明する必要があります。
IT全般統制における、特にアクセス管理に関連するリスクは、監査リスク、管理リスク、業務遂行リスクの三つに分けられます。これらに対するリスクを最小化するためには、それぞれのIT施策が必要です。
- 管理リスク
- 幽霊IDの存在による情報漏えい
- 過大なアクセス権付与による業務不正
- 証跡管理のための業務負荷および管理コストの増加
- 業務遂行リスク
- オペレーションミスによる情報漏えい
- 利用システムログインが分散していることによる業務負荷及び業務コスト増加
- 監査リスク
- 監査不備による統制違反
- 監査対象のシステムが分散していることでの監査業務負荷及び監査コスト増大
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