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本レポートでは、IceWall SSOとMotionBoardを連携させる方法についてご紹介いたします。
本記事は以下の製品とバージョンの使用を前提としています。
認証認可システム: IceWall SSO 10.0
認証認可の対象システム: MotionBoard Ver.5.5
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MotionBoard は、企業をとりまくさまざまなデータを価値ある情報に変える、表現力と分析力を兼ね備えた情報活用ダッシュボード(国産BIツール)です。専門知識を必要としない直感的に使える操作性と、現場の様々な要求に対応可能な柔軟性のある表現力、タブレットでいつでもどこでも情報を入手できるなど、現場部門でのデータ分析・活用を強力に支援します。
現場が持っている経験や勘に、BI(ビジネス インテリジェンス)による“データ力”をプラスし、的確かつ迅速な意思決定と、次のアクションへのスピードを加速させます。
MotionBoardの詳細は以下URLからご確認ください。
≫ ウイングアーク1st MotionBoard詳細サイト
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以下に本ソリューションを実現する連携イメージと各構成要素についての役割を記述します。
項番 |
要素名 |
役割 |
1 |
Windows PC |
IceWall SSOを経由してMotionBoardを利用する。 |
2 |
IceWall SSO (IceWallサーバーおよび認証サーバー) |
IceWall SSOが導入されたシステム。IceWall SSOを通じてMotionBoardへの自動ログインを実現する。 |
3 |
認証DBサーバー |
シングルサインオンを行うユーザー情報が格納されたDB。 |
4 |
MotionBoard |
認証連携されたMotionBoard。データソースのデータを利用したBIを実現する。 |
5 |
データソース群 |
MotionBoardが利用するデータを持つ。 |
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MotionBoardへの認証にヘッダー認証を使用して連携します。
あらかじめIceWall SSOの認証DBと、MotionBoardのユーザーが同一になるようにします。
そのため、実運用を考えた場合、MotionBoardでの認証も共通の認証DBを利用するとユーザー登録の手間が省けます。
MotionBoardの設定は[シングルサインオン]画面にてHTTPヘッダーのヘッダーキーをIceWall SSOの設定値と合わせるだけで完了します。
※設定後にMotionBoardサービスの再起動が必要です。
連携設定後は、IceWall SSOを経由して認証連携されます。
リクエストURL例)
http://IceWallSSO/fw/dfw/MB/motionboard
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検証環境で利用した製品のバージョンを記載します。
項番 |
要素名 |
導入製品とバージョン |
1 |
Webブラウザ |
Internet Explorer 11(64bit)、Mozilla Firefox 39.0、 Google Chrome 44.0.2403.125 m(64bit) |
2 |
IceWall SSOサーバー |
IceWall SSO 10.0(Standard Edition) |
3 |
認証DBサーバー |
Microsoft Active Directory(Microsoft Windows Server 2012 R2) |
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以下の項目について動作することを確認しました。
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IceWall SSOを利用して、MotionBoardのログイン画面が表示されず、自動的にログインすること(シングルサインオン)
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IceWall SSOを経由して、MotionBoardのコンテンツ変換が正しく行われ、MotionBoardの基本機能が利用できること
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本連携により、IceWall SSOのバックエンドWebサーバーとしてMotionBoardを接続させることが可能となります。
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他のバックエンドWebサーバーと同様、シングルサインオン、アクセスコントロールなどの機能がIceWall SSOにより提供されます。(ユーザーの利便性向上、セキュリティ強化)
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インターネット経由でMotionBoardを利用して、様々なデータを確認したい場合など、IceWall SSOを経由させることでよりセキュリティを高める、といったことが可能です。
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認証DBを共通とすることで、運用負荷の少ないシステムを構築することが可能です。
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Dr.SumEA DatalizerもIceWall SSOと連携することで透過的なMotionBoard - Dr.SumEA Datalizer連携が可能です。
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MotionBoardとの連携にての前提条件を記します。
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MotionBoard Client、MotionBoard Agent、MotionBoard Bridgeクライアントからは直接MotionBoardに接続する必要があります。
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MotionBoardからのログオフやセッションタイムアウトにて、MotionBoardのログイン画面を表示しないようにIceWall SSOサーバーにて「./login」のURLリクエストはIceWall SSOのURLにリライトしてください。
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IceWall SSO経由で透過的にMotionBoardとDr.SumEA Datalizer連携する場合、Dr.SumEA DatalizerでもIceWall SSO連携の設定が必要です。
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今回の検証では、国産BIツールとして日本国内で多くのシェアを持つMotionBoardと連携しました。
新規でのBIの導入、既存MotionBoardとの連携など、是非ご検討ください。
お問い合わせ
ウイングアーク1st株式会社
http://www.wingarc.com/ 
お電話でのお問合せ: |
03-5962-7300 |
受付時間 月〜金(祝祭日除く) |
※ IceWall Federation の設定方法やIceWall SSOについてのお問い合わせはこちらをご覧ください
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2015.9.16 |
新規掲載 |
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執筆者 |
ウイングアーク1st株式会社 開発本部 品質統括部 第4品質保証グループ 中田晃一
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