IceWallは、Webアプリケーションであれば(HTTP/HTTPSプロトコルで通信できれば)、SSO対象として接続することができるという強みを持った製品です。従って、WindowsアプリケーションであってもWebアプリケーション化されていれば、難なくIceWallのSSO対象として統合することができます。
・MetaFrame Web Interfaceソリューション
通常、Microsoft社が配布しているクライアントプログラムはWindows 95以降のOSとTCP/IPプロトコルにしか対応していませんが、*Citrix
MetaFrameとMetaFrame Web Interface(旧NFuse)を使用すると、MetaFrame上に構築されたWindowsアプリケーションのWeb化が可能になり、WebブラウザからWindowsアプリケーションをフル機能で利用することができるようになります。
今回はこの*Citrix MetaFrame Web Interfaceを使用し、IceWallのSSO対象として接続した例をご紹介してまいります。
*Citrix MetaFrameとは(詳しくはこちらをご覧下さい)
Citrix社が開発した、Windows 2000 Serverなどのサーバ系Windowsが備えるターミナルサービスを利用するためのクライアントプログラムです。
Microsoft社が配布しているクライアントプログラムはWindows 95以降のOSとTCP/IPプロトコルにしか対応していませんでしたが、MetaFrameサーバ経由でWindows
Serverのアプリケーションを呼び出すことによって、OSはWindows 3.1以降、MS-DOS、Mac OS、Java、Solaris/SunOS、Linuxなどにも対応。MetaFrame
Web Interfaceを使用することによってHTTPプロトコルでの通信が可能になるなど非常に幅広い環境での使用が可能になります。
下図をご覧下さい。
- エンドユーザがMetaFrameに接続する際には、まずWeb Interfaceサーバへ httpアクセスを行い認証を受けます。
- 認証がOKの場合、ICA接続用の設定ファイルをダウンロードします。
- エンドユーザはダウンロードしたICA設定ファイルを利用し、MetaFrameへICAプロトコルにより接続します。
※ICAプロトコル(Independent Computer Architectureプロトコル)=MS Windows用の多目的プレゼンテーション・サービス・プロトコル
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