2011年11月8日
Webシングルサインオン製品「HP IceWall SSO」の Windows版を販売開始
- サイト間認証連携製品「HP IceWall Federation」もWindows Azureに対応、 Windows環境における認証基盤の導入・構築を支援 -
日本ヒューレット・パッカード株式会社は、本日、Webシングルサインオン ソフトウェア(以下、SSOソフトウェア)製品「HP IceWall SSO 10.0」に、新たに「HP IceWall SSO 10.0 Windows版」を追加することを発表します。さらに、サイト間認証連携製品「HP IceWall Federation 3.0」についても、新たに日本マイクロソフト社のクラウドプラットフォーム「Windows Azure」との認証連携に対応しました。
これにより、Windowsを標準プラットフォームとして採用しているお客様に向け、Windows環境における認証基盤の導入・構築のさらなる容易性を提供し、また外部サイトとの認証連携までをトータルで支援することで、ROIの最適化に貢献します。
仮想化の導入やクラウドサービスの利用拡大にともない、ITシステムが複雑化する中で、企業では、さらなる運用効率化やコスト削減、セキュリティ強化が課題となっています。日本ヒューレット・パッカードでは、こうした課題に対し、利便性の高い快適なセキュリティ環境を実現するSSOソフトウェア製品「HP IceWall SSO」を提供し、直近では、国内Webシングルサインオンソリューション市場で6年連続No.1のシェアを保持しています(*1)。
これまで、「HP IceWall SSO」のラインナップとしては、HP-UX版とLinux版を提供してきており、「HP IceWall SSO」は、シングルサインオンによって、一度の認証で複数のWebアプリケーションへのログインを可能とし、さらにセキュリティと「アクセスコントロールの4A」(認証・認可・管理・監査証跡)の統合を実現してきました。また、2010年8月に販売を開始した最新バージョン「HP IceWall SSO 10.0」からは仮想化環境やクラウドへの柔軟な対応、および2020年3月までのサポートプランの提供により、最先端かつ長期安定利用が可能なシングルサインオン環境の構築を支援しています。
このたびWindowsプラットフォームを活用するお客様からの認証基盤構築ニーズの高まりを受け、Windows版を追加するとともに、パブリッククラウドやプライベートクラウド環境との認証連携を行うためのサイト間認証連携製品「HP IceWall Federation 3.0」についても、新たに「Windows Azure」との認証連携に対応しました。「HP IceWall SSO 10.0 Windows版」と「HP IceWall Federation 3.0」の組み合わせにより、主にWindowsプラットフォームでITシステムを運用しているお客様(ヘテロジニアス環境も含む)に対し、スムーズな認証基盤の導入・構築、さらにはパブリッククラウドとの認証連携までを含めたトータルでのROI最適化をサポートします。
また、IDC Japanの調査によると、Windowsサーバーは、Linuxサーバーの約3倍の市場規模(出荷台数ベース)を占めるとされており(*2)、日本ヒューレット・パッカードでは、「HP IceWall SSO 10.0 Windows版」の投入を機に、認証基盤市場のさらなる裾野拡大を推進していきます。
なお、「HP IceWall SSO 10.0 Windows版」のリリースと同時に、「Windows Azure連携対応 Windowsプラットフォーム認証基盤導入応援キャンペーン」を実施します。このキャンペーンでは、「HP IceWall SSO 10.0 Windows版」をご購入されるお客様を対象に、「HP IceWall Federation 3.0」のメディア(モジュール)およびSingle Connection License 1ライセンス(1サイト接続分)を98% offにてご提供します。キャンペーン期間は、2011年11月8日〜2012年4月27日まで。
<今回の発表製品>
製品名 |
価格 |
販売開始日 |
HP IceWall SSO 10.0 Windows版 |
1,575,000円(税抜1,500,000円)〜 |
11月8日 |
HP IceWall Federation 3.0 |
1,260,000円(税抜1,200,000円)〜 |
11月8日 |
<「HP IceWall SSO 10.0 Windows版」の特長>
最新のシングルサインオン製品「HP IceWall SSO 10.0」の基本機能はそのままに、Windowsプラットフォームに対応しました。Windowsを標準プラットフォームとして採用している企業においては、認証基盤の導入および構築が容易になります。主な特長は以下の通り。
- 一度の認証で複数のWebアプリケーションへのログインを可能とし、さらにセキュリティと「アクセスコントロールの4A」(認証・認可・管理・監査証跡)の統合を実現します。エージェントレスで、OSやWebアプリケーションに制限の少ないリバースプロキシ方式を主体としたWebシングルサインオン製品です。
- 認証データベースとしてSQL Server 2008 R2をサポート。将来的にActive Directoryもサポートの予定です。
- 認証サーバーの複数化による処理性能の向上、認証サーバーダウン時の認可処理継続、仮想化環境での動作検証などによって、仮想化環境における可用性向上やクラウドサービス導入による認証対象の範囲拡大に柔軟に対応します。
- 日本国内に開発拠点を置いているため、機能・サポートの両面においてきめ細やかな対応が可能です。また、2020年3月までのサポートプランの提供により、長期にわたり安心して使用することができます。
<「HP IceWall Federation 3.0」の特長>
パブリッククラウドやプライベートクラウド、および他社サイトに、ユーザーID・パスワードの入力なしにログインを行うためのサイト間認証連携製品です。今回、パブリッククラウドとしては、従来のGoogle AppsやSalesforceに加え、新たにWindows Azureとの認証連携に対応しました。このほか、プライベートクラウドの認証においては、Active Directory フェデレーション サービス 2.0(ADFS 2.0)、HP IceWall Federation Agent、OpenAMのFedlet、ShibbolethのSP(Service Provider)に加え、新たにASP.NETやSharePoint 2010にも対応しました。
■「HP IceWall SSO 10.0 Windows版」およびキャンペーンに関する詳細情報は以下のURLを参照ください。
http://www.hpe.com/jp/IWWin_PR12
■日本ヒューレット・パッカードプレスルーム
http://www.hpe.com/jp/newsroom
(*1)出典:ミック経済研究所 「個人認証・アクセス管理型セキュリティソリューション市場の現状と将来展望 2011」
(*2)出典:IDC Worldwide Quarterly Server Tracker - 2011 Q2 - August 26, 2011
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