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OpenVMS マニュアル


 

OpenVMSマニュアル
ライブラリ

タイトルページ
目次
まえがき
第1章:インストールに関する注意事項
第2章:関連製品に関する注意事項
第3章:一般ユーザ向けの注意事項
第4章:システム管理に関する注意事項
第5章:プログラミングに関する注意事項
第6章:ハードウェアに関する注意事項
付録A:インターロックされたメモリ命令の使用
索引
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HP OpenVMS
V8.4 リリース・ノート【翻訳版】


目次 索引

第 1 章
OpenVMS ソフトウェアのインストールおよびアップグレードに関する注意事項

この章では,OpenVMS Version 8.4 のインストールやアップグレードに必要な情報について説明します。 Alpha および Integrity サーバのユーザに共通のトピックを最初に説明し,その後の節で,特定のプラットフォームのユーザ向けに説明します。

OpenVMS Version 8.4 のインストールまたはアップグレードの際には次のマニュアルをすべてお読みください。

  • 『HP OpenVMS V8.4 リリース・ノート[翻訳版]』 (本書)

  • 『HP OpenVMS V8.4 新機能説明書』

  • 『HP OpenVMS V8.4 インストレーション・ガイド[翻訳版]』

ハードウェアに関する注意事項については 第 6 章 ,関連製品については 第 2 章 を参照してください。

  注意
日本語 OpenVMS のインストールに関しては,以下のドキュメントを参照してください。

  • 『日本語 OpenVMS V8.4 リリース・ノート』

  • 『日本語 OpenVMS V8.4 インストレーション・ガイド』



弊社では,OpenVMS オペレーティング・システム・ソフトウェアの最新版と,直前のバージョンの製品について,ソフトウェアのテクニカル・サポートを行います。各バージョンは,リリース日より 24 カ月間,または次の次のバージョンがリリースされるまでの期間 (いずれか長い方),サポートされます。「バージョン」は,新しい機能と拡張を含むリリースと定義されます。サポート方針としては,パッチ・キットやメンテナンス専用のリリースは,この「バージョン」の定義に当てはまりません。

これらのガイドラインに基づいて,OpenVMS のバージョンごとに, OpenVMS オペレーティング・システム・ソフトウェアの,現行バージョン・レベルのサポート (標準サポート (SS)) と旧バージョンのサポート (PVS) が行われます。 OpenVMS Integrity, OpenVMS Alpha および OpenVMS VAX の最近のバージョンに対する現在のサポート・レベルは,次の Web ページから入手してください。

http://h41379.www4.hpe.com/openvms/openvms_supportchart.html

オペレーティング・システムのサポート方針は,すべての OpenVMS メジャー・リリース,新機能リリース,および拡張リリースに適用されます。各リリースの定義は,次のとおりです。

  • メジャー・リリースには,根本的な新機能が含まれます。バージョン番号の整数部分に,次に大きい数字が使用されます (例: 7.3-2 から 8.2 へ)。
    アプリケーションへの影響: OpenVMS の内部インタフェースが変更されています。大半のアプリケーションではバイナリ互換性が維持されますが,独立系ソフトウェア・ベンダ (ISV) は,新しいバージョンでテストを行い,場合によっては新しいアプリケーション・キットをリリースする必要があります。アプリケーション・パートナは,オペレーティング・システムの新しい機能を活用するために,新しいアプリケーション・キットをリリースすることもできます。

  • 新機能リリースには,新機能,拡張機能,およびメンテナンス上の更新が含まれます。バージョン番号の小数第 1 位に,次に大きい数字が使用されます (例: 8.2 から 8.3 へ)。
    アプリケーションへの影響: このリリースでは,公開されたアプリケーション・プログラミング・インタフェース (API) は廃止されません。ただし,重要な新機能の追加や性能の向上により, OpenVMS の内部インタフェースが変更されていることがあります。マニュアルに記載されている API を使用するアプリケーションのほとんど (95%) については,新しいアプリケーション・キットは不要です。デバイス・ドライバとカーネル・レベルのアプリケーション (標準で規定されていない API または説明されていない APIを使用するアプリケーション) については,適合性テストが必要になることがあります。

  • 拡張リリースには,既存の機能に対する拡張機能やメンテナンス上の更新が含まれます。バージョン番号のダッシュ (-) 以降に,次に大きい数字が使用されます (例: 8.2-1)。
    アプリケーションへの影響: このリリースには,新しいハードウェア・サポート,ソフトウェアの拡張機能,およびメンテナンス上の更新が含まれていますが,この変更は公開された API を使用するアプリケーションに影響を及ぼしません。 ISV では新しいリリースをテストしたり,新しいアプリケーション・キットを作成したりする必要はありせん。

  • ハードウェア・リリースは,特定のハードウェア・サポートを含む次のリリースが出されてから 12 カ月間,現行バージョン・レベルでサポートされます。ハードウェア・リリースは,新しいハードウェアを購入いただいた場合にのみ送付されます。サービス契約だけの場合は,ご利用いただけません。

OpenVMS の次の主な製品は,同時に出荷されたオペレーティング・システムのバージョンと同じ期間だけ同じレベル (標準サポートまたは旧バージョンのサポート) でサポートされます。

  • HP DECnet (フェーズ IV)

  • HP DECnet-Plus for OpenVMS

  • HP OpenVMS Cluster Client Software

  • HP OpenVMS Cluster Software for OpenVMS

  • HP RMS Journaling for OpenVMS

  • HP TCP/IP Services for OpenVMS

  • HP Volume Shadowing for OpenVMS

  • HP DECram for OpenVMS

これらの製品のサポート・サービスを依頼するには,個別のサポート契約が必要です。オペレーティング・システムのサポート契約には含まれていません。

1.2 アプリケーションの互換性

OpenVMS では,公開された API は,どのリリースでも一貫してサポートされます。通常,公開された API を使用するアプリケーションであれば, OpenVMS の新しいリリースをサポートするために変更が必要になることはありません。廃止された API は,マニュアルから削除されますが,OpenVMS では引き続きAPIとして使用できます。

1.3 修正キットの入手方法

弊社製品の修正キットは, HP IT リソース・センタ (ITRC) からオンラインで入手できます。 ITRC パッチ・ダウンロード・サイトを使用するには,ユーザ登録とログインが必要です。すぺてのユーザが登録可能で,サービス契約は不要です。次の URL で,登録とログインができます。

http://www2.itrc.hp.com/service/patch/mainPage.do

また,FTP を使用して,次の場所からパッチを入手することもできます。

ftp://ftp.itrc.hp.com/openvms_patches 



1.4 Intel Itanium 9300 ベース・サーバのサポートに関する情報

V8.4

新しい Integrity サーバは今後提供される予定のアップデート・キットによってサポートが可能になりますが, OpenVMS Version 8.4 にはこれを可能にするための機能が含まれています。

1.5 HP DECprint Supervisor のインストールに関する制限事項

V8.4

HP DECprint Supervisor (DCPS) のインストールの際,現在のディレクトリが CD あるいは DVD メディア上のディレクトリになっていると,次のようなエラー・メッセージでインストールが失敗します。

%DCL-W-INVRANGE, field specification is out of bounds - check sign and size 
%SYSTEM-F-IVLOGNAM, invalid logical name 

この問題を回避するたくめに,作業ディレクトリをシステム・ディスクに設定してからキットをインストールしてください。

$ SET DEF SYS$SYSTEM 
$ PROD INST /SOURCE=VM141$DKA1:[000000.DCPS_I64027.KIT] * 

この問題は,HP DECprint Supervisor (DCPS) の将来のリリースで修正される予定です。

1.6 ネットワーク・オプション

V8.4

OpenVMS では,使用するネットワーク・プロトコルを柔軟に選択できます。 DECnet が必要な場合も,TCP/IP が必要な場合も, OpenVMS ではネットワークにとって最適なプロトコルあるいは複数のプロトコルの組み合わせを選択できます。 OpenVMS では,弊社のネットワーク製品と他社製ネットワーク製品のどちらも使用できます。

OpenVMS Version 8.4 のインストール時に,サポートされている次の HP ネットワーク・ソフトウェアをインストールすることができます。

  • HP DECnet-Plus Version 8.4 for OpenVMS または HP DECnet フェーズ IV Version 8.4 for OpenVMS (2 つの DECnet 製品を同時に実行することはできません)
    DECnet-Plus には,DECnet フェーズ IV 製品のすべての機能に加えて, TCP/IP または OSI プロトコルを介して DECnet を実行する機能も含まれています。

インストールの後で HP ネットワーキング・ソフトウェアを構成したり管理したりする方法については,TCP/IP,DECnet-Plus,または DECnet の各マニュアルを参照してください。これらのマニュアルは OpenVMS のドキュメント Web サイトで参照することができます。

OpenVMS Version 8.4 へアップグレードした場合は, TCP/IP Services for OpenVMS Version 5.7 を使用する必要があります。

1.7 古いバージョンの OpenVMS と互換性のないディスク

V8.3

OpenVMS のインストール・プロシージャは,ターゲット・ディスクをボリューム拡張付き (INITIALIZE/LIMIT) で初期化します。これにより, Version 7.2 よりも前の OpenVMS とのディスク互換性がなくなります。多くの場合,特に問題は発生しません。ただし,この新しいディスクを Version 7.2 よりも前の OpenVMS にマウントする場合は,そのバージョンのオペレーティング・システムと互換性を持つように設定しなければなりません。設定手順の詳細は,『HP OpenVMS V8.3 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。

これらの手順を実行すると,新しいシステム・ディスクの最小割り当てサイズ (/CLUSTER_SIZE で定義) は,以前より大きくなることがあります。その結果,小さなファイルが必要以上のスペースを専有するようになります。そのため,この手順は, Version 7.2 より前の OpenVMS にマウントしなければならないシステム・ディスクに対してのみ実行してください。

  注意
ODS-5 ディスクも,Version 7.2 より前の OpenVMS とは互換性がありません。



V8.4

次の表に,HP OpenVMS 8.4 オペレーティング・システムでサポートされている DECwindows Motif のバージョンを示します。

表 1-1 サポートされている DECwindows Motif のバージョン
OpenVMS のバージョン DECwindows Motif のバージョン
OpenVMS Integrity V8.4 DECwindows Motif for OpenVMS Integrity V1.7
OpenVMS Alpha V8.4 DECwindows Motif for OpenVMS Alpha V1.7

DECwindows Motif ソフトウェアは,特定のバージョンの OpenVMS サーバおよびデバイス・ドライバのイメージを必要とします。 表 1-1 に示すように,オペレーティング・システム環境に適したバージョンの DECwindows Motif をインストールまたはアップグレードするようにしてください。

以前のバージョンの DECwindows Motif のサポート情報については,『日本語 HP DECwindows Motif for OpenVMS リリース・ノート』を参照してください。

DECwindows Motif ソフトウェアのインストールについての詳細は,『日本語 HP DECwindows Motif for OpenVMS インストレーション・ガイド』を参照してください。

1.9 アップグレード・パス

V8.4

OpenVMS Version 8.4 へ直接アップグレード可能なアップグレード・パスは以下のとおりです。

OpenVMS Alpha の場合:

Version 7.3-2 から V8.4 へ
Version 8.2 から V8.4 へ
Version 8.3 から V8.4 へ

OpenVMS Integrity の場合:

Version 8.2-1 から V8.4 へ
Version 8.3 から V8.4 へ
Version 8.3-1H1 から V8.4 へ

現在,OpenVMS Alpha Version 6.2x 〜 7.3 を実行している場合は,まず Version 7.3-2 にアップグレードした後, Version 8.4 にアップグレードする必要があります。 OpenVMS オペレーティング・システムのサポートの詳細については,次の Web サイトの表を参照してください。

http://h41379.www4.hpe.com/openvms/openvms_supportchart.html

これ以外のサポートされていないバージョンの OpenVMS を実行している場合は,以前のバージョンのドキュメントに記載されているアップグレード・パスに沿って,複数回のアップグレード作業を行わなければなりません。

クラスタの同時アップグレード

クラスタを一度にアップグレードする場合には,クラスタ全体をシャットダウンして,各システム・ディスクをアップグレードする必要があります。各コンピュータでアップグレードおよびリブートが完了するまでクラスタを使用することはできません。各コンピュータがリブートされると,それぞれのコンピュータではアップグレードされた新しいオペレーティング・システムが実行されます。

クラスタのローリング・アップグレード

クラスタのローリング・アップグレードを実行する場合は,各システム・ディスクを個別にアップグレードします。この場合,新旧バージョンのオペレーティング・システムを同じクラスタ内で同時に実行できます (混成バージョン・クラスタ)。ただし,この場合システム・ディスクが複数必要になります。アップグレード中でないメンバ・システムは使用可能です。

OpenVMS Alpha Version 8.4 を含む混成バージョン・クラスタでサポートされる OpenVMS Alpha と OpenVMS VAX のバージョンは,次のとおりです。

Version 7.3-2 (Alpha)
Version 7.3 (VAX)

クラスタ環境でアップグレードを行う場合,ローリング・アップグレードは OpenVMS Alpha オペレーティング・システム Version 7.3-2 からのアップグレードをサポートします。クラスタ内にこの他のバージョンが存在する場合は,それらのシステムがサポートされているバージョンにアップグレードされるまで,ローリング・アップグレードは実行できません。

これらのバージョンとの混成クラスタをサポートするには, 1 つあるいは複数の修正キットをインストールする必要があります。詳細は, 第 4.37.1 項 を参照してください。

  注意
現在 1 つのクラスタでは,アーキテクチャにかかわらず,一度に 2 つのバージョンの OpenVMS の実行のみがサポートされています。 1 つの OpenVMS Cluster 内でサポートされるアーキテクチャは,2 つまでです。保証サポートが提供されるのは, OpenVMS Integrity Version 8.4 との組み合わせです。詳細は,『HP OpenVMS V8.4 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。

OpenVMS オペレーティング・システムで保証サポートが提供される組み合わせ,移行サポートが提供される組み合わせ,あるいは OpenVMS Alpha Version 8.4 のインストール/アップグレード手順, OpenVMS Integrity Version 8.4 のインストール手順などの詳細は,『HP OpenVMS V8.4 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。

1.10 OpenVMS Integrity ユーザ向けの注意事項

以下の注意事項は,OpenVMS Integrity システムに適用されます。

1.10.1 ストレージ・コントローラ

V8.3

rx7620 サーバ,rx8620 サーバ,HP Integrity Superdome サーバなどの HP Integrity サーバに対しては, HP sx1000 チップセットで CPU,メモリ,および I/O サブシステムを提供します。 sx1000 チップセット・アーキテクチャでは,セル・コントローラが 4 個の CPU チップと結合されて,コンピューティング・セルを構成しています。セル・コントローラ・チップは, I/O デバイスやオフ・セル・メモリへのパスも提供します。

これらのサーバでは,さまざまな数の sx1000 チップセット・セルを提供します。 rx7620 は最大 2 セル (8 CPU),rx8620 は最大 4 セル (16 CPU),また Superdome は最大 16 セル (64 CPU) を提供します。

OpenVMS Integrity Version 8.3 には,2 つの主要なストレージ・インターコネクトがあります。

  • SCSI ストレージ・タイプは,直接接続の外部ストレージ A7173A U320 SCSI アダプタの他,特定の Integrity Server のコア I/O に使用される U320 です。外部の SCSI ストレージとの接続については,ストレージ・シェルフとして DS2100 と MSA30 をサポートしています。

  • 外部の Fibre Channel ストレージとの接続には, dual-port 2GB Fibre Channel Universal PCI-X アダプタ (A6826A) を使用します。このアダプタは, OpenVMS がサポートしている SAN ベースの Fibre Channel ストレージのいずれとも接続できます。

SAS ベースのストレージは,OpenVMS Integrity Version 8.3-1H1 以降でサポートされています。

制限事項

以前のバージョンの OpenVMS をご使用の場合は,下記の重要な考慮事項にご注意ください。

  • U160 アダプタ (A6829A) は,OpenVMS Integrity Version 8.3 以降では公式にはサポートしていません。また,2005年にこのアダプタのサポート期間は終了しています。ただし,システムを現在の構成のままにしておく限り,このアダプタを既存のハードウェア用に使用することは可能です。アダプタを追加したり,別のサーバに移行する場合は, U320 タイプの SCSI アダプタが必要になります。

  • Fibre Channel については,AB232A または KGPSA-EA FC アダプタは OpenVMS Integrity Version 8.3 以降ではサポートされません。 Version 8.4 上でアプリケーションを実行する前に, A6826A FC アダプタにアップグレードする必要があります。



1.10.2 rx7620 および rx8620 での U160 SCSI のサポート

V8.3

rx7620 や rx8620 などの HP Integrity サーバには,コア I/O としてシステムに U160 (SCSI) が内蔵されています。これらの SCSI コントローラから内部 SCSI ディスクのラックへの内部接続 (システム・ボックスの前面にあります) が OpenVMS によってサポートされます。内部ボックスには 2 つの外部ポートもありますが,これらのポートをケーブルで外部 SCSI ラックに接続することはサポートされていません。

1.10.3 Integrity サーバでの System Event Log (SEL) のクリア

V8.3

HP Integrity サーバは,システム・コンソールのストレージ内に System Event Log (SEL) を保存しており, OpenVMS Integrity サーバは自動的に SEL の内容を OpenVMS エラー・ログに転送します。コンソールから操作しているとき,正常なブート処理中に BMC (Baseboard Management Controller) SEL が満杯である旨のメッセージが表示されることがあります。プロンプトに従って操作すれば, OpenVMS は SEL の内容を処理し,運用を継続できます。手動で SEL をクリアしたい場合は,EFI シェルのプロンプトで,次のコマンドを入力してください。

Shell> clearlogs SEL 

clearlogs SELコマンドにより,SEL の内容がクリアされます。このコマンドは,最新のシステム・ファームウェア・バージョンで使用できます。

ご使用の Integrity サーバに MP (Management Processor) が構成されていて, MP コンソールと接続しているときに BMC イベント・ログの警告メッセージが表示された場合は, MP を使用して BMC イベント・ログをクリアすることができます。 Ctrl/B を押して,MP> プロンプトを表示させます。 MP> プロンプトで (メイン・メニューから) SL を入力し, C オプションでログをクリアします。

最新のシステム・ファームウェアをロードして使用することをお勧めします。システム・ファームウェアのアップデートの詳細については『HP OpenVMS V8.4 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。

1.10.4 Integrity サーバ用のファームウェア

V8.3

OpenVMS Integrity Version 8.4 は,最新のファームウェアがインストールされた各 Integrity サーバでテストされています。

エントリークラスの Integrity サーバに対しては,最新のシステム・ファームウェアを使用することをお勧めします。エントリークラスの Integrity サーバにおけるシステム・ファームウェアのアップデートについては,『HP OpenVMS V8.4 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください (rx7620,rx8620,あるいは Superdome をご使用の場合は, HP のカスタマーサポートにお問い合せください)。

表 1-2 に,推奨するファームウェア・バージョンの一覧を示します。

表 1-2 エントリ・クラスの Integrity サーバ用のファームウェア・バージョン
システム システム・
ファームウェア
BMC
ファームウェア
MP
ファームウェア
DHCP
ファームウェア
rx1600 4.27 4.01 E.03.30 適用外
rx1620 4.27 4.01 E.03.30 適用外
rx2600 2.31 1.53 E.03.32 適用外
rx2620 4.29 4.04 E.03.32 適用外
rx4640 4.29 4.06 E.03.32 1.10
rx2660* 4.11 5.24 F.02.23 適用外
rx3600* 4.11 5.25 F.02.23 1.23
rx6600* 4.11 5.25 F.02.23 1.23

* ご使用の rx2660,rx3600 あるいは rx6600 で Intel Itanium 9100 プロセッサを装備している場合, 表 1-2 に示すバージョンよりも,少なくとも 1 バージョン高いファームウェアが必要になります。

セル・ベースのサーバで MP ファームウェアのリビジョン・レベルを確認するには, MP コマンド・メニューにアクセスして sysrevコマンドを実行する必要があります。 sysrevコマンドは,MP を持つすべての HP Integrity サーバで利用することができます。セル・ベースの Integrity サーバでは,EFI の info fwコマンドは MP (Management Processor) ファームウェアのリビジョン・レベルを表示しません。

MP を持たないエントリークラスの Integrity サーバでファームウェア・バージョンを確認するには,次の例のように,EFI (Extensible Firmware Interface) プロンプトで info fwコマンドを実行します。以下に例を示します。

Shell> INFO FW 
 
FIRMWARE INFORMATION 
 
   Firmware Revision: 2.13 [4412]          (1)
 
   PAL_A Revision: 7.31/5.37 
   PAL_B Revision: 5.65 
   HI Revision: 1.02 
 
   SAL Spec Revision: 3.01 
   SAL_A Revision: 2.00 
   SAL_B Revision: 2.13 
 
   EFI Spec Revision: 1.10 
   EFI Intel Drop Revision: 14.61 
   EFI Build Revision: 2.10 
 
   POSSE Revision: 0.10 
 
   ACPI Revision: 7.00 
 
   BMC Revision: 2.35                       (2)
   IPMI Revision: 1.00 
   SMBIOS Revision: 2.3.2a 
   Management Processor Revision: E.02.29   (3)
 

  1. システムのファームウェア・リビジョンは,2.13 です。

  2. BMC のファームウェア・リビジョンは,2.35 です。

  3. MP のファームウェア・リビジョンは,E.02.29 です。

HP Integrity rx4640 サーバには,アップグレード可能ファームウェアを備えた, Dual Hot Plug Controller (DHPC) ハードウェアが含まれています。 DHPC ファームウェアの現在のバージョンを確認するには,次の例のように,EFI の INFO CHIPREVコマンドを使用します。ホット・プラグ・コントローラのバージョンが表示されます。 0100 という表示は,Version 1.0 を意味します。 0110 という表示は,Version 1.1 を意味します。

Shell> INFO CHIPREV 
 
CHIP REVISION INFORMATION 
 
   Chip                  Logical     Device       Chip 
   Type                     ID         ID       Revision 
   -------------------   -------     ------     -------- 
   Memory Controller         0       122b         0023 
   Root Bridge               0       1229         0023 
     Host Bridge          0000       122e         0032 
     Host Bridge          0001       122e         0032 
     Host Bridge          0002       122e         0032 
     Host Bridge          0004       122e         0032 
      HotPlug Controller     0          0         0110  
     Host Bridge          0005       122e         0032 
      HotPlug Controller     0          0         0110 
     Host Bridge          0006       122e         0032 
     Other Bridge            0          0         0002 
       Other Bridge          0          0         0008 
         Baseboard MC        0          0         0235 

EFI へのアクセス方法および使用方法については,『HP OpenVMS V8.4 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。詳細は,サーバに付属のハードウェアのドキュメントを参照してください。

エントリークラスの Integrity サーバでファームウェアをアップグレードする方法については,『HP OpenVMS V8.4 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。 rx7620,rx8620,あるいは Superdome でファームウェアをアップデートする場合は,HP のカスタマーサポートにご相談ください。

1.10.5 インストール DVD からのブート

V8.2

サポートする最小メモリ構成 (512MB) の Integrity サーバで,インストール DVD からブートすると次のようなメッセージが表示されます。

********* XFC-W-MemmgtInit Misconfigure Detected ******** 
XFC-E-MemMisconfigure MPW_HILIM + FREEGOAL > Physical Memory and no reserved memory for XFC 
XFC-I-RECONFIG Setting MPW$GL_HILIM to no more than 25% of physical memory 
XFC-I-RECONFIG Setting FREEGOAL to no more than 10% of physical memory 
********* XFC-W-MemMisconfigure AUTOGEN should be run to correct configuration ******** 

このメッセージは,システム・キャッシュ (XFC) の初期設定で,インストール中のキャッシュ処理を有効にするために, SYSGEN パラメータの MPW_HILIM と FREEGOAL を正常に調整したことを意味しています。インストールは続行できます。

1.10.6 USB または vMedia デバイスからのブート

V8.4

OpenVMS Version 8.4 では %SYSTEM-I-MOUNTVER メッセージと Universal Serial Bus Configuration Manager メッセージが追加されており, USB あるいは vMedia デバイスを使用して Integrity サーバをブートした場合にこれらのメッセージが表示されます。

このメッセージは無視してかまいません。

1.10.7 Small Memory Configurations Error Message

V8.4

OpenVMS Integrity システムをネットワーク経由でブートする際,あるいは Integrity VM のゲスト OS として OpenVMS をブートする際,メイン・メモリからメモリ・ディスクの割り当てを行います。

OpenVMS Version 8.4 では,このメモリ・ディスクのデフォルト・サイズは 256 MB ですただし,比較的メモリ・サイズが小さな古いシステムではこれだけのサイズを割り当てることができず,次のようなエラー・メッセージが表示されます。

ERROR: Unable to allocate aligned memory 
%VMS_LOADER-I-Cannot allocate 256Meg for memory disk. Falling back to 64Meg. 
%VMS_LOADER-I-Memorydisk allocated at:0x0000000010000000 

メッセージが表示された後,OpenVMS は代替手段として64 MB だけを割り当て,最初のブート時にいくつかの新しいドライバを除外します。代替手段がとられると,それを示すフォールバック・メッセージが表示されます。他のエラー・メッセージを伴わないでフォールバック・メッセージが表示された場合は,最初に表示されたエラー・メッセージは無視できます。

1.10.8 HP DECwindows Motif に関する注意事項

HP DECwindows Motif に関する以降の注意事項は, OpenVMS Integrity ユーザを対象としています。

V8.2

HP DECwindows Motif for OpenVMS Integrity でサポートされているキーボード・モデルは,LK463 (Integrity サーバ用 AB552A) キーボードだけです。他のタイプのキーボードも OpenVMS Integrity 環境で動作する可能性がありますが,弊社では現在それらはサポートしていません。

1.11 OpenVMS Alpha 向けの注意事項

以下の注意事項は,OpenVMS Alpha ユーザに適用されます。

1.11.1 OpenVMS Alpha Version 8.4 のファームウェア

V8.4

OpenVMS Alpha Version 8.4 は, Alpha Systems Firmware CD Version 7.3 に収められているプラットフォーム固有ファームウェアでテストされています。ファームウェア CD に含まれなくなった古いプラットフォームについては,最新のファームウェア・バージョンで OpenVMS Alpha Version 8.4 がテストされています。 OpenVMS をアップグレードする前に,最新のファームウェアにアップグレードすることをお勧めします。

ファームウェアをインストールする前に,ファームウェアのリリース・ノートを参照してください。 V7.3 および最新のファームウェアに関する情報は次のサイトから入手することができます。

http://h18002.www1.hp.com/alphaserver/firmware/



V8.3

Kerberos を構成または起動する前に, HP TCP/IP ローカル・ホスト・データベースをチェックし,ホスト名定義が短い名前 (たとえば,node1) と,完全修飾ドメイン名 (FQDN) (たとえば,node1.hp.com) のどちらかを確認してください。

ホスト名定義が短い名前の場合,TCPIP$CONFIG を実行して,定義を完全修飾名に変更しなければなりません。

次の例に,ホスト名が短い名前である場合について示します。

$ TCPIP SHOW HOST/LOCAL NODE1 
 
     LOCAL database 
 
Host address    Host name 
 
1.2.3.4  node1 

以下のログは,ホスト名定義を FQDN に変更する方法の例です。

$ @SYS$STARTUP:TCPIP$CONFIG 
 
                TCP/IP Network Configuration Procedure 
 
        This procedure helps you define the parameters required 
        to run HP TCP/IP Services for OpenVMS on this system. 
 
        Checking TCP/IP Services for OpenVMS configuration database files. 
 
        HP TCP/IP Services for OpenVMS Configuration Menu 
 
        Configuration options: 
 
                 1  -  Core environment 
                 2  -  Client components 
                 3  -  Server components 
                 4  -  Optional components 
 
                 5  -  Shutdown HP TCP/IP Services for OpenVMS 
                 6  -  Startup HP TCP/IP Services for OpenVMS 
                 7  -  Run tests 
 
                 A  -  Configure options 1 - 4 
                [E] -  Exit configuration procedure 
 
Enter configuration option: 1 
 
        HP TCP/IP Services for OpenVMS Core Environment Configuration Menu 
 
        Configuration options: 
 
                 1  -  Domain 
                 2  -  Interfaces 
                 3  -  Routing 
                 4  -  BIND Resolver 
                 5  -  Time Zone 
 
                 A  -  Configure options 1 - 5 
                [E] -  Exit menu 
 
Enter configuration option: 2 
 
      HP TCP/IP Services for OpenVMS Interface & Address Configuration Menu 
 
 Hostname Details: Configured=node1, Active=node1 
 
 Configuration options: 
 
   1  -  WE0 Menu (EWA0: TwistedPair 1000mbps) 
   2  -  1.2.3.4/21    node1                Configured,Active 
 
   3  -  IE0 Menu (EIA0: TwistedPair 100mbps) 
 
   I  -  Information about your configuration 
 
  [E] -  Exit menu 
 
Enter configuration option: 2 
 
      HP TCP/IP Services for OpenVMS Address Configuration Menu 
 
      WE0 1.2.3.4/21 node1 Configured,Active WE0 
 
 Configuration options: 
 
         1  - Change address 
         2  - Set "node1" as the default hostname 
         3  - Delete from configuration database 
         4  - Remove from live system 
         5  - Add standby aliases to configuration database (for failSAFE IP) 
 
        [E] - Exit menu 
 
Enter configuration option: 1 
 
    IPv4 Address may be entered with CIDR bits suffix. 
    E.g. For a 16-bit netmask enter 10.0.1.1/16 
 
Enter IPv4 Address [1.2.3.4/21]: 
Enter hostname [node1]: node1.hp.com 
 
Requested configuration: 
 
      Address  : 1.2.3.4/21 
      Netmask  : 255.255.248.0 (CIDR bits: 21) 
      Hostname : node1.hp.com 
 
* Is this correct [YES]: 
 
  "node1" is currently associated with address "1.2.3.4". 
  Continuing will associate "node1.hp.com" with "1.2.3.4". 
 
* Continue [NO]: YES 
Deleted host node1 from host database                    
Added hostname node1.hp.com (1.2.3.4) to host database 
* Update the address in the configuration database [NO]: YES 
Updated address WE0:1.2.3.4 in configuration database 
* Update the active address [NO]: YES 
WE0: delete active inet address node1.hp.com 
Updated active address to be WE0:1.2.3.4 

次に E を 3 回入力して,TCP/IP Services の構成メニューを終了し, DCL ($) プロンプトに戻ります。

変更した結果を確認するには,次のコマンドを入力します。

$ TCPIP SHOW HOST/LOCAL NODE1 
 
     LOCAL database 
 
Host address    Host name 
 
1.2.3.4  node1.hp.com 

システム上で以前のバージョンの Kerberos を構成したことがない場合や,上記のように TCP/IP ホスト名定義を FQDN に変更した場合は, Kerberos を起動する前に Kerberos 構成プログラムを実行しなければなりません。

Kerberos を再構成するには,次のコマンドを入力します。

$ @SYS$STARTUP:KRB$CONFIGURE 

構成が正しい状態になった後,次のコマンドで Kerberos を起動します。

$ @SYS$STARTUP:KRB$STARTUP.COM 

詳細は,『Kerberos for OpenVMS Installation Guide and Release Notes』を参照してください。

1.13 SYSTARTUP_VMS.COM の修正

V8.4

暗号化と SSL のためのスタートアップ・コマンド・プロシージャは, VMS$LPBEGIN-050_STARTUP.COM プロシージャから呼び出されるようになりました。暗号化および SSL 製品がインストールされている以前のバージョンの OpenVMS システムからのアップグレードを行う場合は, SYS$MANAGER:SYSTARTUP_VMS.COM を編集して SYS$STARTUP:ENCRYPT_START.COM および SYS$STARTUP:SSL$STARTUP.COM の呼び出しを削除してください。これにより,これらのコマンド・プロシージャが 2 回実行されるのを防ぐことができます。

1.14 Encryption for OpenVMS

V8.3

OpenVMS をインストールまたはアップグレードするときに, Encryption for OpenVMS は独自の ENCRYPT コマンドと DECRYPT コマンドを作成します。 Encryption for OpenVMS は,自動的に起動されます (SSL for OpenVMS の自動起動後)。 Encryption for OpenVMS についての詳細は,『HP OpenVMS V8.3 新機能説明書』を参照してください。

  注意
OpenVMS の Version 8.3 では,DCL コマンド DECRAM は,新しい DECRYPT コマンドと矛盾するため削除されます (DECRYPT は,DECram の起動に使用されている可能性のある, DECRAM の既存の定義を上書きします)。 DECRAM コマンドを使用しているコマンド・プロシージャを, DCL のフォーリン・コマンド形式を使用するようにアップデートする必要があります。例を次に示します。

$ DECRAM == "$MDMANAGER" 

この変更により影響があるのは,DCL コマンドでの使用だけです。これを除き,DECram 製品の使い方は,前と同じです。 OpenVMS Alpha システム上に古いバージョンの DECram がある場合は,アップグレードする前にそれを削除しなければなりません。 第 1.15 節 を参照してください。



V8.2

OpenVMS Alpha Version 8.2 および OpenVMS Integrity Version 8.2 以降, DECram は System Integrated Product (SIP) として, OpenVMS オペレーティング・システムとともに提供されます。 OpenVMS Alpha システムを OpenVMS Version 7.3-2 から Version 8.3 へアップグレードする場合は,古いバージョンの DECram を削除しなければなりません。詳細は,『HP OpenVMS V8.4 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。

DECram の注意事項については, 第 2.14 節 も参照してください。

1.16 LANCP デバイス・データベースの変換

V8.3

OpenVMS Version 7.3-2 から OpenVMS Alpha Version 8.3 へアップグレードするとき,アップグレード後の最初の LANACP の実行で LAN デバイス・データベースが自動的に Version 8.3 形式に変換されない場合は,この変換を実行する必要があります。

データベースを変換するには,次の LANACP コマンドを入力してデバイス・データベースを変換後 LANACP を停止させ,新しいデータベースで再起動できるようにします。

$ LANCP 
LANCP> CONVERT DEVICE_DATABASE 
LANCP> SET ACP/STOP 
LANCP> EXIT 
$ @SYS$STARTUP:LAN$STARTUP 



1.17 DECnet-Plus の新しいバージョンが必要

V7.3-2

インストールまたはアップグレードを行って OpenVMS Alpha Version 7.3-2 以降のバージョンにするときには, DECnet-Plus の新しいバージョンもインストールしなければなりません。このインストールが必要な理由の 1 つに, Version 7.3-2 で導入された,AUTOGEN の動作の変更があります。

以前のバージョンの動作と異なり, DECnet-Plus for OpenVMS Version 7.3-2 以降では, AUTOGEN が必要としているように,製品情報を NEWPARAMS.DAT レコードに格納するようになりました。 AUTOGEN は, DECnet-Plus にこの変更が行われていることを前提としているため, CLU$PARAMS.DAT から「不正」レコードを削除する際に,警告を出力しません。 AUTOGEN は,これらのレコードは古い DECnet-Plus キットが作成したものなので,新しい DECnet-Plus キットが置き換えるものと見なします。このため通常の状態では, OpenVMS Version 7.3-2 以降のインストールまたはアップグレードの際に,動作に大きな違いは見られません。

ただし,他の製品が NEWPARAMS.DAT レコードに製品情報を格納しない場合, AUTOGEN は,レポートと,ユーザの SYS$OUTPUT デバイスの両方に警告メッセージを出力します。これは,AUTOGEN がこの製品情報を必要とするようになったためです。この警告は,(製品名が付加されていないため) NEWPARAMS.DAT にあるパラメータ割り当てを AUTOGEN が受け入れられないことと,レコードが CLU$PARAMS.DAT に追加されないことを示します。レコードが追加されないため,期待されている追加や変更が SYSGEN パラメータに行われず,リソースが足りなくなる可能性があります。ソフトウェア製品の開発者とテスト者は,この要件を意識しなければなりません。また,システム管理者にも関係する場合があります。

この新しい動作は,レイヤード・プロダクトのユーザと提供者の両方を守ることを目的としています。

NEWPARAMS.DAT と CLU$PARAMS.DAT の説明は,『OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』の AUTOGEN の章を参照してください。

1.18 アップグレード前に TIE キットの削除が必要

V8.2-1

Translated Image Environment (TIE) は OpenVMS Integrity Version 8.2-1 に統合されました。詳細は,HP OpenVMS Systems Migration Software の Web サイトを参照してください。

http://hp.com/go/openvms/products/omsais

OpenVMS Integrity Version 8.2 または Version 8.2-1 に TIE PCSI キット (HP-I64VMS-TIE) のいずれかのバージョンをインストールしてある場合は, OpenVMS Integrity Version 8.3 にアップグレードする前に手動で TIE キットを削除する必要があります。

TIE 製品キットを削除するには次のコマンドを使用します。

$ PRODUCT REMOVE TIE 

TIE 製品キット HP I64VMS TIE V1.0 は, OpenVMS Integrity Version 8.2-1 以降のシステムにはインストールしないでください。

1.19 代替デバイスや代替ディレクトリへのレイヤード・プロダクトのインストールの失敗

V8.3

デフォルトでは, PRODUCT INSTALLコマンドはレイヤード・プロダクトをシステム・デバイスの SYS$COMMONディレクトリ・ツリーにインストールします。 /DESTINATION=dev:[dir]修飾子を使用するか,論理名 PCSI$DESTINATIONを定義することで,レイヤード・プロダクトを代替デバイスまたは代替ディレクトリにインストールすると,ファイル [SYSLIB]DCLTABLES.EXE[SYSHLP]HELPLIB.HLB[SYSLIB]STARLET*.*のいずれかが見つからないことを示すエラー・メッセージが表示され,インストールに失敗することがあります。その場合は, "Do you want to terminate? [YES]" という質問に YES と答え, /NORECOVERY_MODE修飾子を使用してインストールを再試行してください。


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