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11-APR-01 |
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本ページに記載してある内容は限られた評価環境に於ける検証結果に基づいたものです。本ページの情報を利用する前に予め 技術情報、 保証について、ディストリビュータが提供する
WEBサイト等をご覧ください。 |
本機には、内蔵SmartArrayコントローラをオプションとして装着する事が可能です。
内蔵SmartArrayを装着した場合、port#2は内蔵ドライブベイをサポート、port#1はリムーバブルメディアベイ内の HDDをサポートします。外付け
SCSI BOXはサポートしません。既存の外付け SCSI BOXは別途 SmartArray、SCSIコントローラを利用して接続してください。
内蔵SmartArrayコントローラを装着した場合、本機の標準 SCSIコントローラ Symbios 53c1510は、SmartArrayコントローラモードで動作します。SmartArrayコントローラ用ドライバは
TAPE装置をサポートしていませんので、内蔵SmartArrayを装着した場合は、TAPEは別途追加したオプションの
SCSIコントローラ側に装着してください。 |
内蔵ドライブベイを、より高速な PCIカード形式 SmartArrayコントローラへ接続するには、SCSIケーブルの配線を換える事で行えます。
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インストーラの制限により、SmartArrayコントローラが複数存在する場合、インストール手順を変更する必要が生じます。下記の手順インストールをすすめてください。
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Red Hat 6.1J/6.2J, Kondara 2000J/1.1JSE, Laser5 6.2J, 6.5JSE, Vine 2.1J...の場合
インストーラは PCIカード形式 SmartArrayコントローラのみ認識し、内蔵SmartArrayを誤認識します。
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- インストールを開始する前に、内蔵SmartArrayコントローラに接続されている SCSIケーブルを取り外します。
- インストーラは PCIカード形式の SmartArrayコントローラのみを認識します。そのままインストールを行います。
- インストール終了後、電源を切断し内蔵SmartArrayコントローラへ SCSIケーブルを接続します。
- Linuxを起動すると、内蔵SmartArrayコントローラは自動認識されます。
- #fdisk, #mke2fs, #mount, /etc/fstabの編集で、内蔵SmartArrayコントローラ上の
RAID論理ドライブを利用してください。
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Turbo 6.1JSE/Advanced 6JSE, Miracle 1.0JSE...の場合
インストーラは PCIカード形式 SmartArrayコントローラのみ認識します。
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- インストーラは PCIカード形式の SmartArrayコントローラのみを認識します。そのままインストールを行います。(但し、Turbolinux
Advanced S6Jを利用した場合で、SmartArray 5300を追加する場合は、内蔵SmartArrayと SmartArray 5300の両方が正常認識されます...そのままインストールを行って下さい)
- Linuxを起動すると、内蔵SmartArrayコントローラは自動認識されます。
- #fdisk, #mke2fs, #mount, /etc/fstabの編集で、内蔵SmartArrayコントローラ上の
RAID論理ドライブを利用してください。
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Red 7.0J, Turbo 6.5JSE, Laser5 6.4J...の場合
インストーラは、内蔵SmartArrayコントローラと PCIカード形式の SmartArrayコントローラの両方を正常に認識します。 |
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- そのままインストールを行います... 但し、/boot, /パーティションの配置は /dev/ida/c0d0(SmartArray
5300の場合、/dev/cciss/c0d0)上に配置してください。c1d0等に配置するとインストールが終了しない場合があります。
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以降の説明をもとに既存システムの変更作業を行った結果、最悪の場合システムが起動しなくなったり、HDD内のデータが破壊される可能性があります。作業前には必ずバックアップを行ってください。 |
内蔵SmartArrayコントローラのみで運用していた環境に、SmartArray 431を後から装着すると、コントローラの優先度から
/dev/ida/c0d0は、SmartArray 431が利用します。このため、内蔵SmartArray配下にある既存の /boot,
/, swap等のデバイスファイル名は全て /dev/ida/c1d0にアサインされてしまいます。
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SmartArray 431を追加する前に、予め /etc/fstabと /etc/lilo.conf内の /dev/ida/c0d0の記述を
/dev/ida/c1d0に変更してから、SmartArray 431を追加してください。この際、SCUでのコントローラオーダは、内蔵SmartArrayを
1番のままにしておいてください。
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注但し、追加した SmartArray 431に接続する RAID論理ドライブ上に、SmartArray
5300で作成した ext2パーティション等が存在すると、mountに失敗する事があります。 |
具体的な作業手順は、 SmartArray
431を追加し外付 SCSI BOXを利用する方法を参考にしてください。 |
SmartArray 431と外付 SCSI BOXで利用していた環境に、内蔵SmartArrayと内蔵ドライブベイ構成を追加利用する場合、内蔵SmartArrayのデバイスファイル名は、/dev/ida/c1d0となります。#fdisk,
#mke2fs, #mount, /etc/fstabの編集を行ってください。
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SmartArray 5300と外付 SCSI BOXで利用していた環境に、内蔵SmartArrayと内蔵ドライブベイ構成を追加利用する場合、内蔵SmartArrayのデバイスファイル名は、/dev/ida/c0d0となります。#fdisk,
#mke2fs, #mount, /etc/fstabの編集を行ってください。 |
同一の SmartArrayコントローラが複数ある場合、PCI busが primary("1st"と表記)に近い
PCI busに装着している SmartArrayコントローラの優先度が高くなります。また、SmartArrayコントローラが同一の PCI
bus上に装着されている場合には、PCI slotの番号が小さいスロットに装着している SmartArrayコントローラの優先度が高くなります。本機の
PCI構成は下記をご覧ください。
slot |
bus |
bit/MHz |
hot- plug |
equip |
#1 |
PCI1st(peer) |
32bit/33MHz |
- |
=空 |
#2 |
PCI1st(peer) |
32bit/33MHz |
- |
=空 |
#3 |
PCI2nd(peer) |
64bit/33MHz |
- |
=空 |
#4 |
PCI2nd(peer) |
64bit/33MHz |
- |
=空 |
#5 |
PCI2nd(peer) |
64bit/33MHz |
- |
=空 |
#6 |
PCI2nd(peer) |
64bit/33MHz |
- |
=空 |
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間違いやすい PCI busの速度を茶色であらわしています |
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