ラック アンド パワー マネージャ READMEJ.TXT ラック アンド パワー マネージャ リリースノート1.0.1 (Build3) 日本語版 2003年4月(第1版) ---------------------------------------------------------------------------------- 概要 ---------------------------------------------------------------------------------- HPラック アンド パワー マネージャはHP無停電電源装置(UPS)およびHPラックの環境をモニタするコンソール マネジメント コントローラ(CMC)の包括的なコントロールを通して、電源とラックの環境をユーザが監視、管理、および制御することが可能な大規模な企業レベルのソフトウェアです。ラック アンド パワー マネージャ ソフトウェアは、複数のユーザがローカルまたはリモートからアクセスおよび管理する必要のあるデータセンターの環境の中で、包括的なデバイス管理を提供します。ブラウザ インタフェースは、ネットワーク上のどこでも安全なリモート アクセス(128-ビットSSL 暗号化)をマネジメント エージェントに提供します。ラック アンド パワー マネージャはスケジュール システム シャットダウン、電源障害設定の管理、およびクリティカル サーバの最大限の動作可能時間のために、UPSロード セグメントを定義することが可能です。 このソフトウェアは、いくつかの新しい機能を提供します、たとえば、リダンダントUPSの設定および電源および環境の障害に対するプログラムされた自動的な応答を行うシステム イベント ハンドリングなどがあります。 ラック アンド パワー マネージャは、Web-ベースのアプリケーションでもあり、管理者が単一のマネジメント コンソールから、多数のデバイス(HP UPSおよびCMC)を管理することができます。管理者は、ローカルおよびリモートからデバイスの監視、管理、および制御を行うことが可能です。 クリティカル デバイスが電源障害の間、動作可能時間を延ばすために、UPSを設定することができます。ほとんどのUPSでは、ロードセグメントと呼ばれる、独立して制御可能な2つ以上のグループに分かれたものが後部のパネルに存在しています。あまり重要ではない機器が接続されたロードセグメントをシャットダウンすることによって、クリティカルな機器の動作時間を延長することが可能です。 この文書はラック アンド パワー マネージャのハードウェア要件、ソフトウェア要件、サポートされるデバイス(UPSおよびCMC)、およびオプションについての情報を記載しています。 =============================================== 内容 =============================================== パート 説明 ---- ----------- 1 システム要件 2 サポートされるデバイス 3 サポートされるオプション 4 インストール手順 5 既知の問題点 6 Open SSLセキュリティ パッチ 7 Insight マネージャ 7およびHPラック アンド パワー マネージャについての注意 =============================================== パート 1: システム要件 =============================================== 推奨される最小用件 マネジメント サーバ プロセッサ 500-MHz Pentiumのコンピュータ ディスク 容量 100MB以上の空きディスク容量 システム メモリ 256MB以上のRAM ---------------------------------------------------------------------------------- オペレーティング システム Microsoft Windows NT 4.0 Server Service Pack 6 Microsoft Windows NT 4.0 Enterprise Edition Service Pack 6 Microsoft Windows 2000 Advanced Server Service pack 2 Microsoft Windows 2000 Server Service Pack 2 Microsoft Windows 2000 Enterprise Server Service Pack 2 RedHat Linux 7.2, 7.3 Server ---------------------------------------------------------------------------------- サーバ ソフトウェア 固定のIPアドレスを持つサポートされたオペレーティング システム (推奨)、TCP/IPがインストールされ、構成され ていてJava Virtual Machine version 1.3.1_2または それ以降のバージョンが動作すること SNMPサービスがインストールされ動作すること Java Plug-inがインストールされたMicrosoft Internet Explorer 5.5 またはそれ以降、Netscape Navigator 6.2 またはそれ以降 Emailによるアラート通知のために、SMTPをサポートした メールプログラム ---------------------------------------------------------------------------------- システム エージェント プロセッサ 233-MHz Pentiumのコンピュータ ディスク 容量 10MB以上の空きディスク容量 システム メモリ 64MB以上のRAM ---------------------------------------------------------------------------------- オペレーティング システム Microsoft Windows NT 4.0 Server Service Pack 6 Microsoft Windows NT 4.0 Enterprise Edition Service Pack 6 Microsoft Windows 2000 Server Service pack 2 Microsoft Windows 2000 Advanced Server Service Pack 2 Microsoft Windows 2000 Enterprise Server Service Pack 2 Novell Netware 5.1 Support Pack 4 Novell Netware 6.0 Support Pack 1 RedHat Linux 7.2, 7.3 Server ---------------------------------------------------------------------------------- システム リレイ エージェント プロセッサ 233-MHz Pentium コンピュータ ディスク 容量 10MB以上の空きディスク容量 システム メモリ 64MB以上のRAM ---------------------------------------------------------------------------------- オペレーティング システム Microsoft Windows NT 4.0 Server Service Pack 6 Microsoft Windows NT 4.0 Enterprise Edition Service Pack 6 Microsoft Windows 2000 Server Service pack 2 Microsoft Windows 2000 Advanced Server Service Pack 2 Microsoft Windows 2000 Enterprise Server Service Pack 2 Novell Netware 5.1 Support Pack 4 Novell Netware 6.0 Support Pack 1 RedHat Linux 7.2, 7.3 Server ---------------------------------------------------------------------------------- クライアント上のWebブラウザ Microsoft オペレーティング システム: * Sun Java Plug-in 1.3.1_06がインストール されたMicrosoft Internet Explorer 6.0または それ以降(推奨) * Sun Java Plug-in 1.3.1_06がインストール された Netscape 6.2 およびそれ以上のバージョン(推奨) Linux オペレーティング システム: * Sun Java Plug-in 1.4.1_01がインストールされた Netscape 6.2またはそれ以降(推奨) ---------------------------------------------------------------------------------- モニタ解像度 サポートされる最小の解像度は1024 x 768 16-ビットハイカラーです。 (表示を最適にするためにブラウザのウィンドウを最大にしてください。) ---------------------------------------------------------------------------------- 注: Javaプラグインのインストールは、ラック アンド パワー マネージャが最初にブラウズしているときに行われます。インストールされるバージョンはJRE 1.3.1_06 になります。 ---------------------------------------------------------------------------------- =============================================== パート2: サポートされるデバイス =============================================== ラック アンド パワー マネージャ は以下のデバイス上でテストおよび確認されました: T700 無停電電源装置 (UPS) T1000XR 無停電電源装置 (UPS) T1500XR 無停電電源装置 (UPS) T2200XR 無停電電源装置 (UPS) R1500XR 無停電電源装置 (UPS) R2200XR 無停電電源装置 (UPS) R3000XR 無停電電源装置 (UPS) R6000 無停電電源装置 (UPS) R12000XR 無停電電源装置 (UPS) コンソール マネジメント コントローラ (CMC) =============================================== パート 3: サポートされる オプション =============================================== SNMP/シリアル ポート オプション カード 製品番号192189-B21 --------------------------------------------------------------------------------- コンソール マネジメント コントローラ(CMC) CMCセンサ オプション キット 製品番号203039-B22 CMC煙センサ キット 製品番号203039-B24 CMCロック オプション キット 製品番号203039-B23 =============================================== パート4: インストール手順 =============================================== Windows 2000およびWindows NT WindowsシステムのGUI インストール方法を使用して、HPラック アンド パワー マネージャのコンポーネント(マネジメント サーバ、システム エージェント、およびシリアル リレイ エージェント)をインストールするには: 1. ラック アンド パワー マネジメント パックCDをコンピュータのCD-ROMドライブに挿入します。自動再生機能が有効になってた場合、インストール メニューが自動的に開始されます。 自動再生機能が無効になっていた場合、CDの内容を開いて、HPRPMのフォルダ、Windowsのフォルダを開いて、SETUP.EXEをダブルクリックしてください。 オペレーティング システムが日本語の場合、言語選択が表示されます。インストールする言語を選択して、[次へ]をクリックします。イントロダクション画面が表示されます。 2. 画面の指示に従ってインストールを行います。 追加のインストール情報は、「HP Rack and Power Manager User Guide(英語)」に掲載されています。 ---------------------------------------------------------------------------------- Netware GUIインストール方法を使用して、HPラック アンド パワー マネージャシステム エージェントおよびシリアル リレイ エージェントをNetWareシステムにインストールするには: 1. Novell クライアントが動作しているWindows ワークステーションにラック アンド パワー マネージメント CDを挿入してください。HPRPM/NetWareフォルダにある(Install.EXE)を実行してください。 イントロダクション画面が表示されます。 2. 画面の指示に従ってインストールを行います。 追加のインストール情報は、「HP Rack and Power Manager User Guide(英語)」に掲載されています。 --------------------------------------------------------------------------------- Linux RedHat RedhatシステムのGUI インストール方法を使用して、HPラック アンド パワー マネージャのコンポーネント(マネジメント サーバ、システム エージェント、およびシリアル リレイ エージェント)をインストールするには: 1. ラック アンド パワー マネジメント パックCDをコンピュータのCD-ROMドライブに挿入してください。 CDをマウントして HPRPM/Linuxフォルダにある、Linuxの実行可能ファイル(INSTALL.BIN)を実行してください。 オペレーティング システムが日本語の場合、言語選択が表示されます。インストールする言語を選択して、次へクリックします。イントロダクション画面が表示されます。 2. 画面の指示に従ってインストールを行います。 追加のインストール情報は、「HP Rack and Power Manager User Guide(英語)」に掲載されています。 =============================================== パート 5: バージョン1.0での既知の問題点 =============================================== * NT4のOS環境では、ある程度時間がたつと、アプリケーションのパフォーマンスが悪くなることがあります。 * HPラック アンド パワー マネージャ 1.0のオンラインヘルプは、最新の情報を反映していません。最新のアップデートは、「HP Rack and Power Manager User Guide(英語)」を参照してください。 * ブロードキャストの通知受信者のリスト名は、アポストロフィー「!」の文字列が含まれていると、Windowsマネジメント サーバ上で、ランタイム エラーが発生することがあります。デバイス名、通知受信者、およびそのリスト名には、英数字を使用することを推奨します。 * HPラック アンド パワー マネージャNetWare エージェント 1.0では、 COM2接続をサポートしていません。UPSとの通信には、COM1を使用してください。 * もし "他のデバイスからコピー"ボタンを利用して、他のデバイスからイベント動作をコピーした場合、HPラック アンド パワー マネージャはコピーボタンを押した回数分だけイベントがコピーされます。 * 検出の結果は、順番になっていません。 * プロパティー ページのデバイス名を変更した後、左側のフレームのデバイス リストは再度順序が変わるために、誤ったデバイス名がハイライトされます。 * ログアウトしないでセッションを終了した場合、HPラック アンド パワー マネージャWEB ページにログインなしでアクセスすることができてしまいます。ユーザは常に、ブラウザを閉じる前にログアウトをクリックして、HPラック アンド パワーマネージャからログアウトすることを推奨します。 * キャンセル ドア リリースボタン(CDR)を使用して、コンソール マネジメント コントローラ(CMC)ロックキットをアンロックした場合、CMC概要ページはロックキットがアンロックされたことを表示することができません。 * 日本語のOS環境では、E-mailによるアラート通知の時間のフォーマットが英語の表記になります。 * 日本語のOS環境では、スケジュール シャットダウンのコンフィギュレーション設定のエラーメッセージが英語で表示されます。 * 日本語のOS環境では、いくつかのSRAセットアップが英語で表示されます。 * 日本語のOS環境では、CMCデバイスのログおよびレポートの記述が英語で表示されます。 * 日本語のLinux 7.2/7.3のOS環境では、SNMPトラップ メッセージが英語で表示されます。 * 日本語のLinux 7.2/7.3のOS環境では、シャットダウン メッセージが英語で表示されます。 * 日本語のOS環境では、ログイン エラー メッセージが英語で表示されます。 * 日本語のOS環境では、E-mailの送信者名が英語で表示されます。 * 日本語のOS環境では、設定の変更のメッセージが英語で表示されます。 * 日本語のOS環境では、デバイス名 (UPSおよびCMC)が英語で表示されます。 * 日本語のOS環境では、ブロードキャスト メッセージが英語で表示されます。 * HPラック アンド パワー マネージャ 1.0では、R12000XR UPSの電子モジュールのファームウェアのバージョンを誤ったバージョンで表示することがあります。UPSがシリアルケーブルで接続されている場合は、UPSのLCDディスプレイから正しいバージョンを確認してください。 * Linuxマネジメント サーバからHPラック アンド パワー マネージャを使って、リモートでコンソール マネジメント コントローラ(CMC)のファームウェアをアップデートすることはできません。 * NetScapeを使用してHP ラック アンド パワー マネージャをブラウズする場合、いくつかのページが正常に表示されないことがあります。この問題を修正するには、以下のようにブラウザの設定を変更してください。 * Linux上のNetScapeの場合 o ディレクトリnetscape/'defaults/prefのファイルall.js を開きます。 (Netscapeがデフォルトの/usr/local にインストールされているとき) o 以下の行を変更してください: pref("network.http.max-connections-per-server", 1) pref("network.http.keep-alive.max-connections-per-server", 1) * Windows上のNetScapeの場合 1. ディレクトリC:\Program Files\Netscape\Netscape\defaults\prefのall.jsを開きます。 2. 以下の行を変更してください。 pref("network.http.max-connections-per-server", 1) pref("network.http.keep-alive.max-connections-per-server", 1) =============================================== パート 6: Open SSLセキュリティ パッチ =============================================== HPラック アンド パワー マネージャ 1.0は、サーバとの接続のセキュリティのためにOpen SSLを利用しています。 HPラック アンド パワー マネージャ 1.0で実行されているバージョン * Open SSL version 0.9.6i * March 17 2003 Timing Attacks, RSA blinding: Patch applied * * March 19 2003 Klima-Pokorny-Rosa attack: Patch applied * * 上記のバッチは、Open SSLバージョン0.9.6iで適用されているものです。これは、ラック アンド パワー マネージャのバージョン情報ページで、バージョン番号として表記されています。 Open SSL ? [Version 0.9.6i] [Patched Through 3/19/2003] =============================================== パート 7: Insight マネージャ 7およびHPラック アンド パワー マネージャについての注意 =============================================== HPラック アンド パワー マネージャは、Insight マネージャ 7およびその他のアプリケーションがトラップを受信できるために、CPQRPM.MIBを用意しています。CPQRPM.MIBファイルは、HPラック アンド パワー マネージャがインストールされたディレクトリにMIB という名前のディレクトリにあります。 Insight マネージャ 7からこのMIBをアップロードして、登録する手順については、「HP Rack and Power Manager User Guide(英語)」の『Appendix B』を参照してください。 HPラック アンド パワー マネージャ1.0のリリース時には、Insight マネージャ 7のすべてのバージョンでHP ラック アンド パワー マネージャのインスタンスを検出することができません。もしHPラック アンド パワー マネージャ(HPRPM)とInsightマネージャ 7で、HPRPMをデバイス ホームページ上で表示させたい場合には、以下の手順を実行してください。 1. additionalwdisc.propsファイルに新しいエントリを作成します。このファイルは Insightマネージャ 7のCONFIGディレクトリにあります。注: Insightマネージャ 7のSP2のリリースの最初に、additionalwsdics.propsファイルが"C:\Program Files\HP\Insight Manager 7"ディレクトリにデフォルトでインストールされます。 2. テキスト エディタで、以下のポート番号と記述をadditionalwsdisc.propsファイルに追加してください:"3257=HP Rack and Power Manager, ,true,false, ,https" 検出のために、ポートを追加または、削除するために、"additionalWsDisc.props"を編集した場合、変更を有効にするためにInsightマネージャ 7のサービスを再起動する必要があります。さらに、定義された新しいポートを見つけるために、デバイス識別タスクを実行する必要があります。 以上の設定の変更によって、Insightマネージャ 7は、HTTPS(Secure Socket Layer Protocol)を使用しポート3257で実行した、HPラック アンド パワー マネージャを検出することができます。 additionalwsdisc.propsファイルを以下のテキストで編集して、追加の情報を得ることができます。 "additionalWsDisc.props"のエントリは、以下のフォーマットである必要があります: Port=Description,Reserved1,Reserved2,Reserved3,ClassName,Protocol 位置: 'Port': 検出に、追加のHTTPもしくは、HTTPSのポート番号を指示する番号です。 'Description': タイトルが見つからないときの、デバイスホームページ上にリンクの リストとして表示されるWebサーバの記述。 'Reserved1': 予約 - スペースを設定してください。 'Reserved2': 予約 - "true"を設定してください。 'Reserved3': 予約 - "false"を設定してください。 'ClassName': 追加のマネジメント プロセッサ ポートのためのInsightマネージャ 7 Java クラスの名前。Compaq リモートInsight ボード以外は、スペースを設定する必要があります。 'Protocol': ポートのプロトコルは、"http"または"https"のいずれかになりますが、指定しない場合には、 "https"がデフォルトになります。