Power Manager README.TXT リリースノート Power Manager 3.1 2003年11月(第2版) ------------------------------------------------------------------------------------ 概要 ------------------------------------------------------------------------------------ HPパワー マネージャ(HPPM)は、ユーザが個々のHP無停電電源装置(UPS)の包括的なコントロールでパワー環境を監視して、管理して、制御することを可能にするソフトウェアです。 HPパワー マネージャは、重要なサーバの動作時間を最大にするために、ユーザが電源に関する欠陥をコントロールし、UPSのロード セグメントを定義することができるWebベースのアプリケーションです。 このドキュメントは、ハードウェア要件、ソフトウェア要件、サポートUPS、およびオプションを含むHPパワー マネージャに関する情報を提供します。 =============================================== 目次 =============================================== パート 説明 ---- ----------- 1 システム要件 2 サポートされるデバイス 3 サポートされる オプション 4 インストール手順 5 既知の問題点 =============================================== パート1:システム要件 =============================================== 推奨される最小要件 マネジメント サーバ プロセッサ 500-MHz Pentiumのコンピュータ ディスク容量 25MB以上の空きディスク容量 システム メモリ 128MB以上のRAM ----------------------------------------------------------------------------------- オペレーティング システム ・Microsoft Windows NT 4.0 Server Service Pack 6 ・Microsoft Windows 2000 Server Service Pack 4 ・Microsoft Windows Server 2003 ・RedHat Linux 7.3, 8.0 ----------------------------------------------------------------------------------- サーバ ソフトウェア ・固定のIPアドレスを持つサポートされたオペレーティング システム (推奨)、TCP/IPがインストールされ、構成されている ・SNMPサービスがインストールされ動作すること(オプション) ・Microsoft Internet Explorer 6.0以降、またはMozilla 1.4以降 ・Emailによるアラート通知のために、SMTPをサポートしたメールプログラム ----------------------------------------------------------------------------------- リモート エージェント プロセッサ 200-MHz Pentiumのコンピュータ ディスク容量 10MB以上の空きディスク容量 システム メモリ 64MB以上のRAM(180 MB NetWare 6.0の場合) ----------------------------------------------------------------------------------- オペレーティング システム ・Microsoft Windows NT 4.0 Server Service Pack 6 ・Microsoft Windows 2000 Server Service Pack 4 ・Microsoft Windows Server 2003 ・Novell Netware 5.1 with Support Pack 6 ・Novell Netware 6.0 with Support Pack 3 ・RedHat Linux 7.3, 8.0 クライアント上のWebブラウザ ・Microsoftオペレーティング システム: ・Microsoft Internet Explorer 6.0またはそれ以降(Windows) Linuxオペレーティング システム: ・Mozilla 1.4以降 ------------------------------------------------------------------------------------ モニタ解像度 ・サポートされる最小の解像度は1024 x 768 16-ビットハイカラーです(表示を最適にするためにブラウザのウィンドウを最大にしてください)。 ------------------------------------------------------------------------------------ 注:表示するには、HPPMマネジメント サーバのインストールに含まれているMacromedia Flash Player 6.0が必要です。Flash Playerがインストールされていない場合は、インストールするかのプロンプトが表示されます。リンクをクリックして、インストールの指示に従ってください。 =============================================== パート2:サポートされるデバイス =============================================== パワー マネージャは以下のデバイス上でテストおよび確認されました: Pro UPS 500 無停電電源装置(UPS) T700 無停電電源装置(UPS) T1000 XR 無停電電源装置(UPS) T1500 XR 無停電電源装置(UPS) T2200 XR 無停電電源装置(UPS) R1500 XR 無停電電源装置(UPS) R3000 XR 無停電電源装置(UPS) R6000 無停電電源装置(UPS) R12000 XR 無停電電源装置(UPS) サポートされる最新のUPSの詳細なリストについては、HPパワー マネージャの概要ページのサポートされるハードウェア マトリックスを参照してください。 http://www.compaq.com/products/servers/proliantstorage/power-protection/software/power-manager/description.html =============================================== パート3:サポートされる オプション =============================================== UPSオプション マルチ サーバ シリアル カード(6ポート カード) =============================================== パート4:インストール手順 =============================================== Windowsへのインストール WindowsシステムのGUIインストール方法を使用して、HPパワー マネージャのコンポーネント(マネジメント サーバ、リモート エージェント)をインストールするには: 1. ラック アンド パワー マネジメント パックCDをコンピュータのCD-ROMドライブに挿入してください。 自動再生機能が有効になってた場合、[ようこそ]の画面が表示されます。 自動再生機能が無効になっている場合には、CDを参照し、ルート フォルダにあるAUTORUN.EXEをダブルクリックしてください。 HPPMソフトウェアをHP Webサイトからダウンロードした場合、指示に従ってファイルを解凍し、Windowsマネジメント サーバのSETUP.EXEを実行します。 2. 左側のサイドバーから "Power Manager 3.1"のリンクを選択して、ソフトウェア インストールの下の"Install Power Manager 3.1"をクリックしてください。 3. マネジメント サーバまたはリモート エージェントのいずれかを選択します。 重要:HPPMマネジメント サーバおよびリモート エージェントのコンポーネントは、同じコンピュータにインストールできません。 注:Windowsにリモート エージェントをインストールした後、再起動する必要がある場合があります。 4. 前のバージョンからアップグレードする場合、[アップグレード]をクリックします。 注:アップグレードはカスタム設定の削除はしません。すべてのカスタム設定は、実行しているSETUP.EXEで保存されます。 5. 画面の指示に従ってインストールを行います。 HPPMソフトウェアをHP Webサイトからダウンロードした場合、指示に従ってファイルを解凍し、Windowsマネジメント サーバのSETUP.EXEを実行します。 追加のインストール情報は、「HPパワー マネージャ ユーザ ガイド」に掲載されています。 ------------------------------------------------------------------------------------ Linuxへのインストール HPパワー マネージャのコンポーネント(マネジメント サーバ、リモート エージェント)をRedHatシステムにインストールするには: 1. ラック アンド パワー マネジメント パックCDをコンピュータのCD-ROMドライブに挿入してください。 コンソールまたはターミナル ウィンドウから、CDをマウントしてHPPM/Jpn/Linuxサブディレクトリにある、Linuxインストール スクリプト(Setup)を確認してください。 インストールする適切なコンポーネント(マネジメント サーバまたはリモート エージェント)を選択してください。 次のインストール スクリプトを実行します: ./Setup 2. インストール スクリプトは、システムにインストールされている古いバージョンをアップグレードします。 注:アップグレードはカスタム設定の削除はしません。すべてのカスタム設定は、実行しているSETUPスクリプトで保存されます。 3. 画面の指示に従ってインストールを行います。 追加のインストール情報は、『HPパワー マネージャ ユーザ ガイド』に掲載されています。 HPPMソフトウェアをHP Webサイトからダウンロードした場合、指示に従ってファイルを解凍します。Linuxマネジメント サーバのインストール スクリプト(Setup)を確認し、前と同様に実行します。 スクリプトは、マネジメント サーバ コンポーネントおよびアプリケーションの設定に必要な情報をインストールします。デフォルト値または有効なオプションは各プロンプトの次に括弧で表示されます。 追加のインストール情報は、『HPパワー マネージャ ユーザ ガイド』に掲載されています。 =================================================================================== Netwareへのインストール リモート エージェントは、コンフィギュレーション モジュールまたはサイレント インストール オプションを使用して、サポートされるNetWareオペレーティング システム上に、インストールできます。 注:ドメイン ネーム サーバ(DNS)を使用していない場合、hostsファイル(sys:etc\hosts)にホスト名およびIPアドレスを追加したかどうかを確認してください。 HPパワー マネージャ リモート エージェントをコンフィギュレーション モジュールを使用してNetWareシステムにインストールするには: 1. ラック アンド パワー マネージメントCDをコンピュータのCD-ROMドライブに挿入してください。 CDのHPPM/Eng/NetWare/AgentサブディレクトリからNetWareサーバ上のディレクトリに内容をコピーします。 注:コピーしたとき、ファイルが読み取り専用になっていないか確認してください。 NetWareシステム コンソールから、デフォルト パスを使用してコンフィギュレーション モジュール(PMCONFIG.NLM)をロードします。たとえば、ファイルがSYS:ボリューム上のHPというフォルダにコピーされた場合、モジュールは次の場所にロードされます。 SYS:HP/PMCONFIG 2. 画面の指示に従ってインストールを行います。 追加のインストール情報は、『HPパワー マネージャ ユーザ ガイド』に掲載されています。 HPPMソフトウェアをHP Webサイトからダウンロードした場合、指示に従ってファイルを解凍します。NetWareサーバにファイルをコピーし、以前と同様にコンフィギュレーション モジュールをロードします。モジュールはコンフィギュレーション プロセスについての情報を表示します。 追加のインストール情報は、『HPパワー マネージャ ユーザ ガイド』 に掲載されています。 ========================================================= パート5:バージョン3.1での操作上の注意および既知の問題 ========================================================= Windowsでは、ソフトウェアをアンインストールしてもHPPMトレイ アイコンが表示されたままになります。 アイコンの上にマウスカーソルを置くか再起動した後、アイコンが表示されなくなります。 Windowsでは、HPPMステータス アプリケーションを複数起動した場合、ランチ バー上のリダンダントHPPMトレイ アイコンが複数表示されます。リダンダント トレイ アイコンを閉じるには、アイコンを右クリックし、[終了]をクリックします。 電源障害設定のUPS実行時間を最大に設定する場合、ロー バッテリ シャットダウンを有効にしておくことをおすすめします。 バッテリの状態によりUPSハードウェアは、正確な最大実行時間を報告しないことがあります。ただし、HPPMアプリケーションは実行時間が限界になる前に余裕を持ってシャットダウンするよう動作し、UPSはローバッテリ アラームを鳴らします。 Netwareリモート エージェントの構成ユーティリティがない。 通信を許容されるマネジメント サーバのデータを変更するには、リモート エージェントを再インストールする必要があります。 Windows Server 2003を実行している一部のサーバは、電源障害でシャットダウンした後、電源が回復したときに再起動しません。サーバを手動で再起動するかMicrosoftから修正プログラムを入手してください。詳しくは、Microsoft Knowledge Base article 819760を参照してください。 Windowsサーバ2003のHPPMは、メッセージ サービスがデフォルトで無効になっているためブロードキャスト メッセージを表示しません。HPPMブロードキャスト メッセージを表示させるためにメッセージ サービスを有効にするには、[コントロール パネル]、[管理ツール]、[サービス]を選択します。"メッセンジャー" Windowsサービスを確認し、[プロパティ]ダイアログを開きます。スタートアップ種類を変更します。無効から自動にします。[適用]をクリックして設定を保存し、サービスを再開するために[開始]を選択します。 バッテリ テストは、連続して実行すべきではありません。 そうでなければ、正しい結果が得られないことがあります。通常、次のテストを実行する前にUPSが通常の状態に回復しているのを確実にするためにテストを開始する時間を遅らせる必要があります。前のテストがどれくらいの時間実行したかで遅れは異なります。 バッテリ テストを実行している間に表示されるUPSパラメータ値は無効です。 netwareエージェントをインストールするには、インストールするマシンのホスト名を検索する必要があります。DNS(Domain System Service)を実行していない場合は、ホスト名およびIPアドレスがsys:etc\hostsにあるhostsファイルに追加されているかを確認してください。IPアドレスは、先頭に0があってはいけません(無効なIPの例:172.025.240.230)。 HPPM 3.1ソフトウェアのサイレント インストール/アップグレードを容易にするために、セットアップ プログラムはコマンド ライン/シェル環境にインストール/アップグレード プロセスが成功したというリザルト コードを返します。ユーザは、結果に応じて条件付きのタスクを実行するために、バッチ ファイルのリザルト コードを確認します。 次のようなリザルト コードが返されます。 0 - インストール/アップグレードに成功 -1 - インストール/アップグレードに失敗エラーについて詳しくはsetup.logを参照してください。 注:Linuxシェル環境では、このネガティブ リターン コードは符号のない整数「255」として返されます。 リモート エージェントをあるマネジメント サーバから他のサーバへ切り替えるには、初めに前のマネジメント サーバからリモート エージェント(アタッチされているデバイス ページから)を削除します。次に、新しいマネジメント サーバにリモート エージェントを追加します。次に、HPPMリモート エージェント サービスを開始します。 電源障害設定を変更する場合、オペレーティング システムのシャットダウンのための時間に余裕を持って設定してください。例:OSシャットダウンの時間が1分の場合、OSシャットダウンの時間を2分に設定します。 HPPMは、2つ以上の'warning'アラームを受信した場合、上部右側のアラーム ボックスに'critical'アラーム ステータスを表示します。 ログからデータをエクスポート中にエラーになった場合、エクスポートする前にHPパワー マネジメントがインストールされているフォルダ(デフォルトでは\Program Files\HP\Power Manager\logs)の下に'logs'フォルダを作成する必要があります。 オペレーティング システムのシャットダウン時間に余裕があったとしても、シャットダウン イベントによっては、ロード セグメントの電源を切れないことがあります。 Linux 日本語環境において、Macromedia Flash Player 6 for Linuxで日本語が正しく表示できない場合があります。その場合は日本語 TrueType フォント(ttfonts-ja)をX-window用のフォントディレクトリ下にインストールし、/etc/X11/fs/config の catalogue エントリに日本語 TrueType フォントのディレクトリを追加してください。 例)/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType ディレクトリを作成し、 そこにttfonts-ja のrpmパッケージからインストールされたフォントファイルをコピーします。 (通常、/usr/share/fonts/ja/TrueTypeに展開されています。) そして /etc/X11/fs/config ファイルに、作成したディレクトリエントリを追加してください。 /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType, 詳しくは、「HPパワー マネージャ3.1ユーザ ガイド』の「トラブルシューティング」(表7-1)を参照してください。