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15-FEB-00, verified wiz BIOS P08-07/14/1999 |
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本ページに記載してある内容は限られた評価環境に於ける検証結果に基づいたものです。本ページの情報を利用する前に予め 技術情報、 保証について、ディストリビュータが提供する
WEBサイト等をご覧ください。 |
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Laser5社と Red Hat社の契約終了により、14-FEB-00より Red Hat
Linux 6.0J Server Editionは、Laser5 Linux 6.0J Server Editionとして出荷されています。本ガイドでは、会社名を
Red Hatとして記述しております。Laser5社版を利用している場合は、Red Hatを Laser5と読み替えてください。 |
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ProLiant 1600は SCSIコントローラ、SmartArrayコントローラ、Ethernetコントローラ、Videoコントローラの自動認識が可能です。このため特殊なデバイスの設定は必要ありません。このため、Linuxのインストールに慣れた方なら本ページは不要です。Red
Hat社のマニュアルに従い自由に行ってください。
Red Hat Linux 6.0J Serverのインストールオプションは3つあります。LANサーバー、インターネットサーバー、カスタムです。
前者2つのオプションでインストールを行うと、サーバシステムに必要なサービスの設定ツールが起動しインストール中にそれらの設定が行えます。必要なら X Window
Systemsのモジュールも自動で設定され英語版の FVWMもインストールされます。これに対し、カスタムオプションでインストールを行うと、サーバシステムに必要なサービスの設定ツールが起動しません。また
X Window Systemsのモジュールも自動でインストールされません。このため、Red Hat Linux 6.0J Serverをインストールする際には、前者2つのインストールオプションでインストールし、必要もしくは不要なパッケージを追加、削除することをおすすめします。
これら2つのインストールオプションを利用する場合、ディスクの設定方法を 自動にすると システムパーティションが削除されますので、自動を選択せずに
Disk Druidもしくは Fdiskを利用して、システムパーティションを残したままパーティションの確保をされる事をおすすめします。詳細は SmartStartによるハードウェアセットアップを参照してください。また、本ページに具体的な
Disk Druidの使用方法を記述してありますので参考にしてください。
デバイスの設定方法が分からない場合、インストールオプションが異なっても、SCSI, SmartArray, Ethernet, Videoコントローラの認識手順は同じですので、本ページのデバイス設定方法を参考にしてください。
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各種サーバの設定ツールを必要とせずかつ、FVWMではなく KDEを利用されたい方向けに作成しています。
インストールクラスとウィンドウマネージャの関係について… |
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- インストールクラスで インターネットサーバを選択した場合、英語版の FVWMが設定されます。
- インストールクラスで LANサーバーを選択した場合、英語版の FVWMが設定されます。
- インストールクラスで 全てを選択した場合 GNOMEが設定されます。但し、X Window Systemsは自動設定されません。また、メニュー等が文字化けして使用に耐えません。このため本ページでは
KDEを使用します。
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本ガイドは下記のインストール条件を想定しています。システム構成、インストールオプションが異なる場合には
Red Hat Linuxに添付のマニュアルもしくは Linux関連のドキュメント等を参照して、インストール中に適時必要な設定を行ってください。
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- ProLiant 1600
CPU x1もしくは x2
9.1GB HDD x1
SmartArrayコントローラ追加、もしくは無し
1024x768の解像度が利用可能なモニタ
- Red Hat Linux 6.0J Server
インストールオプション カスタムパッケージ
/boot, swap, /の作成
固定 IPアドレスの使用
1024x768/8bppの解像度と色数
英語版 KDE環境
テキストログイン
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- Welcome to Red
Hat Linux(J)!画面が表示され、boot:プロンプトが表示されます。[Enter]キーを押します。
- Red Hat Linux(J)画面が表示されます。[了解]を押します。
- キーボードタイプ画面が表示されます。日本語キーボードを使用している場合
jp106、英語キーボードを使用している場合 usを選択し、[了解]を押します。
- インストール方法画面が表示されます。Local CD-ROMを選択し、[了解]を押します。
- 注意画面が表示されます。CD-ROMは既に挿入してありますので
[了解]を押します。
- インストールクラス画面が表示されます。カスタムを選択し、[了解]を押します。
- SCSIの設定画面が表示されます。下記のデバイスが検出されます。SmartArrayコントローラを装着している場合でもリストに表示されませんが自動認識されています。[いいえ]を押します。
- ディスクのセットアップ画面が表示されます。[Disk Druid]を押します。
- 現在のディスクパーティション画面が表示されます。表示内容は下記になります。[追加]を押します。以降、SmartArrayコントローラを装着している場合
sdaを ida/c0d0pに読み替えてください。
Mount Point |
Device |
Requested |
Actual |
Type |
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sda3 |
39M |
39M |
Compaq setup |
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- Edit New Partition画面が表示されます。Mount Point:に /boot、Size
(Megs):に 16*を設定し、[了解]を押します。
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* |
/bootパーティションは必ず独立したパーティションとして最初に確保してください。これは
LILOのシリンダ制限を回避するのに重要なテクニックです。 |
- 現在のディスクパーティション画面に戻ります。[追加]を押します。
- Edit New Partition画面が表示されます。Size
(Megs):に 127*、Type:に
Linux Swapを設定し、[了解]を押します。
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* |
Red Hat Linux 6.0J Serverの swap領域は 127MBの制限はありません。必要に応じて
127MBを超える容量の指定が可能です。 |
- 現在のディスクパーティション画面に戻ります。[追加]を押します。
- Edit New Partition画面が表示されます。Mount
Point:に /、Grow to fill disk?:をチェックし、[了解]を押します。
- 現在のディスクパーティション画面に戻ります。表示内容は下記になります。[了解]を押します。
Mount Point |
Device |
Requested |
Actual |
Type |
|
sda3 |
39M |
39M |
Compaq setup |
/boot |
sda5 |
16M |
23M |
Linux native |
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sda6 |
127M |
133M |
Linux swap |
/ |
sda7 |
1M |
8479M |
Linux native |
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- 変更を保存する画面が表示されます。[はい]を押します。
- スワップスペースを有効にする画面が表示されます。/dev/sda6が指定されています。必要に応じて
フォーマット中に不良ブロックをチェックしますをチェックし、[了解]を押します。
- フォーマットするパーティションを選んでください画面が表示されます。/dev/sda7,
/dev/sda5共にチェックします。必要に応じて フォーマット中に不良ブロックをチェックしますをチェックし、[了解]を押します。
[*] /dev/sda7 / |
[*] /dev/sda5 /boot |
- インストールするコンポーネントの選択画面が表示されます。必要なコンポーネントを選択します。ここでは下記の項目以外全てをチェックし、[了解]を押します。
[ ] GNOME |
[ ] GNOME Development |
[ ] 全て |
- 解決されていない依存関係画面が表示されます。依存関係を満たすためにパッケージをインストールしますにチェックがされていますので、そのまま
[了解]を押します。
- インストールのログ画面が表示されます。/tmp/install.logにインストールの内容が保存されますので必要に応じてインストール完了後に参照してください。[了解]を押します。
- インストールの状況画面が表示され、パッケージのコピーが行われます。
- 検出結果画面が表示されます。PS/2上に psauxタイプのマウスが検出されます。[了解]を押します。
- マウスの設定画面が表示されます。一般的なマウス(PS/2)を選択します。2ボタンマウスを使用している場合、3ボタンエミュレーションを行いますか?をチェックし、[了解]を押します。
- ネットワークの設定画面が表示されます。LANの設定を行いますので、[はい]を押します。
- 検出画面が表示されます。下記のデバイスが検出されます。[了解]を押します。
- ブートプロトコル画面が表示されます。スタティック IPアドレスを選択し、[了解]を押します。
- TCP/IPの設定画面が表示されます。IPアドレス,
ネットマスク, デフォルトゲートウェイ(IP), プライマリサーバを設定し、[了解]を押します。
- ネットワークの設定画面が表示されます。ドメイン名,
ホスト名、必要に応じて セカンダリネームサーバ(IP), 三番目のネームサーバ(IP)を設定し、[了解]を押します。
- タイムゾーンの設定画面が表示されます。Japanを選択します。必要に応じて
ハードウェア時計を GMTにセットをチェックします。通常はチェックしません。[了解]を押します。
- Services画面が表示されます。必要なサービスを起動もしくは停止する設定を行います。[完了]を押します。
- プリンタの設定画面が表示されます。[いいえ]を押します。
- Rootのパスワード画面が表示されます。パスワードを二回入力し、[了解]を押します。
- 認証の設定画面が表示されます。必要に応じて NISを有効にするをチェックします。NIS環境が無い場合もしくは利用しない場合はチェックしません。[了解]を押します。
- ブートディスク画面が表示されます。ブートディスクを作成するので
[はい]を押します。
- ブートディスク画面が表示されます。空の FDをドライブに入れ
[了解]を押します。
- ブートディスク画面が表示され、FD上にブートディスクが作成されます。
- LILOのインストール画面が表示されます。FDをドライブから抜きます。/dev/sda
(マスターブートレコード)を選択し、[了解]を押します。
- LILOのインストール画面が表示されます。カーネルに渡すオプションを指定します。特に指定する必要はありませんので、そのまま
[了解]を押します。
- 起動可能なパーティション画面が表示されます。[了解]を押します。
- 完了画面が表示されます。[了解]を押します。
- システムが自動的に再起動します。
- システムの起動画面が表示されたら、Red Hat Linux 6.0J
Serverバイナリ CDを抜きます。
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- コンソール画面が表示され、login:プロンプトが表示されますので、rootでログインします。#プロンプトが表示されれば、ログインできた事が確認できます。
- pingコマンドでネットワークが正常に動作しているか確認します。正常に動作していない場合、linuxconfを起動して設定します。
- CPUを複数装備している場合、#cat /proc/cpuinfoで
CPUが全て認識されているか確認します。1基しか見えない場合はシステムの起動時に全ての CPUを認識しているか確認して、再インストールか SMPカーネルパッケージの導入をしてください。
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- Red Hat Linux 6.0J Serverインストールディスクをドライブに挿入し、#mount /mnt/cdromと入力し、CD-ROMをマウントします。
- #cd /mnt/cdrom/RedHat/RPMSとしてカレントディレクトリを移動します。
- #rpm -ivh XFree86-SVGA-3.3.3.1-52.i386.rpmと入力し、XFree86-SVGAをインストールします。
- #konと入力し、日本語コンソールに切り替えます。
- #Xconfiguratorと入力し、X Window Systemsの設定ツールを起動します。
- ようこそ画面が表示されます。[了解]を押します。
- PCI装置の検出画面が表示され、下記のデバイスが自動検出されます。[了解]を押します。
PCIエントリ: GD 5446 |
Xサーバ: SVGA |
- モニタセットアップ画面が表示されます。使用しているモニタがあればそのタイプを選択します。この例では
カスタムを選択します。[了解]を押します。
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モニタの周波数が低い場合、解像度が高くなるほどフリッカー(画面のちらつき)が発生しやすくなります。できるだけモニタの仕様内での高い周波数をご利用ください。 |
- カスタムモニタセットアップ画面が表示されます。[了解]を押します。
- カスタムモニタセットアップ(続き)画面が表示されます。フリッカーフリー
SVGA, 1024x768 @ 70Hzを選択し、[了解]を押します。
- カスタムモニタセットアップ(続き)画面が表示されます。50-70を選択し、[了解]を押します。
- 画面設定画面が表示されます。ビデオモードの自動検出を行うため、[検出]を押します。
- 検出開始画面が表示されます。[了解]を押します。
- 検出終了画面が表示されます。下記のビデオモードが検出されます。[デフォルトの使用]を押します。
発色数: 8bits / pixel
解像度: 1024x768 |
- Xのテスト画面が表示されます。[了解]を押します。
- 画面がグラフィカルモードに切り替わり、Can you see this
message...とメッセージが表示されます。メッセージが見えない場合、エラー画面が表示されますので、[戻る]を押して モニタセットアップで適切なモニタの種類を選択しなおしてください。メッセージが表示された場合は
[Yes]を押します。
- Xconfigurator can set up your computer
automatically start X...とメッセージが表示されます。[No]を押します。
- Configuration has been written...とメッセージが表示されます。[OK]を押します。
- #プロンプト表示に戻ります。
- #startxと入力し、X Window Systemsを起動します。正常に動作しない場合、konを起動後、Xconfiguratorを起動して設定します。
- 英語版 KDEが起動します。
- 以上で Red Hat Linux 6.0J Serverのインストールは完了です。
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