株式会社ロジックベイン イメージ

"社員数35名の当社にとっては大きな決断でしたが、今ではSimpliVityを導入して良かったと感じています。今後も事業の成長を支えるツールとして、積極的に活用を進めていきます。"

―株式会社ロジックベイン
 取締役社長
 笹岡 隆 氏

 

ネットワーク監視/コンフィグレーション管理などの分野でビジネスを展開する株式会社ロジックベインでは、「HPE SimpliVity 380 Gen10」による全社仮想化基盤の構築に踏み切った。煩雑なインフラ運用管理業務から社員を解放し、生産性のさらなる向上を図るのが狙いだ。社員数35名の同社にとって、今回の投資は会社設立以来初となる大きな決断でもあった。しかし、この取り組みは見事に実を結び、業務生産性向上やサービス・サポートの強化など、数多くの成果を挙げることに成功している。

業界

情報・通信

目的

個々の業務システムごとに導入されていた物理サーバー群を仮想統合し、障害対応や運用管理に掛かる工数を削減。社員がより付加価値の高い業務に注力できる環境を実現すること。

アプローチ

クラス最高水準の性能と拡張性を持つインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載する「HPE SimpliVity 380 Gen10」による仮想化基盤を新たに構築。インフラの最適化やリソースの有効活用を図ると同時に、テスト用の検証環境などもスピーディに準備できる環境を整備する。

ITの効果

  • 「HPE SimpliVity 380 Gen10」による全社仮想化基盤を構築
  • 圧縮・重複排除技術を活用し、ストレージ容量を約1/3に削減
  • 機器台数の削減によりラックスペースを従来の約1/2に縮小
  • 全ての業務システムを確実にバックアップできる環境を実現

ビジネスの効果

  • 高いスキルを有する社員が顧客対応などの業務に専念することが可能に
  • 検証環境を短時間で用意できるようになりサービス・サポート品質が向上
  • 優れた操作性を活かし運用管理業務の属人化を解消
  • 新たなビジネスニーズにもタイムリーに対応できるようになった
 

サイロ化した業務サーバー群の運用管理が大きな負担に

神奈川県・川崎市に本社を置くロジックベインは、ネットワーク監視/コンフィグレーション管理などのソフトウェアを専門に手がけるIT企業である。同社 取締役社長 笹岡 隆 氏は「これからの時代にはネットワークが主役になると確信し、2009年よりこの分野に参入。現在は見やすく、使いやすいユーザーインターフェースと手頃な価格を兼ね備えたネットワーク監視マネージャー『ThirdEye』、並びにルータやスイッチなどのコンフィグレーションを一括で管理できる『Net LineDancer』などの製品をご提供しています」と説明する。中でも注目されるのが、ThirdEye、Net LineDancer両製品とも、同社の自社開発であるという点だ。開発業務の責任者である同社 Executive VP Engineering Department Brett Wooldridge 氏は「これらの製品群には、当社が長年にわたり培ってきた知見やノウハウが最大限に活かされています。企業規模こそ大きくありませんが、当社製品の機能や品質は世界でも通用するものと自負しています」と語る。

元々1992年に会社を設立した際には、IT関連周辺機器などの商社としてスタートを切った同社。「なかなか売上が伸びず苦しい時代もあった」(笹岡氏)とのことだが、ソフトウェアビジネスに転じてからは、まさに破竹の勢いで快進撃を続けている。しかし、その一方で、解決すべき課題もまた生まれていた。社内では様々な業務システムが稼働しているが、その運用管理に多くの時間や手間を取られていたのである。

「当社には専門の情報システム部門がありませんので、私が業務の傍らサーバーの運用やトラブル対応などを行っていました」と語るのは、同社 マネージドサービス部 技術ユニット マネージャー藤村 祥行 氏だ。かつては各業務システムが個別の物理サーバーで構築されていたため、一人で十数台の業務サーバーの面倒を見る必要があったとのこと。また、藤村氏の本業は製品の品質管理業務だが、検証用の仮想環境も乱立しており、その管理に苦労していたという。「集中して仕事をしている最中に、『ディスクが壊れた』『検証用の仮想サーバーをどこに立てればいいか』といった問い合わせで業務を中断されるのが一番困ります。何とかこうした状況を脱却できないかと常々感じていました」と藤村氏は振り返る。

将来に向けた成長投資としてHPE SimpliVityの導入を決断

いわば「ゼロ情シス」企業に共通の課題を抱えていた同社だが、藤村氏があるセミナーを訪れたことが大きな転機となった。「そこで初めて、ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ製品(以下、HCI)の存在を知りました。何台もの物理サーバーが個別に稼働している現状と比較して、インフラ環境を圧倒的にシンプルにできます。また、運用管理が一元的に、かつ容易に行える点も非常に魅力的でした」と藤村氏は語る。こうしてHCIに大きな可能性を感じた藤村氏は、市場に提供されている様々な製品をチェック。その中から白羽の矢が立ったのが、日本ヒューレット・パッカード(以下、HPE)のクラス最高水準の性能と拡張性を持つインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載する「HPE SimpliVity 380 Gen10」(以下、SimpliVity)である。

SimpliVityに着目した理由を、藤村氏は「まず一つ目は、高効率な圧縮・重複排除機能を備えている点です。複数のサーバーを統合した上で圧縮・重複排除を行えば、リソースをより有効に活用できます」と語る。さらにもう一つは、高速かつ柔軟なクローン/バックアップ/リストア機能を標準で備えている点だ。「私が担当する品質管理業務では、テスト用検証環境の構築/廃棄を頻繁に行います。従来はこの作業に多くの工数と時間が掛かっていたのですが、SimpliVityのクローン/バックアップ/リストア機能を活用すれば、大幅な効率化と時間短縮が見込めます。これは是非とも導入したいと考えました」と続ける。

ただし、そこから順調に話が進んだわけではない。SimpliVityを導入したいという要望が、即座に却下されてしまったのである。「そもそも当社は、社員数35名の小所帯です。会社設立以来、これまでに200万円を超える投資を行ったことは一度もありません。その数倍もの投資を願い出るとは、最初は一体何を言い出すのかと思いました」と笹岡氏は苦笑する。しかし、SimpliVityにようやく光明を見出した藤村氏としても、ここは簡単には引き下がれない。運用管理の手間を省ければ、ユーザー企業訪問などの業務にもより時間を使えるようになるといったメリットを繰り返し訴え続けたという。「二度にわたり却下しましたが、あまりに熱心なので他の社員の声も聞いてみました。すると、会社の今後を長期的考えれば、むしろ現状のままの方がリスクが高いとの意見もありました。それは確かにその通りですし、幸い今なら資金的な余力もあります。そこで、将来を見据えた投資ということで導入を許可しました」と笹岡氏は語る。

インフラの性能・信頼性を大幅に強化 運用管理負担の軽減にも成功

こうして新たな投資に踏み切った同社では、本番環境用として2台の「SimpliVity 380 Gen 10」を導入。現在は請求書管理システムやスケジュール管理システム、ActiveDirectoryサーバーといった業務系のシステムに加えて、テスト用の検証環境も同一基盤上に統合している。「仮想サーバーの構築やバックアップの設定などはすべて自前で行いましたが、特に苦労するような場面もなくスムーズに導入できましたね」と藤村氏は語る。その結果、新全社仮想化基盤は、2019年6月より無事本番稼働を開始。ちなみに導入検討段階では、一応他社HCI製品との比較も行ったとのこと。しかし、先に触れた圧縮・重複排除やバックアップ機能に加えて、コストパフォーマンスに優れている、VMware vCenterによる一元的な管理が可能であるなどの点が採用の決め手となった。

これにより、従来の課題は完全に解消。個別の物理サーバーからSimpliVityに移行したことで、インフラの信頼性・可用性は格段に向上し、トラブル対応などの面倒な作業に煩わされることもなくなった。「テスト用の検証サーバーなども、現在ではvCenterを使って簡単に立てられます。おかげで他のメンバーも、必要に応じて自分で作業できるようになりました。私としても、以前のように問い合わせで業務を中断されずに済むので非常に助かっていますね。運用管理の属人性を排除する上でも、大きな効果があったと感じています」と藤村氏は続ける。

また、物理機器の台数が減ったことで、ラックスペースを削減することも可能に。「一部の業務サーバーはまだ物理環境上で稼働していますが、今後こうしたものの集約も進めれば、従来の約1/2程度にまでラックスペースを減らせると見込んでいます」と藤村氏は語る。当然消費電力についても、以前より低く抑えることが可能だ。導入前に大きな期待が掛けられた圧縮・重複排除機能も、期待通りの実力を発揮。現在では、ストレージ容量を約1/3程度に削減することに成功している。さらにインフラ全体のパフォーマンスについても、旧環境から大きく向上。「体感的には、軽く2倍位にレスポンスがアップした印象ですね。性能的な不満も全くありません」と藤村氏は語る。これにより、新たなシステムを立ち上げたいといったユーザーの要望にも、タイムリーに対応できるようになったとのこと。また、各業務システムのバックアップに関しても、以前はなかなか全てのシステムにまで手が廻り切らなかった。このため、日次でバックアップを行うのは、ファイルサーバーをはじめとする一部の重要システムに限られていたという。しかし現在では、全システムを確実に毎日バックアップすることが可能に。インフラ環境のあらゆる面において、飛躍的な進化を遂げることができたのである。

検証環境の準備時間を劇的に短縮 業務生産性とサービス品質向上に貢献

SimpliVityの導入効果は、単なるインフラ環境改善のみに留まらない。社内の業務生産性向上という面でも、大きな成果が現れているのだ。たとえば従来は、テスト用の検証環境を一つ構築するにも数時間を要していた。慣れないメンバーが作業した場合には、一日掛かりになってしまうこともあったという。「時期によって多少の繁閑はあるものの、検証環境を作っては消してといった作業は必ず毎日発生します。特に多い日には、一日十回以上こうした作業を繰り返すこともあります。最近では、ネットワークについても仮想化が進んでいますので、複雑な検証を要求されるケースも少なくありません」と藤村氏は説明する。しかし、SimpliVityのクローン/バックアップ/リストア機能が利用できるようになったことで、こうした作業に掛かる時間が飛躍的に短縮。「現在では、誰が作業しても数十秒で検証環境を準備できます。これだけ短時間で作業が行えれば、お客様からのご質問や問い合わせなどにも、格段にスピーディにご対応できます。質の高いサービス・サポートをご提供できるということは、顧客満足度向上を目指す上でも非常に重要です」と藤村氏は続ける。実際に藤村氏自身も、SimpliVity導入後は、直接顧客先に訪問する機会を増やせたとのこと。社員が持てる力を最大限に発揮するためのツールとしても、SimpliVityが大きく貢献しているのだ。

創業以来初となる大規模投資を決断した笹岡氏も、今回の取り組みを高く評価する。「当社の年間利益にほぼ匹敵する額の投資でしたから、最初はできるわけがないと思ったことは事実です。しかし、今後もビジネスを成長させていくためには、社員の生産性やお客様へのサービス品質をより向上させていく取り組みが欠かせません。既存の環境をだましだまし使い続けるようなことでは、とても大胆なチャレンジもできなかったでしょう。現在では、『今やっておいて良かった』というのが正直な印象ですね」と笹岡氏は語る。ちなみに笹岡氏、企業経営を行う上では「危機感」や「怖れ」を非常に大事にしているのだという。「ただいたずらに怖がっていても仕方ありませんが、マーケットや社会の変化に取り残されてしまったら会社が立ち行かなくなってしまう。そうした怖れをバネに変革に取り組むのは、むしろ健全なことだと思いますね。今回のSimpliVityへの投資についても、正しいタイミングで適切な判断を下せたと考えています」と語る。こうした笹岡氏の経営理念は、投資に悩む他の中堅・中小企業にとっても、大いに参考になるものと言えるだろう。

同社では、今後もSimpliVityをビジネスの成長を牽引するためのツールとしてフル活用していく考えだ。その一環として、まだ残っている業務サーバー群の統合やDR(災害対策)環境の構築など、様々な検討が進められている。HPEでも、こうした同社の取り組みをしっかりと下支えしていくのである。

"検証環境の構築時間が数時間から数十秒に短縮されるなど、業務生産性向上に劇的な効果がありました。トラブル対応などに煩わされることなく、本業に集中できるのも大きなメリットです。"
株式会社ロジックベイン
マネージドサービス部
技術ユニット
マネージャー
藤村 祥行 氏

詳しい情報
HPE SimpliVity 380 Gen10についてはこちら
hpe.com/jp/simplivity

株式会社ロジックベイン 笹岡隆氏

株式会社ロジックベイン
取締役社長
笹岡 隆 氏

株式会社ロジックベイン Brett Wooldridge 氏

株式会社ロジックベイン
Executive VP
Engineering Department
Brett Wooldridge 氏

株式会社ロジックベイン 藤村祥行氏

株式会社ロジックベイン
マネージドサービス部
技術ユニット
マネージャー
藤村 祥行 氏

 

会社概要

株式会社ロジックベイン

所在地:神奈川県川崎市宮前区鷺沼3-2-6 鷺沼センタービル3F

URL:https://www.lvi.co.jp/

株式会社ロジックベイン
本件に関するお問い合わせ窓口
Telephone

カスタマーインフォメーションセンター
0120-268-186 または 03-5749-8279

上記に関する詳細情報、およびご購入の際は弊社販売店、または各種サポートまでお問い合わせください。

受付時間:月曜日〜金曜日 9:00〜19:00(土曜日、日曜日、祝日、年末年始、および5月1日 お休み)

※ご購入後のお問い合わせは、お手元の保証書内保証規定に記載の電話番号へお問い合わせください。

本件でご紹介の日本ヒューレット・パッカード製品・サービス

導入ハードウェア

本ページの導入事例は、PDFで閲覧頂けます。PDF (2.42MB)

本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。