UPSの選択

UPS(無停電電源装置)の重要性

UPSは、電源障害時などに内蔵バッテリに蓄えていた電力をサーバー機器へ供給する製品です。

地震や台風による急な停電が発生した場合、サーバーやアプリケーションは正常にシャットダウンできず、データの喪失・ファイルの破壊など、投資したシステムを一瞬で失うことがあります。
さらに天災だけでなく、瞬断(瞬停)、電圧の低下や変動といったさまざまな電源障害が日常的なトラブルとして起こり得ます。
UPSがあれば、そのような電源障害が発生した場合でもサーバーを安全にシャットダウンするまでの一時的な電源としてUPSを使用することができます。

UPSを導入すると、万が一の電源障害時の対策となることに加え、建物の法定電気点検の停電時や、運用でサーバーを一時停止する際などに、UPS管理ツールと連携させることでサーバーを自動運転させることも可能になります。
このように、UPSを利用すれば様々な管理上の利点を得ることができるため、HPEではHPE ProLiantサーバーの導入時に、UPSの導入も併せて検討することを推奨しています。

HPE UPSのメリット

  • HPE製サーバーに最適化して設計
  • サーバーとUPSのワンストップ・サポート
  • 3年間のパーツ保証、1 年間の翌営業日オンサイト サービス
  • 無償提供のUPS管理ソフトウェア HPE Power Protector (HPEPP) により、サーバーのあらゆる環境で効率の高い電源保護を実現

構成上の注意

ご購入の際には入力プラグ形状をご確認の上、形状の合った電源コンセントをご用意下さい。

UPS管理ツール(HPE Power Protector、UPS ネットワークマネジメントモジュール) および管理ツールのOSのサポート状況は、システム構成図(ラックオプション編/タワー型サーバー用オプション編)をご確認ください。