HPE StoreOnce Backup 4500およびHPE Data Protectorを 採用し、重複排除によりバックアップデータ量を最大1/20に削減

HPE StoreOnce Backup 4500およびHPE Data Protectorを
採用し、重複排除によりバックアップデータ量を最大1/20に削減

"200TBものバックアップデータが重複排除によりわずか11TBにまで削減されています。将来のデータ増に対しても余裕を持って対応できますし、データ量を気にせずに対象サーバーも追加できます。データ容量ベースのライセンス体系を持つHPE Data Protectorを採用したことで、対象サーバーを追加する際のコストも気にしないですみます"

‐シネックスインフォテック株式会社
情報システム部門
インフラ管理グループ
小林 充幸 氏

 

ITディストリビュータとして全国のパートナーに最新のIT製品を提供しているシネックスインフォテックは、自社の業務システムのバックアップ環境を全面的に刷新した。仮想テープライブラリHPE StoreOnce Backupとデータ保護ソフトウェアHPE Data Protectorにより、増大する業務データを確実に保護するディスクバックアップ環境を構築している。

業界

IT

目的

仮想化環境、物理環境に構築された業務システムとデータの保護。増大するデータと拡大する仮想化環境を将来にわたって保護するための管理性、コストパフォーマンスに優れたデータバックアップ環境を構築する。

アプローチ

個別に運用されてきた複数のテープバックアップ環境を仮想テープライブラリに統合。データ保護の確実性を向上させるとともに、データ保護ソフトウェアのライセンス費用を見直すことでデータ保護のコストパフォーマンスを高める。

ITの効果

  • HPE StoreOnce Backup 4500およびHPE Data Protectorを採用し仮想化環境、物理環境のデータバックアップを統合
  • 重複排除によりバックアップデータ量を最大1/20に削減
  • フルバックアップの所要時間を24時間から4時間に短縮
  • 仮想マシンイメージのバックアップとファイル単位のバックアップを一元管理

ビジネスの効果

  • テープ運用に伴うトラブルを一掃しデータ保護の信頼性を向上
  • データ保護ソフトウェアのライセンス費用を約60%、保守費用を約70%削減
  • HPE Care Pack保守サービスを採用しトラブル時の対応を一元化
  • 多拠点バックアップやディザスタリカバリへの応用が可能な環境を構築
 

チャレンジ

仮想化の進展に伴いバックアップの課題が顕在化

シネックスインフォテックは、米国SYNNEXグループに属する日本初の外資系ITディストリビューターである。世界有数のディストリビューターSYNNEXのグループ力を背景に最新のIT製品群をいち早く調達し、システムインテグレータやリセラーなど全国のパートナー企業に提供している。

「単に新しい技術を紹介するだけではありません。ユーザー企業への"売り"につながる活用ノウハウも合わせて提供することでパートナー企業のビジネスを支援することが私たちの使命です」とシネックスインフォテックのITプロダクト本部HP部 部長の清水毅氏は語る。そのノウハウを得る手段として最新技術の自社導入にも積極的に取り組んでいる。

シネックスインフォテックの社内では、基幹系システムとそれ以外の業務システムがそれぞれ別の仮想化基盤上に構築され、現在合わせて200台以上の仮想サーバーが稼働している。仮想化環境が拡大するにつれて、バックアップに関するいくつかの問題が顕在化してきたという。シネックスインフォテック情報システム部門インフラ管理グループの小林充幸氏は次のように指摘する。

「第一の問題は、分断したバックアップ環境です。2つの仮想化基盤それぞれにバックアップシステムを用意していたため、システム投資の無駄につながっていました。設定やメディア管理に2重の手間がかかり、業務負荷も増大していました」(小林氏)

仮想サーバーの増加に伴いバックアップに時間がかかるようになってきたことも、大きな問題だったという。

「とくに週末に実行していたフルバックアップが長時間化する傾向にありました。通常でも土曜日の夜から日曜日の夜まで、場合によっては月曜日の朝までかかることもあり、業務への影響が懸念される状況でした」(小林氏)

シネックスインフォテックでは仮想化サーバーと物理サーバーのどちらに対してもテープライブラリを使用したテープバックアップを行っていたが、そのテープ運用にも問題があった。

「テープ自体、長年の間、繰り返しロードすると劣化して使えなくなることがあります。実際、そういうテープを使っていてリストアに必要なデータが読めなかったこともありました。バックアップの信頼性を高めるためにもテープ運用の見直しが必要でした」(小林氏)

今後、データ量がさらに増大し、仮想化環境も拡大していく中で、バックアップ環境の統合と効率化、テープ運用からの脱却が急務だった。仮想化環境のサーバー更新を機に、シネックスインフォテックは、バックアップシステムの刷新に踏み切った。

シネックスインフォテック株式会社 小林充幸 氏

シネックスインフォテック
株式会社
情報システム部門
インフラ管理グループ
小林 充幸 氏

シネックスインフォテック株式会社 清水毅 氏

シネックスインフォテック
株式会社
プロダクトマネジメント部門
ITプロダクト本部 HP部
部長
清水 毅 氏

 

ソリューション

データ増への対応とコスト最適化の視点から HPE StoreOnce Backupを選択

インフラ管理グループは、ディスクバックアップ環境への移行を前提に、2つの仮想化環境と物理環境のバックアップを統合できるバックアップデバイスの検討に入った。複数の候補の中から最終的に選ばれたのは、仮想テープライブラリHPE StoreOnce Backupである。小林氏とともに製品選定にあたったITプロダクト本部システムデザイン課の河井良介氏は選定理由を次のように語る。

「選択の決め手となったのは独自の重複排除技術です。HPE StoreOnce Backupは、平均4KBという非常に小さなデータブロック単位での重複排除を行うことにより、ファイル単位での重複排除とは比較にならないほどデータを削減できます。これならバックアップデータの増大に対しストレージの追加なしに対応できると確信しました」(河井氏)

データ保護ソフトウェアの選定も行われた。HPE StoreOnce Backupは主要なデータ保護ソフトウェアに対応しているため、従来使用していたバックアップソフトウェアを継続使用することもできたが、シネックスインフォテックはあえてHPE Data Protectorの採用に踏み切った。

「最大の理由はデータ保護コストの最適化です。従来のソフトウェアは対象サーバーごとにCPUの種類やコア数に対応したライセンスを購入しなければならず、対象サーバーが増えるほど追加費用がかかる仕組みでした。一方、HPE Data Protectorはデータ容量ベースのライセンス体系なので、対象サーバーが増えても、バックアップシステム側のストレージに余裕がある限り追加費用なしに使い続けられます。この違いは想像以上に大きく、私たちの試算によるとHPE Data Protectorに切り替えるだけでライセンス費用は約60%、保守費用は約70%も削減できる見込みでした」(河井氏)

多くの企業は、機能性、操作性の違いやそれに伴う教育の手間が使い慣れたデータ保護ソフトウェアを代えることにはあまり積極的ではない。しかし、今回はそのような懸念は一切なかったという。

「いわゆる定番ソフトウェアと比べても機能的に何の遜色もありません。操作性という点ではむしろ他より優れていると言えるでしょう。従来使っていたソフトウェアは操作できるスタッフが少なく、特定個人に作業負荷が集中していたのですが、試用させてもらったHPE Data Protectorはスタッフ全員がすぐに使いこなせました。属人的な運用から脱却できる点も高評価のポイントでした」(小林氏)

仮想化基盤ではHPE BladeServer Systemの新機種への更新が既に決まっていたため、バックアップシステムも含めて結果的にオールHPEのシングルベンダー環境になったが、システムの安定運用という視点からはむしろ理想的だったと小林氏は言う。

「システム全体を一貫性のあるアーキテクチャで構築できるため信頼性も管理性も向上します。またシステム全体のサポートをHPEに集約することで小さなトラブルからシステム障害まであらゆる事態にスピーディに対応できます」

シネックスインフォテックの統合バックアップ環境
シネックスインフォテック株式会社 河井良介 氏

シネックスインフォテック
株式会社
プロダクトマネジメント部門
ITプロダクト本部
システムデザイン&
インテグレーション部
システムデザイン課
河井 良介 氏

 

ベネフィット

所要時間は1/6、保存データ量は1/20に劇的に改善されたバックアップ環境

システム構築は仮想化基盤のサーバー更新と歩調を合わせて進められ、2015年10月から2016年1月にかけて、2つの仮想化基盤と物理サーバーのバックアップシステムが順次カットオーバーしていった。

統合されたバックアップ環境を見てみよう。今回のシステムでは基幹系、一般業務系の2系統の仮想サーバーイメージはSANに接続された共有ストレージから、また物理サーバーからのファイルバックアップデータはLAN経由で、HPE StoreOnce Backup 4500に送られてくる。これらのデータフローを一元的にコントロールするのがデータ保護ソフトウェアHPE Data Protectorだ。いままで別々に行っていた2系統の仮想化環境の設定や管理が統合され、管理負荷も軽減している。

効率の面でも大きな成果が上がっている。劇的に改善したのはバックアップ時間である。

「24時間以上かかっていた仮想サーバーイメージのフルバックアップがわずか4時間に短縮できました。複数ジョブをパラレル実行することができるというHPE StoreOnce Backupの特性を最大限に活かすことで高いパフォーマンスを実現しています。今後仮想化環境が拡大しても、業務に影響を与えるおそれはないでしょう」(小林氏)

"今回のシステム導入では、バックアップ環境の統合やデータ保護コストの最適化など、HPEのデータ保護ソリューションの価値を実感しました。これからはその体験をパートナー様のビジネス拡大のために提供してまいります。HPEには、高信頼の製品と優れた技術によって、私たちの挑戦を引き続き支えていただきたいと期待します"
シネックスインフォテック株式会社 プロダクトマネジメント部門 ITプロダクト本部 HP部 部長
清水 毅 氏

重複排除技術も目に見える成果を上げている。

「200TBものバックアップデータが重複排除によりわずか11TBにまで削減されています。約1/20という高い重複排除率によって、将来のデータ増に対しても余裕を持って対応できますし、データ量を気にせずに対象サーバーも追加できます。ちなみに対象サーバーの追加についてはHPE Data Protectorを採用したことでコストも気にしないですみます」(小林氏)

HPE StoreOnce BackupとHPE Data Protectorによるバックアップシステムはトラブルなく順調に稼働し、高い信頼性でシネックスインフォテックの業務システムを支え続けている。

多拠点展開やDRを視野にHPE StoreOnce Catalystを検討

今回のバックアップシステムの成果を受けて、小林氏はさらにつぎの展開に思いを巡らせている。

「今注目しているのは、エンタープライズ規模の連携重複排除を実現するHPE StoreOnce Catalystテクノロジーです。これにより、複数拠点を結んだバックアップシステムやディザスタリカバリシステムの構築といった新たな課題に挑戦していきたいと考えています」(小林氏)

今回システムの選定、構築には、直接の担当部門であるインフラ管理グループに加え、パートナーへのソリューション提供を業務とするITプロダクト本部も参加した。実際にシステムの選定にも構築にも携わった河井氏はその理由を次のように説明してくれた。

「シネックスインフォテックが特に優れた技術を自社導入するときは、その過程でパートナー様のビジネスに役に立つ情報やノウハウを体得するために私たちプリセールスエンジニアも参加します。今回得られた知見や実践的なノウハウは、パートナー様への販売支援や技術支援に活かしていくつもりです」(河井氏)

最後に清水部長が次のように述べて締めくくった。

「今回のシステム導入では、バックアップ環境の統合やデータ保護コストの最適化など、HPEのデータ保護ソリューションの価値を実感しました。これからはその体験をパートナー様のビジネス拡大のために提供してまいります。HPEには、高信頼の製品と優れた技術によって、私たちの挑戦を引き続き支えていただきたいと期待します」

詳しい情報
HPE StoreOnce Backupについてはこちら
www.hpe.com/jp/storeonce

 

会社概要

シネックスインフォテック株式会社

所在地:東京都江東区東陽6-3-1 東京イースト21 ビジネスセンター 2F

URL:http://www.synnexinfotec.co.jp/

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