仮想サーバー環境の共有ストレージに「HP 3PAR StoreServ 7200」を採用し
ビジネス成長のスピードに応える拡張性と信頼性を備えたシステム基盤を実現

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「基幹業務システムを支える高い信頼性、ビジネス成長を支える拡張性――当初掲げた目標は十分に達成できたと考えています。もうひとつ、私たちのビジネススピードの向上に寄与してくれたことが、仮想化基盤とHP 3PAR StoreServの成果と言えるでしょう」

−株式会社エスクリ
IT統括部
エグゼクティブエキスパート
浜西 栄一朗 氏

 

成長戦略を支える高信頼なストレージ環境

ブライダル業界に旋風を巻き起こしている急成長企業 エスクリが、新たな成長戦略を支える基幹業務システムを構築した。仮想化により統合力と柔軟性を高めたサーバー環境に、優れた拡張性と高い信頼性をもたらしたのは「HP 3PAR StoreServ 7200」ストレージである。積極的なM&Aにより急速に事業の拡大と多角化を進めるエスクリにとって、バックオフィスシステムの安定稼働と拡張性は極めて重要だ。HP 3PAR StoreServ 7200の提案を含め、本プロジェクトを全面的に支援したのは大塚商会である。

業種

サービス


目的

ブライダルビジネスの伸長と、M&Aを含む新たな成長戦略を支える基幹業務(バックオフィス)システムの構築。会計・人事アプリケーションを刷新するとともに、統合的なシステム基盤を新たに構築しこれに移行する。


アプローチ

サーバーおよびストレージ環境に仮想化テクノロジーを全面的に採用して物理機器の台数を抑制するとともに、ビジネスクリティカルな要求に応える高い信頼性、柔軟なシステム拡張性、優れた投資対効果を追求する。


ITの効果

  • 仮想サーバー群の共有ストレージとして「HP 3PAR StoreServ 7200」を採用し、ミッドレンジの価格帯ながらハイエンド製品に匹敵する高信頼性を実現
  • 無停止での容量拡張が可能、かつエンクロージャーの追加により最大250TB(SASドライブ144基)までの拡張性を確保
  • 多様なワークロードが混在する条件下や高負荷時でも高いストレージ性能を維持
  • 優れた自律運用性により手間のかからないストレージ運用を実現
  • HP 3PAR StoreServのスナップショットとHP StoreOnce Backupの重複排除を組み合わせ効率的なバックアップ運用を実現
  • HP 3PAR StoreServ 7200の自動通報機能と大塚商会による保守サポートにより迅速な問題解決が可能に

ビジネスの効果

  • ビジネスの成長とともにM&Aなどに伴うビジネス要求の急激な変化にも適応可能なシステム基盤を実現
  • サーバーおよびストレージ機器の台数を抑えながらより多くのシステム統合を可能に
  • コストパフォーマンスの高いHP製品群により投資対効果に優れた統合的なシステム基盤を実現
  • 大塚商会を窓口にしたサーバー、ストレージ、ネットワークを含む統合的なサポート体制を確立
 

チャレンジ

ITを武器に急成長を続けるブライダル業界の雄

エスクリは、2003年の設立からわずか9年で東証一部上場を達成したことで注目を集めるブライダル企業だ。その急成長の背景には、これまで業界の常識だったハードウェア依存、つまり施設をコアバリューとするビジネスモデルを打ち破る確かな戦略がある。HR戦略部 広報・PRチーム マネージャーの藤間葉子氏は次のように話す。

「ひとつは出店戦略です。人口減少率の少ない東京23区および人口30万人以上の都市にエリアを絞って出店してきました。また、お客様の利便性を最優先し、アクセスの容易な駅チカ・駅ナカへの出店をいち早く進めてきました。さらに、お客様との最初の接点となるコールセンターをはじめ、ドレスやヘアメイク、料理、装花、そして運営スタッフなどを内製化するワンストップサービス戦略を展開し、サービス品質の向上に努めています」

これらの戦略に加え、顧客サービスのプロセス全体にITを採り入れ、積極的に活用していることも特色のひとつと言えるだろう。

「創業当初から、スピード感を持ってビジネスを展開していくためにはIT活用が不可欠であると考えていました」と話すのはIT統括部 エグゼクティブエキスパートの浜西栄一朗氏。

たとえば人財戦略においては、成約率の高いウェディングプランナーの行動パターンや接客ノウハウを収集・分析するシステムを用い、データベース化している。このデータを研修等に活用することで、人材育成のスピードは大幅に向上したという。また、コールセンターでヒアリングし、ウェディングプランナーが実際に接客したユーザーに関するデータは、「Anniversary Create(アニクリ)」という独自開発のシステムを通じ、すべてのスタッフが共有できるようになっている。

「新郎新婦様には、挙式までのToDoリストやスケジュール機能を備えたウェディングポータルとしてご利用いただけます。ゲストの方にもIDを発行しSNSとしてご活用いただけるようになっています」とIT統括部 マネージャーの鈴木隆広氏は話す。

藤間氏は「ご招待するゲストが利き手を『アニクリ』のゲストページに登録します。そのデータが運営スタッフに共有されることで、テーブルセッティング時の箸の向きにまで配慮することもできるようになっています」と続ける。

このように、ITと顧客サービスの緊密な連携が、顧客対応の品質と満足度を向上させる源泉となっているのだ。この「アニクリ」の主要機能をパッケージ化し外販するビジネスも展開している。

株式会社エスクリ 浜西栄一朗氏

株式会社エスクリ
IT統括部
エグゼクティブエキスパート
浜西 栄一朗 氏

株式会社エスクリ 鈴木隆広氏

株式会社エスクリ
IT統括部
マネージャー
鈴木 隆広 氏

 

ソリューション

さらなる成長に向け基幹業務システムを刷新

躍進を続けるエスクリでは、創業から10年を経た2013年以降を「第2の成長ステージ」と位置づけ、さらなる成長戦略を推進しようとしていた。

「M&Aを積極的に実施するなど、ビジネスの多角化を進めて、ウェディングだけに依存しない強固な経営基盤の確立を目指しています」(藤間氏)

そのための具体的な一手が基幹業務システムの刷新だ。その範囲は会計/人事システム、全社ポータル/スケジューラー/ワークフローと、まさに企業運営の土台となる部分を担う。刷新の意図を浜西氏は次のように説明する。

「基幹業務システムはバックオフィスでビジネスの屋台骨を支えるだけでなく、お客様との接点である『アニクリ』とも連携します。コア事業であるブライダルの競争力をさらに高めるとともに、ビジネスの多角化にも柔軟に対応できるシステム環境を整えようと考えました」

また、鈴木氏もシステム構築・運用の立場から次のように述べる。

「アプリケーション単位で構築されてきたシステムを仮想化により統合することを前提に、アプリケーション間の連携を強化して、データ登録の重複など業務プロセスのボトルネックを解消したいという考えもありました」

こうして2013年春、基幹業務システム刷新プロジェクトがスタートした。ビジネスクリティカルな要求に高い「信頼性」で応え、M&Aを含むビジネス環境の変化に対応するための「拡張性」。この2つを両立できるシステム環境が、エスクリが求めた要件だった。これに応える提案を行ったのが大塚商会である。

「信頼性と拡張性の両立という要件に応えるには、仮想化テクノロジーを活用しつつハードウェア機能を上手に組み合わせる必要があると考えました。私たちの提案のポイントは、仮想化基盤の統合ストレージに、高性能・高信頼で柔軟な拡張が可能な『HP 3PAR StoreServ 7200』を据えたところにあります」と本システムの構築を支援した大塚商会の担当者は話す。

大塚商会 技術本部は、HP 3PAR StoreServの提案から構築、運用・保守まで実績を着実に積み重ね、日本ヒューレット・パッカードによる技術支援を含むサポート体制を整えている。HP製品を多数運用しているエスクリは、大塚商会によるサーバー、ストレージ、ネットワークのワンストップサポートはメリットが大きいと考えた。2013年秋、大塚商会による基幹業務システム構築がスタートした。

株式会社エスクリ 藤間葉子氏

株式会社エスクリ
HR戦略部
広報・PRチーム
マネージャー
藤間 葉子 氏

仮想化基盤の統合ストレージにHP 3PAR StoreServ 7200を採用

新しい基幹業務システムは、物理サーバー4台とHP 3PAR StoreServ 7200を中心とする仮想化基盤上に構築された。HP 3PAR StoreServは、仮想化・クラウド基盤ならではの多様なワークロードを、高負荷でも高速処理できる能力が高く評価されている。また、無停止での柔軟な容量拡張・ディスク増設、高度に自動化された管理、ストレージ容量をムダなく使いきる高効率性など、多くのユニークな特長を備えている。

「HP 3PAR StoreServ 7200は、HP 3PAR製品ファミリーの中ではエントリークラスに位置づけられますが、2つのコントローラーをActiveで稼動させ高い性能と信頼性を実現します。障害発生時にはコントローラー間でフェイルオーバーを実行し、サービスを停止させることはありません。また、エンクロージャーの追加により最大250TBまで容量拡張が可能なので、今後のシステム統合を含めて十分に対応できると考えました」(大塚商会)

仮想化基盤上には、会計・人事パッケージSMILE BS、スケジューラー/ワークフローパッケージeValue NS、勤怠管理システムなどが統合された。

「従来は、アプリケーション単位で物理サーバーを稼動させていましたので、仮想化統合により機器構成は大幅にシンプル化されました。運用管理の負荷も軽減され、中でもデータバックアップが統合化されたことが大きいと思います」(鈴木氏)

新しい環境では、HP 3PAR StoreServ 7200とバックアップアプライアンス「HP StoreOnce Backup」を連携させ、バックアップ運用を自動化している。高度な重複排除技術を備えるHP StoreOnce Backupでは、劇的にデータ量を削減しディスク容量を抑制することができる。また、複数のバックアップ処理を同時並列に実行することで所要時間を大幅に短縮することも可能だ。

「HP 3PAR StoreServ 7200でスナップショットを作成し、これをHP StoreOnce Backupにバックアップする仕組みを整備しました。ジョブ管理ツールと連携させ、データ領域をデイリーで、システム領域を含めた部分をウィークリーで自動的にバックアップします。スナップショットを取得するためにスクリプト作成では、日本ヒューレット・パッカードの的確な技術支援を受けることができました」(大塚商会)

HP 3PAR StoreServ 7200の導入メリット
 

ベネフィット

成長戦略を加速させる新たな基幹業務システムを実現

新たな基幹業務システムは2014年秋から本番稼働を開始した。物理環境から仮想化環境へ、個別システムから統合基盤へとITインフラは大きく変わった。その成果を聞こう。

「物理サーバーの台数分だけあった障害ポイントは、サーバー統合によって大幅に削減されました。仮想サーバー環境でのHA構成に加え、高信頼ストレージHP 3PAR StoreServ 7200によって安心感は大きく増しました。実際、稼動開始からおよそ1年が経過しますが、問題らしい問題は1度も発生していません」−浜西氏

鈴木氏は「ストレージ管理ツールHP 3PAR Management Consoleの(IMC)インターフェースがわかりやすく、簡単な手順でスピーディに新たなシステム環境をセットアップすることができますのでビジネス要求に即座に応えられます。HP 3PAR StoreServ 7200と仮想サーバー環境の相性の良さを実感しています。バックアップが自動化されたことで、手間のかかっていた作業から解放されたことが嬉しいですね」と笑顔を見せる。

将来的にはM&Aにより統合したグループ企業のシステムも、この基幹業務システムに統合していく考えだという。エスクリは成長戦略をさらに加速させる準備を整えたのである。最後に浜西氏は次のように締めくくった。

「基幹業務システムを支える高い信頼性、ビジネス成長を支える拡張性――当初掲げた目標は十分に達成できたと考えています。もうひとつ、私たちのビジネススピードの向上に寄与してくれたことが、仮想化基盤とHP 3PAR StoreServの成果と言えるでしょう。今後も大塚商会と日本ヒューレット・パッカードのサポートに期待します」

詳しい情報
HP 3PAR StoreServについてはこちら
www.hpe.com/jp/3par

 

会社概要

株式会社エスクリ

所在地:東京都港区西新橋2-14-1 興和西新橋ビルB棟

URL:http://www.escrit.jp/ 

株式会社エスクリ

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本件でご紹介の日本ヒューレット・パッカード製品・サービス
HP 3PAR StoreServ 7200 HP StoreOnce Backup HP ProLiant DL380 Gen8

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