HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイを採用し 消費電力を1/36に削減、データセンターコストも半減

イメージ01

"8製品を対象に、パフォーマンス、耐障害性、投資対効果など100以上の項目で検証。絞り込んだ4製品を対象に実機テストを行い、HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイの採用を決めました"

‐アサヒプロマネジメント株式会社
業務システム部 副部長
企画グループ グループリーダー
北浦 靖司 氏

 

アサヒグループ 国内38社、22,000ユーザーが利用するプライベートクラウド基盤。その中核とも言える「統合ストレージ」に、HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイが採用された。「経営とITの融合」を掲げ成長戦略を加速させるアサヒグループが求めたのは、パフォーマンス、耐障害性、投資対効果のトータルな実効値の高さである。HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイは、国内で提供される主要8製品の中から、一次審査(仕様評価)と二次審査(実機テスト)を勝ち抜いて選定された。

業界

製造


目的

アサヒグループ全社システムの8割以上を占めるプライベートクラウド基盤の「統合ストレージ」刷新。アプリケーションやサーバーに手を加えることなく、あらゆる処理要求に高レスポンスを実現する。


アプローチ

ベンダーおよび製品をゼロベースで見直し国内主要8社のストレージ製品を評価。100項目以上の評価を経て、実機による機能・性能検証を行い、確実に要件を満たすことを確認する。


ITの効果

  • HPE 3PAR StoreServ 20000オールフラッシュアレイを採用
  • 数100万ファイルのインデックス作成7分28秒を54秒に短縮
  • 会計システムでの大容量バックアップ約8時間を2時間30分に短縮
  • 消費電力43.2kwを1.2kw(最大1/36)に削減
  • 5年間のトータルコスト(TCO)を約63%削減

ビジネスの効果

  • あらゆる処理要求を高速化し「経営とITの融合」に向けて大きく前進
  • ソフトウェアデファインドデータセンター実現に向けた技術検証に着手
  • スケジュールを前倒しし実質8ヵ月で新ストレージへの移行を完了
  • 新旧サーバーOSが混在する環境においてパッチ適用なく新ストレージへ移行

 

チャレンジ

全社システムの8割以上を集約するプライベートクラウド基盤のストレージ刷新

2016年11月、8ラックを占めていたストレージシステムの撤廃が完了した。アサヒグループ 国内38社、22,000ユーザーが利用するプライベートクラウド基盤において、中核的な役割を担う「統合ストレージ」の刷新である。新たに導入されたのは、HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイ。国内主要ベンダーの主力ストレージを上回る評価を得て選定された製品だ。統合ストレージ刷新プロジェクトをリードした、アサヒプロマネジメント 業務システム部 副部長 企画グループリーダーの北浦靖司氏は、次のように話す。

「アサヒグループ全社のビジネスを支えるストレージ基盤を、ゼロベースで見直しました。8製品を対象に、パフォーマンス、耐障害性、投資対効果など100以上の項目で検証。絞り込んだ4製品を対象に実機テストを行い、HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイの採用を決めました」

アサヒプロマネジメントは、2011年からアサヒグループ全体のIT戦略の推進を担っている。中でも、グループのIT戦略と事業会社のニーズを合致させるミッションは重要だ。経済産業省と東京証券取引所が選定する「攻めのIT銘柄」に2年連続(2015年および2016年)で選ばれるなど、同社が果たしてきた役割は高く評価されている。

機器選定から検証・評価、構築、移行の実務を担当したのは、アサヒビジネスソリューションズである。同社 ソリューション本部 システム技術統括部長の石橋正啓氏は、「アサヒグループ全社にプライベートクラウドサービスを提供するとともに、長年にわたりアサヒグループのIT環境の標準化・共通基盤化に力を注いでいる」と説明する。

アサヒグループは、国内外でM&Aによる成長戦略を加速させながら、同時にIT環境の統合化を進めてきた。グループ横断的なシステム共通基盤への取り組みを2001年にスタート。2007年にはプライベートクラウド基盤を構築し、段階的にこれを強化しながら、2015年までに販売物流、生産、会計などグループ全社の基幹システム統合を完了させた。

「グループシナジーを発揮させるために、共通基盤としてのプライベートクラウドが大きな役割を果たしています。グループに加わった企業のシステムをこれに統合することで、標準化された業務プロセスへのスムーズな移行、経営情報のタイムリーな共有が可能になり、アサヒグループのビジネスのスピード感に適応することができるのです」(北浦氏)

新たに「統合ストレージ」の役割を担うことになったHPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイ。選定の経緯を聞きながら、その実力を明らかにしていこう。

アサヒプロマネジメント株式会社 北浦靖司氏

アサヒプロマネジメント株式会社
業務システム部 副部長
企画グループ グループリーダー
北浦 靖司 氏

アサヒプロマネジメント株式会社 畑本和美氏

アサヒプロマネジメント株式会社
業務システム部 課長
企画グループ
畑本 和美 氏

 

ソリューション

システム統合によるストレージ負荷の急増をオールフラッシュアレイで解決

アサヒグループでは、3年単位の中期経営計画に沿って「統合ストレージ」を構成する機器の集約を進めてきた。ストレージリソースの有効活用、運用負荷の軽減、コスト削減などの成果を挙げてきたが、一方で課題も生まれたという。

「分散していたI/Oが集約されたことでストレージの負荷が急増し、夜間バッチ時間の伸長など、特定の時間帯で処理が重くなるような影響が出てきました。仮想マシンの増大、仮想サーバー環境特有のランダムI/Oの増加も負荷を高める要因になったと分析しています」と、アサヒプロマネジメント 業務システム部 課長 企画グループの畑本和美氏は話す。

北浦氏が示した課題解決の方針はシンプルだった。

「ストレージ性能の向上だけで、プライベートクラウド全体の性能課題を解決しようと考えました。高いI/O性能を発揮するオールフラッシュアレイを採用し、アプリケーションやサーバーに手を加えることなく、あらゆる処理要求に高いレスポンスで応えることを目指しました」(北浦氏)

一方で、ストレージ製品の選定に際しては100以上の項目で慎重に評価が進められた。一次審査で特に重視されたのは以下の項目だ。

① 現行ストレージに接続しているすべての物理サーバーとの接続性がサポートされること
② コントローラーがActive-Activeで完全二重化されていること
③ 機器・コンポーネントに単一障害点が存在しないこと
④ 通常運転時で現行ストレージの2倍以上、縮退運転時で同等以上の性能を発揮すること
⑤ すべての保守作業をオンラインで行えること

「HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイは、全ての必須要件を満たしていました。中でもWindows、Linuxから商用UNIXまで新旧多様なサーバーOSに標準で対応しており、移行が容易なことは明らかな優位性でした。他の製品はパッチを適用しなければならず、移行工数が大きく膨らむことが予想されたからです」と、アサヒビジネスソリューションズ ソリューション本部 システム技術統括部 プラットフォームサービスグループの白井峰雪氏は話す。

HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイを含む4製品が、必須要件を満たして二次審査の実機テストに進んだ。適合できない製品はすべて不採用とされた。

アサヒグループ「統合ストレージ」を支えるオールフラッシュストレージ

アサヒビジネスソリューションズ株式会社 石橋正啓氏

アサヒビジネスソリューションズ
株式会社
ソリューション本部
システム技術統括部長
石橋 正啓 氏

アサヒビジネスソリューションズ株式会社 白井峰雪氏

アサヒビジネスソリューションズ
株式会社
ソリューション本部
システム技術統括部
プラットフォームサービスグループ
白井 峰雪 氏

HPE 3PAR StoreServ 20850オールフラッシュアレイの導入効果

ハードウェアリソースをムダなく使い安定的に高いパフォーマンスを発揮

HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイは、HPEではオールフラッシュデータセンター実現に向けた戦略製品と位置づけられている。新たに「統合ストレージ」に採用されたHPE 3PAR StoreServ 20000は、4つのコントローラー全てをアクティブで稼働させ、オールフラッシュアレイならではの高いパフォーマンスと低レイテンシを実現する。

「実機テストでは、6つのテーマ(構成、機能、性能、運用、保守、接続性・移行)で検証を進めました。その結果、HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイは、ほぼ全ての項目でトップスコアを獲得したのです」(白井氏)

HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイは、筐体を横断して全てのSSD/ディスクにI/Oを分散させるユニークなアーキテクチャーを採用している。アクセスが集中して高負荷になっても、ディスク使用率が高まってもパフォーマンスが落ちない特性は、導入した多くの企業から高く評価されている。

「ハードウェアリソースをムダなく使い、安定的に高いパフォーマンスを発揮するHPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイの能力を見極めることができました。多様なワークロードが混在する『統合ストレージ』に、まさに求められていた資質です」と石橋氏は評価する。

さらに、5年間のTCO(移行・運用・保守を含む総コスト)評価が行われ、ここでもHPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイの優位性が明らかになった。

「大容量SSDを採用することで従来8ラックを占めていた環境を3ラックに削減し、ストレージシステムにかかる消費電力も最大で1/36に抑制されます。移行や運用・保守にかかるコストを含む5年間のTCOは、実に63%削減できる見込みです。ゼロベースで見直したからこそ、これだけの成果が得られるのだと考えています」(北浦氏)

"大容量SSDを採用することで従来8ラックを占めていた環境を3ラックに削減し、ストレージシステムにかかる消費電力も最大で1/36に抑制されます。移行や運用・保守にかかるコストを含む5年間のTCOは、実に63%削減できる見込みです。ゼロベースで見直したからこそ、これだけの成果が得られるのだと考えています"
アサヒプロマネジメント株式会社 業務システム部 副部長 企画グループ グループリーダー
北浦 靖司 氏

 

ベネフィット

「攻めと守りのIT戦略」を支え経営戦略と一体化したIT活用を推進

2016年11月に運用を開始したHPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイによる「統合ストレージ」は、実機テストで確認された高いパフォーマンスを本番環境でも存分に発揮している。物理・仮想サーバー合わせて540台以上がHPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイに接続され、SSDの総容量は700TBを超える。

「スケジュールを前倒しして、8ヵ月で移行を完了できたことが大きかったですね。それだけ早く高速な統合ストレージのメリットを享受できるのですから。物理環境の移行が中心だったとはいえ、旧システムで18ヵ月を要した難作業です。HPEの強力なサポートに感謝しています」(白井氏)

アサヒグループは、M&Aと海外展開の加速を視野に「攻めと守りのIT戦略」をさらに強化する構えだ。「攻め」の面ではグループ共通基盤化とグループ統合会計を実現し、「守り」ではITリソース集約とコストマネジメント強化を達成したが、すでに新しいチャレンジが始まっている。

「次のステージでは、パブリッククラウドと高度な連携が可能な、より柔軟なハイブリッド環境の実現を目指します。データセンターレベルでの自動化に向けて、HPEとともにクラウドオートメーション/オーケストレーション技術の検証にも着手しています」と石橋氏は話す。

HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイは、OpenStackに代表されるクラウド管理ツールとの親和性が高く実績も豊富だ。プロビジョニングや構成変更などを自動化・セルフサービス化することで、プライベートクラウド基盤の運用はさらに容易になる。

「M&Aにより全社システムが複雑化・高コスト化した時期もありましたが、これを完全に脱して、業務とシステムの標準化・共通化・統一化を果たしました。HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイの導入が、意思決定や業務プロセスのスピード化に貢献することを期待します」(畑本氏)

最後に、北浦氏が次のように語って締めくくった。

「いま必要としている共通基盤としてのプライベートクラウドは理想形に近づいています。ですが、5年後、10年後の社会の変化やワークスタイルの進化を支えるためには、最新テクノロジーをさらに積極的に活用していく必要があります。経営とITの融合をさらに進め、経営と一体化したITの実現を目指します。私たちのチャレンジに終わりはありません。HPEのいっそうのご支援に期待します」

詳しい情報
HPE 3PAR StoreServについてはこちら
www.hpe.com/jp/3par

 

会社概要

アサヒグループホールディングス株式会社

所在地:東京都墨田区吾妻橋1-23-1

URL:http://www.asahigroup-holdings.com/ 

アサヒグループホールディングス株式会社

お問合わせ窓口

上記に関する詳細情報、およびご購入の際は弊社販売店、または各種サポートまでお問い合わせください。

電話

カスタマーインフォメーションセンター

0120-268-186 または 03-5749-8279

受付時間:月曜日〜金曜日 9:00〜19:00(土曜日、日曜日、祝日、年末年始、および5月1日 お休み)

※ご購入後のお問い合わせは、お手元の保証書内保証規定に記載の電話番号へお問い合わせください。

本件でご紹介の日本ヒューレット・パッカード製品・サービス

導入ハードウェア

  • HPE 3PAR StoreServ 20000 オールフラッシュアレイ

本ページの導入事例は、PDFで閲覧頂けます。  PDF(1.69MB)

本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。