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技術資料


OpenVMS ホワイトペーパー

OpenVMS を BL8x0c i2 サーバーブレードで利用する性能上のメリット

OpenVMS の US サイトで公開されている TechWise Research 社の英文レポートを要約したものです。
内容の詳細については英文レポートを参照してください。
              
BL860c i2 / BL870c i2 / BL890c i2 サーバーブレードで OpenVMS V8.4 を利用する性能上のメリット
英文タイトル:
Performance Benefits of OpenVMS V8.4 Running on BL8x0c i2 Server Blades
   (2011年3月)
このホワイトペーパーでは、 BL8x0c i2 サーバーブレードで OpenVMS V8.4 を実行した場合の性能に関して、 実機によるテスト結果にもとづいて詳細にレビューしています。

内容:

BL8x0c i2 サーバーで実現している性能に関する改善:

  • デュアルコアからクワッドコアへアップグレードされ、 ハイパースレッドをサポートしています。
  • DDR2 から DDR3 へメモリ規格がアップグレードされ、 メモリ容量が 8 倍に、帯域幅が 6 倍に増加しています。
  • CPU 性能が以下のように向上しています。
    • 整数演算テストの結果:
      • BL8x0c i2 サーバーブレードは、整数演算テストで それより古い Integrity サーバーの 2 倍以上の性能を出しています。
      • 新しいサーバーブレードでクワッドコアを採用していることが 性能差として現れています。
      • BL860c のプロセッサと比較した場合、1 コア当たりの性能向上率は 1.73GHz の BL860c i2 で約 15% です。
    • 浮動小数点演算テストの結果:
      • BL8x0c i2 サーバーブレードは、浮動小数点演算テストで、 それより古い Integrity サーバーの 2 倍以上の性能を出しています。
      • 古いサーバーがデュアルコアを搭載しているのに対し、 新しいサーバーブレードではクワッドコアを採用していることが 性能差として現れています。
      • BL860c のハイエンド・プロセッサと比較した場合、 1 コア当たりの浮動小数点演算の性能向上率は 1.73GHz の BL860c i2 で約 17% です。 性能向上の要因の 1 つは、新しい高精度浮動小数点アーキテクチャによるものです。

OpenVMS V8.4 で実現している性能に関する改善:

OpenVMS V8.4 では、 BL8x0c i2 サーバーブレードで実行した場合に性能が向上するように、 以下のような性能の改善が行われています。

  • 書き込みビットマップ(WBM)シャドウドライバー
  • memcmp/Strcmp 最適化
  • ボリューム・シャドウイングの性能改善
  • 専用のCPUロックマネージャ
  • AST キューイング
  • 例外処理の最適化
  • イメージ起動性能の改善
  • 高速USBブートのサポート
  • BACKUP ユーティリティの改善

これらの改善により、以下のような効果が見られます。

  • OpenVMS V8.3-1H1 と比較して、 いくつかのタイプのワークロードで 200% 以上の性能向上が見られます。
  • OpenVMS V8.4 では、ボリューム・シャドウイングに対する重要な 2 つの改善、 すなわち最大 6 メンバーのサポートと Shadow Split Read LBN のサポートが追加されています。
  • ミニコピーとミニマージの処理速度が 3〜4 倍向上しています (ディスマウントされているメンバーの数に依存)。
  • 6 メンバーでのデータアクセス速度が 2〜3倍向上しています (GB 数に依存)。
  • OpenVMS V8.4 では、BACKUP に対する重要な 2 つの改善、 すなわち最大 2TB のボリュームのサポートと 圧縮セーブセットの生成機能が含まれています。
  • あるテストイメージでは、セーブセットの圧縮率が 272% 向上しています (圧縮率はデータのタイプに依存します)。

アプリケーション性能テストの結果:

  • Apacheの性能テスト:
    • Apache のベンチマークでは、BL860c i2 は BL860c と比較して、 1 秒あたりのリクエスト数が 95% 向上しています。
    • Flex-10 対応の VC ブレードモジュールを含むシステムでは、 Apache クライアントで大きな効果が得られます。
  • Rdbの性能テスト:
    • Rdb のテストでは、BL890c i2 は rx8640 と比較して、 1 秒あたりのトランザクション量が 2 倍となっています。
    • 同様に BL890c i2 と rx8640 を比較すると、約半分の時間で処理を完了しています。
  • Javaアプリケーションの性能テスト:
    • AlphaServerとの比較:
      • BL860c i2 の最大スループットは、プロセッサ(ソケット)あたりでは、 AlphaServer ES45 と比較して最大で 10.4 倍です。
      • 8 スレッドでの BL860c i2 のスループットは、 AlphaServer ES45 と比較して最大で 11.7 倍です。
    • 古いIntegrityサーバーとの比較:
      • BL870c i2 でのプロセッサ(ソケット)あたりの最大スループットは、 rx6600 と比較して最大 1.8 倍です。
      • 8 スレッドでの BL860c i2 のスループットは、 rx6600 と比較して最大で 2.2 倍です。
      • 16 スレッドでの BL870c i2 のスループットは、 rx6600 と比較して最大 2.0 倍です。
  • Oracleの性能テスト:
    • Oracle 10gR2 の性能テストでは、 BL890c i2 サーバブレードは rx7640 と比較して 最大 3 倍のアドバンテージがあります。

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