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OpenVMS Integrity のシステムブート時にシステム時間の入力プロンプトが表示される現象について


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ブート時に入力プロンプトが表示されユーザー操作が必要になる問題

オペレーティングシステムの SYS$BASE_IMAGE が現在から 5 年以上前にビルドされている場合、 OpenVMS Integrity のブートあるいはリブート時に日付と時間の入力を促すプロンプトが表示され、 システムコンソールでユーザー操作が必要になる場合があります。

プロンプトの表示例:


   .
   .
   .

  HP OpenVMS Industry Standard 64 Operating System, Version V8.3-1H1
  Copyright 1976-2009 Hewlett-Packard Development Company, L.P.

  %DECnet-I-LOADED, network base image loaded, version = 05.16.01

  %SMP-I-CPUTRN, CPU #1 has joined the active set.
  %SMP-I-CPUTRN, CPU #3 has joined the active set.
  %SMP-I-CPUTRN, CPU #2 has joined the active set.
  Please enter date and time (DD-MMM-YYYY HH:MM) 

このプロンプトが表示された場合は、DD-MMM-YYYY HH:MM の形式で現在の日時を入力してください。
たとえば、現在の日時が 2013年2月14日の場合は、次のように入力します。


  Please enter date and time (DD-MMM-YYYY HH:MM) 14-FEB-2013 10:00

この現象 (ブート時のプロンプトの表示) は、システム時間を確認する手段の 1 つとして、 オペレーティングシステムが SYS$LOADABLE_IMAGES:SYS$BASE_IMAGE.EXE にハードコードされている日時を利用しているため発生します。


解決方法 (プロンプト表示の回避)

この現象が発生する時期はご使用のOSバージョンおよび適用されているパッチレベルによって異なりますが、 下記の表に示すパッチキットあるいはアップデートキットをインストールすることにより、 ブートあるいはリブート時にプロンプトが表示されなくなります。

表1:各OSバージョンごとの現象発生時期と解決方法

OpenVMS バージョン 現象発生の時期と解決方法
OpenVMS Integrity V8.4 発生時期:
2014年12月31日まではこの現象は発生しません。

解決方法:
VMS84I_UPDATE-V0600 以降のキットでシステムをアップグレードすると、 この現象は発生しません。

OpenVMS Integrity V8.3-1H1 発生時期:
パッチキットまたはアップデートキットが全くインストールされていないシステムでは、 2011年12月31日を過ぎるとこの現象が発生します。

解決方法:
VMS831H1I_SYS-V1600 あるいは VMS831H1I_UPDATE-V1200 以降のキットでシステムをアップグレードすると、 この現象は発生しません。

OpenVMS Integrity V8.3 発生時期:
パッチキットまたはアップデートキットが全くインストールされていないシステムでは、 2010年12月31日を過ぎると現象が発生します。

解決方法:
VMS83I_SYS-V1900 あるいは VMS83I_UPDATE-V1600 以降のキットで システムをアップグレードすると、 この現象は発生しません。



現象が発生する時期の詳細

ご使用のシステムに OpenVMS パッチキットあるいはアップデートキットがインストールされている場合、 SYS$BASE_IMAGE が新しいイメージに置き換えられ、 この結果、出荷時の SYS$BASE_IMAGE とはハードコードされている日時が異なる場合があります。 この場合、ご使用のシステムの SYS$BASE_IMAGE にハードコードされている日時に依存して現象の発生時期が決まります。

以下の表に、 システムにインストールされているパッチレベルごとに、現象が発生する時期を示しています。

表2:インストールされているパッチキットおよびアップデートキットとプロンプト表示時期の詳細

OSバージョン 適用済のパッチあるいはアップデートキット ブート時にプロンプトが
表示される時期
単独パッチ 累積アップデートキット
V8.4 出荷状態、あるいは下記のパッチが適用されていないシステム 31-DEC-2014  00:00:00.00
UPDATE-V0200
UPDATE-V0300
UPDATE-V0400
UPDATE-V0500
UPDATE-V0600 以降 プロンプトは表示されない
V8.3-1H1 出荷状態、あるいは下記のパッチが適用されていないシステム 31-DEC-2011  00:00:00.00
RMS-V0200
SYS-V0300
UPDATE-V0200
UPDATE-V0300
UPDATE-V0400
UPDATE-V0500
UPDATE-V0600
30-DEC-2012  00:00:00.00
SYS-V0500
SYS-V0600
SYS-V0700
SYS-V0800
SYS-V0900
UPDATE-V0700
UPDATE-V0800
31-DEC-2013  00:00:00.00
SYS_MUP-V1100
SYS-V1200
UPDATE-V0900
UPDATE-V1000
31-DEC-2014  00:00:00.00
SYS-V1400 UPDATE-V1100 31-DEC-2015  00:00:00.00
SYS-V1600 UPDATE-V1200 以降 プロンプトは表示されない
V8.3 出荷状態、あるいは下記のパッチが適用されていないシステム 31-DEC-2010  00:00:00.00
SYS-V0200
SYS-V0300
UPDATE-V0400 31-DEC-2011  00:00:00.00
SYS-V1000
SYS-V1100
SYS-V1200
SYS-V1300
UPDATE-V1100 31-DEC-2013  00:00:00.00
SYS-V1500
SYS_MUP-V1400
UPDATE-V1300 31-DEC-2014  00:00:00.00
SYS-V1700
SYS-V1800
UPDATE-V1500 31-DEC-2015  00:00:00.00
SYS-V1900 UPDATE-V1600 以降 プロンプトは表示されない
V8.2-1 出荷状態、あるいは下記のパッチが適用されていないシステム 31-DEC-2009  00:00:00.00
SYS-V0400
SYS-V0500
UPDATE-V0800
UPDATE-V0900
UPDATE-V1000
UPDATE-V1100
UPDATE-V1200
UPDATE-V1300
UPDATE-V1400
31-DEC-2011  00:00:00.00
SYS-V1000 UPDATE-V1500
UPDATE-V1600
31-DEC-2013  00:00:00.00
SYS_MUP-V1100 31-DEC-2014  00:00:00.00


インストールされているパッチレベルの確認方法

ご使用のシステムにインストールされているパッチキットは、 下記のコマンドで確認できます。
(コマンドの実行には SYSLCK 特権が必要です)

  $ product show history vms*

たとえば、OpenVMS V8.1-1H1 のシステムに UPDATE-V0200 のキットがインストールされている場合、
上記のコマンドを実行すると以下のように表示されます。


  ----------------------------------- ----------- ----------- --------------------
  PRODUCT                             KIT TYPE    OPERATION   DATE AND TIME
  ----------------------------------- ----------- ----------- --------------------
  HP I64VMS VMS831H1I_UPDATE V2.0     Patch       Install     02-AUG-2009 13:50:14
    .
    .
    .

 

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