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HP OpenVMS V8.4 FAQ

HP OpenVMS V8.4—よくあるご質問

  1. V8.4 の新機能を教えてください。

  2. OpenVMS V8.3 あるいは V8.3-1H1 から OpenVMS V8.4 へ アプリケーションを移行するにはどのような変更が必要ですか?
  3. 現在,セル・アーキテクチャの HP Integrity サーバー (HP-UX,Linux,Windows) を所有しています。 このマシン上で OpenVMS を稼働させることはできますか?
  4. OpenVMS V8.4 がサポートするハードウェア・プラットフォームを教えてください?
  5. 利用できるブレード管理機能としては何がありますか?

  6. HP Integrity サーバー対応の OpenVMS はどのようなパッケージで提供されますか?
  7. オペレーティング環境 (OE) およびレイヤード・プロダクトのライセンス・ポリシーはどのようなものですか?
  8. 現在 VAX システムで実行しているアプリケーションを HP Integrity サーバーで実行するにはどうしたらよいでしょうか?
  9. OpenVMS への他社製アプリケーションのポーティング状況を確認するにはどうしたらよいでしょうか?
  10. OpenVMS の今後の計画はどのようになっていますか?
  11. VAX システムあるいは AlphaServer システム用の OpenVMS ライセンスを HP Integrity サーバー用のライセンスと交換することはできますか?
  12. OpenVMS 用のサポート・サービスについてのさらに詳しい情報はどこから入手できますか?

  13. OpenVMS Alpha 用の HP 製レイヤード製品は,すべて HP Integrity サーバー上の OpenVMS でも使用できますか?
  14. AlphaServer システムと HP Integrity サーバーを性能の観点で比較するとどのうような状況ですか?

  15. どのような種類のパーティショニング機能がサポートされますか?
  16. UNIX® アプリケーションを OpenVMS にポーティングしました。HP Integrity サーバー上の OpenVMS にポーティングする場合は,何か違いはありますか?
  17. ボードの交換で,AlphaServer システムを HP Integrity サーバーにアップグレードできますか?
  18. AlphaServer システム環境で使用中のアプリケーションを HP Integrity サーバーへ移行すると,実行性能はどの程度になりますか?
  19. 重要なアプリケーションのソース・コードがありません。トランスレーターやエミュレーターは用意されますか?
  20. IEEE 浮動小数点形式でないバイナリ・データがディスクに保存されています。HP Integrity サーバーで稼働するアプリケーションからそのデータにアクセスする必要があります。HP Integrity サーバーでは IEEE 浮動小数点演算しかサポートされていませんが,すべてのデータを変換する必要がありますか?
  21. 使用中のアプリケーションのいくつかは,AlphaServer システムのアセンブラ (MACRO-64) で書かれています。どうしたらよいでしょうか?
  22. PL/1 で書かれたアプリケーションがいくつかあります。HP Integrity 上の OpenVMS へポーティングできますか?

  23. 現在,いくつかの 32 ビットのアプリケーションを VAX システムで実行しています。VAX システム・アプリケーションを HP Integrity サーバーで実行するためのエミュレーション・モードは何かありますか?ない場合,何か解決策はありますか? VAX システム・コードを AlphaServer システム・コードに変換した後に HP Integrity サーバー・コードに変換する作業は避けたいと考えています。
  24. HP Integrity サーバー上の OpenVMS がサポートしているスレッド・インタフェースには何がありますか?
  25. OpenVMS のアーキテクチャ混成クラスタではどのサーバー・アーキテクチャがサポートされますか?
  26. 現在使用している OpenVMS/AlphaServer システム環境に HP Integrity サーバーを統合するにあたり,HP からはどのような支援が得られますか?
  27. AlphaServer 用の OpenVMS で提供しているオペレーティング・システムの機能は,すべて HP Integrity サーバーでも提供されますか?

1. V8.4 の新機能を教えてください
OpenVMS V8.4 の新機能と利点を参照してください。

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2. OpenVMS V8.3 あるいは V8.3-1H1 から OpenVMS V8.4 へアプリケーションを移行するにはどのような変更が必要ですか?
V8.3 で動作が確認されているアプリケーションは,V8.4 で実行するために特に変更を加える必要はありません。

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3. 現在,セル・アーキテクチャの HP Integrity サーバー (HP-UX,Linux,Windows) を所有しています。 このサーバー上で OpenVMS を稼働させることはできますか?
一般に,OpenVMS を 1 つまたは複数のハード・パーティションにロードすることは可能です。 ただし,初期の HP Integrity サーバーは OpenVMS をサポートしていないため,システムの互換性を確認することが重要です。

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4. OpenVMS V8.4 がサポートするハードウェア・プラットフォームを教えてください?
OpenVMS V8.4 は,以下の HP Integrity サーバーをサポートします。

各サーバーでサポートするOpenVMSバージョン
サーバー・モデル OpenVMS バージョン
HP Integrity rx1620 Server 8.3-1H1, 8.3, 8.2-1
HP Integrity rx2620 Server 8.3-1H1, 8.3, 8.2-1
HP Integrity rx2660 Server 8.3-1H1, 8.3, 8.4
HP Integrity rx3600 Server 8.3-1H1, 8.3, 8.4
HP Integrity rx4640 Server 8.3-1H1, 8.3, 8.2-1
HP Integrity rx6600 Server 8.3-1H1, 8.3, 8.4
HP Integrity rx7620 Server 8.3-1H1, 8.3, 8.2-1
HP Integrity rx7640 Server 8.3-1H1, 8.3, 8.4
HP Integrity rx8620 Server 8.3-1H1, 8.3, 8.2-1
HP Integrity rx8640 Server 8.3-1H1, 8.3, 8.4
HP Integrity Superdome 8.3-1H1, 8.3, 8.2-1, 8.4
HP Integrity BL860c 8.3-1H1, 8.3(パッチキットが必要), 8.4
HP Integrity BL870c 8.3-1H1, 8.4
HP Integrity BL860c i2 8.4
HP Integrity BL870c i2 8.4
HP Integrity BL890c i2 8.4
HP Integrity rx2800 i2 Srever 8.4
すべての HP AlphaServer システム 8.3, 8.2, 8.4

詳細は, OpenVMS V8.4 ソフトウェア仕様書を参照してください。

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5. 利用できるブレード管理機能としては何がありますか?
OpenVMS 8.4 は,HP の Systems insight Manager (SIM) ベースの種々のブレード管理ツールをサポートします。 これらの一連の新しいソフトウェアにより,システム管理者は,CPU,メモリ,管理プロセッサーなどのブレード・コンポーネントの状態を確認することができます。 さらに,プロビジョニング機能により,HP SIM GUI インタフェースからのワンクリックで OpenVMS をブレード上にロードすることができます。 rx2660, rx3600 および rx6600 Integrity システムにおいても,本リリースでこれらの機能を利用することができます。

SIM の利用により,事実上あらゆる HP サーバーに対して共通の管理インタフェースが提供されます(SIM は無料で提供されます)。

詳細は次のホワイトペーパーを参照してください: HP OpenVMS on HP Integrity server blades for HP BladeSystem c-Class

この機能は、サーバーの集約を実施した環境では特に効果的です。

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6. HP Integrity サーバー対応の OpenVMS はどのようなパッケージで提供されますか?
OpenVMS Integrity V8.4 は,V8.3-1H1 あるいはそれ以前のバージョンと同様,各種ソフトウェア・コンポーネントを あらかじめパッケージ化したオペレーティング環境 (OE) の形態で提供することで,ソフトウェアの調達, インストレーション,管理を簡素化しています。 OE により、評価の高い各種ソフトウェア製品の注文,使用,管理が単純化されています。 v8.4 では、 FOE、EOE、および MCOE で構成されていたこれまでの 3 種類の OE モデルから、 BOE および HA-OE の 2 種類の OE モデルに変更されています。 ビジネスのニーズに応じてどちらかの OE を選択してください。

  • OpenVMS Integrity BOE (Base Operating Environment) — 優れた管理機能と相互運用機能とともにインターネット対応機能など、豊富な機能を 比較的低価格で提供するためのパッケージです。 Base OE により OpenVMS ソリューションを低コストで導入することができます。
  • OpenVMS Integrity HA-OE (High Availability Operating Environment) — Base OE のすべてのコンポーネントに加え、最高レベルの性能、信頼性、可用性を提供するための機能が追加されています。 システムの稼働率が極めて重要な場合はこの OE をお勧めします。

OpenVMS V8.4 の詳細については, ソフトウェア仕様書 (SPD) を参照してください。

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7. オペレーティング環境 (OE) およびレイヤード・プロダクトのライセンス・ポリシーはどのようなものですか?
OpenVMS は、HP Integrity サーバー・ブレード (BL8x0c i2 サーバー・ブレード) では ソケットごとにライセンスされる PSL (Per Socket license) のライセンス方式で提供されます。  従来型の HP Integrity サーバーでは,コア単位のライセンス方式 (PCL: Per Core license) でソフトウェア・ライセンスが提供されます。 PSL はシステム上のソケット数によって価格付けされます。 PCL は,ソフトウェアの価格を,それを実行しているプロセッサー・コア数に応じて設定する方法です。 PSL/PCL ライセンス方式は,すべての OpenVMS オペレーティング環境と, OpenVMS の主要なレイヤード製品で採用されています。 これらのライセンス方式は,仮想化機能で必要とされるライセンス単位にもなっています。

カスタマーは必要とする単位でソフトウェアとプロセッサーを購入することができます。 仮想化のライセンス・ポリシーは, 必要とするだけのコンピューティング・リソースに対して対価を支払うことを可能とし、 ソケット単位あるいはコア単位のライセンス方式は、それぞれ必要なレベルの粒度で提供されるよう考慮されています。 プロセッサーやソケット・ライセンス/コア・ライセンスは,必要になったタイミングで簡単に追加することができます。

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8. 現在 VAX システムで実行しているアプリケーションを HP Integrity サーバーで実行するにはどうしたらよいでしょうか?
VAX システムから HP Integrity サーバーへのアプリケーションのポーティングには,VAX システムから AlphaServer システムへアプリケーションをポーティングする場合と同じような作業が必要になります。ほとんどの VAX システム・アプリケーションに関しては,AlphaServer システムまたは HP Integrity サーバーへの移行は非常に簡単ですが,プラットフォーム間のアーキテクチャの相違がいくつかあるため,この部分に関してはアプリケーションを変更する必要があります。

相違のある主な項目としては,データ・アラインメント,H_FLOAT データ型,データ粒度,ページ・サイズ,例外処理があります。 VAX システムから HP Integrity サーバーへアプリケーションをポーティングする際には, 「OpenVMS VAX から OpenVMS I64へのアプリケーションの移行」を参照してください。 また,ホワイト・ペーパー「HP OpenVMS VAX から HP Integrity サーバー対応 HP OpenVMS I64 への移行」を参照することもお勧めします。

また、AlphaServer および VAX システムから OpenVMS Integrity へアプリケーションを移行する際に利用できる 移行計画モジュール が提供されています。

開発作業に限定した VAX システムと HP Integrity サーバーの一時的な混成クラスターの構築については, こちらのFAQ を参照してください。

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9. OpenVMS Integrity への他社製アプリケーションのポーティング状況を確認するにはどうしたらよいでしょうか?
すでに 1000 を超える ISV アプリケーションが OpenVMS Integrity 上で検証され販売されています。 さらに多くの ISV アプリケーションが,現在ポーティング中です。 これらの多くは OpenVMS では新しいアプリケーションになり,この結果 HP OpenVMS の適用分野が広がっています。

日々,多くのアプリケーションが OpenVMS for HP Integrity サーバーにポーティングされていますが, 最新状況については HP OpenVMS アプリケーション・ステータス・レポート (英語) を参照してください。

HP では,アプリケーション開発者の方々に HP Integrity サーバーへポーティングする価値を理解していただき,その作業を支援するためのプログラムをいくつか用意しています。HP では,HP Integrity サーバー上の OpenVMS へのアプリケーションのポーティングに関して,お客様のニーズと要件をアプリケーション開発ベンダ各社が完全に理解していただけるよう,お客様とアプリケーション開発ベンダーの方々が緊密に協力していただくことを強く推奨しています。特定のソフトウェア・ベンダーに関する問題などがある場合は,「ISV concern」という件名で,こちらまでお知らせください

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10. OpenVMS の今後の計画はどのようになっていますか?
OpenVMS の Web サイトに,今後 5 年間のロードマップが公開されています。 HP OpenVMS ロードマップ・ページ を参照してください。

このロードマップは通常,四半期ごとに更新されます。 新しいバージョンの OpenVMS は 12 〜 18 ヶ月ごとにリリースされます。

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11. VAX システムおよび AlphaServer システム用の OpenVMS ライセンスを HP Integrity サーバー用のライセンスと交換することはできますか?
HP では,新しいクロスプラットフォーム対応のライセンス・トレード・イン・ポリシーを導入しました。 お客様は,既存の OpenVMS AlphaServer システムのライセンスまたは VAX システムのライセンスを, 新しい HP Integrity サーバー用 OpenVMS ライセンスを購入する際に下取りに出すことができます。 現在お持ちの製品に新しいバージョンのサポート契約の権利がある場合は, 同等の製品の新しいライセンスに無償で交換することができます。

ただし,前提条件として,新しいライセンスに対するサポート契約を継続していただく必要があります。

システムの入れ換えのためにお客様が新しい環境を構築する際,HP はハードウェア併用の期間を考慮します。お客様が環境を移行する間は,ソフトウェア・ライセンスの併用が認められます。

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12. OpenVMS 用のサポート・サービスについてのさらに詳しい情報はどこから入手できますか?
HP サービスは OpenVMS 用のさまざまなサポートサービスを提供しています。 詳細は HP OpenVMS for Integrity サポート・ソリューション・カタログ および IT サービスの Web ページを参照してください。

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13. OpenVMS Alpha 用の HP 製レイヤード製品は,すべて OpenVMS Integrity でも使用できますか?
ほとんどの OpenVMS レイヤード製品が OpenVMS Integrity にすでにポーティングされているか,まもなくポーティングされる予定です。 中には,製品としてはリタイヤしたり,保守モードに入ったために HP Integrity サーバーにはポーティングされないものもあります。

各レイヤード製品のポーティング状況の一覧については,OpenVMS ソフトウェア・パブリック・ロールアウト・レポート (英語) を参照してください。

なお、OpenVMS Integrity での日本語レイヤード製品のサポート状況については、OpenVMS Alpha と OpenVMS I64 の日本語機能の違いのページを参照してください。

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14. AlphaServer システムと HP Integrity サーバーを性能の観点で比較するとどのうような状況ですか?
デュアルコア・プロセッサーを装備した最新の HP Integrity サーバーは,同程度のモデルの AlphaServer システムと比較してかなり良い性能を出しています。

しかしながら,性能はアプリケーション,ワークロード,システム構成などの条件に大きく依存することは良く知られていることです。 正しい選択をするために,適切な HP Integrity サーバーと AlphaServer システムでアプリケーションをテストして結果を比較することをお勧めします。

HP Integrity サーバーと AlphaServer システムの性能の比較に関するホワイトペーパ HP OpenVMS on HP AlphaServer and HP Integrity systems が提供されていますのでご参照ください。

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15. どのような種類のパーティショニング機能がサポートされますか?
ハード・パーティショニングがサポートされ, OpenVMS Alpha のハード・パーティションと全く同じように動作します。

OpenVMS Alpha Galaxy で提供されるようなソフト・パーティショニング機能は,OpenVMS Integrity V8.4 では提供されません。 この機能は,HP Integrity Virtual Machines (HPVM) の導入により OpenVMS V8.4 で利用できます。

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16. UNIX アプリケーションを OpenVMS にポーティングしました。HP Integrity サーバー上の OpenVMS にポーティングする場合は,何か違いはありますか?
UNIX アプリケーションを AlphaServer システム上の OpenVMS にすでにポーティングしてある場合は,それを HP Integrity サーバー上の OpenVMS に移行するのは簡単で,他の OpenVMS アプリケーションを AlphaServer サーバーから HP Integrity サーバーへポーティングする場合と違いはほとんどありません。

HP Integrity 対応の OpenVMS では,AlphaServer 対応の OpenVMS と同様に UNIX ポータビリティ機能をサポートしています。 OpenVMS AlphaServer システムに移行する場合と基本的に同じ方法,同じ手間で,UNIX アプリケーションを HP Integrity サーバーにポーティングできます。

UNIX ポータビリティ機能は,今後の OpenVMS リリースでも強化し続けます。

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17. ボードの交換で,AlphaServer システムを HP Integrity サーバーにアップグレードできますか?
それはできません。AlphaServer システムと HP Integrity サーバーはアーキテクチャが異なります。 しかし,そのような必要が生じた場合は,移行作業に役立つさまざまなプログラムが用意されています。 同時に,現在使用している AlphaServer システムと新しい HP Integrity サーバーを同じクラスタに共存させることができるため, これまでの投資は保護され,さらに強化されます。

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18. AlphaServer システム環境で使用中のアプリケーションを HP Integrity サーバーへ移行すると,実行性能はどの程度になりますか?
HP では,OpenVMS AlphaServer とOpenVMS Integrity サーバー・システム上でアプリケーションの性能を比較するためのテストを実行しました。 また,さまざまなお客様が HP の OpenVMS Customer Lab でユーザー独自のアプリケーションを HP Integrity 上の OpenVMS でテストしています。

これらのテストの結果から,HP Integrity サーバー上の OpenVMS でかなりの性能の改善が期待できることがわかっています。 OpenVMS への投資/強化も引き続き行われており,オペレーティング・システムの進化により,さらなるアプリケーション性能の強化を期待できます。 Integrity システムのプライス/パフォーマンスの利点と,実績に裏打ちされた OpenVMS の高い価値によって実現されるプラットフォームとしての性能は,次世代のサーバー・インフラストラクチャとしてこれらの製品を選択するのに十分な説得力を持っています。

性能の比較に関する詳細は,ホワイトペーパー HP OpenVMS on HP AlphaServer and HP Integrity systems を参照してください。

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19. 重要なアプリケーションのソース・コードがありません。トランスレーターやエミュレーターは用意されていますか?
このような状況に対処するためのバイナリ・トランスレーターが用意されています。HP OpenVMS Migration Software for Alpha to HP Integrity Servers (OMSAIS) という製品で,AlphaServer システムの実行イメージを Integrity サーバーの実行イメージに変換できます。OMSAIS では,ほとんどすべてのユーザー・モード・イメージが変換できます。通常何らかの手動による変換も必要になりますが,コードの大部分は自動的に変換されます。詳細については,HP OMSAIS のホーム・ページを参照してください。

HP OMSAIS は,次の機能を提供しています。

  • 実行ファイルと OpenVMS AlphaServer システム用の共有イメージを,HP Integrity サーバー上で実行可能な機能的に同等なイメージへ変換する機能。
  • 変換されたイメージを実行するための実行時環境。これには,変換時には発見されなかった,または存在していなかった古いコードの実行方法も含まれます。この実行時環境は,HP Integrity サーバー対応 OpenVMS の一部としてパッケージ化されています。
  • ほとんどすべてのユーザー・モード・イメージ (DECmigrate によって作成されたイメージも含む) を,AlphaServer システムから HP Integrity サーバーへ制限なしに変換する機能。 変換されたバイナリ・イメージの実行環境には,AlphaServer システム・コードと VAX システム・コードのどちらに対しても使える代替インタプリタが含まれており,古いアーキテクチャのわずかな違いにも対応します。
  • HP Integrity のネイティブ・イメージと変換されたイメージとの相互運用性。
  • 変換が不可能な場合に,変換できなかった理由と可能であればコード変更の提案をメッセージ出力する機能。
  • 次のランタイム・ライブラリのサポート。
    • AlphaServer システム向け OpenVMS の DEC C/C++ ランタイム・ライブラリ
    • VAX システム向け OpenVMS の VAX C ランタイム・ライブラリ
    • FORTRAN ランタイム・ライブラリ
    • COBOL ランタイム・ライブラリ
    • 算術ライブラリ
    • 関連するシステム・ランタイム・ライブラリ

HP OMSAIS の制限事項
AlphaServer システムのネイティブ・バイナリ・コードで表記されたアプリケーションを HP Integrity サーバー用のコードに変換する場合,HP OMSAIS には次の制限事項が適用されます。

  • ユーザー・モード・アプリケーションのみサポートします。
  • 特権付き,または公開されていない AlphaServer システム命令はサポートしません。
  • 自己書き換えコード,または動的に生成されるコードはサポートしません。これらのコードは,AlphaServer システム・コードの代替インタプリタでシミュレータ・モードで処理されます。
  • システム・メモリ領域の参照はサポートされません。
  • オペレーティング・システムとの公開されていないインタフェースの使用はサポートしません。
  • ユーザーが作成したシステム・サービスはサポートしません。
  • DECwindows または X Window グラフィカル・ユーザー・インタフェースを使うアプリケーションはサポートしません。
  • Ada または P/L1 (Programming Language 1) で書かれたアプリケーションはサポートしません。

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20. IEEE 浮動小数点形式でないバイナリ・データがディスクに保存されています。HP Integrity サーバー上のアプリケーションからそのデータにアクセスする必要があります。HP Integrity サーバーでは IEEE 浮動小数点演算しかサポートされていませんが,すべてのデータを変換する必要がありますか?
HP が提供するコンパイラでは,IEEE 以外の形式もサポートしており,アプリケーションが適切な浮動小数点スイッチを使ってコンパイルされると,実行時に必要に応じてデータを自動的に変換します。性能を重視する場合は,IEEE 形式でない浮動小数点データを IEEE 形式に変換しておき,実行時の変換処理を回避することもできます

詳細については,OpenVMS 浮動小数点演算についてのホワイト・ペーパーを参照してください。

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21. 使用中のアプリケーションのいくつかは,AlphaServer システムのアセンブラ (MACRO-64) で書かれています。どうしたらよいでしょうか?
HP では,ご使用の AlphaServer システム・アセンブラ・コードを C に変換することをお勧めしています。アプリケーションの一部をアセンブラで書く必要がある場合は,AlphaServer システムのアセンブラ・コードを HP Integrity サーバーのアセンブラ・コードに変換する必要があります。

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22. PL/1 で書かれたアプリケーションがいくつかあります。HP Integrity サーバー上の OpenVMS にポーティングできますか?
HP は PL/1 コンパイラを所有していません。このため Intel® Itanium® プロセッサー・ファミリへは PL/1 コンパイラをポーティングしていません。 PL/1 で書かれたアプリケーションを Itanium® プロセッサー・ファミリ上でコンパイルおよび実行したい場合は,他の言語に書き換えることをお勧めしています。

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23. 現在,いくつかの 32 ビットのアプリケーションを VAX システムで実行しています。VAX システム・アプリケーションを HP Integrity サーバーで実行するためのエミュレーション・モードは何かありますか?ない場合,何か解決策はありますか? VAX システム・コードを AlphaServer システム・コードに変換した後に HP Integrity サーバー・コードに変換する作業は避けたいと考えています。
まず,ホワイト・ペーパー「HP OpenVMS VAX システムから HP Integrity サーバー対応 HP OpenVMS I64 への移行」を確認することをお勧めします。

VAX システム・コードを HP Integrity サーバーで利用するには 2 つの選択肢があります。

  1. VAX システム・コードを HP Integrity サーバーに直接ポーティングする。
  2. コードを変換する。

イメージの変換は,2 つのステップからなるプロセスですが,1 回実行するだけで済みます。ソースがない場合は,HP OpenVMS Migration Software for VAX to AlphaServer systems (OMSVA,通称 DECmigrate) を使って AlphaServer システムにポーティングし,その後 HP OMSAIS を使って HP Integrity サーバーにポーティングできます。AlphaServer システムは,バイナリ・トランスレーター用のイメージを作成するためだけに必要です。この処理のためだけに AlphaServer システムを購入するのは避けたい場合,次の選択肢があります。

  • AlphaServer システムをレンタルする。
  • 組織内のどこかで配備されている AlphaServer システムの 1 つを使用する。
  • HP サービスを利用する

OMSVA の詳細については,HP OMSVA のホーム・ページを参照してください。

ソースコードをお持ちで,VAX アプリケーションを Integrity サーバーにポーティングしたい場合は, 「OpenVMS VAX から OpenVMS I64へのアプリケーションの移行」を参照してください。 また,ホワイト・ペーパー「HP OpenVMS VAX から HP Integrity サーバー対応 HP OpenVMS I64 への移行」を参照することもお勧めします。

:32 ビット・アプリケーションを 64 ビット・アプリケーションへ変換する必要はありません。32 ビット・アプリケーションも HP Integrity サーバー上の OpenVMS で動作します。

AlphaServer および VAX システムから OpenVMS Integrity へアプリケーションを移行する際に利用できる 移行計画モジュール が提供されています。

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24. HP Integrity サーバー上の OpenVMS がサポートしているスレッド・インタフェースには何がありますか?
OpenVMS は,D4,1C,CMA,TIS スレッド・インタフェースをサポートしています。これら 4 つのインタフェースはすべて,HP Integrity サーバー上でサポートされていますが,HP では POSIX 1C インタフェースの使用を強く推奨しています。それ以外のインタフェースは下位互換性のために提供されています。

独自のスレッディング・パッケージ,またはコンテキスト切り替えパッケージを作成した場合は,HP Integrity サーバー対応の OpenVMS で利用可能な KP 機能を使用することをお勧めします。

詳細については, HP Integrity サーバー対応の OpenVMS に適用される,KP サービスに関するドキュメント (英語) を参照してください。

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25. OpenVMS のアーキテクチャ混成クラスタではどのサーバー・アーキテクチャがサポートされますか?
OpenVMS は,AlphaServer システムと HP Integrity サーバーのアーキテクチャ混成クラスターを完全にサポートします。

VAX システムと Integrity サーバーのアーキテクチャ混成クラスタは,実運用環境としては,正式にはサポートされません。 ただし,一時的な開発環境という用途に限定すれば,VAX システムを AlphaServer システムと HP Integrity サーバーのクラスタに組み込むと便利なことがあります。HP では,ほとんどの場合,このような構成で問題が発生することはないと考えていますが,サポート対象とするだけの包括的なテストを十分に行ったわけではありません。 このようなクラスタ環境では,VAX システムがクラスタの性能や安定性に関して問題を引き起こす可能性があります。そのような状況になった場合は,VAX と Alpha のクラスタ環境に戻すか、クラスタ内で問題を引き起こしている VAX システムを Integrity サーバーを含む環境から取り除く必要があります。

なお,OpenVMS は,VAX システムと AlphaServer システムのアーキテクチャ混成クラスタも引続きサポートします。

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26. 現在使用している OpenVMS/AlphaServer システム環境に HP Integrity サーバーを統合するにあたり,HP からはどのような支援が得られますか?
通常この作業は,追加するノードが HP Integrity サーバーであるという点を除けば,既存の AlphaServer システム・クラスターに新しい AlphaServer ノードを追加する場合と同じ作業です。 現在のバージョンの HP OpenVMS は,AlphaServer サーバーと HP Integrity サーバーのアーキテクチャ混成クラスターをサポートしています。

ライセンスの移行に関する詳細については, AlphaServer および VAX システムのライセンス・トランスファーのポリシー (英語) を参照してください。

ほとんどのアプリケーションは,再コンパイル,再リンク,テストを行うことで,新しいプラットフォーム上で実行できます。

HP では,お客様の計画を支援するドキュメントを,ガイドブック,チェックリスト,ホワイト・ペーパーの形式で用意するとともに,移行を手助けする関連ツールや手順も提供しています。こうしたツールのほとんどは,次のページで見つけることができます。
» Alpha からのマイグレーション
» Complimentary services

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27. AlphaServer 用の OpenVMS で提供しているオペレーティング・システムの機能は, すべて HP Integrity サーバーでも提供されますか?
ほぼ提供されます。HP は OS の完全なポーティングを目指しました。 クラスタ機能からセキュリティ,UNIX ポータビリティ,スケーラビリティに至るまで,主要な機能は HP Integrity サーバーで利用可能です。

なお、日本語OpenVMSで提供する日本語OS機能に関しては、HP Integrity ではサポートされない機能がいくつかあります。 OpenVMS Alpha と OpenVMS Integrity の日本語機能の違いのページを参照してください。

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