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OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS ドキュメント
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タイトルページ
目次
まえがき
第1章:新機能概要
第2章:制限事項
付録A:日本語マニュアル
付録B:Integrity版とAlpha版の違い
付録C:アップデート抄録
付録D:リタイア情報
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日本語 HP OpenVMS
V8.4リリース・ノート


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第 1 章
新機能概要

この章では,日本語 OpenVMS V8.4 の新機能およびアップデートされた機能について説明します。標準版で提供される新機能については『OpenVMS V8.4 新機能およびリリース・ノート』を参照してください。

1.1 日本語 OpenVMS V8.4 の新機能およびアップデートされた機能

日本語 OpenVMS V8.4 では以下の新機能の提供および品質の改善が行なわれています。

1.1.1 DCLコマンドユーティリティでの日本語サポート

DIFFERENCES,DUMP,SEARCH,および TYPE コマンドなどのテキスト・ファイルを扱う DCL コマンド・ユーティリティが日本語コードセット(sdeckanji/sjis/utf-8)を正しく処理できるように修正されています。

これらのコマンドにおける日本語文字の処理は英語版の機能で (deckanji の場合のみですが) 可能な場合もありましたが,文字化けが発生するなど完全なものではありませんでした。

個々のコマンドの対応内容および注意事項は以下のとおりです。

DIFFERENCES 画面での文字化けが解消されています。なお /IGNORE=case を指定すると,アルファベットの全角/半角および大文字/小文字が区別されません。 /IGNORE 修飾子のオプションにより無視されるスペース文字には全角スペースも含まれます。
DUMP ASCII データ表示部分での文字化けが解消されています。ただし,2 行に分割される文字や表示幅がバイトサイズより小さな文字では,文字の一部がピリオド ( . ) に置き変えられます。
SEARCH 画面での文字化けが解消されています。また,バイト列ではなくて文字により検索する方式に変更されているため,異なる文字にもかかわらず一致する文字として出力されるといった状況が発生しなくなりました。

デフォルトでは,アルファベットの全角/半角の大文字/小文字は区別しません (区別させたい場合は /EXACT 修飾子を使用します)。

/WILDCARD_MATCHING 修飾子にも対応してます。

TYPE 各エンコーディングでのファイル内容の表示が可能になっています。
EDIT/XTPU (JEVE) /CODESET 修飾子が指定されない場合,jsy$text_encoding が使用されます。

使用するコードセット (sdeckanji/sjis/utf-8/AUTO) は,下記のように論理名 JSY$TEXT_ENCODING で指定できます。デフォルト値は sdeckanji です。

$ DEFINE JSY$TEXT_ENCODING SDECKANJI 

AUTO を指定した場合,ファイルの先頭の 4 KB (2000 文字程度) のデータから sdeckanji/sjis/utf-8 を判断し,出力結果のファイル名の後に,選択されたコードが表示されます。 SEARCH コマンドでは /LOG で表示させることもできます。ただし,DUMP コマンドでは AUTO の機能は /RECORD を使用した場合のみ有効です。

各コマンドの出力を画面表示する代わりに /OUTPUT 修飾子で出力先ファイルを指定した場合,元のファイルと同じコードで出力が行なわれますが, JSY$OUTPUT_ENCODING を使用にすることによりコード(sdeckanji/sjis/utf-8)を指定することもできます。

各コマンドごとに,以前の動作に戻すための論理名が用意されています。上記の新しい機能を使わずに以前のバージョンと同じ実行結果が必要な場合は,下記のようにそれぞれの論理名に対して N を指定してください。

$ DEFINE JSY$ACTIVE_DIFF N 
$ DEFINE JSY$ACTIVE_DUMP N 
$ DEFINE JSY$ACTIVE_SEARCH N 
$ DEFINE JSY$ACTIVE_TYPE N 



1.1.2 DCLでの日本語パラメータおよび日本語シンボルのサポート

マルチバイトコード対応の DCL である JSY$DCL.EXEが提供されます。これを使用することにより,DCL コマンド行で日本語パラメータ (SuperDEC漢字文字列) を使用することができます。ただし,SS3(sdeckanji/eucJPの補助漢字)はサポートされません。

なお,SEARCH コマンドなどで検索する漢字文字列を二重引用符 (") で囲む必要はありません。

JSY$DCL.EXE を使用する場合は,以下のどちらかの方法で指定してください。

  • SYSUAF による設定
    ユーザ・データベース SYSUAF の CLI を JSY$DCL に設定します。この設定にはシステム管理者特権が必要です。

    UAF> modify user1/cli=jsy$dcl 
    

  • ログイン時に指定
    ログイン時に,ユーザ名に続けて /cli=jsy$dcl を入力します。

    Username: user1/cli=jsy$dcl 
    



1.1.3 フリーソフトウェアの zip/unzip コマンド等の提供

フリーソフトウェア/オープンソースのツールである zip/unzip 等が提供されています。ただし,これらのソフトウェアは日本語 OpenVMS の一部ではありません。動作確認は実施していますが,完全な動作を保証するものではなくサポートサービスの対象外です。

ツールの詳細については,jsy$examples:floss-readme.txt を参照してください。

1.1.4 レイヤード・ソフトウェアのアップデート

本リリースでは,以下のレイヤード・プロダクトをサポートします。

  • 日本語 DECwindows Motif V1.7

  • 日本語 DECprint Supervisor V2.6

  • 日本語 Advanced Server V7.3B (Alpha 版のみ)

  注意
TCP/IP Services は V5.6 以降は日本語版が提供されません。標準版 TCP/IP Services をご使用ください。



本リリースでは,以前のバージョンで発見された以下の問題点が修正されています。

  • 日本語ファイルを使用するよう設定されている場合, BACKUP コマンドのエラー表示が誤って %SYSTEM-F-ACCVIOになってしまうことがありましたが,この問題は解決されています。


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