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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
ライブラリ

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目次
まえがき
第 1 章:DECprint Supervisor の概要
第 2 章:プリンタの設定
第 3 章:プリント・キューの作成と変更
第 4 章:自動的なデータ・タイプの検出
第 5 章:プリント・ジョブおよびプリント・キューの操作
第 6 章:セパレータ・ページ,ログ・ページ,エラー・ページの指定
第 7 章:セットアップ・モジュールおよび装置制御ライブラリの作成
第 8 章:フォーム定義の作成および保守
第 9 章:ユーザに対するプリンタ資源の料金請求
第 10 章:プリンタ固有の情報
第 11 章:問題の解決方法
付録 A :プリンティング・システム管理コマンド
付録 B :DCPSで使用する論理名
付録 C :フォントのダウンロードと削除
付録 D : DECprint Supervisor (DCPS)および DECprint プリンティング・サービス (CPS)
索引
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日本語 DECprint Supervisor for OpenVMS | HPE 日本(日本ヒューレット・パッカード株式会社)

日本語 DECprint Supervisor for OpenVMS
システム管理者ガイド


目次 索引



NIC が双方向 TCP/IP 通信や LPD 通信をサポートしていないため, DCPS は raw TCP/IP 接続や LPD 接続経由でプリンタと通信することができません。

代わりに,プリンタをプリント・サーバ (たとえば,Rapidprint 500) またはターミナル・サーバに接続し, LAT 接続を使用することが可能です。

10.10.3 フォントのダウンロードと削除

DEClaser 5100 プリンタのオプションのハード・ドライブからのフォントのダウンロード,またはフォントの削除を行うことができます。これには, 付録 C で説明する FONT_DOWNLOADER.COM プロシージャを使用します。

10.10.4 エラー・ページ機能

DEClaser 5100 プリンタには,PostScript インタプリタでエラーが発生した場合に,現在の用紙を排紙してから PostScript エラー情報用紙を印刷する機能があります。この機能は PostScript の問題を解析するための強力な手段ですが,次の理由から日常的に使用することはお勧めできません。

  • ユーザがプリント・ジョブを強制終了するために DELETE/ENTRYを入力すると, PostScript エラー・ページが印刷されます。

  • プリンタがレディ状態でないうちに,ジョブをシリアル・ポート経由でキューに登録すると,給紙あるいは紙詰まりなどを解消した後にレディ状態となった場合, PostScript エラー・ページが印刷されます。

DCPS でプリント・キューを起動する前に,DEClaser 5100のフロント・パネルで, "Print Errors" という機能を無効にする必要があります。この機能は,PostScript の問題を解析する場合にのみ有効としてください。

"limitcheck" エラーのために印刷ジョブが失敗した場合,エラー・メッセージの一部に "page protection required" と表示されていないか確認してください。表示されている場合,ジョブが失敗した原因は,プリンタ・エンジンに追従できる速さでページを作成できなかったことです。プリンタのページ保護機能をオンにすると,この問題はおそらく解決します。

10.11 DIGITAL Laser Printer LN15+

DIGITAL Laser Printer LN15+は,DIGITAL Laser Printer LN15 のアップグレード機種です。 DCPS ドキュメントの DIGITAL Laser Printer LN15 に関する記述は, DIGITAL Laser Printer LN15+ についても適用されます。

10.11.1 プリンタ構成の設定

DCPS では,LN15+ 属性を特定の値に設定する必要があります。 表 10-2 で説明する値に設定されていない場合, DPCS のジョブは "Starting" 状態のままになり,印刷されません。

表 10-2 LN15の構成の設定
設定 設定方法 ドキュメント
PERSONALITY PS プリンタ・コンソールのCONFIGメニュー 『LN15 User Manual』
NPAP MODE OFF プリンタ・コンソールのPARALLELメニュー 『LN15 User Manual』
PORT 1 BITRONICS ENABLED Ethernet カード管理 『RapidPrint 600 Print Server Installation Guide』



10.12 DIGITAL Laser Printer LN17+ps

DIGITAL Laser Printer LN17+psは,LN17psプリンタのアップグレード機種です。 DCPS ドキュメントの DIGITAL Laser Printer LN17ps についての記述は DIGITAL Laser Printer LN17+ps についても適用されます。

10.12.1 ジョブが "Starting" 状態のままとなること

raw TCP/IP または LAT 接続の LN17+ps プリンタで DCPS を使用する場合,対応する DCPS プリント・ジョブが "Starting" 状態のままとなる可能性があります。

Ethernet ポートを設定して PostScript 言語を使用し,自動言語識別機能を無効にするか, 第 11.1.1 項 で説明されているように,対応するキュー用に DCPS$queuename_NO_SYNCシステム論理名を定義しなければなりません。

  • プリンタが Ethernet ポートから受け取るプリント・ジョブが,すべて DCPS からのジョブである場合(たとえば,プリンタのネイティブな PCL 5e インタプリタを使用する PCL ジョブである場合),次の操作を実行します。
    プリンタの Ethernet ポートのシステム言語を PostScript にし,言語識別機能を無効にします。これらの設定は,『LN17ps User Guide』で説明されているように,プリンタ・コンソールのインタフェース・メニューで変更することができます。

  • プリンタが Ethernet ポートから受け取るプリント・ジョブのいずれにも PostScript データが含まれておらず (たとえば,PCL または ASCII データが入っていて), DCPS から送信されたデータでない場合は,次の操作を実行します。
    プリンタの言語識別機能を有効にします。 第 11.1.1 項 で説明されているように,対応するキュー用に DCPS$queuename_NO_SYNC システム論理名を定義します。



10.12.2 LPD プリンティング

LPD を使用してこのプリンタに印刷するには,キューを作成する際に内部キュー名 'PASSTHRU' を指定します。

10.12.3 不正確な用紙枚数

LN17+psプリンタの制限のため,ジョブ・トレーラ・ページと OpenVMSアカウンティング・ファイルで報告される用紙の枚数が数枚少ない場合があります。現在のところ対処方は報告されていません。

10.12.4 フォントのダウンロードと削除

LN17+psのオプションのハード・ドライブからのフォントのダウンロードまたはフォントの削除を行うことができます。これには, 付録 C で説明する FONT_DOWNLOADER.COMプロシージャを使用します。

10.12.5 色の違うセパレータ・ページとトレイの切り換え

LN17+psは,指定されたトレイが空になったときに,給紙トレイを切り換えることができます。省略時には,トレイの切り換えは無効になっています。現在,DCPS$queuename_SEPARATOR_PAGE論理名を使用して色の違うセパレータ・ページを指定している場合,トレイの切り換えが無効になっていることを確認した方がよいでしょう。

トレイの切り換えを無効にするには,プリンタ・コンソールの PostScript メニューを使用します。詳細については,『LN17ps User Guide』を参照してください。

DCPS$queuename_SEPARATOR_PAGE論理名の値には,次のPostScriptトレイ番号のいずれかを使用します。

  0 メイン・トレイ
  1 フロント・トレイ
  2 下段トレイ1
  3 下段トレイ2



10.13 DIGITAL Laser Printer LN20



LN20プリンタの制限のため,ジョブ・トレーラ・ページと OpenVMSアカウンティング・ファイルで報告される用紙の枚数が誤っていることがあります。現在のところ対処法は報告されていませんが, LN20はプリンタの使用状況を追跡するために使用できるアカウンティング機能を持っています。

10.14 DIGITAL Laser Printer LN40



LN40プリンタの制限のため,ジョブ・トレーラ・ページと OpenVMSアカウンティング・ファイルで報告される用紙の枚数が誤っていることがあります。現在のところ対処法は報告されていませんが, LN40はプリンタの使用状況を追跡するために使用できるアカウンティング機能を持っています。

10.15 Compaq および DIGITAL Laser Printer LNC02



DCPSの raw TCP/IPプロトコルで LNC02を使用するには,プリンタがファームウェア・バージョン System Release 1.1.1,Revision 3.11 以上を使用する必要があります。このファームウェアのバージョン番号は,プリンタのスタートアップ・ページに表示されます。

10.15.2 不正確な用紙枚数

LNC20プリンタの制限のため,ジョブ・トレーラ・ページと OpenVMSアカウンティング・ファイルで報告される用紙の枚数が誤っていることがあります。現在のところ対処法は報告されていませんが, LNC20 はプリンタの使用状況を追跡するために使用できるアカウンティング機能を持っています。

10.16 DIGITAL PrintServer 17プリンタ



PrintServerソフトウェア,バージョン5.0は, PrintServer 17シリーズのプリンタに,給紙トレイのフェイルオーバ機能を追加します。この機能により,プリンタは,指定されたトレイが空になったときに,同じサイズのメディアが入っている別の給紙トレイに自動的に切り換えることができます。この機能は,省略時に有効に設定されています。

現在,色の違うフラグ・ページを使用している場合は,この機能を無効にした方がよいでしょう。給紙トレイのフェイルオーバを無効にするには,次の操作を実行します。

  1. LPS$SUPPORT:LPSDEFAULTS.<printer name>を編集します。

  2. /TraySwitch パラメータを検索します。


      /TraySwitch true  % 給紙トレイのフェイルオーバを制御します。 
                        % false = 無効 
                        % true = 有効 
    

  3. TraySwitchパラメータの値を,"true"から"false"に変更します。 PostScriptは大文字小文字を区別します。有効な値は"true"または"false"のみです。


      /TraySwitch false % 給紙トレイのフェイルオーバを制御します。 
                        % false = 無効 
                        % true = 有効 
    

  4. リモート・コンソール機能でRECONFIGUREコマンドを入力して,変更内容を有効にします。


    $ MCR LPS$CONSOLE <printer name> 
    LPS> PRIV 
    Password: <password> 
    LPS> RECONFIG 
    LPS> EXIT 
    

詳細については,『 DEC PrintServer Supporting Host Software for OpenVMS Management Guide 』を参照してください。

10.17 HP 9085 MFP



LPD でこのプリンタに出力する場合は, DCPSスプール機能を有効にする必要があります ( 第 3.5.5 項 を参照)。

Raw TCP でこのプリンタに出力するには次のことが必要です。

  • ダイレクト・キューをプリンタで有効にしておく必要があります。ポート番号は 9101 です。

  • HP が提供するパッチ 1-FBSB1 を適用します。

  • 論理名 DCPS$queuename_NO_SYNC を定義します。



10.18 HP Color LaserJet 4650



特定のPostScriptファイルを出力した時にサービス・エラー 49.4C02 で印刷に失敗する場合があります。この問題は,プリンタのファームウェア・バージョン 20050524 07.003.3で修正されています。

10.19 HP Color LaserJet 5500



このプリンタは,古いバージョンのファームウェアで動作している場合,ジョブ開始時の DCPS 同期化要求には応答しません。このため,このプリンタのファームウェアを 20030605 04.016.2 以上にしないと DCPS ジョブが開始されません。

プリンタのファームウェアをアップグレードする代わりに,このプリンタのキューを起動する前に論理名 DCPS$queuename_NO_SYNC を定義することでこの問題を回避することもできます。また,プリンタの PERSONALITY 設定を PS (PostScript) にしておくこともお勧めします。ただし,プリンタの PERSONALITY 設定を PS (PostScript) にするだけではこの問題を解決することにはなりません。

10.20 HP Color LaserJet 5550



特定のPostScriptファイルを出力した時にサービス・エラー 49.4C02 で印刷に失敗する場合があります。この問題は,プリンタのファームウェア・バージョン 20050524 07.007.3 で修正されています。

10.21 HP LaserJet IIIDプリンタ



論理名DCPS$queuename_NO_SYNC を使用することにより, PostScript レベル 2カートリッジを使用して HP LaserJet IIIDプリンタに印刷する際の,報告されている問題を解決することができます。このカートリッジには,ホストに送信する状態メッセージを破壊するという既知の問題があります。これにより,DCPSが同期シーケンスを使用しようとすると,ジョブが "Starting" 状態で停止してしまうことがあります。詳細については, 第 3.5.3 項 を参照してください。

10.21.2 両面印刷時の不正確な用紙枚数

HP LaserJet IIID,その他いくつかのHP LaserJet プリンタは,内部的に物理シートを数えるのではなく,イメージ処理されたページを数えます。したがって,トレーラ・ページの"Sheets printed"のデータは,処理されたイメージの数を反映します。たとえば,バースト・ページとトレーラ・ページが有効で, /PARAMETERS=(SIDES=2)を指定した6ページのプリント・ジョブは, 5 ページしか印刷されていない場合でも "Sheets printed"は 8 ページと表示されます。

10.22 HP LaserJet IIISiプリンタ



HP LaserJet IIISiプリンタは,ネイティブなPCLファイルの印刷時に用紙の枚数を数えません。トレーラ・ページとOpenVMSアカウンティング・システムのいずれにおいても,ジョブの終わりに報告される枚数は,ジョブ・セパレータ・ページのように, PostScriptモードで印刷された用紙のみです。現在のところ対処法は報告されていません。

10.22.2 両面印刷時の不正確な用紙枚数

HP LaserJet IIISiプリンタは,用紙の枚数について, 第 10.21.2 項 と同じように動作します。

10.23 HP LaserJet 4SiMXプリンタ



HP LaserJet 4SiMXプリンタは,用紙の枚数について, 第 10.21.2 項 と同じように動作します。

10.24 HP LaserJet 5Mプリンタ



DCPSは,HP LaserJet 5Mについて, INPUT_TRAYパラメータの明示的な値を無視して,他の給紙トレイの用紙を使用することがあります。 DCPSはまた,トレイ 1が空の場合,それが標準トレイであっても TRAY_1が利用可能でないと報告することがあります。

これらの問題はともに,対象のトレイが空かそれ以外の理由で利用できない場合に,プリンタが他の給紙トレイを選択しようと試みることに関連しています。これらの問題を回避するには,HP 5Mコンソールを使用して,トレイ 1が"カセット"であることを指定し,利用可能な給紙トレイのうち,1つを除く他のトレイを全部ロックアウトします。詳細については,プリンタのユーザ・マニュアルを参照してください。

10.24.2 両面印刷時の不正確な用紙枚数

HP LaserJet 5Mプリンタは,用紙の枚数について, 第 10.21.2 項 と同じように動作します。

10.25 HP LaserJet 5SiMXプリンタ



ネットワーク管理者が,プリンタに付属の管理ソフトウェアを使用して,メールボックス・トレイを"ジョブ・セパレータ・モード" にすると,DCPSジョブ・ログ・ページおよびトレーラ・ページは,ジョブの他の部分とは別に,次のトレイに印刷されます。

10.25.2 用紙に対するメモリ不足: 利用不能なトレイ

現在のメモリ構成では印刷することができない用紙サイズが給紙トレイに装着された場合, DCPSはトレイが利用不能であると報告します (メモリの必要条件については,HP5SiMXのユーザーズ・ガイドを参照してください)。

10.25.3 用紙に対するメモリ不足: サポートされない両面印刷

現在のメモリ構成では両面印刷することができない用紙サイズが給紙トレイに装着された場合, DCPSは両面印刷がサポートされていないと報告します (メモリの必要条件については,HP5SiMXのユーザーズ・ガイドを参照してください)。

10.25.4 両面印刷時の用紙枚数の誤り

HP LaserJet 5SiMXプリンタは,用紙の枚数について, 第 10.21.2 項 と同じように動作します。

10.26 HP LaserJet 2100 および 2200



このシリーズの一部のモデルでは, DCPS ジョブの起動が許されないことがあります。この問題を解決するには,プリンタを PostScript モードにするか, DCPS の PostScript 同期を抑制します。詳細は, 第 11.1.1 項 を参照してください。

10.27 HP LaserJet 4000,4050 および 5000



DCPS から HP LaserJet 4000 または 5000 プリンタを使用するには,プリンタでファームウェア・バージョン 19980714 MB3.68 以上を使用している必要があります。 HP LaserJet 4050 プリンタを使用するには,プリンタでファームウェア・バージョン 19991030 MB6.30 以上を使用することをお勧めします。古いバージョンのファームウェアでは,DCPS ANSI トランスレータの使用時に,印刷誤りや,文字が印刷されないといった問題が生じることがあります。特に,ランドスケープ方向や NUMBER_UP でジョブを印刷する際にこのような問題が生じることがあります。このファームウェア・バージョン番号は,プリンタの構成ページに Firmware Datecode として表示されます。

プリンタでこれより古いバージョンのファームウェアを使用している場合は, HP に連絡して適切なバージョンを要求してください。新しいファームウェアは,SIMM として送付され,プリンタに装着するようになっています。


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