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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
ライブラリ

タイトルページ
目次
まえがき
第 1 章:DECprint Supervisor の概要
第 2 章:プリンタの設定
第 3 章:プリント・キューの作成と変更
第 4 章:自動的なデータ・タイプの検出
第 5 章:プリント・ジョブおよびプリント・キューの操作
第 6 章:セパレータ・ページ,ログ・ページ,エラー・ページの指定
第 7 章:セットアップ・モジュールおよび装置制御ライブラリの作成
第 8 章:フォーム定義の作成および保守
第 9 章:ユーザに対するプリンタ資源の料金請求
第 10 章:プリンタ固有の情報
第 11 章:問題の解決方法
付録 A :プリンティング・システム管理コマンド
付録 B :DCPSで使用する論理名
付録 C :フォントのダウンロードと削除
付録 D : DECprint Supervisor (DCPS)および DECprint プリンティング・サービス (CPS)
索引
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日本語 DECprint Supervisor for OpenVMS | HPE 日本(日本ヒューレット・パッカード株式会社)

日本語 DECprint Supervisor for OpenVMS
システム管理者ガイド


目次 索引

第 10 章
プリンタ固有の情報

この章は,特定のプリンタでDCPSを使用する場合の管理に関する情報を提供します。一般ユーザに有用なプリンタ固有の情報は,本書ではなく『 DCPS ユーザーズ・ガイド』で提供されています。

10.1 OKI MICROLINE 日本語プリンタ

DCPS で MICROLINE 1032PS,1035PS,2030N,2020N を使用する場合は,プリンタの操作パネルで「システム コウセイ メニュー」の「コントロールT」を「ユウコウ」に設定してください。

10.1.1 raw TCPの利用時の制限事項

対象機種: MICROLINE 1032PS,1035PS,2020N,2030N,3010c,3020c,3020cV,7300PS,9300PS

用紙切れ,紙づまりなど,プリンタが印刷できない状態がしばらく続くと,再び印刷可能な状態になったにもかかわらず,エントリがstartingの状態のままキューに残り,印刷されないことがあります。

この場合は,プリンタの電源を入れ直して再起動してください。プリンタのファームウエアのバージョンによっては,パネルの設定によってタイムアウトを「なし」にすることで解決する場合があります。

10.2 RICOH IPSiO NX750 および NX850 日本語プリンタ

日本語 DCPS を使用して RICOH IPSiO NX750 あるいは NX850 を利用するためには,プリンタ側で PostScript の設定と双方向 raw TCPの設定を行う必要があります。

DCPS のインストール後にプリント・キューを起動してプリンタを使用できるように,あらかじめプリンタ側でこれらの設定を行っておいてください。

10.2.1 PostScript の設定

以下の手順で,プリンタの PostScript の設定を行ってください。

  1. PostScript のデータ形式を TBCP に変更します (出荷時の設定は「バイナリデータ」になっています)。

  2. 優先エミュレーションを「PS3」に変更します。

変更方法の詳細については,プリンタ付属のマニュアルを参照してください。

10.2.2 双方向 raw TCPの設定

以下の手順で,プリンタの双方向 raw TCPの設定を行ってください。

  1. telnet コマンドを使用してプリンタに接続します。

  2. RICOH Maintenance Shell からパスワードを要求されたらパスワードを入力します (工場出荷時に設定されているパスワードは ricoh です)。なお,入力したパスワードはエコーバックされません。

  3. msh プロンプトに対して diprint bidirect on を入力して双方向raw TCPを設定します。

  4. logout コマンドを入力してログアウトします。

  5. Do you save configuration data? に対して yes を入力し,変更した設定情報を保存します。

  6. 自動的に接続が切断されます。

以下に実行例を示します (太字はキーボードからのユーザ入力です)。なお,入力したパスワードは実際にはエコーバックされません。


$ telnet 192.168.1.87
%TELNET-I-TRYING, Trying ... 192.168.1.87           
%TELNET-I-SESSION, Session 01, host 192.168.1.87, port 23 
-TELNET-I-ESCAPE, Escape character is ^] 
RICOH Maintenance Shell. 
User access verification. 
Password: ricoh
User access verification ... OK. 
RICOH IPSiO NX850 
Network Control Service Ver. 3.0.0 
Copyright (C) 1994-2002 RICOH COMPANY,LTD. 
msh> diprint bidirect on
bidirect on 
msh> logout
Logout Maintenance Shell.  
Do you save configuration data? (yes/no/return) yes
Yes. 
Now, Save data. 
 
 
%TELNET-S-REMCLOSED, Remote connection closed 
-TELNET-I-SESSION, Session 01, host 192.168.1.87, port 23 
$ 



10.3 RICOH IPSiO NX860e,CX8800,SP6120,SP8100 および SPC810 日本語プリンタ

日本語 DCPS を使用して RICOH IPSiO NX860e,CX8800,SP6120, SP8100 あるいは SPC810 を利用するためには,プリンタ側で PostScript の設定と双方向 raw TCPの設定を行う必要があります。

DCPS のインストール後にプリント・キューを起動してプリンタを使用できるように,あらかじめプリンタ側でこれらの設定を行っておいてください。

10.3.1 PostScript の設定

以下の手順で,プリンタの PostScript の設定を行ってください。

  1. PostScript のデータ形式を TBCP に変更します (出荷時の設定は「バイナリデータ」になっています)。

  2. 優先エミュレーションを「PS3」に変更します。

変更方法の詳細については,プリンタ付属のマニュアルを参照してください。

10.3.2 双方向 raw TCPの設定

以下の手順で,プリンタの双方向 raw TCPの設定を行ってください。

  1. telnet コマンドを使用してプリンタに接続します。

  2. RICOH Maintenance Shell からパスワードを要求されたらユーザ名,パスワードを入力します (工場出荷時に設定されているユーザ名はadmin,パスワードは空欄です)。なお,入力したパスワードはエコーバックされません。

  3. msh プロンプトに対して diprint bidirect on を入力して双方向raw TCPを設定します。

  4. logout コマンドを入力してログアウトします。

  5. Do you save configuration data? に対して yes を入力し,変更した設定情報を保存します。

  6. 自動的に接続が切断されます。

以下に実行例を示します (太字はキーボードからのユーザ入力です)。なお,入力したパスワードは実際にはエコーバックされません。


$ telnet 192.168.1.87 
%TELNET-I-TRYING, Trying ... 192.168.1.87           
%TELNET-I-SESSION, Session 01, host 192.168.1.87, port 23 
-TELNET-I-ESCAPE, Escape character is ^] 
RICOH Maintenance Shell. 
User access verification. 
login:admin 
Password: 
User access verification ... OK. 
RICOH IPSiO CX8800 
Network Control Service Ver. 5.10 
Copyright (C) 1994-2004 Ricoh Co.,Ltd. All rights reserved. 
msh> diprint bidirect on 
bidirect on 
msh> logout 
Logout Maintenance Shell. 
Do you save configuration data? (yes/no/return) > yes 
Yes. 
Now, Save data. 
  
  
%TELNET-S-REMCLOSED, Remote connection closed 
-TELNET-I-SESSION, Session 01, host 192.168.1.87, port 23 



10.4 Apple LaserWriter Plusプリンタ



デスクトップ・プリンタ用の, PostScript サーバ・ループの外側で LPS$PERSISTENT_RESOURCES モジュールをロードする DCPS 機能は, LaserWriter Plus ではサポートされていません。

10.5 Compaq Laser Printer LN16 および GENICOM microLaser 170



DCPS では,プリンタの PERSONALITY を POSTSCRIPT に設定する必要があります。 PERSONALITY が AUTO または PCL に設定されていると, DCPS のジョブは "Starting" 状態のままになり,印刷されません。この設定は,プリンタ・コンソールの CONFIG メニューにあります。

PERSONALITY を POSTSCRIPT に設定しても,Windows PC から送られた PCL ジョブを正しく印刷することができます。

10.5.2 LAT および AppleTalk 構成

DCPS キューで使用する LAT 装置を作成するには, LATCP 修飾子に次のいずれかの値のセットを使用することができます。

  • /NODE=nodename /PORT=PORT_1

  • /SERVICE=service

nodename はプリンタの NIC ノード名で, service はプリンタの有効なサービスの名前です。これらの値は,プリンタの NIC のステータス・ページから,あるいは Telnet または LAT 経由で NIC にログインすることにより,取得することができます。たとえば,次のコマンドは,プリンタの NIC のノード名が PRQ_00001F であることを示しています。


    Local_4> show server 
       NET16 Version V1.0/1(990126)           Uptime:                 23:17:07 
       Hardware Addr: 00-50-27-00-00-1f       Name/Nodenum:      PRQ_00001F/ 0 
       Ident String: NET16 

AppleTalk を使用する DCPS キューを作成するには,サービス名を使用する必要があります。省略時のサービスの 1 つを使用し,それを変更するか,あるいは自身のサービスを作成することができます。次は,LAT および AppleTalk の両方で使用できるサービスの一例です。この例では,DCPS_LN16 が AppleTalk 名です。


    Local_4> list service dcps_ln16 
 
    Service:  DCPS_LN16         Ident:  DCPS Compaq Laser Printer LN16 
      Rating: N/A               Ports:  1 
      Characteristics:          Queueing  Binary  Rtel  Connections  AppleTalk 
                                Lat 
      SOJ: <none>     EOJ: <none> 
      Enabled Groups: 0 

AppleTalk サービスの作成は注意して行ってください。複数のプリンタで同じサービス名を作成すると,複数のプリンタがネットワークで同じ AppleTalk 名を使用することになります。

プリンタ・サービスの特性を設定する方法についての詳細は,プリンタの『Ethernet Network Interface Card (NIC) Reference Manual』を参照してください。

10.6 Compaq Laser Printer LN32 および LNM40; GENICOM Intelliprint mL,LN および microLaser シリーズ

注意

この節の説明は,GENICOM microLaser 170 プリンタには適用されません。





プリンタが PostScript モードまたは自動言語識別モードの場合, DCPS はこれらのプリンタに印刷することができます。 INTERPRETER および FORMAT 設定が 表 10-1 に記述されているとおりに設定されていることを確認してください。これらの値は,プリンタのコンソールの INTERFACE メニューで設定されます。

表 10-1 有効な言語識別構成
  プリンタ設定
プリンタ・モード インタプリタ フォーマット
PostScript/PCL 検出 Auto Switch Raw
PostScript PostScript Normal



プリンタの Delayed Output Close 設定の工場出荷時の省略時の値で, DCPS キューが停止することがあります。省略時の値は OFF であり,これは,1 つのジョブの印刷を早く終わらせて次のジョブの印刷を開始させるようにプリンタを制御して,性能を向上させることを意図したものです。ただし,DCPS 以外の環境からも印刷する場合は,この値により DCPS キューが停止することがあります。したがって,複数の環境から印刷する場合は,この値を ON に設定してください。DCPS からだけ印刷する場合には, Delayed Output Close の値を OFF のままにしておいても構いません。

Delayed Output Close の設定は,プリンタのコンソールで INTERFACE メニューの NETWORK セクションに DELAY OUT CLOSE として示されます。 *

10.6.2 LAT および AppleTalk の構成

LAT および AppleTalk のキューの構成についての詳細は, 第 10.5.2 項 を参照してください。

これらのプリンタで TCPware を使用している場合,画面上に多数のユーザデータ・メッセージを受信し,次のような OPCOM メッセージを表示してキューが異常終了することがあります。


  %%%%%%%%%%%  OPCOM  21-APR-1999 15:09:53.22  %%%%%%%%%%% 
  Message from user SYSTEM on ZIPPY 
  Queue LN32_RAW: %DCPS-F-EXQUOTA, process quota exceeded 

この問題は,TCPware V5.3-3 とネットワーク・ファームウェア V1.0/4 (990323) を実行している場合に生じることがあります。この問題を回避するには,システム管理者は次のいずれかの手順を実行する必要があります。

  • 次の TCPware コマンドを発行する。
    $ NETCU STOP /TCP
    $ NETCU START /TCP /NOPATH_MTU_DISCOVERY

  • TCPwareTCPware をバージョン V5.3-3 より新しいものにアップグレードする。

  • TCPware パッチ・キット DRIVERS_V533P020 を適用する。

  • プリンタのネットワーク・ファームウェアをアップグレードする。

注意

* この設定は,LN32 および LNM40 プリンタでバージョン 3.03 より以前のファームウェアを使用している場合には表示されません。



10.7 DIGITAL Colorwriter LSR 2000プリンタ



NIC が raw TCP/IP 通信をサポートしていないため, DCPS は raw TCP/IP接続経由で Colorwriter LSR 2000 と通信することができません。

DCPS では,LPD または AppleTalk を使用して Colorwriter LSR 2000 と通信することができます。 LPD を使用してこのプリンタに印刷するには,キューを作成する際に内部キュー名 'xjprint' を指定します。

10.8 DIGITAL DECcolorwriter 1000プリンタ



次の表に示すファイルを使用してプリンタの状態を永続的に変更した場合,それ以降,プリンタの電源を切断して再度投入するまでの間,使用中のシステムあるいはネットワーク上の別のシステムからプリンタが受信するすべてのジョブに影響を与えます。これらのファイルは, SYS$COMMON:[SYSHLP.EXAMPLES.DCPS]ディレクトリに置かれています。

セットアップ・ファイル 説明
DCW1000_CONFIG.PS プリンタの時間切れの値を設定します。
DCW1000_DEVPARAM.PS シリアル・ポートの構成を変更します。
DCW1000_STARTPG.PS スタート・ページを有効にします。
DCW1000_NOSTRTPG.PS スタート・ページを無効にします。
DCW1000_PRNTCNFG.PS ソフトウェアが選択する情報ページを有効にします。
DCW1000_PSCRIPT.PS PostScriptへのポートを変更し,すべてのポートを省略時の設定にします。

注意

  • DCW1000_DEVPARAM.PS ファイルをプリンタに送信すると,通信設定が変更されてキューがハングします。キューに対して STOP/RESET コマンドを実行し,プリンタが接続されている DECserver またはその他の LAT 装置での対応する設定を変更しなければなりません。また,プリンタが PostScript モードであることを確認してください。

  • 省略時の設定では,プリンタの背面の DIP スイッチが下の位置に設定されています。これは,シリアル・インタフェースが調整可能であること,および色補正が設定されていないことを示します。工場出荷時の省略時の設定は,9600ボー,8ビット,パリティなしです。セットアップ・ファイルと DIP スイッチとの相互関係についての詳細は, DECcolorwriter 1000 のドキュメントを参照してください。

  • プリンタの現在の構成を確認するには,DIP スイッチ 4 の位置を下から上に切り換え,続いて下に切り換えます (他の 3 つの DIP スイッチは下の位置のままとします)。プリンタが構成ページを印刷します。プリンタが PostScript モードで稼動していることを確認してください。



10.9 DIGITAL DEClaser 3500プリンタ



DCPS を DEClaser 3500 プリンタのオプションのシリアル・ポートで使用する場合,ジョブが "Starting" 状態のままとなる可能性があります。この場合,次のオプションのいずれか 1 つを選択する必要があります。

  1. プリンタを PostScript モードにロックします (フロント・パネルでSerial, Printer Type = STD PostScript に設定します)。 DCPS$queuename_NO_SYNC 論理名を使用してはなりません。このモードでは,プリンタが PJL シーケンスに応答しないので,ネイティブ PCL を使用することはできません。 PCL 4 トランスレータを強制的に使用するには, 第 10.10.1 項 に説明されている対処法を使用する必要があります。

  2. シリアル・ポートの言語識別モードを Automatic に設定し (フロント・パネルで,Serial,Printer Type = PS/PCL Sensing に設定し), 第 3.5.3 項 で説明されているように DCPS$queuename_NO_SYNC論理名を定義します。このモードでは,プリンタは PJL シーケンスに応答し,データ・ストリームに示されるとおりにネイティブ PCL 5 または PostScript に切り換えます。



10.9.2 通信プロトコルとネイティブ PCL サポートとの相互関係

オプションのネットワーク・カードは,ネイティブ PCL への切り換えをサポートしますが,プロトコルを自動識別に設定する必要があります。

10.9.3 raw TCP/IPで動作しない NIC

NIC が双方向 TCP/IP 通信をサポートしていないため, DCPS は raw TCP/IP 接続経由でプリンタと通信することができません。

代わりに,プリンタの NIC で LAT または LPD を使用することも,プリンタをプリント・サーバ (たとえば,Rapidprint 500) またはターミナル・サーバに接続することもできます。 LPD を使用してこのプリンタに印刷するには,キューの作成時に内部キュー名 'PORT1' を指定します。

10.10 DIGITAL DEClaser 5100プリンタ



ネットワーク・インタフェース・カード (NIC) の問題により, DCPS は EtherTalk の使用時にプリンタをネイティブ PCL に切り換えることができません。この場合,次のエラーが表示されます。


%DCPS-W-UNDEF, undefined: Name not known - offending command is <1B> 
%DCPS-E-FLUSHING, Rest of Job (to EOJ) will be ignored 

部分的な解決策は, DCPS$STARTUP.COM にキューを作成する場合に, PAGE_LIMIT=999999という省略時のプリント・ジョブ・パラメータを指定することです。このパラメータにより,すべての PCL ファイルが強制的に PCL トランスレータを経由して印刷されます。ただし,PCL トランスレータは PCL 5 ではなく PCL 4 です。


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