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OpenVMS マニュアル


HP OpenVMS
DCL ディクショナリ


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キューおよびキューに登録されているジョブに関する情報を表示します。

ジョブに対する読み込み(R)アクセス権が必要です。


形式

SHOW QUEUE [キュー名]


パラメータ



キュー名

キューの名前を指定します。キュー名には,ワイルドカード文字(* と %)を使用できます。キュー名パラメータの省略時の設定は,アスタリスク(*) です。キュー名を省略すると,すべてのキューに関する情報が表示されます。

説明

SHOW QUEUE コマンドは,バッチ・キューのおよび出力キューの名前,タイプ,状態,および属性を表示します。またキューに入っているジョブについての情報も表示します。修飾子を指定せずに SHOW QUEUE コマンドを入力すると,OpenVMS システムは,指定したすべてのキューの名前,タイプ,状態,およびそれらのキューに入っているジョブについての情報をリストします。 SHOW QUEUE コマンドは,/BRIEF 修飾子を省略時の設定と仮定します。

OpenVMS Cluster では,SHOW QUEUE コマンドは,クラスタで使用できるすべてのキューについての情報を表示します。

キューについての情報,またはキューに入っているジョブの完全なリストが必要な場合は,SHOW QUEUE コマンドを使用します。特定のジョブに関する情報が必要な場合は,SHOW ENTRY コマンドを使用してください。


修飾子



/ALL_JOBS

指定されたキューに登録されている,すべてのジョブを表示します。ジョブ情報を表示するには,そのジョブに対して読み込み (R) アクセス権が必要です。

/BATCH

バッチ・キューと,そのキューに登録されているジョブについて表示します。

/BRIEF (省略時の設定)

キューおよびキューに登録されているジョブに関する,簡単な情報を表示します。情報には,キュー名,キュー・タイプ,キューの状態が含まれます。表示されるジョブについては,そのエントリ番号,ジョブ名,ユーザ名,ジョブ状態を表示します。 /FULL および /FILES 修飾子は,/BRIEF 修飾子に優先されます。

/BY_JOB_STATUS=(キーワード・リスト)

指定された状態のジョブを含むキューだけを表示します。省略時には,ユーザの所有するジョブだけが表示されます。状態として,次のキーワードを指定できます。

EXECUTING 次の状態のジョブを表示します。

ABORTING
EXECUTING
PRINTING
PROCESSING
STALLED
STARTING
SUSPENDED

ABORTING は強制終了中のジョブ, STALLED や SUSPENDEDは何らかの原因によって停止中であるが,その原因が解決されれば継続されるジョブ, PROCESSING や PRINTING は現在実行中であるジョブ, STARTING は初期化中のジョブを表します。

HOLDING 保留状態のジョブ。ジョブが無期限にキューに保持されていることを示します。
PENDING 待ち状態のジョブ。ジョブが実行の順番待ちをしている状態を示します。
RETAINED 実行後もキューに保持されているジョブ。ジョブは完了しているが,キューに残っている状態を示します。
TIMED_RELEASE 指定時刻まで保留されているジョブ。指定時刻に実行するために,キューに保留されている状態を示します。

この修飾子にキーワードを指定しない場合は,実際にジョブが登録されているキューだけが表示されます。

/DEVICE[=(キーワード・リスト)]

指定されたキュー・タイプのキューと,その中のジョブを表示します。

キュー・タイプには,次のキーワードを指定します。

PRINTER プリント・キューのジョブ
SERVER サーバ・キューのジョブ
TERMINAL ターミナル・キューのジョブ

キーワードを指定しないと,プリント・キュー,サーバ・キュー,ターミナル・キュー内のすべてのジョブが表示されます。

/EXACT

/PAGE=SAVE および /SEARCH 修飾子とともに使用し,大文字と小文字を区別した文字列検索を指定します。この場合,検索文字列は二重引用符で囲まなければなりません。

/SEARCH 修飾子を指定せずに /EXACT 修飾子を指定した場合, "Find キー" (E1)を押すと文字列検索が有効になります。

/FILES

それぞれのジョブに関連したファイルのリストを表示します。 /FILES 修飾子は,/BRIEF 修飾子に優先されます。

/FULL

キュー,およびそのキューに登録されているジョブ,そのジョブに関連したファイルに関する情報が,すべて表示されます。 /FULL 修飾子は,/BRIEF 修飾子に優先されます。

/GENERIC

汎用キュー,およびそのキューに登録されているジョブを表示します。汎用キューは,実行キューではありません。これは,特定タイプ(たとえば,ライン・プリンタ・ジョブ)のジョブを保持し,それを実行キューにダイレクトします。

/HIGHLIGHT[=キーワード]

/PAGE=SAVE および /SEARCH 修飾子とともに使用し,一致した検索文字列の強調表示方法を指定します。一致した検索文字列があった場合は,行全体が強調されます。キーワードには,BOLD, BLINK, REVERSE, および UNDERLINE を指定できます。省略時の設定は BOLD です。

/OUTPUT[=ファイル指定]

/NOOUTPUT

コマンドの出力先を指定します。省略時には,SYS$OUTPUT(通常は使用しているターミナル)へ出力されます。ファイルへ出力するには, /OUTPUT 修飾子を使用してファイルを指定してください。

ファイル指定には,ワイルドカード文字は使用できません。部分的にファイルを指定した場合(たとえば,ディレクトリだけ)には,ファイル名には SHOW,ファイル・タイプには LIS が使用されます。

/NOOUTPUT 修飾子を指定した場合は,何も出力されません。

/PAGE[=キーワード]

/NOPAGE (省略時の設定)

コマンド出力の画面表示の方法を表示します。

/PAGE 修飾子には次のキーワードを指定できます。

CLEAR_SCREEN ページモードで表示(毎回画面を消去する)
SCROLL スクロールモードで表示(毎回画面を消去しない)
SAVE[= n] n ページ分の履歴を保持する(前ページに戻ること等が可能)

/PAGE=SAVE 修飾子を指定すると最大 5 画面(最大 255 カラムまで)分の履歴を保存できます。画面移動には以下のキーを使用します。

キー・シーケンス 説明
Up arrow key, Ctrl/B 1行スクロールアップ
Down arrow key 1行スクロールダウン
Left arrow key 1カラム左シフト
Right arrow key 1カラム右シフト
Find (E1) 文字列検索を起動
Insert Here (E2) 半画面右シフト
Remove (E3) 半画面左シフト
Select (E4) 80/132 カラム切替え
Prev Screen (E5) 前ページに移動
Next Screen (E6), Return, Enter, Space 次ページに移動
F10, Ctrl/Z 終了(ユーティリティによっては異なる)
Help (F15) ヘルプ・テキストを表示
Do (F16) 最新(現在)画面と(履歴内で)最古画面の切り替え
Ctrl/W 再表示

/PAGE 修飾子は /OUTPUT 修飾子とは同時に使用できません。

/SEARCH="検索文字列"

/PAGE=SAVE 修飾子とともに使用し,表示される情報内で検索したい文字列を指定します。文字列にスペース文字等を入れたい場合は,検索文字列は二重引用符で囲まなければなりません。

情報が表示されている時に Find(E1) キーを押すと,検索文字列を動的に変更することができます。この場合は,引用符は必要ありません。

/SUMMARY

各キューについて,その実行中のジョブ,実行待ち状態のジョブ,保留中のジョブ,タイムド・リリース状態のジョブ,保持状態のジョブの総数を表示します。出力キューでは,待ち状態のジョブの総ブロック数も表示します。

/WRAP

/NOWRAP (省略時の設定)

/PAGE=SAVE 修飾子とともに使用し,画面の幅より長い行を改行表示するかどうかを指定します。 /WRAP 修飾子を指定した場合,はみ出す部分は次行に表示されます。

/NOWRAP 修飾子を指定した場合,はみ出した部分は左右にスクロールしながら見ることができます。


#1
$ SHOW QUEUE/ALL/BY_JOB_STATUS=pending
Printer queue KLEE$LCA0, stopped, mounted form DEFAULT
  /BASE_PRIORITY=4 /DEFAULT=(FEED,FORM=ELITE (stock=DEFAULT)) 
  /OWNER=[SYSTEM] /PROTECTION=(S:M,O:D,G:R,W:S)
 
  Entry     Jobname         Username        Blocks  Status
  -----     -------         --------        ------  ------
   2045     APPLICA         MARTIN             102  Pending
 
Batch queue SYS_TEX, available, on NODE22:: 
  /BASE_PRIORITY=3 /JOB_LIMIT=25 /OWNER=[SYSTEM] 
  /PROTECTION=(S:M,O:D,G:R,W:S)
 
  Entry     Jobname         Username                Status
  -----     -------         --------                ------
   1388     CHAPTER1.JOB    MARTIN                  Pending 
Generic batch queue CLUSTER_BATCH
  /GENERIC=(HMSCMS_BATCH,NODE22_BATCH) /OWNER=[SYSTEM] 
  /PROTECTION=(S:M,O:D,G:R,W:S)
  Entry     Jobname         Username                Status
  -----     -------         --------                ------
    936     no privilege                            Pending
   .
   .
   .
 

この SHOW QUEUE コマンドは,待ち状態のジョブを持つキューだけを表示しています。 /ALL 修飾子で,待ち状態のジョブをすべての表示するようにしています。エントリ 936 のジョブ情報は表示されていないことに注意してください。自分と同じグループのすべてのジョブを表示するには,GROUP 特権が必要です。また,すべてのグループのすべてのジョブを表示するには,OPER 特権が必要です。

#2
$ SHOW QUEUE/FULL ARMADA*
Batch queue ARMADA_BATCH, idle, on ARMADA::
  /AUTO_START_ON=(ARMADA::) /BASE_PRIORITY=3 /JOB_LIMIT=3 
  /OWNER=[SYSTEM] /PROTECTION=(S:M,O:D,G:R,W:S)
Printer queue ARMADA$PRINT, stopped, on ARMADA::LPA0,
 mounted form DEFAULT
  /BASE_PRIORITY=4 /DEFAULT=(FEED,FORM=ELITE (stock=DEFAULT)) 
  /OWNER=[SYSTEM] /PROTECTION=(S:E,O:D,G:R,W:W)
  Entry  Jobname         Username     Blocks  Status
  -----  -------         --------     ------  ------
    605  SET             DUDSON          140  Pending (queue stopped)
         Submitted 21-DEC-2001 16:14 /FORM=ELITE (stock=DEFAULT) 
         /PRIORITY=200
         File: _$5$DUA1:[DUDSON]SET.CLD;5
    606  CLOSE           DUDSON          140  Pending (queue stopped)
         Submitted 21-DEC-2001 16:16 /FORM=DEFAULT /PRIORITY=200
         File: _$5$DUA1:[DUDSON]CLOSE.TXT;2
Printer queue ARMADA$PRINTER_1, idle, on ARMADA::TTA3,
 mounted form DEFAULT
  <Printer queue on node ARMADA for a LN03R printer>
  /BASE_PRIORITY=4 /DEFAULT=(FEED,FORM=DEFAULT) /LIBRARY=SMU$DEVCTL 
  Lowercase /OWNER=[SYSTEM] /PROCESSOR=CPS$SMB 
  /PROTECTION=(S:M,O:D,G:R,W:S) /SEPARATE=(FLAG)
 

この SHOW QUEUE コマンドは,コマンドを発行したユーザの現在のすべてのジョブ・エントリに関する情報を表示します。キューに関する完全な情報,それらのキュー内のジョブ,ジョブに関係するファイルについて表示されます。

#3
$ SHOW QUEUE/SUMMARY
 
Batch queue HMSCMS_BATCH, available, on HMSCMS::
    Job summary:  1 executing,  5 holding
Server queue NM$QUE01, available, on NODE22::, mounted form DEFAULT
    Job summary:  2 executing
Generic server queue NM$QUEUE
    Job summary:  1 timed release
Batch queue PIZZA_BATCH, idle, on PIZZA::
    Job summary:  queue is empty
Batch queue NODE22_BATCH, available, on NODE22::
    Job summary:  1 executing,  1 timed release
Printer queue ARMADA$PRINT, stopped, on ARMADA::LPA0, mounted 
  form DEFAULT
    Job summary:  8 pending (565 blocks)
Terminal queue ALLBQ, stopped, on KATYA::TTA2, mounted form DEFAULT
    Job summary:  2 pending (445 blocks)
   .
   .
   .
 

この SHOW QUEUE コマンドは,すべてのキューと,そのキューに登録されているジョブの総数を表示します。

#4
$ SHOW QUEUE DOC$LN03
 
Server queue DOC$LN03, stopped, on NEWTON::, mounted form DEFAULT
 Entry  Jobname   Username  Blocks  Status
 -----  -------   --------  ------  ------
   436  DOCPLAN   HERSHEY        8  Retained until 11-JAN-2001 16:56
      %JBC-F-JOBABORT, job aborted during execution
        Completed  11-JAN-2001 15:56 on queue DOC$LN03
 

この表示には,保持ジョブが終了した日時と,それを実行したキューが含まれています。ジョブをキューに保持する条件を指定するためには, PRINT,SUBMIT,または SET ENTRY コマンドに /RETAIN 修飾子を指定します。この例では,ジョブの終了後 1 時間の間,ジョブを保持するように設定しています。キューのジョブ保持ポリシーによって, 16 時 56 分にジョブがキューから削除されます (/RETAIN 修飾子についての詳細は, PRINTSUBMIT ,または SET ENTRY コマンドの説明を参照してください )。


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