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OpenVMS マニュアル


HP OpenVMS
DCL ディクショナリ


目次 索引



OpenVMS のボリューム・シャドウイングを使用して,作成したシャドウ・セットの特性を変更します。詳細については,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。

SYSPRV 特権が必要です

  注意
以下の修飾子は,ホスト・ベース・ミニマージ (HBMM) 操作を管理するためだけに使用され,ほかの操作には使用できません。
/DELETE
/DISABLE
/ENABLE
/NAME
/POLICY

HBMM 修飾子を含むコマンドに,これ以外の (非 HBMM) 修飾子を指定すると,コマンドはエラーとなります。


形式

SET SHADOW [デバイス名[:]]


パラメータ



デバイス名[:]

コマンド修飾子によっては,シャドウ・セット (DSAn:) またはシャドウ・セット・メンバ (ddcu:) の名前を指定します。修飾子の説明で指定されているパラメータの形式を参照してください。

パラメータとしてシャドウ・セット (DSAn:) を指定する修飾子のほとんどでは,シャドウ・セット名の代わりに /ALL 修飾子を指定することで,要求された動作をシステムの全シャドウ・セットに適用するように指示することができます (例外は /ALL の説明に記述されています)。


説明

SET SHADOW コマンドおよびその修飾子を使用すると,シャドウ・セットの動作を詳細に制御することができます。これらのコマンドと修飾子が作用する対象は,シャドウ・セット (仮想デバイスとも呼びます) または場合によっては,指定したシャドウ・セットの個々のメンバです。

特に明記しない限り,一般に修飾子の設定は, SET SHADOW コマンドまたは SET DEVICE コマンドを使用して変更するか,シャドウ・セットまたはシャドウ・セット・メンバがディスマウントされるまで変わりません。シャドウ・セットが再マウントされたとき,またはディスマウントされたシャドウ・セット・メンバがシャドウ・セットに返されたときには,設定し直す必要があります。

SET SHADOW の修飾子の一部は,SET DEVICE コマンドとともに使用することができ,どちらも同じ効果が得られます。しかし,シャドウ・セットの属性変更に重点がある場合は, SET SHADOW コマンドの方が多くのオプションが用意されています。


修飾子



/ABORT_VIRTUAL_UNIT DSAn:



/ABORT_VIRTUAL_UNIT /ALL

指定されたシャドウ・セット,またはシステム上でマウント・チェック中の全シャドウ・セットのマウント・チェックを強制終了します。

この修飾子は,デバイスの復旧が不可能であることがわかっているときに使用します。この修飾子を使用するためには,そのシャドウセットがマウント・チェック中でなければなりません。この修飾子を指定すると,シャドウ・セットは,コマンドが発行されたシステム上でのマウント・チェックをただちに強制終了します。シャドウ・セットがマウント・チェック中でない場合にこのコマンドを実行すると, %SYSTEM-E-UNSUPPORTED, unsupported operation or function.が返されます。

このコマンドが完了した後も,そのシャドウ・セットをディスマウントする必要がある点に注意してください。シャドウ・セットをディスマウントするには,次のコマンドを使用します。

$ DISMOUNT/ABORT/OVERRIDE=CHECKS DSAn: 



/ALL

コマンドを発行したシステム上でマウントされているすべてのシャドウ・セットに対し,コマンドを実行します。

シャドウ・セットのデバイス指定をパラメータとして指定するほとんどのコマンドで,DSAn の代わりに /ALL を使用できます。例外は,/DEMAND_MERGE,/DELETE,および /EVALUATE=RESOURCES です。また,/ALL は,修飾子 /POLICY または個々のシャドウ・セット・メンバだけを操作するような修飾子 (たとえば /MEMBER_TIMEOUT や /FORCE_REMOVAL など) とともに指定することはできません。

/CONFIRM

/NOCONFIRM (省略時の設定)

指定したシャドウ・セット上での操作の実行を確認するために,各マージ操作の前に問い合わせを行うかどうかを指定します。

この修飾子は,/DEMAND_MERGE との組み合わせでのみ使用できます。

問い合わせに対する応答としては,以下のものが有効です。

  • 肯定: YES,TRUE,または 1

  • 否定: NO,FALSE,0 (ゼロ),または Return キーを押下

  • プロセスを終了: QUIT または Ctrl/Z

  • ALL を入力すると,コマンドは処理を続行しますが,それ以上プロンプトは表示されません。

単語の応答は,大文字または小文字で入力でき, 1 文字以上の文字で省略できます。不正な応答を入力すると,DCL コマンドはプロンプトを再度表示します (SET SHADOW の例を参照)。

/COPY_SOURCE ddcu:



/COPY_SOURCE DSAn:



/COPY_SOURCE /ALL

2 つのメンバが含まれているシャドウ・セットに 3 番目のメンバを追加する場合に,フル・コピー操作においてシャドウ・セットのどのソース・メンバを読み込みデータのソースとして使用するかを指定します。この修飾子は,ディスク・コピー・データ (DCD) コマンドを使用しないコピー操作にのみ影響を与えます。この修飾子で指定したソースは,シャドウ・セットがディスマウントされるまで有効です。

HSG80 を含む一部のストレージ・コントローラは,デバイスの読み込みの性能を大幅に改善する先読みキャッシュを持っています。一般にコピー操作は 2 つのソース・メンバを交互に読み込むので,実質的に先読みキャッシュの利点が損なわれます。この修飾子を使用すると,コピー操作の間,指定した 1 つのソース・メンバからすべての読み込みを行うことができます。

コピー性能が向上するほかに,/COPY_SOURCE を使用して,信頼性が低いと考えられる特定のシャドウ・セット・メンバからの読み込み操作を行わないようにすることができます。正しく動作しているシャドウ・セット・メンバだけを指定することで,コピー操作を最後まで終わらせることができます。信頼性が低いシャドウ・セット・メンバはコピー操作が正常に終了した後に削除できます。

1 つのシャドウ・セット (DSAn:) だけを指定した場合は,フル・コピー操作のすべての読み込みが,デバイスの物理的位置に関係なく,現在の "マスタ"・メンバであるデバイスから実行されます。

シャドウ・セットのメンバ (ddcu:) を指定した場合には,指定したメンバがすべてのコピー操作に対する読み込みソースとして使用されます。この設定により,任意のソース・メンバを選択することが可能となります。たとえば,追加するメンバと同じサイトにないマスタ・メンバを使用するのではなく,同じサイトにあるソース・メンバを選択することができます。

/ALL を指定すると,現在マウントされているすべての仮想ユニット上のフル・コピー操作に対するすべての読み込みは,マスタ・メンバから実行されます。

/DELETE DSAn:



/DELETE /NAME

/POLICY=HBMM とともに使用すると,/DELETE は指定したシャドウ・セットからホスト・ベース・ミニマージ (HBMM) ポリシーを削除するか,クラスタ全体から HBMM の名前付きポリシーを削除します。たとえば次のコマンドは,現在シャドウ・セット DSA1 に関連付けられているポリシーを削除します。

$ SET SHADOW /DELETE DSA1 /POLICY=HBMM 

これに対し次のコマンドは,クラスタから COMPANY_POLICY を削除します。

$ SET SHADOW /DELETE /NAME=COMPANY_POLICY /POLICY=HBMM 

NODEFAULT ポリシーは削除できません。

/ALL を /DELETE とともに指定することはできません。

/DEMAND_MERGE DSAn:

指定したシャドウ・セットでマージ操作を開始します。この修飾子は,/ERASE 修飾子のない INITIALIZE/SHADOW を使用してシャドウ・セットを作成した場合に利用します。 /DEMAND_MERGE の使用法についての詳細は,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。

/ALL を /DEMAND_MERGE とともに指定することはできません。

各シャドウ・セットに対して OPCOM メッセージが表示され,要求マージが実行されたことが表示されて,コマンドを実行したプロセスのプロセス ID (PID) が記録されます。以下に例を示します。

%%%%%%%%%%%  OPCOM   9-MAR-2004 10:35:23.24  %%%%%%%%%%% 
Message from user SYSTEM on NODE1 
Demand Merge requested for _DSA721:, PID: 2760009A 



/DISABLE=HBMM DSAn:



/DISABLE=HBMM /ALL



/DISABLE=SPLIT_READ_LBNS

指定したシャドウ・セット,またはクラスタ全体のすべてのシャドウ・セットで,ホスト・ベース・ミニマージ (HBMM) を無効にします。

/DISABLE=SPLIT_READ_LBNS は論理ブロック数の分割動作を無効にします。その結果,同じ読み取りコストとデバイス・キュー長を持つソース・シャドウ・セット・メンバ間で読み取り操作が交互に行なわれます。

/ENABLE=HBMM



/ENABLE=SPLIT_READ_LBNS

該当する HBMM ポリシーが存在する場合,指定したシャドウ・セットまたはクラスタ全体で,ホスト・ベース・ミニマージ (HBMM) を有効にします。

/ENABLE=SPLIT_READ_LBNS は,同じ読み取りコストを持つシャドウ・セット・メンバを Logical Block Number (LBN) が等しいグループに論理的に分割します。仮想ユニットが読み取りを実行した場合,対応する LBN グループから読み取りが行なわれます。この結果,コントローラの先読みキャッシュが最大限に使用されます。

/EVALUATE=RESOURCES

現在システム上で管理されているシャドウ・コピーとマージ操作のほとんどについて,システムが処理すべきかどうかを強制的に評価します。ほとんどの操作を取り消した後,システム・パラメータ SHADOW_MAX_COPY と,各シャドウ・セットのコピー/マージの優先順位に基づき,保留中のコピーとマージを再開する順序を評価します。

RESOURCES は /EVALUATE に対して唯一サポートされる値であり,必ず指定する必要があります。

/EVALUATE は,MSCP ベース・ミニマージ操作には適用されません。 MSCP ベース・ミニマージ操作は,/EVALUATE による取り消しと再開の対象外です。

このコマンドは,動的なシステム・パラメータ SHADOW_MAX_COPY を変更した後か,シャドウ・セットに対して SET SHADOW /PRIORITY=n コマンドを実行した後に使用することを意図しています。実行後しばらくすると,優先順位リストを使用して,システム上で利用可能なすべての SHADOW_MAX_COPY スロットが割り当てられます。

/FORCE_REMOVAL ddcu:

/NOFORCE_REMOVAL ddcu:

指定したシャドウ・セット・メンバをシャドウ・セットから除外します。指定するデバイスは,コマンドを実行するシステムにマウントされているシャドウ・セットのメンバでなければなりません。 /ALL を /FORCE_REMOVAL とともに指定することはできません。

デバイスとの接続が切断されたときに,シャドウ・セットのマウント・チェックが行われている場合は,この修飾子を使用して,メンバをシャドウ・セットからただちに除外することができます。

シャドウ・セットのマウント・チェックが行われていない場合,アクションはただちには実行されません。デバイスへの接続は切断されたがシャドウ・セットがマウント・チェック中でない場合,この修飾子を使用すると,シャドウ・セットがマウント・チェックに入るとすぐにそのメンバがシャドウ・セットから除外されるように,フラグが設定されます。指定したメンバに対して何のアクションもとっておらず,フラグをクリアしたい場合は,/NOFORCE_REMOVAL を使用します。

メンバが除外される前にシャドウ・セットがディスマウントされると, FORCE_REMOVAL 要求は終了します。

/LOG

ボリューム・シャドウイング・ソフトウェアに対して, SET SHADOW コマンドが完了したことを確認する簡単なメッセージを表示するように指定します。 /OUTPUT を併用すると,この情報が出力ファイルに書き込まれます。

/MEMBER_TIMEOUT=n ddcu:

シャドウ・セットのメンバに使用するタイムアウト値を指定します。指定するデバイスは,コマンドを実行するシステムにマウントされているシャドウ・セットのメンバでなければなりません。

この修飾子で指定される値は,特定のデバイスに対するシステム・パラメータ SHADOW_MBR_TMO を無効にします。シャドウ・セットの各メンバに異なる MEMBER_TIMEOUT 値を割り当てることができます。

n の有効な範囲は,1 〜 16777215 秒です。

/MEMBER_TIMEOUT で設定したタイムアウト値は,シャドウ・セットをディスマウントするとクリアされます。

/MVTIMEOUT=n DSAn:



/MVTIMEOUT=n /ALL

クラスタの全シャドウ・セット,または仮想デバイス名 DSAn: によって指定されるシャドウ・セットで使用する,マウント・チェックのタイムアウト値を指定します。指定するシャドウ・セットは,コマンドを実行するシステムにマウントされていなければなりません。

この修飾子で指定される値は,この特定のシャドウ・セットに対するシステム・パラメータ MVTIMEOUT によって指定された値を無効にします。

  注意
システム・ディスクの MVTIMEOUT の値は変更できません。変更しようとするとエラーになります。

n の有効な範囲は,1 〜 16777215 秒です。

/MVTIMEOUT で設定したタイムアウト値は,シャドウ・セットをディスマウントするとクリアされます。

/NAME=ポリシー名

/POLICY=HBMM とともに使用して,名前付きのホスト・ベース・ミニマージ (HBMM) ポリシーを定義したり, /DELETE とともに使用して,ポリシーを削除します。ポリシーはクラスタ全体で定義されます。 /DELETE および /POLICY の詳細な説明を参照してください。

ポリシー名は大文字と小文字を区別せず,1 〜 64 文字で指定する必要があります。英字,数字,ドル記号 ($),アンダースコア (_) だけが使用できます。

省略時のポリシーを作成する場合は,名前 DEFAULT を割り当てる必要があります。

ポリシー名の作成と使用の詳細は,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。

/OUTPUT=ファイル名

すべてのメッセージを指定されたファイルに出力します。

/POLICY=HBMM[=ポリシー名]



/POLICY=HBMM[=ポリシー指定]

ホスト・ベース・ミニマージ (HBMM) に対するポリシーを作成または削除します。

HBMM は,/POLICY 修飾子に対してサポートされる唯一の値であり,必ず指定する必要があります。オプションで,DEFAULT を含めた名前付きポリシーを指定することができます。また,NODEFAULTを指定して,DEFAULT ポリシーを含め,このシャドウ・セットで HBMM を使用しないように指示することもできます。ポリシーの指定方法と,ポリシー名 DEFAULT および NODEFAULT の使用方法については,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。

/POLICY を /DELETE とともに指定すると,指定した HBMM 名前付きポリシー,または特定のシャドウ・セットに対する HBMM ポリシーを削除します。 NODEFAULT ポリシーは削除できません。

/POLICY を /NAME とともに指定すると,クラスタ全体の名前付きポリシーが定義されます。 /NAME または /DELETE 以外に修飾子を指定しないと, /POLICY は特定のシャドウ・セットに対するポリシーを定義します。

DELETE/BITMAP コマンドでビットマップを削除するとビットマップが削除されますが,シャドウイング・ソフトウェアがこの状態を認識してすぐに新しいビットマップを起動します。 HBMM ビットマップを無効にするには, SET SHADOW/DISABLE=HBMM コマンドを使用する必要があります。

ポリシーを定義する際に,5 つのキーワード (MASTER_LIST,COUNT, RESET_THRESHOLD,MULTIUSE,および DISMOUNT) を使用して, HBMM ビットマップの配置と管理を制御します。 HBMM ポリシーは,これらのキーワードのリストを括弧で囲んで指定します。必須のキーワードは MASTER_LIST だけです。 COUNT と RESET_THRESHOLD を省略すると,省略時の値が適用されます。

MULTIUSE および DISMOUNT キーワードはそれぞれ,メンバの自動削除および手動削除の際にマルチユース・ビットマップに変換するビットマップの数を指定します。 MULTIUSE を省略した場合,処理中のボリュームの自動ミニコピーは有効になりません。この結果,HBMM ビットマップのマルチユース・ビットマップへの変換は行なわれません。 DISMOUNT を省略した場合,最大 6 つの HBMM ビットマップのみがマルチユース・ビットマップとして使用できます。

  • MASTER_LIST=list
    MASTER_LIST キーワードは,一組のシステムをマスタ・ビットマップの候補として示すために使用します。 list の値は,以下の例に示すように,単一のシステム名,システム名をコンマで区切って並べたものを括弧で囲んだもの,またはワイルドカード文字となります。

    MASTER_LIST=NODE1 
    MASTER_LIST=(NODE1,NODE2,NODE3) 
    MASTER_LIST=* 
    


    システム・リストが単一のシステム名またはワイルドカード文字からなる場合は,括弧はなくてもかまいません。
    HBMM ポリシーは,少なくとも 1 つの MASTER_LIST を含んでいる必要があります。オプションで複数のマスタ・リストを指定することもできます。ポリシーに複数のマスタ・リストがある場合は,以下の例に示すように,ポリシー全体を括弧で囲み,それぞれのマスタ・リストをコンマで区切る必要があります。

    (MASTER_LIST=(NODE1,NODE2), MASTER_LIST=(NODE3,NODE4)) 
    


    マスタ・リスト内のシステム名の位置には特に意味はありません。

  • COUNT=n
    COUNT キーワードは,マスタ・リスト内の何台のシステムがマスタ・ビットマップを持つことができるかを指定します。そのため,COUNT キーワードとそれに対応する MASTER_LIST は, 1つの括弧で囲まれた文の中に入れる必要があります。
    COUNT の値には,マスタ・ビットマップを持たせたいシステムの数を指定します。必ずしもリストの最初の n 個のシステムが選択されるわけではありません。
    COUNT キーワードを省略すると,6 とマスタ・リスト内のシステム数のいずれか小さい方が省略時の値になります。
    1 つのマスタ・リストに対して,2 つ以上の COUNT キーワードを指定することはできません。
    例:

    (MASTER_LIST=(NODE1,NODE2,NODE3), COUNT=2) 
    

    (MASTER_LIST=(NODE1,NODE2,NODE3),COUNT=2),(COUNT=2,MASTER_LIST=(NODE4,NODE5,NODE6)) 
    

  • RESET_THRESHOLD=n
    RESET_THRESHOLD キーワードは,何ブロック設定したらビットマップをクリアするかを指定します。マスタ・ビットマップ内の設定された各ビットは,マージ対象のブロックに対応するため,この値はマージ時間に影響します。
    ビットマップは,RESET_THRESHOLD を超えた時に,クリア対象となります。ただし,しきい値を超えた場合でも,すぐにリセットされることが保障されるわけではありません。この属性値の選択についての詳細は,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。
    リセットのしきい値は,特定の HBMM ポリシーに関連しているため, RESET_THRESHOLD キーワードは,ポリシー指定中で一度しか定義できません。 RESET_THRESHOLD キーワードの範囲はポリシー全体であるため,ポリシーに複数のマスタ・リストがある場合,個々のマスタ・リストの内部で指定することはできません。
    RESET_THRESHOLD キーワードを省略すると,省略時の値として 1,000,000 が使用されます。次に例を示します。

    (MASTER_LIST=*, COUNT=4, RESET_THRESHOLD=1000000) 
    


    例:
    以下の例のコマンドは,2 つのマスタ・リストを持つ, HBMM の名前付きポリシー POLICY_2 を定義します。マスタ・リストが複数あると,1 つ以上のサイトが停止した場合でも, HBMM ビットマップを持ったシステムが確実に少なくとも 1 つ残るようにポリシーを定義できるため,複数サイトの OpenVMS Cluster 構成で有用です。

    $ SET SHADOW /POLICY=HBMM=( -
    _$       (MASTER_LIST=(NODE1,NODE2,NODE3), COUNT=2), -
    _$       (MASTER_LIST=(NODE4,NODE5,NODE6), COUNT=2), -
    _$               RESET_THRESHOLD=150000) -
    _$               /NAME=POLICY_2
    


    複数のマスタ・リストがあるポリシーでは,各システム名はいずれか 1 つのマスタ・リストにしか指定できません。
    HBMM ポリシーを定義するために,シャドウ・セットをマウントする必要はありません。
    ほかのいくつかの /POLICY の例については,SET SHADOW の例を参照してください。

  • MULTIUSE=n
    MULTIUSE キーワードは,処理中のボリュームで自動ミニコピーを有効にします。 n には,シャドウ・セット・メンバがシャドウイング・ドライバによりシャドウ・セットから削除されたときに,マルチユース・ビットマップに変換される既存の HBMM マスタ・ビットマップの数を指定します。
    サイトあるいはコントローラへの接続が切れた間,シャドウイングはシャドウ・セットからメンバを削除します。そのメンバがシャドウ・セットに戻されたときに,完全なシャドウ・コピーが行なわれます。
    HBMM ビットマップのいくつかをマルチユースに変換することによって,そのシャドウ・セットに対するすべての書き込み操作が記録されます。このためメンバをシャドウ・セットに戻した場合,そのマルチユース・ビットマップをミニコピー処理に使用することができます。これにより,フルコピー処理よりも速く処理することができます。
    COUNT の暗黙値あるいは明示値を超える値を n に指定することはできません。 MULTIUSE が指定されていない場合,ビットマップはマルチユースに変換されずフルコピーが必要になります。シャドウ・セット・メンバを削除するような重大なドライブ・エラーが発生してもドライブの交換が必要になった際にマルチユース変換が行なわれないので,フルコピー処理が必要になります。

  • DISMOUNT=n
    DISMOUNT キーワードは 12 のすべての書き込みビットマップをシャドウイングがマルチユース・ビットマップとして使用するのを可能にするため,単一のミニコピー・マスタ・ビットマップの単一障害点を低減します。 n には,下記のコマンドでシャドウ・セットからメンバのマウントが外されたときに,マルチユース・ビットマップに変換する HBMM ビットマップの数を指定します。
    DISMOUNT/POLICY=MINICOPY



/PRIORITY=n DSAn:

現在の省略時の設定より優先される優先順位を設定します。優先順位の範囲は 0 (最低) 〜 10000 (最高) です。省略時の優先順位は 5000 です。優先順位が 0 のシャドウ・セットは,システムでのマージまたはコピーの対象になりません。


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