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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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構成可能なシステム変数を取得します。

形式

#include <unistd.h>

long int sysconf (int name);


引数



name

照会するシステム変数を指定します。

説明

sysconf関数は,構成可能なシステム制限の現在の値と,オプション機能がサポートされているかどうかを調べるための手段を提供します。

name 引数にはシンボリック定数を指定します。 sysconfは,それに対応するシステム変数の値を返します。

  • シンボリック定数は <unistd.h>ヘッダ・ファイルに定義されている。

  • システム変数は <limits.h>および <unistd.h>ヘッダ・ファイルに定義されている。

表 1-10 は, sysconf関数から返されるシステム変数と, name 値として指定できるシンボリック定数を示しています。

表 1-10 sysconf 引数と戻り値
返されるシステム変数 name のシンボリック定数 意味
ISO POSIX-1
ARG_MAX _SC_ARG_MAX exec 関数の 1 つに対して指定される引数の長さ ( 環境データを含む) の最大値 ( バイト数 )。
CHILD_MAX _SC_CHILD_MAX 個々の実ユーザ ID の同時プロセスの数の最大値。
CLK_TCK _SC_CLK_TCK 1 秒当たりのクロック・ティックの数。CLK_TCK の値は変動する。 CLK_TCK がコンパイル時定数であると仮定してはならない。
NGROUPS_MAX _SC_NGROUPS_MAX 個々のプロセスの同時補助グループ ID の数の最大値。
OPEN_MAX _SC_OPEN_MAX 1 つのプロセスが同時にオープンできるファイルの数の最大値。
STREAM_MAX _SC_STREAM_MAX 1 つのプロセスが同時にオープンできるストリームの数。
TZNAME_MAX _SC_TZNAME_MAX タイム・ゾーンの名前としてサポートされているバイト数の最大値 ( TZ 環境変数の長さではない )。
_POSIX_JOB_CONTROL _SC_JOB_CONTROL この変数は,システムがジョブ・コントロールをサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
_POSIX_SAVED_IDS _SC_SAVED_IDS この変数は,個々のプロセスが保存済みセット・ユーザ ID と保存済みセット・グループ ID を持つ場合は値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
_POSIX_VERSION _SC_VERSION システムがサポートしている最新バージョンの POSIX-1 標準の承認日。日付は 6 桁の数値で,最初の 4 桁が年を,最後の 2 桁が月を表す。

POSIX_VERSION が定義されていない場合には, - 1 が返される。

IEEE Standards Board は,定期的に POSIX-1 標準の新しいバージョンを承認しており,承認日はこれらの異なるバージョンを区別するために使用される。

ISO POSIX-2
BC_BASE_MAX _SC_BC_BASE_MAX bc コマンドで, obase 変数に使用できる値の最大値。
BC_DIM_MAX _SC_BC_DIM_MAX bc コマンドで,配列が含むことができる要素の数の最大値。
BC_SCALE_MAX _SC_BC_SCALE_MAX bc コマンドで,スケール変数に使用できる値の最大値。
BC_STRING_MAX _SC_BC_STRING_MAX bc コマンドが受け付ける文字列定数の長さの最大値。
COLL_WEIGHTS_MAX _SC_COLL_WEIGHTS_MAX ロケール定義ファイルの LC_COLLATE ロケール依存情報のエントリに割り当てることができる重みの最大値。
EXPR_NEST_MAX _SC_EXPR_NEST_MAX expr コマンドで,括弧に入れてネストすることができる式の数の最大値。
LINE_MAX _SC_LINE_MAX テキスト・ファイルを処理するユーティリティのコマンド入力行 (標準入力または他のファイル) の長さの最大値 (バイト数)。長さには,終端の改行文字が含まれる。
RE_DUP_MAX _SC_RE_DUP_MAX ed コマンドの m および n 引数のように,インターバル表記引数を使用するときの,正規表現を何度繰り返して使用できるかを示す最大値。
_POSIX2_CHAR_TERM _SC_2_CHAR_TERM この変数は,システムが少なくとも 1 つのターミナル・タイプをサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
_POSIX2_C_BIND _SC_2_C_BIND この変数は,システムが C 言語バインディング・オプションをサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される
_POSIX2_C_DEV _SC_2_C_DEV この変数は,システムがオプションの ISO POSIX-2 標準の C Language Development Utilities をサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
_POSIX2_C_VERSION _SC_2_C_VERSION ISO POSIX-2 標準 (C 言語バインディング) のバージョンを示す整数値。 ISO POSIX-2 標準の新しいバージョンごとに変更される。
_POSIX2_VERSION _SC_2_VERSION ISO POSIX-2 標準 (コマンド) のバージョンを示す整数値。 ISO POSIX-2 標準の新しいバージョンごとに変更される。
_POSIX2_FORT_DEV _SC_2_FORT_DEV この変数は,システムが ISO POSIX-2 標準の Fortran Development Utilities Option をサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
_POSIX2_FORT_RUN _SC_2_FORT_RUN この変数は,システムが ISO POSIX-2 標準の Fortran Runtime Utilities Option をサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
_POSIX2_LOCALEDEF _SC_2_LOCALEDEF この変数は,システムが localedef コマンドでの新しいロケールの作成をサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
_POSIX2_SW_DEV _SC_2_SW_DEV この変数は,システムが ISO POSIX-2 標準の Software Development Utilities Option をサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
_POSIX2_UPE _SC_2_UPE この変数は,システムが User Portability Utilities Option をサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
POSIX 1003.1c-1995
_POSIX_THREADS _SC_THREADS この変数は,システムが POSIX スレッドをサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
_POSIX_THREAD_ATTR_STACKSIZE _SC_THREAD_ATTR_STACKSIZE この変数は,システムが POSIX スレッドのスタック・サイズ属性をサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
_POSIX_THREAD_PRIORITY_SCHEDULING _SC_THREAD_PRIORITY_SCHEDULING 1003.1c 実装は,リアルタイム・スケジューリング関数をサポートしている。
_POSIX_THREAD_SAFE_FUNCTIONS _SC_THREAD_SAFE_FUNCTIONS 実装が POSIX 1003.1c のスレッド・セーフな ANSI C 関数をサポートしている場合に TRUE。
PTHREAD_DESTRUCTOR_ITERATIONS _SC_THREAD_DESTRUCTOR_ITERATIONS スレッドが終了したとき, DECthreads はスレッド内のすべての NULL でないスレッド固有データ値を巡回し,それぞれの登録されたデストラクタ・ルーチン ( 存在する場合 ) を呼び出す。デストラクタ・ルーチンは, 1 つまたは複数のスレッド固有データ・キーの新しい値を作成することができる。この場合,DECthreads はプロセス全体を再実行する。

実装は,ループを _SC_THREAD_DESTRUCTOR_ITERATIONS 回実行した後は,たとえ NULL でない値が存在してもスレッドを終了させる。

PTHREAD_KEYS_MAX _SC_THREAD_KEYS_MAX アプリケーションが作成できるスレッド固有データ・キーの数の最大値。
PTHREAD_STACK_MIN _SC_THREAD_STACK_MIN 新しいスレッドのスタックのサイズとして許容される最小値。 "stacksize" スレッド属性に対してこれよりも小さな値が指定された場合には,このサイズにまで切り上げられる。
UINT_MAX _SC_THREAD_THREADS_MAX アプリケーションが作成できるスレッドの数の最大値。 DECthreads は固定の上限を設けていないため,この値は - 1 である。
X/Open
_XOPEN_VERSION _SC_XOPEN_VERSION システムがサポートしている X/Open 標準の最新バージョンを示す整数。
PASS_MAX _SC_PASS_MAX パスワードの中の有効なバイト数の最大値 (終端の null を含まない)。
XOPEN_CRYPT _SC_XOPEN_CRYPT この変数は,システムが X/Open Encryption Feature Group をサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
XOPEN_ENH_I18N _SC_XOPEN_ENH_I18N この変数は,システムが X/Open enhanced Internationalization Feature Group をサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
XOPEN_SHM _SC_XOPEN_SHM この変数は,システムが X/Open Shared Memory Feature Group をサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。
X/Open Extended
ATEXIT_MAX _SC_ATEXIT_MAX 1 つのプロセスで atexit を使って登録できる関数の数の最大値。
PAGESIZE _SC_PAGESIZE ページのサイズ (バイト数)。
PAGE_SIZE _SC_PAGE_SIZE PAGESIZE と同じ。PAGESIZE と PAGE_SIZE のどちらが定義されている場合には,もう一方の定数も同じ値で定義される。
IOV_MAX _SC_IOV_MAX 1 つのプロセスが readv または writev で使用できる iovec 構造体の数の最大値。
XOPEN_UNIX _SC_XOPEN_UNIX この変数は,システムが X/Open CAE Specification, August 1994, System Interfaces and Headers, Issue 4, Version 2 (ISBN: 1-85912-037-7, C435) をサポートしている場合には値 1 を持ち,そうでない場合には - 1 が返される。


戻り値

x システム上の現在の変数の値。この値は,呼び出し元プロセスが存在している間は変化しません。
-1    エラーを示します。

name 引数の値が無効だった場合, errno はエラーを示す値に設定されます。

name 引数の値が未定義だった場合, errno は変更されません。


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