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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
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目次
まえがき
第 1 章:DEC XTPU の概要
第 2 章:DEC XTPU のデータ・タイプ
第 3 章:DEC XTPU 言語のレキシカル要素
第 4 章:DEC XTPU 組込みプロシージャ
第 5 章:DEC XTPU の起動
第 6 章:呼び出し可能なDEC XTPU
付録 A :DEC XTPUにおける端末装置のサポートと制限事項
付録 B :DEC XTPU メッセージ
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DEC XTPU リファレンス・マニュアル


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第 2 章
DEC XTPU のデータ・タイプ

データ・タイプとは,同じ方法で作成され,同じ方法で処理される要素グループです。変数のデータ・タイプは,その変数に対してどのような操作を実行できるかを決定します。DEC XTPU のデータ・タイプは以下に示すとおりです。DEC XTPU で拡張されていて,この章で解説されているものにはアスタリスク(*)がついています。その他のデータ・タイプは,英語版 DECTPU とまったく同じに扱われます。

ARRAY アレイ (*)
BUFFER バッファ
LEARN 学習
INTEGER 整数
KEYWORD キーワード
MARKER マーカ (*)
PATTERN パターン (*)
PROGRAM プログラム
PROCESS プロセス
RANGE レンジ (*)
STRING 文字列 (*)
UNSPECIFIED 不定
WINDOW ウィンドウ

以降の各節ではDEC XTPU のデータ・タイプのうち,英語版 DECTPU と異なった意味を持つものについて説明します。それ以外のデータ・タイプについては『Guide to the DEC Text Processing Utility』を参照してください。



2.1 アレイ

アレイ・データ・タイプは,データをグループ化して扱うためのデータ・タイプです。アレイ・データ・タイプの要素には,任意のデータ・タイプを入れることができます。アレイ・データ・タイプの要素となるデータ・タイプが文字列データ・タイプのときには,アレイ・データ・タイプに日本語データを入れることができます。


      mark1 := MARK (none); 
      mix_array {mark1} := "日本語文字列"; 

またアレイ・データ・タイプは,そのINDEXに文字列を使うことができます。このとき,そのINDEXの中には日本語文字を含めることができます。


     mix_array {"英語"} := "hello"; 
     mix_array {"日本語"} := "こんにちは"; 



2.2 マーカ

マーカ・データ・タイプはバッファ内の文字に関連する参照点です。マーカ・データ・タイプは MARK 組込みプロシージャを使って作成されます。マーカは文字に対してセットされるため,複数カラム文字の2カラム目以降に編集点があるときでもマーカはその文字,すなわち1カラム目に対してセットされます。ただし,フリー・マーカは複数カラム文字の2カラム目以降にセットすることができます。フリー・マーカを作成するには,MARK (FREE_CURSOR) を使用してください。

2.3 パターン

パターンは,バッファ内の特定の文字列を探索するために使用される構造です。パターンは SEARCH および SEARCH_QUIETLY 組込みプロシージャの第1パラメータとして使用されます。パターンを作成するには, DEC XTPU パターン演算子 (+, &, |, @) を用いて以下の要素を結合します。

  • 文字列定数

  • 文字列変数

  • パターン変数

  • パターン組込みプロシージャの呼び出し

  • 以下のキーワード
    ANCHOR
    LINE_BEGIN
    LINE_END
    PAGE_BREAK
    REMAIN
    UNANCHOR

  • カッコ(式を囲むために使用します)

上記の要素のうち,文字列定数,文字列変数,パターン組込みプロシージャの文字列パラメータには DEC XTPU で使用できるすべての文字を含むことができます。

パターン・データ・タイプを通知する組込みプロシージャは 表 2-1 に示すとおりです。

表 2-1 パターン・データ・タイプを通知する組込みプロシージャ
プロシージャ 説明
ANY パラメータとして使用した文字列のどの文字(1文字)とも一致する
ARB 指定した長さの一連の文字と一致する
MATCH 現在の文字位置から始まり,MATCH に対するパラメータとして指定した文字列まで続く(その文字列も含む)一連の文字と一致する
NOTANY パラメータとして指定した文字列に含まれていないどの1文字とも一致する
SCAN パラメータとして指定した文字列に含まれているどの文字も含まない最長文字列と一致する
SCANL SCAN と同じであるが,SCANL はレコード境界をこえることができる
SPAN パラメータとして指定した文字列の文字だけを含む最長文字列と一致する
SPANL SPAN と同じであるが,SPANL はレコード境界をこえることができる

これらのプロシージャの文字列パラメータには,2バイト文字を含むことができます。

2.4 レンジ

レンジ・データ・タイプは,指定した2つのマーカの間のすべてのテキスト(2つのマーカも含む)を表現します。レンジは CREATE_RANGE 組込みプロシージャを使用して作成することができます。レンジ・データ・タイプは文字単位でつけられるので,複数カラム文字の一部分だけを含んだレンジを作成することはできません。

2.5 文字列

DEC XTPU は文字データを表現するために文字列データ・タイプを使用します。文字列データ・タイプの値には,ASCII 文字セット,DEC 補助文字セット, ISO Latin1 補助文字セット,JIS ローマ字セット,JIS カタカナ・セットおよび DEC 漢字セットで定義されるすべての文字を含むことができます。文字定数を指定するには,値を引用符で囲まなければなりません。 DEC XTPU では,文字列の区切り文字として ASCII 文字の二重引用符(")または単一引用符(')を使用することができますが,DEC 漢字セットの二重引用符(“,”)や単一引用符( ’)を文字列の区切り文字として使用することはできません。


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