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HP OpenVMS: Volume Shadowing for OpenVMS 説明書

第8章 シャドウ化されたシステムでのシステム管理作業

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OpenVMSドキュメント・ライブラリ

目次
まえがき
第1章:Volume Shadowingの紹介
第2章:システムに高度な可用性を構成する
第3章:ボリューム・シャドウイングを使うための準備
第4章:DCLコマンドによるシャドウセットの作成と管理
第5章:システムサービスによるシャドウセットの作成と管理
第6章:シャドウセットの整合性の保証
第7章:ミニコピーによるデータのバックアップ
第8章:シャドウ化されたシステムでのシステム管理作業
第9章:ボリュームシャドウイングの性能
付録A:メッセージ
用語集
索引
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この章では,ボリューム・シャドウイングを使っているスタンドアロン・システムや OpenVMS Cluster システムで, システム管理作業を行う方法を説明します。

8.1 システム・ディスク・シャドウ・セット上のオペレーティング・システムのアップグレード

オペレーティング・システムのアップグレードは,シャドウイングのサポートを無効にできるときに行うことが重要です。 これは,システム・ディスクがシャドウ化されているときには, OpenVMS オペレーティング・システムを新しいバージョンにアップグレードすることが,できない ためです。 システム・ディスクがシャドウ・セットのアクティブ・メンバのときに, アップグレードしようとすると,アップグレード手順は失敗します。

8.1.1 オペレーティング・システムをアップグレードする手順

この手順は,4 つの部分に分かれています。

  • シャドウ化されたシステム・ディスクをアップグレードするための準備を行います。

  • アップグレードを実行します。

  • アップグレードしたシステムで,ボリューム・シャドウイングを有効にします。

  • アップグレードしたディスクから,OpenVMS Cluster システム内の他のノードをブートします。

8.1.1.1 シャドウ化されたシステム・ディスクを準備する

  1. OpenVMS Cluster システム上で,アップグレードを実行したいノードを選択します。

  2. 以下の方法のいずれかで, アップグレードを行うためのシャドウ化していないシステム・ディスクを作成します。

  3. アップグレード・ディスク上で MOUNT/OVERRIDE=SHADOW_MEMBERSHIP コマンドを実行して,そのディスクのストレージ制御ブロック (SCB) のシャドウイング用の情報を初期化します。 そのディスクはシステム単位またはクラスタ単位でアクセスできる状態でマウントしないでください。 すなわち,MOUNT コマンド行には,/SYSTEM や /CLUSTER の修飾子は指定しないでください。

  4. DCL コマンドの SET VOLUME/LABEL=volume-label device-spec [:] を使って,アップグレード・ディスクのラベルを変更します。 SET VOLUME/LABEL コマンドを実行するには,ボリュームのインデックス・ファイルに対する書き込みアクセス権 [W] が必要です。 ボリューム所有者でない場合は,システム UIC または SYSPRV の特権が必要です。 OpenVMS Cluster システムの場合は, ボリューム・ラベルがクラスタ単位で重複していないことを確認してください。

    注意:

    クラスタ全体にわたってマウントされているディスクのボリューム・ラベルを変更する必要があるときは,OpenVMS Cluster システム内のすべてのノードのラベルを変更してください。 たとえば,SYSMAN ユーティリティのコマンドによって環境をクラスタと定義した後で,クラスタ内のすべてのノードにボリューム・ラベルの変更を通知できます。

    SYSMAN> SET ENVIRONMENT/CLUSTER
    SYSMAN> DO SET VOLUME/LABEL=new-label disk-device-name:
    
  5. システムがアップグレード・ディスクからブートするように, ブート・コマンド行またはブート・ファイルを設定します。 ブート・コマンド情報の格納方法は,使用しているプロセッサに依存します。 ブート・コマンドの格納についての詳細は, ハードウェア・インスレーション・ガイド,VAX コンピュータでのアップグレードおよびインスレーションの追補マニュアル,Alpha コンピュータのアップグレードおよびインスレーションのマニュアルを参照してください。

    ボリューム・シャドウイングがノード上で有効になっていれば, それをステップ 6 の指示に従って無効にします。 有効になっていない場合は,8.1.1.2 項 「アップグレードを実行する」に進んでください。

  6. アップグレードするノードのシステム・ディスク・シャドウイングを無効にして (有効になっている場合),アップグレード手順を実行する準備を行います。

    注意:

    シャドウイングされたシステム・ディスクでアップグレードを実行することはできません。 システムがシャドウ・セットからブートするように設定されている場合は, アップグレードを行う前にシステム・ディスクのシャドウイングを無効にする必要があります。 これは,SYSGEN ユーティリティを使って, SYSGEN パラメータ値を対話型で変更することが必要です。

    次のコマンドを入力してSYSGEN を起動します。

    $ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN
    

    OpenVMS Alpha システムの場合は,次のように入力します。

    SYSGEN> USE upgrade-disk:[SYSn.SYSEXE]ALPHAVMSSYS.PAR
    SYSGEN>
    

    OpenVMS VAX システムの場合は,次のように入力します。

    SYSGEN> USE upgrade-disk:[SYSn.SYSEXE]VAXVMSSYS.PAR
    SYSGEN>
    

    この USE コマンドは,データを取り出すシステム・パラメータ・ファイルを定義します。 変数 upgrade-disk は,アップグレードするディスクの名前で置き換えます。 [SYSn.SYSEXE] の中の n には, ブートしたいシステム・ルート・ディレクトリを指定します (これは,通常, アップグレード手順を開始する前にブートしたルートと同じです)。

    次のように,SYSGEN パラメータの SHADOW_SYS_DISK に 0 を設定してシステム・ディスクのシャドウイングを無効にします。

                     
    SYSGEN> SET SHADOW_SYS_DISK 0                 
    

    OpenVMS Alpha システムでは,次のように入力します。

    SYSGEN> WRITE upgrade-disk:[SYSn.SYSEXE]ALPHAVMSSYS.PAR
    

    OpenVMS VAX システムでは,次のように入力します。

    SYSGEN> WRITE upgrade-disk:[SYSn.SYSEXE]VAXVMSSYS.PAR
    

    SYSGEN ユーティリティを終了して,DCL コマンド・レベルに戻るには, EXIT を入力するか [Ctrl/Z] を押してください。

    また,システムを シャットダウンする前に , MODPARAMS.DAT ファイル内のパラメータを変更する必要があります。 シャットダウンの前にパラメータを変更することで, AUTOGEN が MODPARAMS.DAT ファイルを読み込んで, ノードをリブートするときに,新しいシステム・パラメータが有効になります。 upgrade-disk:[SYSn:SYSEXE]MODPARAMS.DAT を 編集して,SHADOWING とSHADOW_SYS_DISK を 0 にしてください。

    アップグレードしたシステム・ディスクを使って,別の OpenVMS Cluster ノードのオペレーティング・システムをアップグレードする予定があっても, 別のノード用にパラメータを変更する前に,1 つのノードのアップグレードを完結させる必要があります。 8.1.1.2 項 「アップグレードを実行する」に進んでください。

8.1.1.2 アップグレードを実行する

  1. 単体のシャドウ化していないディスクからブートし,アップグレードを実行します。 OpenVMS のアップグレードおよびインストレーションのマニュアルで説明しているアップグレード手順に従ってください。

  2. 既にボリューム・シャドウイング・ソフトウェアをインストールしてライセンス登録済のシステムをアップグレードする場合は, パート 3 へ進んでください。

    そうでない場合は, Volume Shadowing for OpenVMS の PAK(Product Authorization Key) を登録する必要があります。PAK の登録については, インストレーション・キットに入っているリリース・ノートとカバー・レターで説明しています。

8.1.1.3 アップグレードされたシステムでボリューム・シャドウイングを有効にする

アップグレードが完了し,アップグレードされたノードで AUTOGEN の実行が終了すると,以下の手順に従ってアップグレードされたノードのシャドウイングを有効にすることができます。

  1. 以下のコマンドを入力して SYSGEN (System Generation) ユーティリティを起動します。

    $ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN
    SYSGEN> USE CURRENT
    SYSGEN> 
    

    USE CURRENT コマンドは,ディスク上の現在のシステム・パラメータ・ファイルのソース情報で SYSGEN 作業域を初期化します。 システム・パラメータの現在の値を調べるために, SHOW コマンド (たとえば,SHOW SHADOWING) を使います。 これで,現在のシステム・パラメータの値だけでなくパラメータの最小値, 最大値,デフォルト値を調べることができます。

    シャドウイングを有効にするには, 次のようにシステム・パラメータの SHADOWING に 2 を設定します。 システム・ディスクをシャドウ・セットにする場合は, システム・パラメータ SHADOW_SYS_DISK に 1 を設定し, SHADOW_SYS_UNIT パラメータに仮想ユニットのユニット番号を設定します (システム・ディスクの仮想ユニットは,DSA54 であるとします)。

    SYSGEN> SET SHADOWING 2
    SYSGEN> SET SHADOW_SYS_DISK 1
    SYSGEN> SET SHADOW_SYS_UNIT 54
    SYSGEN> WRITE CURRENT
    

    SYSGEN ユーティリティを終了して DCL コマンド・レベルに戻るには, EXIT を入力するか [Ctrl/Z] を押してください。

  2. AUTOGEN を実行するたびにボリューム・シャドウイングを有効にするためには, SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DAT ファイルを編集してシャドウイング・パラメータを設定します。 OpenVMS Cluster システムの場合, ボリューム・シャドウイングを使う各々のノードの MODPARAMS.DAT 内のシステム・パラメータを設定します。 MODPARAMS.DAT ファイルの編集方法の詳細は,第3章 「ボリューム・シャドウイングを使うための準備」を参照してください。

  3. アップグレードを行ったシステムをシャットダウンし,リブートしてください。

8.1.1.4 アップグレードされたディスクから,OpenVMS Cluster システムの別のノードをブートする

アップグレードされたディスクから別のノードをブートすると, 各々のノードがブートしたときに,OpenVMS のアップグレード手順によって AUTOGEN が自動的にアップグレードされ実行されます。 アップグレードされたディスクから別のノードをブートする手順は, アップグレードされたディスクがシャドウ・セットになっているかどうかで異なります。

  1. アップグレードされたディスクが,まだシャドウ・セットでない場合, 以下のステップに従います。

    1. アップグレードするノードで,システム・ディスクのシャドウイングを無効にします (有効になっている場合)。

    2. これらのノードのブート・ファイルを変更し, アップグレードされたディスクからブートするようにします。

    3. ノードに固有の SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DAT ファイルのシステム・パラメータが正しいことを確認します (「システム・パラメータの設定」 を参照)。 OpenVMS のアップグレード手順で AUTOGEN が起動されたとき, これらのパラメータ設定が使われます。

    4. アップグレードされたディスクからノードをブートします。

  2. アップグレードされたディスクがすでにシャドウ・セット・メンバの場合, 以下の追加のステップが必要です。

    1. アップグレードされたディスクからブートする各々のノードに対し, VAX システムの場合は VAXVMSSYS.PAR と MODPARAMS.DAT を, Alpha システムの場合は ALPHAVMSSYS.PAR と MODPARAMS.DAT を編集し, システム・ディスクのシャドウイングを有効にします。 SHADOWING に 2 を,SHADOW_SYS_DISK に 1 を,そして SHADOW_SYS_UNIT にシステム・ディスクの仮想ユニット名の番号を設定します。 アップグレードされたディスク上のファイルを編集するのであり, アップグレードの前にシステム・ディスク上のファイルを編集するのではないことに注意してください。

    2. コンピュータ・コンソールを変更し, アップグレードされたディスクからシステムがブートするようにします。

      VAX コンピュータの場合は,システムのモデルに従って, コンソール・メディア上のブート・ファイルを変更するか, コンソール・コマンドを使って不揮発性 RAM を変更します。

      Alpha コンピュータの場合は,SET BOOTDEF_DEV コンソール・コマンドを使います。 詳細は,システムのハードウェア情報またはアップグレードおよびインストレーションのマニュアルを参照してください。

    3. 各々のノードをブートします。アップグレードされたディスクにある各々のノードの ALPHAVMSSYS.PAR または VAXVMSSYS.PAR によってシャドウイングが有効になっていると,ノードはシャドウ化された (アップグレードされた) システム・ディスクからブートできます。

システムのアップグレードに成功し,(レイヤード・プロダクトのインストールのような) アップグレード後の作業を完了したら, 以下のステップに従ってください。

  1. 必要に応じてシャドウ・セットに追加のシャドウ・セット・メンバをマウントします。 システム・ディスク・シャドウ・セットにメンバを追加するときは,コマンド・プロシージャを使わないでください。 詳細は 3.5 項 「システム・ディスク・シャドウ・セットからのブート」 を参照してください。

  2. 新しいシステム・ディスク・シャドウ・セットをバックアップします。 この作業に日頃からオンライン BACKUP を使っている場合は, 8.3 項 「シャドウ・セットのバックアップ操作の実行」 で説明している手順のいずれかを使うことができます。 日頃からスタンドアロン BACKUP を使っている場合は, 8.3.1 項 「BACKUP プロシージャの制限」 を参照してください。

8.2 個々のシャドウ・セット・メンバのデータの変更

通常,ユーザやアプリケーションは仮想ユニットを通じてシャドウ・セットにアクセスします。 特定のシャドウ・セット・メンバのデータを変更し,変更したデータを他のシャドウ・セット・メンバに渡したい場合があります。

以下に示す一連のコマンドは,1 つのシャドウ・セット・メンバで特別な処理を実行し,その変更を他のシャドウ・セット・メンバに転送するためにシャドウ・セットを解除し,再び作成する方法を示しています。

次のコマンドで 3 つのシャドウ・セット・メンバからなるシャドウ・セットをマウントします。

$ MOUNT DSA9:/SHADOW=($45$DUA2:,$45$DUA4:,$45$DUA8:) MAX1

次のコマンドで前のコマンドでマウントされたシャドウ・セットを解除し, 個々のシャドウ・セット・メンバが使えるようにします。

$ DISMOUNT DSA9:

次のコマンドで前のシャドウ・セット・メンバの 1 つをディスク・ボリュームとしてシャドウ・セットの外部にマウントします。

$ MOUNT/OVERRIDE=SHADOW_MEMBERSHIP $45$DUA2: MAX1

このコマンドでは, 書き込みアクセス権を持つために /OVERRIDE=SHADOW_MEMBERSHIP 修飾子を使ってシャドウ・セット世代番号を 0 にしなければなりません。 この時点でディスクはシャドウ化されていないボリュームとしてマウントされ, 必要に応じて変更できます。

新しいシャドウ・セットを作成する前に, 次のように,$45$DUA2 物理ディスクをディスマウントします。

$ DISMOUNT/NOUNLOAD $45$DUA2
$ MOUNT DSA9:/SHADOW=$45$DUA2: MAX1

2 番目のコマンドで $45$DUA2 を唯一のメンバとして, シャドウ・セットが再び作成されます。

/OVERRIDE=SHADOW_MEMBERSHIP 修飾子を指定して $45$DUA2 をマウントすると, ボリューム・シャドウイング世代番号が,自動的に 0 になることに注意してください。 誤って Mount コマンドで $45$DUA2 も含めた以前のシャドウ・セットのメンバを すべて 指定すると, 以前のシャドウ・セットが再マウントされたと判断されるため, MOUNT コマンドが $45$DUA2 を無関係なボリュームとみなし, コピー操作が必要と判断されます。 これによって $45$DUA2 に行った変更が上書きされてしまいます。

$45$DUA2 の現在の内容を保存するためには,次の MOUNT コマンドによって以前の 2 つのシャドウ・セット・メンバを新しいシャドウ・セットに追加します。

$ MOUNT DSA9:/SHADOW=($45$DUA4:,$45$DUA8:) MAX1

このコマンドで $45$DUA4 と $45$DUA8 がシャドウ・セット DSA9 に追加されます。 これによりオリジナルのシャドウ・セットが再び作成されますが, 各々のシャドウ・セット・メンバには,$45$DUA2 に対して行ったデータ変更が反映されているところが違います。

8.3 シャドウ・セットのバックアップ操作の実行

シャドウ・セットは,1 つの高度に可用性のあるディスクとみなすことができます。 そのため,シャドウ化されていないディスクをバックアップする技法がシャドウ・セット仮想ユニットに適用できます。 ただし,シャドウ・セットの整合性と完全性を維持するために, 7.12 項 「バックアップ用にシャドウ・セット・メンバを使う際のガイドライン」 のガイドラインに厳密に従わない限り, 仮想ユニットをディスマウントしないで, シャドウ・セットの物理メンバを削除することは行わないでください。 バックアップ操作のときにシャドウ・セットのいくつかのディスク・メンバをアクティブのままにしておくと,シャドウ・セットのいくつかのディスクではファイルがオープンされたままなので,データの完全性が失われる可能性があります。 シャドウ・セットのメンバをバックアップ操作のソースにする方法については, 4.9.4 項 「バックアップ用にメンバを 1 つ減らしてディスマウントと再マウントを行う」 を参照してください。

以下のリストでは,シャドウ・セットのバックアップで使えるオプションについて説明します。 これらは,シャドウ化されていないディスクでは使うことができません。

  • シャドウ化されたディスクの断片化を整理したバックアップを取得するためには, ファイルをクローズしてアプリケーションのディスクへのアクセスを停止します。 そして,シャドウ・セットを解除するために仮想ユニットをディスマウントします。 シャドウ・セットのメンバの回転を止めないように /NOUNLOAD 修飾子を指定します。 仮想ユニットをプライベート・デバイスとしてマウントし直し, 仮想ユニットをバックアップ操作のソースとして BACKUP/IMAGE (8.3.4 項 「シャドウ・セットで BACKUP/IMAGE を使う」 参照) を実行します。 シャドウ・セットをバックアップするときにはこの方法で行うことをお勧めします。

  • アプリケーションでデータを使えない時間を最小にするために, 1 つ少ないメンバでシャドウ・セットをマウントし直す方法も考慮してください (4.9.4 項 「バックアップ用にメンバを 1 つ減らしてディスマウントと再マウントを行う」 参照)。 そしてディスマウントされたメンバをバックアップします。 この方法を使えば,バックアップ操作の最中にもシャドウ・セットのサービスを継続することができます。 バックアップが完了すれば,メンバをシャドウ・セットにマウントし直します。 シャドウイング・ソフトウェアは,そのメンバとシャドウ・セットの残りのメンバの整合が取れるように,コピーまたはミニコピーの操作を実行します。

    シャドウ・セットで使われているタイプのディスクの予備があれば, メンバを減らしてシャドウ・セットを運用する時間を最小にするために, 予備のディスクをシャドウ・セットにマウントすることを考慮してください。 このようにすると, バックアップのソース・ディスクとして予備ディスクを使うことができます。

  • システム・ディスクのバックアップの完全な整合性を確保するためには, ブートするシステムをシャットダウンする必要があります。 システム・ディスク・シャドウ・セットの場合は,その仮想ユニットをマウントしている別のシステムからもディスマウントする必要があります。 その後,シャットダウンしていないシステムで,その仮想ユニットをプライベート・デバイスとしてマウントし直し,BACKUP/IMAGE 操作のソースとして使います (8.3.4 項 「シャドウ・セットで BACKUP/IMAGE を使う」 参照)。

    さらに,バックアップ操作の実行中もシステム・ディスクのシャドウイングを迅速に行うために,1 つ少ないメンバでシャドウ・セットをマウントし直します。 そのメンバをバックアップし,それをシャドウ・セットにマウントし直すか, 予備ディスクをマウントします。 他のシステムがリブートしているときにダウンしていたシステムでは, スタンドアロン BACKUP (VAXの場合), または BACKUP Manager (Alpha の場合) を使うことができます。

  • 追加型バックアップを行う場合は,シャドウ・セットの 1 つのメンバではなく仮想ユニットを使います。 これは,追加型バックアップではファイル・ヘッダの情報が変更されるためです。 追加型バックアップをシャドウ・セットから削除されたメンバで行うと,そのメンバがコピー操作のターゲットになってしまいます。

HSC の BACKUP と RESTORE 機能をシャドウ・セット・メンバの内容を保存したり復元するために使うことは,お勧めできません。 これらの HSC ユーティリティはディスクを物理的に扱うだけなので,OpenVMS ファイル・システムを扱うことはできません。 HSC の BACKUP と RESTORE 機能でも, (そのボリュームのファイル・システムで使われていないブロックを含め) ディスク・ボリューム全体の内容の保存や復元を行いますが,特定のファイル, ファイルのグループ,ディレクトリ,およびサブディレクトリなどの保存や復元は行いません。 また,これらのユーティリティは,ディスクの断片化の整理も行いません。 また,このユーティリティでは,シャドウ・セット仮想ユニットのコンテキストを復元することができません。

以降の項では, シャドウ・セットのバックアップ操作のいくつかのアプローチを説明します。

8.3.1 BACKUP プロシージャの制限

VAX システムでは,スタンドアロン BACKUP からのシャドウ・セットへのアクセスは, サポートされていません。OpenVMS が用意している, スタンドアロン BACKUP キットを構成するためのコマンド・プロシージャは, スタンドアロン BACKUP がボリューム・シャドウイングを誤って使わないように設計されています。 ただし,そのチェックは,知識のある, 特権を持ったユーザならば容易に無効にすることができます。

ボリューム・シャドウイングを使っている VAX システムでは, スタンドアロン BACKUP に以下の制約があることに注意してください。

  • 他のノードが同じシャドウ化されたシステム・ディスクからブートしている最中に, シャドウ化されたシステム・ディスクの代替ルートからスタンドアロン BACKUP をブートしないでください。このような操作を行うとブートは失敗します。

  • スタンドアロン BACKUP は,仮想ユニットをマウントしません。 そのため,スタンドアロン BACKUP から仮想ユニットをアクセスすることはできません。

  • スタンドアロン BACKUP で,シャドウ・セットのメンバ・ユニットに対するアクセスが保護されていると考えないでください。 直接アクセスできるディスクやシャドウ・セットのメンバとして,スタンドアロン BACKUP が他の OpenVMS Cluster メンバにマウントされているディスクに出力を書き出さないようにしてください。

Alpha コンピュータでも同じ制約があります。シャドウ・セットの BACKUP 操作を行うために,OpenVMS Alpha オペレーティング・システムのディストリビューション CD に入っている,スタンドアロンのメニュー・ドリブン・プロシージャを使わないでください。

8.3.2 コピー操作を使ってバックアップを作成する

この例では,ボリューム・シャドウイングのコピー操作を使って, シャドウ・セットのバックアップに利用できる,同じ内容でオフラインのディスク・ボリュームを作成する方法を説明します。 次のコマンドで,1 つのシャドウ・セット・メンバからなるシャドウ・セットを作成します。

$ MOUNT DSA0:/SHADOW=$1$DUA10: SHADOWFACTS
%MOUNT-I-MOUNTED, SHADOWFACTS  mounted on _DSA0: 
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$1$DUA10: (DISK01) is now a 
                      valid member of the shadow set

以下のコマンドで,シャドウ・セットに 2 番目のメンバ $1$DUA11 を追加します。

$ MOUNT DSA0:/SHADOW=$1$DUA11: SHADOWFACTS
%MOUNT-I-SHDWMEMCOPY, _$1$DUA11: (DISK02) added to the shadow 
                      set with a copy operation

この時点で,シャドウ・セットをディスマウントする前に, コピー操作が完了するのを待つ必要があります。コピー操作が完了すると, システム・コンソールとメッセージを受け取るようになっているオペレータにメッセージが送られます。

以下のコマンドを実行すると,シャドウ・セットがディスマウントされ, $1$DUA10 と $1$DUA11 が論理的に同値なボリュームになります。

$ DISMOUNT DSA0:

この時点で,いずれかのボリュームを使ってシャドウ・セットを再作成し, 残りをバックアップとして取っておくか, バックアップ操作のソースとして使うことができます。

8.3.3 OpenVMS のバックアップ・ユーティリティを使う

通常,OpenVMS のバックアップ・ユーティリティ (BACKUP) は, 普通のボリュームの場合と同様に,シャドウ・セットに対しても使うことができます。 ボリュームのバックアップ方法については,『HP OpenVMS System Manager’s Manual』を参照してください。 入力指定子として, 物理デバイス名の代わりに,シャドウ・セット仮想ユニット名を使うことによって, シャドウ・セットの BACKUP セーブ・セット, あるいはコピーを作成することができます。 ただし,出力指定子として仮想ユニット名を指定することで,シャドウ・セットを復元できるとは限りません。 バックアップを復元する際の主な制限は, /FOREIGN 修飾子を指定してターゲット・ボリュームをマウントできないことです。 BACKUP/IMAGE による正しい復元の手順は, 8.3.4 項 「シャドウ・セットで BACKUP/IMAGE を使う」 で説明しています。

BACKUP コマンドの形式は次のとおりです。

BACKUP input-specifier output-specifier

この形式は,他の BACKUP 操作と同じです。 たとえば,次のコマンドでは仮想ユニットを入力指定子として指定しています。

$ BACKUP/RECORD  DSA2:[*...]/SINCE=BACKUP   MTA0:23DEC.BCK

このコマンドは,最後にバックアップを行った後に作成もしくは変更されたシャドウ・セット DSA2 上のすべてのファイルを保存し, 現在の日時をバックアップの日付として記録します。

8.3.4 シャドウ・セットで BACKUP/IMAGE を使う

BACKUP/IMAGE セーブ・セットからシャドウ・セットを復元する際には, 特別な注意が必要です。 物理ボリュームによる BACKUP/IMAGE 操作については,『HP OpenVMS System Manager’s Manual』と『HP OpenVMS System Management Utilities Reference Manual』を参照してください。 BACKUP/IMAGE 操作は,ターゲット・ボリュームを他のシャドウ・セット・メンバより新しいものとしてマークします。 これは,このボリュームを使ってシャドウ・セットを再作成しようとすると, このボリュームがコピー操作のソースになることを意味します。

BACKUP のセーブ・セットやコピーをシャドウ・セットの仮想ユニットから作成することはできますが,BACKUP/IMAGE 復元を行うために /FOREIGN 修飾子を使ってシャドウ・セットをマウントすることはできません。

物理ディスクへ復元して,復元したディスクをシャドウ・セット・メンバとしてシャドウ・セットを作成し直す (例 2) か,保存操作が互換ディスクへのコピーだった場合は,そのディスクをメンバとしてシャドウ・セットを作成し直す (例 3) かの,いずれかが可能です。 BACKUP/IMAGE 操作のターゲットは, それを使ってシャドウ・セットを作成し直す場合は,コピー操作のソースになります。

例 1

この例ではシャドウ・セットの再構築が終わった後で, 以前のシャドウ・セット・メンバでバックアップを行う方法を示しています。

$ MOUNT DSA0:/SHADOW=($1$DUA10:, $1$DUA11:)  GHOSTVOL
%MOUNT-I-MOUNTED, GHOSTVOL     mounted on _DSA0: 
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$1$DUA10: (DISK01) is now a valid 
                      member of the shadow set
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$1$DUA11: (DISK02) is now a valid 
                      member of the shadow set

上記のコマンドではシャドウ・セット DSA0 をマウントしています。 次のコマンドを使ってシャドウ・セットをディスマウントする前に, すべてのコピー操作が完了していることを確認してください。

$ DISMOUNT DSA0:

このコマンドでシャドウ・セットをディスマウントします。

$ MOUNT/SYSTEM DSA0/SHADOW=$1$DUA10: GHOSTVOL
%MOUNT-I-MOUNTED, GHOSTVOL    mounted on _DSA0: 
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$1$DUA10: (DISK01) is now a valid 
                      member of the shadow set

このコマンドは $1$DUA11 無しでシャドウ・セットをオンラインに戻します。 シャドウ・セットがオンラインであれば,テープへのバックアップが可能です。

$ MOUNT $1$DUA11: GHOSTVOL
%MOUNT-W-VOLSHDWMEM, mounting a shadow set member volume 
                     volume write locked
%MOUNT-I-MOUNTED, GHOSTVOL mounted on _$1$DUA11: 

$ MOUNT/FOREIGN  MTA0:
%MOUNT-I-MOUNTED, ...

これらの 2 つのコマンドは,BACKUP コマンドの準備のために以前のシャドウ・セット・メンバと磁気テープをマウントします。

$ BACKUP/IMAGE $1$DUA11: MTA0:SAVESET.BCK

このコマンドは,$1$DUA10 をメンバするシャドウ・セットをオンラインで使っている間に $1$DUA11 から BACKUP/IMAGE セーブ・セットを作成します。

例 2

この例は,イメージ・セーブ・セットからシャドウ・セットを復元する方法を示します。 イメージ・セーブ・セットをシャドウ・セットに直接復元することはできません。 これは,BACKUP 出力メディア (シャドウ・セット) をフォーリン・ボリュームとしてマウントする必要があるためです。

$ DISMOUNT DSA0:
$ MOUNT/FOREIGN MTA0:
%MOUNT-I-MOUNTED, ... 


$ MOUNT/FOREIGN/OVERRIDE=SHADOW_MEMBERSHIP $1$DUA10:
%MOUNT-I-MOUNTED, ... 

これらの 2 つのコマンドは,復元操作のためにセーブ・セットの磁気テープを入力指定子として指定し,以前のシャドウ・セット・メンバを出力指定子として指定して,マウントします。

$ BACKUP/IMAGE MTA0:SAVESET.BCK $1$DUA10:

このコマンドは,セーブ・セットから $1$DUA10 を復元します。

$ DISMOUNT/NOUNLOAD $1$DUA10:

このコマンドは,シャドウ・セットにマウントする準備のため, 復元したボリュームをディスマウントします。

注意:

復元したボリュームは,オリジナルのシャドウ・セットを解除せずに, 既存のシャドウ・セットにマウントしないでください。 復元したボリュームを既存のシャドウ・セットにマウントすると, 復元したディスクがコピー操作で消去されます。

$ MOUNT/SYSTEM DSA0/SHADOW=($1$DUA10:, $1$DUA11:) GHOSTVOL
%MOUNT-I-MOUNTED, GHOSTVOL    mounted on _DSA0: 
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$1$DUA10: (DISK01) is now a valid member of
                      the shadow set
%MOUNT-I-SHDWMEMCOPY, _$1$DUA11: (DISK02) added to the shadow set
                      with a copy operation

このコマンドは,復元したシャドウ・セット・メンバをシャドウ・セットに マウントします。イメージ・バックアップ操作の出力は, シャドウ・セットの以前のメンバより新しい世代番号を持っています。 したがって,シャドウ・セットを構成しようとすると, $1$DUA10 (復元されたボリューム) がコピー操作のソースになります。

例 3

この例は,シャドウ・セットの BACKUP/IMAGE コピー操作を示しています。 イメージのバックアップ操作では,出力ファイルが連続的に格納され, ディスクの断片化がなくなります。この操作の出力デバイスは, /FOREIGN 修飾子を指定してマウントする必要があるため, 以下のコマンドで示すような特別なステップを実行する必要があります。

$ MOUNT DSA0:/SHADOW=($1$DUA10:,$1$DUA11:)  MEANDMY
%MOUNT-I-MOUNTED, MEANDMY     mounted on _DSA0: 
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$1$DUA10: (DISK03) is now a valid 
                      member of the shadow set
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$1$DUA11: (DISK04) is now a valid 
                      member of the shadow set
$ MOUNT/FOREIGN $1$DUA20:
%MOUNT-I-MOUNTED, ... 

最初のコマンドはシャドウ・セット DSA0 をマウントします。2 番目のコマンドは, ボリューム $1$DUA20 を BACKUP/IMAGE 操作の出力としてマウントします。 /FOREIGN 修飾子が必要です。

$ BACKUP/IMAGE/IGNORE=INTERLOCK  DSA0: $1$DUA20:

このコマンドは,仮想ユニット名を入力指定子として指定して, イメージ・バックアップを行います。 シャドウ・セットのイメージ・バックアップ・コピーは, シャドウ・セットの既存メンバより新しいバックアップ・リビジョン番号を持ちます。

注意:

バックアップ操作を開始して,イメージ・バックアップ・コピーとシャドウ・セットの両方のボリュームがディスマウントされるまでの間に書き込みが発生すると,バックアップ・イメージにはシャドウ・セット上の一部のデータが含まれなくなります。 この期間に書き込みが発生しないようにするために, バックアップ・ボリュームとして使われるボリュームをマウントする前に, シャドウ・セットを /NOWRITE 修飾子付きでマウントします。

$ DISMOUNT $1$DUA20:
$ DISMOUNT DSA0:

これらのコマンドは,シャドウ・セットを作成し直す準備として, イメージ・バックアップのターゲットとシャドウ・セットをディスマウントします。

$ MOUNT/SYSTEM DSA0/SHADOW=($1$DUA10:,$1$DUA11:,$1$DUA20:) MEANDMY
%MOUNT-I-MOUNTED, MEANDMY     mounted on _DSA0: 
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$1$DUA20: (DISK05) is now a valid 
                      member of the shadow set
%MOUNT-I-SHDWMEMCOPY, _$1$DUA10: (DISK03) added to the shadow 
                      set with a copy operation
%MOUNT-I-SHDWMEMCOPY, _$1$DUA11: (DISK04) added to the shadow 
                      set with a copy operation

このコマンドは,イメージ・バックアップ・ディスクをシャドウ・セット・メンバの 1 つとしてシャドウ・セットを再構築します。 その他の以前のシャドウ・セット・メンバは,コピー操作の対象になります。

8.4 シャドウ化されたディスクへのクラッシュ・ダンプ

複数メンバのシステム・ディスク・シャドウ・セットがマウントされていて, システム障害が発生した場合,その結果作成されるクラッシュ・ダンプ情報は, 最初は 1 つのシャドウ・セット・メンバのダンプ・ファイルのみに書き込まれます。 ダンプ操作が正しく完了すると,ダンプ・ファイルが書き込まれたメンバのユニット番号が,コンソール・デバイスに表示されます。ダンプが書き込めなかった場合 (たとえば,ダンプ・ユニットへのパスがないか,適切でない場合) は,エラー・メッセージが表示されます。

注意:

クラッシュ・ダンプ・ファイルは,オリジナル・ブート・デバイスが存在してオンラインであれば,通常,ここに書き込まれます。 このデバイスがシャドウ・セットから削除された場合, クラッシュ・ダンプ・ファイルは,シャドウ・セットの現在のマスタ・メンバが存在してオンラインであれば,そこに書き込まれます。

システムに接続されているストレージ・コントローラがミニマージをサポートする場合, 以下の手順に従って,シャドウ化されたシステム・ディスクでミニマージを有効にしたり,シャドウ化されていない非システム・ディスクにダンプを書き込むようにすることができます。

  • SHADOW_SYS_DISK システム・パラメータに 4097 を設定します。

  • DUMPSTYLE システム・パラメータに,シャドウ化されていない非システム・ディスクのための,適切な値を設定します。

  • 『OpenVMS システム管理者マニュアル(下巻)』で説明しているように,ディスクをダンプ・オフ・システム・ディスク (DOSD) として構成します。

注意:

HSC コントローラと HSJ コントローラはミニマージをサポートします。 HSG コントローラでのミニマージのサポートは計画中です。

クラッシュ・ダンプが書き込まれるシステム・ディスクで誤ってミニマージを有効にし,DOSD を設定していない場合,どのディスクに正しいダンプが存在するかわかっていれば回復できます。 そのメンバを削除してマウントし直し,そのメンバからダンプを削除してください。

システムがリブートされると,シャドウイング・ソフトウェアは自動的にマージ操作を開始します。 このマージ操作は,自動的にダンプ・ファイルをすべての他のメンバに転送し,システム障害によって生じたその他の不整合も修正します。

システムは,オリジナルのブート・デバイスか, 現在のマスタ・メンバ・デバイスのいずれかからリブートできます。 ブート時に,シャドウ・セットのすべてのメンバのパスが同じタイプのアダプタ上にある場合,シャドウイング・ソフトウェアは,ブートするすべてのノードで, 現在のマスタ・デバイスとダンプ・デバイスを正しく指定することができます。 ブート時には,いくつかの OPCOM メッセージで, ダンプ・デバイスのステータスやシステムのリブート条件に関する情報が表示されます。

ブート・デバイスがシャドウ・セットの現在のメンバでない限り, システムをリブートすることはできません。 複数メンバのシステム・ディスク・シャドウ・セットからブート・デバイスが無くなると, 警告がコンソール・デバイスに表示され,OPCOM メッセージが表示されます。

注意:

起動コマンド・プロシージャの中で, 既存のシステム・ディスク・シャドウ・セットにシャドウ・セット・メンバを追加しないでください。 システムのリブート時には,ダンプ・ファイルを含むすべてのデータは書き換えられる可能性があるため, ボリューム・シャドウイングが自動的にコピー操作を実行すると失われる可能性があります。 詳細は,3.5 項 「システム・ディスク・シャドウ・セットからのブート」警告 を参照してください。

システムによっては,複数のデバイスを同じシステム・ディスク・シャドウ・セットのメンバにすることができます。 詳細は,システムのマニュアルを参照してください。

マージ操作の最中に SDA (System Dump Analyzer) を使って, 仮想ユニットのダンプ・ファイルにアクセスすると, シャドウ・セットでマージ操作を行っているときに, SDA コマンドの ANALYZE/CRASH を入力してダンプを調べることができます。 SDA がダンプ・ファイル内のマージの済んでいない部分にアクセスすると, 読み込みデータが SDA に返される前にシャドウイング処理がシャドウ・セット・メンバ間のデータの不整合を解消します。

マージ操作の最中に,CLUE (Crash Log Utility Extractor) コマンドを使って仮想ユニットにあるダンプ・ファイルにアクセスすることもできます。 CLUE コマンドは,クラッシュ・ファイルのフットプリントを .LIS ファイルに自動的に作成し,将来参照できるように格納します。

注意:

システム・ディスクのマージ中に,SDA コマンドの COPY や SDA コマンドの ANALYZE/CRASH でダンプ・ファイルにアクセスすると,そのボリュームでの入出力性能が著しく落ちます。 システム・ディスクのマージ中に, DCL コマンドの COPY でダンプ・ファイルにアクセスしても同様です。

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