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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
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目次
まえがき
第 1 章:インストールに関する注意事項
第 2 章:関連製品に関する注意事項
第 3 章:一般ユーザ向けの注意事項
第 4 章:システム管理に関する注意事項
第 5 章:プログラミングに関する注意事項
第 6 章:ハードウェアに関する注意事項
付録 A:リタイア製品情報
付録 B:インターロックされたメモリ命令の使用
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HP OpenVMS
V8.3 リリース・ノート【翻訳版】


目次 索引



ここでは,OpenVMS Cluster システムに関する注意事項について説明します。

4.13.1 OpenVMS I64 でのクラスタのサポート

V8.2

一部の例外を除き,OpenVMS Cluster ソフトウェアは, OpenVMS Alpha および OpenVMS VAX システムでの機能と同じ機能を, OpenVMS I64 システムでも提供します。

4.13.2 現時点での制限事項

V8.2

一時的に,以下の例外があります。

  • サポートされる,I64 システムを含む運用クラスタには, VAX システムを含めることはできません。 VAX システムは,開発や移行を目的とするクラスタに含めることはできますが,クラスタ内に VAX システムが存在するために問題が発生した場合は, VAX システムと I64 システムのどちらかを削除する必要があることを理解した上で使用する必要があります。詳細は,OpenVMS Cluster ソフトウェア SPD を参照してください。

  • 現時点では,Open VMS Cluster システムの運用環境でサポートされるのは 2 つのアーキテクチャのみです。サポートされるクラスタ構成のリストは,『HP OpenVMS Version 8.2 Upgrade and Installation Manual』を参照してください。

  • デバイスの命名 (ポート割り当てクラスとも言います) を使用する I64 Satellite システムは,このリリースで正しく動作させるためには追加の手順が必要です。サテライト・ブートのサーバ・ノードで,ファイル・デバイスを編集します。


     [SYSn.SYSCOMMON.SYS$LDR]SYS$MEMORYDISK.DAT 
    


    device はサテライトのルートを含むディスクで, n はサテライト・システムのルートです。また,次の行をファイルに追加します。


    SYS$SYSTEM:SYS$DEVICES.DAT, text 
    


    この場合は,ファイルの最上部にある "Do Not Edit" コメントを無視して構いません。 SYS$MEMORYDISK.DAT 内のファイルのリストは,順序に依存しません。この問題は,最終リリースで解決される予定です。



4.13.3 サテライト・ブートと LAN フェールオーバ

V8.3

Alpha および Integrity のクラスタ・サテライトでは,ネットワーク・ブート・デバイスを LAN フェールオーバ・セットのメンバ候補とすることはできません。たとえば,LAN フェールオーバ・セットを作成し, EWA および EWB で LLA を構成し,システムのブート時に LLA をアクティブにすると, LAN デバイス EWA または EWB を通してサテライトとしてシステムをブートすることはできません。

4.13.4 Integrity サーバのサテライト・システムでのエラー・ログ・ダンプ・ファイルの作成

V8.3

Integrity サーバのサテライト・システムでは,システム・クラッシュ・ダンプ・ファイルとシステム・エラー・ログ用に DOSD (Dump Off the System Disk) が必要です。 AUTOGEN は,DOSD を有効にすると,適切なディスク上にシステム・ダンプを作成しますが,エラー・ログ・ダンプ・ファイル (SYS$ERRORLOG.DMP) は作成しようとしません。システム障害が起きた場合でもエラー・ログ・エントリを保持するためには,エラー・ログ・ダンプ・ファイルを手動で作成する必要があります。

DOSD を有効にする方法については,『OpenVMS システム管理者マニュアル (下巻)』を参照してください。 AUTOGEN を実行して適切なデバイス上にダンプ・ファイルを作成した後,以下のようにしてエラー・ログ・ダンプを作成します。

  1. SYSGEN を使用して,システム・パラメータ ERRORLOGBUF_S2 および ERLBUFFERPAG_S2 の値を取得します。

  2. (ERRORLOGBUF_S2 * ERLBUFFERPAG_S2) + 10 を計算します。

  3. SYSGEN CREATEコマンドを使用して,次のようにしてファイルを作成します。


    SYSGEN> CREATE dev:[SYSn.SYSEXE]SYS$ERRLOG.DMP/SIZE=filesize 
    


    ここで,各項目の意味は次のとおりです。


    dev = DOSD リスト中のデバイス 
    n = サテライトのシステム・ルート 
    filesize = 手順 2 で計算した値 
    


    将来的には AUTOGEN が拡張され,この操作を行うようになる予定です。



4.14 クラスタ互換性パッチ・キット

V8.3

OpenVMS Version 8.2-1 システムを既存の OpenVMS Cluster システムに導入する場合は,事前に旧バージョンの OpenVMS で動作しているシステムにいくつかのパッチ・キット (修正キット) を適用する必要があります。これらのキットは特定のバージョンに対応していることに注意してください。

表 4-1 にリストしたバージョンは,動作が保証された (warranted) 構成でサポートされます。動作が保証された構成についての詳細は,『HP OpenVMS Version 8.2--1 for Integrity Servers Upgrade and Installation Manual』を参照してください。

表 4-1 に,パッチ・キットを必要とする機能とパッチ・キットのファイル名をリストします。各パッチ・キットには対応するreadmeファイルが付属しています。 readmeファイルの名前はパッチ・キットの名前にファイル拡張子 .README を付加した形式になっています。

パッチ・キットは次の Web サイトからダウンロードすることができます。または,弊社のサポート担当に連絡して,ご使用中のシステムに適したメディアに格納されたパッチ・キットを入手してください。

http://www2.itrc.hp.com/service/patch/mainPage.do

注意

パッチ・キットは必要に応じて定期的に更新されます。必ず,機能ごとの最新のパッチ・キットを使用してください。バージョン番号はキットの readme ファイルに記載されています。各キットの最新バージョンは,Web サイトで提供されているバージョンです。

表 4-1 クラスタ互換性のために必要なパッチ・キット
機能 パッチ・キットのファイル名
OpenVMS Alpha Version 7.3-2
ここにリストされているパッチ・キットを除く大部分のパッチ・キットを含むアップデート・キット VMS732_UPDATE-V0600
C RTL VMS732_ACRTL-V0100
ドライバ VMS732_DRIVER-V0200
PCSI VMS732_PCSI-V0100
OpenVMS Alpha Version 8.2
  VMS82A_UPDATE-V0200
DECnet-Plus for OpenVMS Alpha ECO1 DNVOSIECO01_V82 1
OpenVMS I64 Version 8.2
  VMS82I_UPDATE-V0200

1 ご使用中の構成でこのソフトウェアを使用している場合には,このキットが必要です。



V8.2

OpenVMS Version 8.2 (またはそれ以降の) システムを既存の OpenVMS Cluster システムに導入する前に,以前のバージョンの OpenVMS を実行しているシステムに,パッチ・キット (修正キットとも呼ばれます) を適用しなければなりません。 Fibre Channel,XFC,または Volume Shadowing を使用している場合は,追加のパッチ・キットも必要です。これらのキットは,各バージョンに固有のものです。

表 4-2 に示されているバージョンは, warranted サポート構成でも,migration サポート構成でもサポートされます。これらの構成についての詳細は,『OpenVMS Cluster システム』または『HP OpenVMS V8.3 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。

表 4-2 に,パッチ・キットの適用が必要な機能と,そのパッチ ID 名を示します。各パッチ・キットには,同じ名前の,対応する readme ファイルがあります (ファイル拡張子は .README です)。

次の Web サイトから,パッチ・キットをダウンロードしてください (「software patches」オプションの OpenVMS を選択します)。または,弊社のサポート担当者に連絡して,ご使用のシステムに合ったメディアでパッチ・キットを入手してください。

http://H28007.www1.hp.com/support/files/index.html

注意

パッチ・キットは,必要に応じて,定期的にアップデートされます。各機能に対する最新のパッチ・キット (キットの readme ファイルにバージョン番号が示されています) を必ず使用してください。各キットの最新バージョンは,Web サイトに掲載されているバージョンです。

表 4-2 クラスタの互換性のために必要なパッチ・キット
機能 パッチ ID
OpenVMS Alpha Version 7.3-2
この項に示されているパッチ・キットを除く,すべてのパッチ・キットを持つアップデート・キット VMS732_UPDATE-V0600
OpenVMS VAX Version 7.3 1
Audit Server VAXAUDS01_073
Cluster VAXSYSL01_073
DECnet-Plus VAX_DNVOSIECO04-V73
DECwindows Motif VAXDWMOTMUP01_073
DTS VAXDTSS01_073
Files 11 VAXF11X02_073
MAIL VAXMAIL01_073
MIME VAXMIME01_073
MOUNT VAXMOUN01_073
RMS VAXRMS01_073
RPC VAXRPC02_073
Volume Shadowing VAXSHAD01_073
System VAXSYS01_073

1クラスタ内で VAX システムを使用する際の運用ガイドについては, 第 4.13.2 項 を参照してください。

VAX システムは I64 システムと同じクラスタに含めることはできませんのでご注意ください。クラスタ内で保証されている組み合わせの詳細については『HP OpenVMS V8.3 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。

4.14.2 Fibre Channel および SCSI マルチパスと,他社製品との非互換性を修正する API

V7.3-2

システムと,SCSI デバイスまたは Fibre Channel デバイスの間に存在する複数のパス間でのフェールオーバをサポートするマルチパス機能は, OpenVMS Alpha Version 7.2-1 で導入されました。 OpenVMS Alpha Version 7.3-1 では, Fibre Channel マルチパス・テープ・デバイス間でのフェールオーバのサポートが導入されました。

このマルチパス機能は,他社のディスク・キャッシング,ディスク・シャドウイング,または類似の機能を持つ製品との互換性がないことがあります。この機能がソフトウェアの製造元でサポートされるようになるまでは,そのようなソフトウェアを,マルチパス・フェールオーバ用に構成された SCSI デバイスまたは Fibre Channel デバイスでは使用しないでください。

OpenVMS Alpha SCSI ディスク・クラス・ドライバ (SYS$DKDRIVER.EXE), OpenVMS Alpha SCSI テープ・クラス・ドライバ (SYS$MKDRIVER.EXE),または SCSI 汎用クラス・ドライバ (SYS$GKDRIVER) の Driver Dispatch Table (DDT) の変更に依存している他社製品で SCSI マルチパス機能が正常に動作するようにするには,製品を変更する必要があります。

このようなソフトウェアの作成者は,OpenVMS Alpha Version 7.3-2 で導入された DDT Intercept Establisher ルーチンを使用して,ソフトウェアを変更できるようになりました。これらのルーチンの詳細は,『HP OpenVMS Alpha Version 7.3--2 新機能説明書』を参照してください。

注意

他社製のディスク・キャッシュ製品や,ディスク・シャドウイング・アプリケーションを使用している場合は,アプリケーションがこれらの新しいルーチンを使用するように改訂されるまで, OpenVMS SCSI マルチパス構成や Fibre Channel マルチパス構成でこれらの製品を使用しないでください。

OpenVMS Alpha SCSI マルチパス機能と Fibre Channel マルチパス機能の詳細は,『OpenVMS Cluster 構成ガイド』を参照してください。

4.14.3 DDT Intercept Establisher ルーチンとデバイス構成通知結果

V8.3

一部のルーチンは,正しく動作するために,パッチ・キットを必要とします。必要なパッチ・キットを使用せずにこれらのルーチンを使用すると,システムがハングまたはクラッシュしたり,データが破壊されるおそれがあります。また,弊社ではこのような使用はサポートしていません。

これらのルーチンについての詳細は,『HP OpenVMS Alpha Version 7.3--2 新機能説明書』を参照してください。

4.14.4 CI と LAN との間の回線切り替えによるクラスタの性能の低下

V7.3-1

CI と,複数の FDDI,100 Mb/s または Gb/s のイーサネット・ベースの CIRCUIT の両方を含む OpenVMS Cluster 構成では, SCS 接続が CI 回線と LAN 回線の間を約 1 分単位で移動することがまれにあります。この頻繁な回線の切り替えが原因で,クラスタの性能が低下したり,シャドウ・セット・メンバのマウント確認が行われる場合があります。

PEdriver では,数秒間継続している LAN 輻輳を検出し,対処することができます。 LAN パスでの遅延時間の大幅な増加やパケットの損失が検出されると, PEdriver はそのパスを使用しなくなります。パスの性能が回復したことが確認されると,そのパスを再度使用するようになります。

限界条件下では,LAN パスにクラスタ・トラフィックで使用する負荷が追加されると,遅延やパケットの損失が容認できる限界を超える場合があります。クラスタの負荷が取り除かれると,パスの性能は再度使用できる状態まで回復できる場合があります。

LAN 回線の負荷クラスに限界 LAN パスを割り当てると,その回線の負荷クラスが増加して CI の負荷クラス値 140 を超えて限界パスが対象となる場合 (また,反対に LAN 回線の負荷クラスが減少して 140 を下回り限界パスが除外される場合) に, SCS 接続は CI 回線と LAN 回線の間を移動します。

LAN 回線と CI 回線間の接続の移動を確認するには, CONNECTION クラスと CIRCUITS クラスを追加した SHOW CLUSTER を使用します。

回避方法

接続の移動が頻繁に行われている場合は,次のいずれかの回避方法を使用してください。

  • SCACP または Availability Manager を使用して,使用する回線またはポートにより高い優先順位を割り当て,自動的な接続割り当てと移動を無効にします。
    SCACP コマンドの例を次に示します。


    $ MC SCACP 
    SCACP> SET PORT PNA0 /PRIORITY=2    ! This will cause circuits from local 
                                        ! CI port PNA0 to be chosen over 
                                        ! lower priority circuits. 
     
     
    SCACP> SET PORT PEA0 /PRIORITY=2    ! This will cause LAN circuits to be 
                                        ! chosen over lower priority circuits. 
    

  • SCACP SHOW CHANNEL コマンドを使用して,使用の切り替えが行われているチャネルを確認します。次に,SCACP を使用して,特定のチャネルに目的のチャネルよりも低い値を割り当てて,そのチャネルを明示的に除外することもできます。たとえば,次のように指定します。


    SCACP> SET CHANNEL LARRY /LOCAL=EWB/REMOTE=EWB /PRIORITY=-2 
    


    max,max-1 の範囲内にある CHANNEL および LAN デバイスの優先順位値は等価とみなされます。つまり,この両方のデバイスに,最大優先順位値が指定されているものとみなされます。チャネルまたは LAN デバイスを使用対象から外す場合は,優先順位値に 2 以上の差をつける必要があります。



4.14.5 マルチパス・テープ・フェールオーバの制限事項

V7.3-1

Fibre Channel マルチパス・テープ・セット内の 1 つのデバイスで INITIALIZE コマンドを実行している間は,そのセットの別のメンバへマルチパス・フェールオーバを実行できません。別のマルチパス・テープ・デバイスが初期化されている間に,現在のパスで障害が発生した場合は,テープ・デバイスが機能しているパスへフェールオーバした後に, INITIALIZE コマンドを再試行してください。

この制限は,今後のリリースで無くなる予定です。

4.14.6 SCSI マルチパス媒体チェンジャでは自動フェールオーバは行われない

V7.3-1

Fibre と SCSI 間のテープ・ブリッジを使用して Fibre Channel に接続されている SCSI 媒体チェンジャ (テープ・ロボット) 向けの OpenVMS Alpha Version 7.3-1 以降には,パスの自動切り替えが実装されていません。そのようなデバイスに対しては複数のパスを構成できますが,別のパスに切り替える場合は,SET DEVICE/SWITCH コマンドを使用してパスの手動切り替えを使用する方法しかありません。

この制限は,今後のリリースで無くなる予定です。

4.14.7 Availability Manager AVAIL_MAN_BASE キットがロック競合情報の収集に失敗する

OpenVMS Version 8.3 をインストールすると, AVAIL_MAN_BASE SIP キットもインストールされます。さらにこのキットは, Availability Manager Data Collector をインストールします。

AVAIL_MAN_BASE SIP キットの Data Collector には,ロック競合データを正しく収集しない原因となる不具合があります。この問題を修正するには, AVAIL_MAN_COL Version 2.6 キットをインストールしてください。このキットは,オペレーティング・システムのアップデート媒体で提供されています。

4.15 OpenVMS Galaxy (Alpha のみ)

ここでは,OpenVMS Galaxy システムに関する注意事項について説明します。

OpenVMS Galaxy がサポートされているのは, OpenVMS Alpha システムだけです。

4.15.1 Galaxy の定義

V8.2

『OpenVMS Alpha パーティショニングおよび Galaxy ガイド』は,このリリースではアップデートされていません。ここでは,前後関係により異なる, Galaxy という言葉の定義を詳しく説明します。

表 4-3 Galaxy の定義
Galaxyが使われる文脈 説明
ライセンス 1 台のコンピュータで OpenVMS の複数のインスタンスを作成および実行するために必要です。このライセンスがないと, 1 台のコンピュータで実行できる OpenVMS のインスタンスは 1 つだけです。
システム・パラメータ メモリ共用を設定します。 GALAXY に 1 を設定すると,ハード・パーティションにそのパラメータが設定されている OpenVMS インスタンスで,ハード・パーティション内の複数のソフト・パーティション間でメモリを共用することを指定します (1 つのハード・パーティション内で 3 つ以上のソフト・パーティションを実行でき,そのすべてではメモリを共用したくない場合があります)。このパラメータでは,ノードで共用メモリを使用するかどうかだけを指定します。連携して動作する OpenVMS の複数のインスタンスを実行するためにこのパラメータを使用する必要はありません。メモリの共用のための設定は,コンソールで希望の構成ツリーを設定することで実現できます。 GALAXY に 0 を設定すると,メモリは共用されません (デフォルト)。
ソフト・パーティション CPU の移動,API の使用,メモリの共用などが可能なように,複数の OpenVMS インスタンスを 1 台のコンピュータ内で連携させて動作させることができるようにします。プラットフォームのパーティショニング機能により,リソースを複数のソフト・パーティションに分けることができ,それぞれのパーティションで OS のインスタンスを実行することができます。ソフト・パーティションは,その中で実行されている OS インスタンスが参照および使用することができる,リソースのサブセットです。



4.16 セル型システムでの複数の nPartitions

V8.2-1

HP Integrity rx7620,HP Integrity rx8620,HP Integrity Superdome などのサーバに複数の nPartitions を構成し,マルチ・オペレーティング・システム環境で動作させ,そのうち 1 つの nPartitions で OpenVMS を動作させる場合, OpenVMS のブート時に他のオペレーティング・システムのいずれかが SEL (システム・イベント・ログ) にエラーまたはイベントを記録することがあります。 OpenVMS は FRU (Field Replaceable Unit) テーブルの生成が完了するまで SEL を保持し続けるため,それが原因で,他のオペレーティング・システムがエラーまたはイベントを記録することがあります。

4.16.1 OpenVMS Graphical Configuration Manager

V8.2

AlphaServer ES47/ES80/GS1280 の Galaxy 構成で OpenVMS Graphical Configuration Manager (GCM) がサポートされるようになりました。以前は, Graphical Configuration Utility (GCU) だけがサポートされていました。

4.16.2 ES40 上の Galaxy: 非圧縮ダンプの制限事項

永続的な制限事項

AlphaServer ES40 Galaxy システムでは,インスタンス 1 のメモリが 4 GB (物理) 以上から始まっている場合,インスタンス 1 から raw (非圧縮) ダンプを書き出すことはできません。代わりに,圧縮ダンプを書き出さなければなりません。

4.16.3 ES40 上の Galaxy: Fast Path の無効化

永続的な制限事項

AlphaServer ES40 システムで Galaxy を使用する場合,インスタンス 1 でFast Pathを無効化する必要があります。そのためには,そのインスタンスで SYSGEN パラメータ FAST_PATH を 0 に設定します。

インスタンス 1 で Fast Path を無効化しないと,インスタンス 0 のリブート時にインスタンス 1 での入出力がハングします。この状態は,PCI バスをリセットし,インスタンス 1 をリブートするまで続きます。共有する SCSI または Fibre Channel がある場合,共有ノードでの入出力がハングし,これらのデバイスへのすべてのパスが無効になります。

4.17 OpenVMS Management Station

V8.2

OpenVMS I64 Version 8.2 およびそれ以降と, OpenVMS Alpha Version 8.2 およびそれ以降での OpenVMS Management Station の推奨バージョンは,Version 3.2D です。ただし,OpenVMS Management Station は, OpenVMS Version 6.2 以降に対して下位互換性を維持しています。

OpenVMS をインストールすると OpenVMS Management Station Version 3.2D がインストールされます。

4.18 OpenVMS Registry は Version 2 フォーマットのデータベースを壊すことがある

V7.3-2

キー・ツリーに揮発性のサブキーを 8 個以上作成して,スタンドアロン・システムやクラスタをリブートした場合,リブート後にサーバが起動すると,OpenVMS Registry サーバは, Version 2 フォーマットの Registry データベースを壊すことがあります。

この問題を回避するには,以下のいずれかを実行します。

  • 揮発性のキーを使用しない。

  • Version 1 フォーマットのデータベースを使用する。

Advanced Server for OpenVMS と COM for OpenVMS は,揮発性のキーを作成しません。


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