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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
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目次
まえがき
第 1 章:インストールに関する注意事項
第 2 章:関連製品に関する注意事項
第 3 章:一般ユーザ向けの注意事項
第 4 章:システム管理に関する注意事項
第 5 章:プログラミングに関する注意事項
第 6 章:ハードウェアに関する注意事項
付録 A:リタイア製品情報
付録 B:インターロックされたメモリ命令の使用
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V8.3 リリース・ノート【翻訳版】


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ここでは,OpenVMS Alpha システムに対応した DECwindows X11 ディスプレイ・サーバに関する注意事項について説明します。

6.10.1 S3 マルチヘッド・グラフィック

永続的な制限事項

S3 Trio32 または Trio64 グラフィック・カードを装備している Alpha コンピュータでは,シングル・スクリーン・ディスプレイだけがサポートされます。マルチヘッド・グラフィックはサポートされません。

6.10.2 OpenVMS V8.3 の DECwindows では複数の USB キーボードとマウスがサポートされない

V8.3

DECwindows は,1 つのマウスとキーボードからの入力だけをサポートします。システムのブート時に他のキーボードやマウスが接続されていると, KBD0 および MOU0 として構成されているデバイスだけが機能し,その他のデバイスは動作しません。 DECwindows の起動後に他のキーボードやマウスを接続すると,システムがクラッシュする可能性があります。システム・クラッシュは,本リリースの後に提供される ECO パッチで修正される予定です。

6.11 DIGITAL Modular Computing Components (DMCC)

ここでは,DMCC に関する注意事項について説明します。

6.11.1 Alpha 5/366 および 5/433 PICMG SBC の制限事項

永続的な制限事項

KZPDA SCSI コントローラおよび PBXGA グラフィック・カードは,DIGITAL Modular Computing Components (DMCC) Alpha 5/366 および 5/433 PICMG SBC のブリッジの後ろにあるスロットに挿入することはできません。

6.11.2 SRM コンソールの更新

永続的な制限事項

Alpha 4/233 (21064a), 4/266 (21164a), 5/366,5/433 DMCC システムで SRM コンソールを更新するには, SRM コンソールまたは AlphaBIOS セットアップを選択しなければなりません。格納できるコンソールは 1 つだけです。

  • これらのシステムで OpenVMS を実行している場合は,SRM コンソールだけを更新する。

  • これらのシステムで Windows NT を実行している場合は, AlphaBIOS セットアップだけを更新する。

SRM とAlphaBIOS コンソールの両方を誤って更新すると, AlphaBIOS セットアップ・メニューが表示されます。この後,SRM コンソールに戻るオプションは ありません。 AlphaBIOS セットアップ・メニューを終了し,SRM コンソールに戻るには,次のインターネット・サイトにある Firmware Update ユーティリティを使用しなければなりません。

ftp://ftp.digital.com/pub/Digital/Alpha/firmware/index.html



V7.3-1

Digital Personal Workstation 433au,500au,および 600au シリーズのシステムを使用するときは,コントローラ・チップが Cypress PCI Peripheral Controller の場合, IDE CD から OpenVMS Version 7.3-1 以降をブートできます。 Intel Saturn I/O (SIO) 82378 チップが実装されている Digital Personal Workstation au シリーズ・システムでは, IDE CD から OpenVMS をブートすることはできません。 Intel SIO チップが実装されている場合は, SCSI CD を使用しなければなりません。

どちらの IDE チップが実装されているか調べるには,次の SRM コンソール・コマンドを入力します。


SHOW CONFIGURATION 

Cypress PCI Peripheral Controller」と表示された場合は, OpenVMS をブートできます。

Intel SIO 82378」と表示された場合は, SCSI CD を使用して CD からブートする必要があります。

6.13 I/O 負荷が重い場合,LUN が多数あるデュアル・コントローラ HSGnn に障害が発生することがある

V7.3-2

ドライバの性能が改善されたことと,システムの高速化によって,比較的多数の LUN が構成されているデュアル・コントローラ HSGnn ストレージ・アレイで扱うことができる I/O 量の制限が取り払われました。この制限値に達した場合,アレイは,コントローラ間の通常の定期的な同期処理を完了できないほど, I/O 処理がビジーになることがあります。これにより,コントローラのハングアップまたは障害が発生し,手作業でコントローラをリセットするまで,一部またはすべての LUN がホストからアクセスできなくなることがあります。このようなコントローラ障害が発生したときには, HSG に報告される Last Failure Code は,多くの場合 01960186,01942088,および 018600A0 になります。

大半の HSGnn デバイスは,問題なく動作し続けます。負荷が重く,約 24 個以上の LUN が HSG に構成されていて, HSG コントローラのハングアップや障害が発生するサイトでは,コントローラを再構成して,LUN の数を少なくするか, HSG の負荷が重くならないように I/O を分散させると,ハングアップや障害を防止できる可能性があります。

この問題は,弊社のエンジニア・グループで調査を行っています。

6.14 Open3D グラフィックのライセンス方式の変更

V8.2

これまで,3D グラフィック表示機能は, OpenVMS オペレーティング・システムとは別にライセンスしていました。 Open3D レイヤード・プロダクトは,最初の提供時から,オペレーティング・システムとは別のライセンスが必要でした。 Open3D ソフトウェアを OpenVMS オペレーティング・システムの一部として出荷を開始したときも,3D グラフィック表示機能は,別のライセンス機能とされました。このようなライセンス方式の例としては, 3X-PBXGG-AA ATI RADEON 7500 PCI 2D/3D グラフィック・アダプタによるグラフィック表示機能をサポートするための Open3D ライセンスがあります。

OpenVMS Version 8.2 からは, AlphaServers と Integrity サーバのいずれについても, 3D グラフィック表示機能はオペレーティング・システムとともにライセンスされます。したがって,OpenVMS Version 8.2 には Open3D の個別のライセンスはありません。以前のバージョンの OpenVMS で 3D 表示操作を行うためには, Open3D ライセンスをシステムにインストールする必要があります。

弊社は,標準契約または Mature Product Support の OpenVMS Version 7.3-2 とともに出荷された 3D デバイス・ドライバについては,サポート契約内容に従ってサポートを継続します。以下のアダプタのデバイス・ドライバは, OpenVMS Version 7.3-2 とともに出荷されています。

  • PowerStorm 300 および 350 PCI グラフィック・アダプタ (SN-PBXGD)

  • ATI RADEON 7500 PCI および AGP グラフィック・アダプタ (3X-PBXGG)

これらのアダプタは OpenVMS Version 8.2 でも 3D グラフィック表示が可能ですが,ライセンスは不要です。さらに,OpenVMS Version 8.2 では,以下の 2D グラフィック・アダプタもサポートを継続します。

  • ELSA Gloria Synergy (SN-PBXGK)

  • 3Dlabs Oxygen VX1 (SN-PBXGF)

ATI RADEON 7500 PCI グラフィック・アダプタは, OpenVMS I64 Version 8.2 でも近日中にサポートされる予定です。現在はテストを実施中です。このグラフィック・カードがサポートされるようになった時点で,次の Web サイトでお知らせします。

http://h71000.www7.hp.com/new/



V8.2

OpenVMS Alpha を実行している Compaq Workstation での PowerStorm 300/350 PCI グラフィック・コントローラのサポートに関する注意事項については,『PowerStorm 300/350 OpenVMS Graphics Release Notes Version 2.0』を参照してください。リリース・ノート,およびインストール・ガイドは,グラフィック・カードとともに発送されます。

Open3D のライセンスはチェックされない

OpenVMS Version 8.2 以降では,3D (OpenGL) サポートのライセンスは, OpenVMS のライセンスの一部として含まれています。詳細は, 第 6.14 節 を参照してください。

論理名 DECW$OPENGL_PROTOCOL の定義

3D グラフィック・アプリケーションを実行して, PowerStorm 350/300 グラフィック・カードを備えたシステムに出力を表示する場合,アプリケーションを実行しているシステム上で,論理名 DECW$OPENGL_PROTOCOL が次のように定義されていることを確認してください。


$ DEFINE DECW$OPENGL_PROTOCOL DECW$OPENGL_PROTOCOL_V11 

問題の修正

P350 はセッションの終了時に,再初期化に失敗することがありました。

この問題は以下の 2 点の変更で修正されました。

  • デバイス固有の riCloseScreen 関数に vmsCloseScreen の呼び出しを追加しました。 riCloseScreen 関数は,CDE セッションの終了時などに呼び出されます。 vmsCloseScreen は GB デバイスへのチャネルの割り当てを解除し,ドライバがボードを正しく再初期化できるようにします。

  • デバイス・ドライバのピクセル・コンバータ同期アルゴリズムが大きく改善されました。



6.16 RFnn DSSI ディスク・デバイスとコントローラ・メモリのエラー

V6.2

RF31T,RF31T+,RF35,RF35+,RF73,RF74 DSSI ディスク・デバイスの以前のバージョンのマイクロコードには問題があります。この問題が原因で,データが失われる可能性があり,これらのデバイスからデータを読み込むときに,デバイスでコントローラ・メモリ・エラー (エラー検出/訂正 (EDC) エラーとも呼ばれる) が発生していた場合,問題が発生することがあります。このエラーは仮想サーキットの閉鎖やハードウェアの障害が原因で発生している可能性があります。

これらのデバイスを使用する場合は,マイクロコードのリビジョン・レベルを確認してください。マイクロコードのリビジョン・レベルが 表 6-2 に示されている値より低い場合は,マイクロコードを更新してください。

RF31T,RF31T+,RF35+ 以外のすべてのモデルのマイクロコードは,最新のOpenVMS バイナリ・ディストリビューション CD にあります。

DSSI ディスク・デバイスのマイクロコード・リビジョン・レベルを表示するユーティリティ・プログラムである RF_VERS ユーティリティも同じ CD に格納されています。このユーティリティ・プログラムの使用法とマイクロコードの更新方法については,ここで説明します。

注意

RF31T,RF31T+,RF35+ ディスク・ドライブを使用し,マイクロコードのバージョンがサポートされないバージョンであり ( 表 6-2 を参照),サポート契約を結んでいるお客様の場合には,弊社のサポート担当者にお問い合わせください。サポート契約を結んでいないお客様の場合には,公認代理店にお問い合わせください。

DSSI ディスクのマイクロコードのうち, 表 6-2 に示したリビジョン・レベル以上がサポートされます。

表 6-2 サポートされるマイクロコードのレベル
デバイス・タイプ サポートされるマイクロコードの最小リビジョン・レベル
RF31T T387E
RF31T+ T387E
RF35 T392D
RF35+ T392D
RF36 V427P
RF73 T392D
RF74 V427P

DSSI ディスク・デバイスのマイクロコード・リビジョン・レベルを表示するには,次の手順を実行します。

  1. SYSTEM アカウントにログインするか,または CMKRNL 特権, DIAGNOSE 特権,SYSPRV 特権がある他のアカウントにログインします。

  2. 次のコマンドを入力します。


     $ SET PROCESS /PRIVILEGE=(DIAGNOSE,CMKRNL,SYSPRV) 
     $ SHOW DEVICE FYA0: 
    


    VAX システムで SHOW DEVICE コマンドを実行してエラーが発生した場合には,次のコマンドを入力します。


    $ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN 
    SYSGEN>  CONN FYA0/NOADAP 
    SYSGEN>  ^Z 
    


    Alpha システムで SHOW DEVICE コマンドを実行してエラーが発生した場合には,次のコマンドを入力します。


    $ RUN SYS$SYSTEM:SYSMAN 
    SYSMAN> IO CONNECT FYA0: /NOADAP 
    SYSGEN>  ^Z 
    

次の例に RF_VERS ユーティリティが出力する内容を示します。


 Program Name:   RF_VERS 
 Revision Level: V1.2s 
 
 NOTICE: This program does not currently support the RF72 or any 
         HSDxx controllers. See next version for support. 
 
 DSSI disks currently on this system as seen by RF_VERS 
 
 Device         Node        Status       Hardware    Firmware  
 Name           Name                     Type        Version   
 
 _$22$DIA7:     R4JL2I      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA6:     R4I0BG      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA8:     R4XLWE      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA2:     R4FCZK      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA3:     R4CKCG      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA4:     R4ZKUE      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA9:     R4GYYI      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA1:     R4XRYI      mounted      RF73        T387A     
 

デバイスのマイクロコードを更新するには, 表 6-3 でデバイスとプラットフォームに対応するコマンドを確認し,使用します。

重要

マイクロコードを更新する場合は,あらかじめディスクのバックアップを作成してください。

表 6-3 DSSI ディスク・デバイスのマイクロコードを更新するコマンド
デバイス・タイプ プラットフォーム コマンド
RF35 Alpha $RUN SYS$ETC:RF35_T392F_DEC_ALPHA.EXE
RF35 VAX $RUN SYS$ETC:RF35_T392F_DEC.EXE
RF36 Alpha $RUN SYS$ETC:RF36_V427P_DEC_ALPHA.EXE
RF36 VAX $RUN SYS$ETC:RF36_V427P_DEC.EXE
RF73 Alpha $RUN SYS$ETC:RF73_T392F_DEC_ALPHA.EXE
RF73 VAX $RUN SYS$ETC:RF73_T392F_DEC.EXE
RF74 Alpha $RUN SYS$ETC:RF74_V427P_DEC_ALPHA.EXE
RF74 VAX $RUN SYS$ETC:RF74_V427P_DEC.EXE

重要

SCSI_INFO.EXE,RF_VERS.EXE をはじめ, 表 6-3 に示されているファイルは絶対に削除しないでください。これらのファイルを削除すると, VAX システムでは VMSKITBLD.COM がファイルを検索することができなくなります。同様に,Alpha システムでは AXPVMS$PCSI_INSTALL と AXPVMS$PCSI_INSTALL_MIN での PRODUCT INSTALL コマンドが失敗します。



ここでは,各種の RZ ディスク・ドライブに関する注意事項について説明します。

6.17.1 RZ25M と RZ26N ディスク・ドライブ: 推奨事項

V7.1

DWZZA とロング・ディファレンシャル SCSI バスを含む構成を使用して,弊社がサポートする SCSI ディスク・ドライブをテストしたところ, 2 台のドライブ (RZ25M と RZ26N) でバス・フェーズに関する問題が検出されました。そのため,DWZZA を接続するディファレンシャル・バスの長さが 20 メートル以上の構成では,これらのドライブを使用しないでください。

この勧告は RZ25M および RZ26N ドライブにのみ適用されます。 OpenVMS SPD に,サポートされるドライブとしてリストされている他のすべてのディスク・ドライブは, SCSI-2 仕様の上限のバスの長さまで使用できます。

6.17.2 RZ26N および RZ28M ディスク: 推奨ファームウェア・サポート

V6.2-1H3

RZ26N および RZ28M ディスクを使用する場合には,ファームウェアのリビジョン・レベルは 0568 以上をお勧めします。

これらのディスクで最新のファームウェア・リビジョン・レベルが使用されていない場合には,問題が発生する可能性があります。

6.17.3 RZ26L および RZ28 ディスク: マルチホストで使用するために必要なファームウェア

V6.2

OpenVMS Cluster のマルチホスト SCSI バスに RZ26L または RZ28 ディスクを取り付ける場合,ディスクに必要なファームウェア・リビジョンは,最低でも 442 です。

ここでは,一部の RZ26L および RZ28 ドライブでファームウェアを更新するために使用する手順について説明します。この手順を使用できるのは,ドライブがホスト・システムの SCSI アダプタに直接接続されている場合だけです。インテリジェント・コントローラ (HSZ40 や KZPSC など) を介して接続されているドライブは,この手順では更新できません。ファームウェアの別の更新手順があるかどうかについては,インテリジェント・コントローラのドキュメントを参照してください。

重要

ファームウェア・リビジョン・レベル 442 に安全にアップグレードできるのは,特定の RZ26L および RZ28 ファームウェア・リビジョンだけです。使用中のディスクをファームウェア・リビジョン・レベル 442 にアップグレードできるかどうか判断するには, 第 6.17.3.1 項 を参照してください。ディスクがファームウェア・リビジョン・レベル 442 をサポートできる場合は, 第 6.17.3.2 項 で説明している RZTOOLS ユーティリティを使用して,ディスクのファームウェアを更新します。



ファームウェア・リビジョン・レベル 442 に安全にアップグレードできるのは, 表 6-4 に示したディスク・ドライブとファームウェア・リビジョン・レベルの組み合わせだけです。他の組み合わせで更新手順を実行すると,ディスクを永久に破損する可能性があります。

表 6-4 リビジョン・レベル 442 ファームウェアの互換性
ディスク・ドライブ ファームウェア・リビジョン ディスク・ファイル名
RZ26L 440C RZ26L_442D_DEC.FUP
RZ28 441C または D41C
435 または 436
RZ28_442D_DEC2104.FUP
RZ28P4_442C_DEC.FUP



使用しているディスクでリビジョン・レベル 442 ファームウェアが必要かどうか,安全にアップグレードできるかどうかを判断した後,次の手順を実行してファームウェアを更新します ( アップグレードするディスクのファイル名については, 表 6-4 を参照してください )。


$ RZTOOLS_ALPHA :== $SYS$ETC:RZTOOLS_ALPHA 
$ RZTOOLS_ALPHA DKB500 /LOAD=SYS$ETC:filename.FUP 
  Read in 262144 bytes. 
  Current FW version - X440C 
  Upgrading to       - DEC0 
  Loading code  ...... 
  New code has been sent to the drive. 



6.18 sx1000 Integrity Superdome

V8.3

HP Integrity Superdome は, Core I/O LAN カードを通してサテライトとしてブートできません。この LAN カードを BOOT_OPTION.COM のブート・オプションとして指定し,オペレーティング・システムをシャットダウンすると, LAN カードが EFI に現れません。この問題は,ファームウェアの将来のリリースで修正される予定です。

6.19 ZLX グラフィック・ボードのサポート

V8.2

次のグラフィック・コントローラ・ボード・ファミリは, OpenVMS Version 8.2 ではサポートされていません。

  • ZLX-M シリーズ (PixelVision): ZLX-M1 (PMAGC-AA),ZLX-M2 (PMAGC-BA)

  • ZLX-L シリーズ (PixelVision Lite): ZLX-L1 (PMAGC-DA),ZLX-L2 (PMAGC-EA)

  • ZLXp-L シリーズ (PixelVision PCI): ZLXp-L1 (PBXGC-A),ZLXp-L2 (PBXGC-B)

OpenVMS Version 8.2 では,以下のグラフィック・コントローラ・ボード・ファミリ用に, OpenVMS と一緒に出荷される基本的な 2D 機能を使用した 2D サポートのみが提供されます。以下のボード用に 2D サポートを利用する目的で Open3D をインストールしないでください。

  • ZLX-E シリーズ (FFB): ZLX-E1 (PMAGD-AA),ZLX-E2 (PMAGD-BA),ZLX-E3 (PMAGD-CA)

  • ZLXp-E シリーズ (TGA): ZLXp-E1 (PBXGA-A),ZLXp-E2 (PBXGA-B),ZLXp-E3 (PBXGA-C)

  • ZLX2-E シリーズ (TGA2): PowerStorm 3D30 (PBXGB-AA),PowerStorm 4D20 (PBXGB-CA)

付録 A.1 節 の関連する注意事項も参照してください。

6.20 OpenVMS デバイス・ドライバの再コンパイルと再リンク

ここでは,OpenVMS デバイス・ドライバの再コンパイルと再リンクに関する注意事項について説明します。

第 5.4 節 の関連する注意事項も参照してください。

6.20.1 Alpha および VAX の SCSI デバイス・ドライバ

V7.3-1

OpenVMS の以前のバージョンのすべての OpenVMS Alpha SCSI デバイス・ドライバが OpenVMS Version 7.3-1 以降で正しく動作するには,再コンパイルと再リンクが必要です。

OpenVMS Alpha Version 7.0 より前のバージョンからアップグレードしている OpenVMS Alpha SCSI ドライバがある場合は, 第 6.20.2 項 を参照してください。

OpenVMS Version 7.1 では,すべての OpenVMS VAX SCSI デバイス・ドライバの再コンパイルと再リンクが必要でした。OpenVMS Version 7.1 で実行できるように再コンパイルと再リンクされた OpenVMS VAX デバイス・ドライバは,OpenVMS Version 7.3 以降でも正しく動作します。

6.20.2 OpenVMS Alpha デバイス・ドライバ

V7.1

OpenVMS Alpha Version 7.0 で実行できるように再コンパイルおよび再リンクされたデバイス・ドライバは,OpenVMS Alpha Version 7.1 以降で実行できるようにするためにソース・コードを変更したり,再コンパイルや再リンクしたりする必要がありません (ただし,Alpha SCSI ドライバについては,再コンパイルと再リンクが必要です。 第 6.20.1 項 を参照してください)。

OpenVMS Alpha Version 7.0 より前のリリースのデバイス・ドライバのうち,OpenVMS Alpha Version 7.0 に対応するよう再コンパイルおよび再リンクされていないデバイス・ドライバを OpenVMS Alpha Version 7.1 以降で実行するには,再コンパイルと再リンクが必要です。

OpenVMS Alpha Version 7.0 では,OpenVMS Alpha 特権インタフェースと構造体が大幅に変更されました。これらの変更の結果,OpenVMS Alpha Version 7.0 より前のリリースのデバイス・ドライバでは,OpenVMS Alpha Version 7.0 以降で正しく動作するように,ソース・コードを変更する必要があります。カスタマが作成したドライバのソースの変更が必要となる OpenVMS Alpha Version 7.0 の変更点の詳細については,『HP OpenVMS Guide to Upgrading Privileged-Code Applications』を参照してください。

6.21 MON バージョンのデバイス・ドライバの処理

V7.3

OpenVMS Version 7.3 では,SYSTEM_CHECK を有効化すると, SYS$nnDRIVER_MON.EXE という形式の名前を持つデバイス・ドライバ・イメージがシステム・ローダによって自動的に読み込まれます。対応する _MON バージョンが存在しない場合は,デフォルトのイメージ名 SYS$nnDRIVER.EXE が使用されます。

6.22 スレッド単位のセキュリティが Alpha デバイス・ドライバに与える影響

V7.2

スレッド単位のセキュリティが OpenVMS Alpha デバイス・ドライバに与える影響については, 第 5.4.7 項 を参照してください。

6.23 OpenVMS Alpha ドライバのデバイス IPL の設定

V6.2

PCI,EISA,ISA バスをサポートする Alpha ハードウェア・プラットフォームでは,20 または 21 という異なる IPL で I/O デバイスへの割り込みが発生します。デバイスへの割り込みが発生する IPL は,デバイスをプラットフォーム間で移動したときに変わる可能性があります。ドライバがデバイス IPL を20 であると宣言した後,I/O デバイスへの割り込みが IPL 21 で発生するマシンでそのドライバを実行すると,問題が発生します。

この問題に対する最も簡単な対処法は,PCI,EISA,ISA のデバイス・ドライバで IPL 21 を使用することです。この方法は, I/O デバイスへの割り込みが IPL 20 で発生するプラットフォームでも, I/O デバイスへの割り込みが IPL 21 で発生するプラットフォームでも,正しく動作します。



6.24 CRCTX ルーチンの機能の強化

V7.1-2

Counted Resource Context Block (CRCTX) 構造体の管理に使用できるシステム・ルーチンが強化されました。次のルーチンが,CRCTX 構造体のステータス (CRCTX$V_ITEM_VALID) を設定およびチェックするようになりました。

  • IOC$DEALLOC_CRCTX

  • IOC$ALLOC_CNT_RES

  • IOC$DEALLOC_CNT_RES

  • IOC$LOAD_MAP

これらのルーチンは次のように変更されました。

有効な CRCTX ステータス (CRCTX$V_ITEM_VALID を 1 に設定 ) で IOC$DEALLOC_CRCTX を呼び出すと,サービスは不正なステータスを返します。 SYSBOOT パラメータ SYSTEM_CHECK が設定されている場合には,システム障害が発生します。このため,割り当てが解除されていない有効なリソースがあるときに,ユーザが CRCTX の割り当てを誤って解除することを防止できます。

IOC$ALLOC_CNT_RES は,無効な CRCTX ステータス (CRCTX$V_ITEM_VALID を 0 に設定) で呼び出さなければなりません。有効なステータスでこのルーチンを呼び出すと,OpenVMS はこの CRCTX によってマップされたリソースをユーザが手放すものと解釈します。 OpenVMS は新しいリソースを割り当てず,不正なステータスを返します。 SYSTEM_CHECK が設定されている場合には,システム障害が発生します。 IOC$ALLOC_CNT_RES は有効ビットを設定してから戻ります。

IOC$DEALLOC_CNT_RES は,有効な CRCTX ステータス (CRCTX$V_ITEM_VALID を 1 に設定) で呼び出さなければなりません。無効な CRCTX で IOC$DEALLOC_CNT_RES を呼び出すと, OpenVMS は他のパラメータが有効でないものと解釈し,不正ステータスを返します。 SYSTEM_CHECK がセットされている場合には,システム障害が発生します。 IOC$DEALLOC_CNT_RES は有効ビットをクリアしてから戻ります。

IOC$LOAD_MAP は有効な CRCTX で呼び出さなければなりません。無効な CRCTX (CRCTX$V_ITEM_VALID を 0 に設定) で呼び出すと,他のパラメータも無効であると解釈され,不正ステータスが返されます。 SYSBOOT パラメータ SYSTEM_CHECK がセットされている場合には,システム障害が発生します。

これらの変更により,デバイス・サポート・アプリケーションや特権付きコード・アプリケーションの開発者は,OpenVMS で汎用リソースとして取り扱われる scatter gather レジスタの割り当てを解除する必要があるかどうか判断できます。 CRCTX$V_ITEM_VALID ビットがセットされている場合は, IOC$DEALLOC_CNT_RES を呼び出さなければなりません。

6.25 アダプタについての注意事項

V8.2-1

ここでは OpenVMS Version 8.2-1 でサポートされるアダプタについての注意事項を説明します。

6.25.1 Fibre Channel の EFI ドライバとファームウェアの要件

OpenVMS I64 Version 8.3 for Integrity サーバでは,HP A6826A 2 GB Fibre Channel ホストベース・アダプタとその改良版を使用するためには, EFI ドライバのバージョン 1.47 以降,RISC ファームウェアのバージョン 3.03.154 以降が必要です。また,HP AB378A および AB379A 4 GB Fibre Channel ホストベース・アダプタを使用するためには, EFI ドライバのバージョン 1.05, RISC ファームウェアのバージョン 4.00.70 以降が必要です。

RISC ファームウェアと EFI ドライバについて,現在サポートされている最新のバージョンを調べるには, HP IPF Offline Diagnostics and Utilities CD に入っている README テキスト・ファイルを参照してください。このファイルを見つけるには, 2 GB Fibre Channel HBA では \efi\hp\tools\io_cards\fc2 ディレクトリに, 4 GB HBA では \efi\hp\tools\io_ cards\fc4 ディレクトリに移動してください。ドライバとファームウェアをアップデートするには, HBA の種類に応じて fcd_update2.nshまたは fcd_update4.nshを実行してください。 Offline Diagnostics and Utilities CD の入手方法については,『HP OpenVMS V8.3 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。

6.25.2 複数の Fibre Channel ブート・エントリを使用したブート

セル・ベース・システムと,新しいエントリ・レベル・システムでは,最初の Fibre Channel ブート・エントリ・リストが唯一有効なブート・エントリです。他の Fibre Channel I64 システム・ディスクからブートするには, EFI Shell を開き,"search all" を実行し,EFI Shell を終了した後,指定のブート・エントリを選択します。この操作は,複数のメンバにシャドウイングされたシステム・ディスクからブートする場合にも必要です。


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