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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
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目次
まえがき
第 1 章:TCP/IP Servicesのインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業
第 2 章:TCP/IP Servicesのインストレーション
第 3 章:TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション
第 4 章:IPv6のコンフィギュレーション
付録 A :TCP/IP Services の新規のインストレーションとコンフィギュレーションの例
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HP TCP/IP Services for OpenVMS | HPE 日本

HP TCP/IP Services for OpenVMS
インストレーション/ コンフィギュレーション・ガイド


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第 2 章
TCP/IP Servicesのインストレーション

本章では,HP TCP/IP Services for OpenVMS ソフトウェアを POLYCENTER Software Installationユーティリティを使用して,レイヤード・プロダクトとしてインストールする方法を説明します。ここで説明する方法は,初めてのインストールとアップグレード・インストールの両方にあてはまります。

POLYCENTER Software Installationユーティリティについての詳細は,『 OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。

2.1 インストレーション・プロシージャの起動

第 1 章 で推奨したインストレーション前の準備作業が終了し,リリース・ノートに目を通したら( 第 1.2.2 項 ), TCP/IP Servicesのアップグレードまたはインストール作業に進むことができます。

製品をアップグレードする場合には,既存のコンフィギュレーション・ファイルが保存されるので,このファイルを使って,新しいバージョンのコンフィギュレーションを行うことができます。

TCP/IP ServicesソフトウェアをOpenVMS AlphaまたはI64システムにインストールするには,次の手順に従います。

  1. SYSTEMアカウントにログインします。

  2. システムに誰もログインしていないことを確認します。

  3. SYS$STARTUP:SYSTARTUP_VMS.COM ファイルを編集し,
    @SYS$STARTUP:UCX$STARTUPコマンドが定義されているかどうかを確認します。このコマンドが定義されている場合には,システムの起動時に自動的に現在のバージョンの製品が起動するように,このコマンド定義を@SYS$STARTUP:TCPIP$STARTUPに変更します。

  4. 前のバージョンの TCP/IP Services ソフトウェアがシステムにインストールされている場合には,適切なコマンドを入力して,前バージョンの TCP/IP Services ソフトウェアをシャットダウンします。

    ソフトウェアのバージョン 使用するコマンド
    バージョン 4. x @SYS$MANAGER:UCX$SHUTDOWN.COM
    バージョン 5. x @SYS$STARTUP:TCPIP$SHUTDOWN.COM

  5. システムに以前のバージョンの TCP/IP Services がインストールされている場合には,その TCP/IP Services を削除しなければ,インストール時にエラーが発生することがあります。
    削除の手順は,インストールされている TCP/IP Services のバージョンにより異なります。以下に示すそれぞれの手順に従って削除してください。

    • 日本語 TCP/IP Services V4.x がインストールされている場合


      $ PRODUCT REMOVE UCXJA 
      

    • 日本語 TCP/IP Services V5.x がインストールされている場合


      $ PRODUCT REMOVE TCPIPJA 
      

    • 英語版 TCP/IP Services V4.x がインストールされている場合


      $ PRODUCT REMOVE UCX 
      


    上記以外の場合は,TCP/IP Services を削除する必要はありません。

  6. インストレーション・プロシージャのログを取るように推奨します。そのシステムでDECnetを使用している場合には,次のコマンドを入力して,システム・アカウントに再度ログインすることにより,インストレーション・プロシージャのログを作成することができます。


    $ SET HOST 0/LOG=file-specification
    


    このコマンドで,file-specificationには,ログの書き込み先となるファイル名を指定します。ログ・ファイルは現在のディレクトリに書き込まれます。
    DECnet ではなく LAT プロトコル (Version 5.0 またはそれ以降) が使える環境では,以下のコマンドを使用できます。


    $ SET HOST /LAT /LOG=file-specification
    

  7. システムに応じたディレクトリ・パスを指定してPRODUCT INSTALLコマンドを入力し,POLYCENTER Software Installationユーティリティを起動します。次に例を示します。


    $ PRODUCT INSTALL TCPIP /SOURCE=directory-path
    


    このコマンド中のdirectory-path は,TCP/IP Services キットが含まれているメディアがマウントされているドライブのデバイス名とディレクトリ名です (たとえば,/SOURCE=DKA400:[TCPIPAXP056])。
    ソース修飾子を指定しなかった場合, POLYCENTER Software Installationユーティリティは,論理名PCSI$SOURCEで定義された場所を検索します。何も定義されていない場合には,ユーティリティは現在の省略時ディレクトリを検索します。



2.2 インストレーション・プロシージャ起動後の処理

インストレーション・プロシージャを起動すると,情報を入力するよう要求されます。以前のバージョンのTCP/IP Servicesがインストールされていた OpenVMS Alphaシステム上でのサンプルのインストレーションを 例 2-1 に示します。インストレーション・プロシージャの各部分の後に詳しい説明があります。製品がまだ一度もインストールされていないシステムでのインストレーションの例については, 付録 A を参照してください。

システム上で実際に表示されるインストレーションの出力は,現在のコンフィギュレーションおよびオペレーティング・システム (Alpha あるいは I64) に応じて異なります。

注意

インストレーションを中断する場合は,随時Ctrl/Yを押してください。インストレーション・プロシージャは,その時点までに作成されたファイルをすべて削除してから終了します。

以下の例に出てくる記号xxは,製品のアップデート・バージョン番号です。

以下の例は OpenVMS Alpha システムでのインストレーションを示します。 OpenVMS I64 システムでのインストレーション出力もほぼ同じです。相違点は TCP/IP Services の製品名です。OpenVMS I64 システムでは HP I64VMS TCPIP ですが,OpenVMS Alpha システムでは 例 2-1 に示すとおり DEC AXPVMS TCPIP です。

例 2-1 TCP/IP Services のインストレーション: POLYCENTER Software Installationユーティリティのプロシージャ(例)

 
   1 - DEC AXPVMS TCPIP V5.6-xx          Layered Product 
   2 - DEC AXPVMS TCPIP V5.1-15          Layered Product 
   3 - DEC AXPVMS TCPIP V5.0-11          Layered Product 
   4 - All products listed above 
   5 - Exit 
 
Choose one or more items from the menu separated by commas: 1 [Return] 

表示される最初のメニューには,最新の TCP/IP Services 製品とシステム上にある製品のすべてのバージョンが含まれています。最新のバージョンをインストールします(オプション 1)。


 
The following product has been selected: 
    DEC AXPVMS TCPIP V5.6-xx             Layered Product 
 
 
Do you want to continue? [YES] [Return] 

インストレーション手順を続けるには,Returnキーを押します。


 
Configuration phase starting ... 
 
You will be asked to choose options, if any, for each selected product and for 
any products that may be installed to satisfy software dependency requirements. 
 
DEC AXPVMS TCPIP V5.6-xx: HP TCP/IP Services for OpenVMS. 
 
    Copyright 1976, 2004 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 
 
    Hewlett-Packard Development Company, L.P. 
 
    HP TCP/IP Services for OpenVMS offers several license options. 
 
Do you want the defaults for all options? [YES] [Return] 

POLYCENTER Software Installationユーティリティの省略時の設定を選択する場合は Return キーを押し (あるいは YES 入力し),他のオプションを選択する場合はNOを選択します。


 
Do you want to review the options? [NO] [Return]

POLYCENTER Software Installationユーティリティのオプションを調べる場合は,YESを選択します。インストレーションの最終フェーズを継続する場合は Return キーを押して (あるいは NO を入力して) ください。

この例では,オプションを参照していません。オプションを参照するためにYES を選択すると,オプションが表示されて,オプションに満足しているかどうかが質問されます。リストされたオプションを受け入れる場合は,Returnキーを押し,オプションを変更する場合は,N0を選択します。


 
Execution phase starting ... 
 
The following product will be installed to destination: 
    DEC AXPVMS TCPIP V5.6-xx             DISK$ALPHASYS:[VMS$COMMON.] 
The following product will be removed from destination: 
    DEC AXPVMS TCPIP V5.1-15             DISK$ALPHASYS:[VMS$COMMON.] 
 
Portion done: 0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90% 

次のメッセージは,システムで以前のバージョンの TCP/IP Services がコンフィギュレーションされていた場合に限り表示されます。初めてインストレーションを行う場合には,製品の名前とバージョンを確認する同様のメッセージが表示されます。


 
%PCSI-I-PRCOUTPUT, output from subprocess follows ... 
% TCPIP-W-PCSI_INSTALL 
% - BG device exists. 
%   To use the version of HP TCP/IP Services that was just installed, 
%   system must be rebooted. 
% 
 
Portion done: 100% 
 
The following product has been installed: 
    DEC AXPVMS TCPIP V5.6-xx             Layered Product 
The following product has been removed: 
    DEC AXPVMS TCPIP V5.1-15             Layered Product 
 
DEC AXPVMS TCPIP V5.6-xx: HP TCP/IP Services for OpenVMS. 
 
    Check the release notes for current status of the product. 



2.3 インストレーション後の作業

インストレーションが完了したら,次の作業を行ってください。

  1. オプションとして,次の作業を実行することができます。

    • 『 HP TCP/IP Services for OpenVMS Release Notes 』に目を通してください(オンラインで,または印刷して読みます)。ファイルは SYS$HELP:TCPIP056_RELEASE_NOTES.PS または SYS$HELP:TCPIP056.RELEASE_NOTES です。

    • インストールされたTCP/IP Servicesファイルのリストを表示して,確認します。次のコマンドを入力します。


      $ PRODUCT LIST TCPIP /SOURCE=directory-path
      


      このコマンドで, directory-path には,TCP/IP Servicesのキットが入っているソース・デバイスのディスクおよびディレクトリ名を指定します (たとえば,/SOURCE=DKA400:[TCPIPAXP056])。ソース修飾子を指定しない場合,POLYCENTER Software Installation ユーティリティは,論理名 PCSI$SOURCE で定義された場所を検索します。論理名が定義されていない場合には,現在の省略時のディレクトリを検索します。

  2. システムで前のバージョンのTCP/IP Servicesがコンフィギュレーションされていて,ソフトウェアが以前に起動されたことがある場合は,システムをリブートして,新しい TCP/IP Services ソフトウェアを有効にします。

    重要

    前のバージョンのファイルは削除しないでください。TCPIP$CONFIGは,これらのファイルの多くを使用して,既存のコンフィギュレーションを新しいコンフィギュレーションに変換します( 第 3 章 で説明)。
    OpenVMS をブートする際,フル・ブートを実行してください。フル・ブート以外のブートを実行した場合,製品のコンフィギュレーション・プロシージャおよびスタートアップ・プロシージャ (TCPIP$CONFIG.COM および TCPIP$STARTUP.COM) が失敗します。

  3. 第 3 章 に進んで, TCP/IP Servicesのコンフィギュレーションを行います。

注意

以前のバージョンの TCP/IP Services では,TCPIPコマンド環境を確立するために,一旦SYSTEMアカウントからログアウトし,再度SYSTEMアカウントにログインする必要がありました。バージョン5.4の TCP/IP Services からは,再度ログインする必要はなくなりました。


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