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OpenVMS マニュアル


HP OpenVMS
システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル


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第 26 章
XA Gateway Control Program ユーティリティ (XGCP)



26.1 XGCP について

OpenVMS Alpha システムと OpenVMS I64 システムでは, XA Gateway Control Program ユーティリティ (XGCP) は, DECdtm XA Gateway との管理インタフェースを提供し, DECdtm XA Gateway で使用されるトランザクション・ログを作成します。また,XA Gateway サーバの停止と再起動にも使用できます。

DECdtm XA Gateway では, RMS Journaling または Oracle Rdb などの DECdtm 準拠のリソース・マネージャを XA 準拠のトランザクション・マネージャとともに使用できます。

26.2 XGCP のコマンド

次の表は XGCP コマンドの一覧です。

コマンド 説明
CREATE_LOG 新しい XA Gateway ログを作成する
EXIT XGCP を終了する
START_SERVER XA Gateway サーバを起動する
STOP_SERVER XA Gateway サーバを停止する



26.3 XGCP 使用法の要約




形式

RUN SYS$SYSTEM: XGCP




説明

XGCP を起動するには,DCL プロンプトに対して次のコマンドを入力します。


$ RUN SYS$SYSTEM:XGCP

XGCP から次のプロンプトが表示されるので,ここから XGCP コマンドを入力できます。


XGCP> 

XGCP を終了するには,XGCP プロンプトに対して EXIT コマンドを入力するか, Ctrl/Z を押します。



CREATE_LOG

新しい XA Gateway ログを作成します。 SYSPRV 特権,または SYS$JOURNAL ディレクトリに対する読み込みと書き込みのアクセスが必要です。



形式

CREATE_LOG /GATEWAY_NAME=名前 /SIZE=サイズ




パラメータ

なし。



修飾子



/GATEWAY_NAME=名前

この修飾子は必須です。 15 文字以内でゲートウェイ名を指定します。

SYS$JOURNAL:name.DDTM$XG_JOURNAL というファイル名のゲートウェイ・ログが作成されます。 XA アプリケーションを実行させる各ゲートウェイ名に対して別個のゲートウェイ・ログが作成されます。

/SIZE=サイズ

ログの初期サイズをブロック単位で指定します。この修飾子を省略した場合は,ログは初期サイズ 242 ブロックで作成されます。ログ・ファイルのサイズは必要に応じて自動的に拡張されます。




XGCP> CREATE_LOG/GATEWAY_NAME=MYLOG1/SIZE=150

SYS$JOURNAL:MYLOG1.DDTM$XG_JOURNAL というゲートウェイ・ログが作成されます。初期サイズは 150 ブロックです。



EXIT

XGCP を終了します。Ctrl/Z を押すことでも XGCP を終了できます。



形式

EXIT




パラメータ

なし。



修飾子



なし


START_SERVER

XA Gateway サーバを起動します。 IMPERSONATE 特権が必要です。



形式

START_SERVER




パラメータ

なし。



修飾子



なし




XGCP> START_SERVER

DCL コマンド・ファイル SYS$STARTUP:DDTM$XG_STARTUP.COM を実行し,このファイルが DDTM$XG_SERVER というサーバ・プロセスを起動します。



STOP_SERVER

DDTM$XG_SERVER という XA Gateway サーバ・プロセスを現在のノードで停止させます。

OPER,SYSPRV,および AUDIT 特権が必要です。




形式

STOP_SERVER




パラメータ

なし。



修飾子



なし




XGCP> STOP_SERVER

この例のコマンドは,ゲートウェイ・サーバ・プロセス DDTM$XG_SERVER を停止します。




付録 A
ACL エディタのキーパッド編集コマンド

省略時の設定では,ACL (アクセス制御リスト) エディタは,各ACE (アクセス制御エントリ) についてプロンプトを出力し,一部の ACE フィールドの値を提供します。ACE フィールドの操作は, FIELD や ITEM などのキーパッド・コマンドで行うことができます。

この付録では,ACL エディタに用意されているすべてのキーパッド編集コマンドについて,説明します。キー定義は, ACL エディタ・セクション・ファイル SYS$LIBRARY:ACLEDIT.TPU を変更し再コンパイルすることによって変更できます。詳細については, 付録 B を参照してください。ACL エディタのキーパッド・コマンドのヘルプ情報を表示するには,PF2 を押します。

A.1 ACL エディタのキーパッド・コマンド

図 A-1 は,LK201 キーボードにおける省略時の ACL エディタ・キーパッド・コマンドを示しています。 VT100 シリーズ・ターミナルの数字キーパッドも,この図のキーボードと同じです。ただし,VT100 には,補助編集キーパッド (キー E1 〜 E6) がありません。

図 A-1 LK201 シリーズ・キーボードのキーパッド


表 A-1 は,ACL エディタで使用できるキーパッド・コマンドの一覧です。KPn は, n という数字が付いたキーパッド・キーです。たとえば,KP4 は,4 の数字が付いたキーパッド・キーを指します。

表 A-1 ACL エディタのキーパッド・コマンド
コマンド キーまたは
キー・シーケンス
説明
ADVANCE KP4 FIND,FNDNXT,MOVE SCREEN,OVER ACE,WORD の現在の方向を設定する。ACL の終わりに向かって進める。
ADV FIELD GOLD-KP7 現在の ACE フィールドを終了し,次の ACE フィールドにカーソルを移動する。
BACKUP KP5 FIND,FNDNXT,MOVE SCREEN,OVER ACE,WORD のキーの現在の方向を逆転する。ACL の始めに向かって進める。
BOTTOM GOLD-KP4 最後の ACE の最後の行の後にカーソルを位置づける。追加したエントリは,すべて ACL の終わりに格納される。
DEL ACE PF4 カーソルが位置している ACE 全体を削除し,削除 ACE バッファに格納する。
DEL C コンマ カーソルが位置している文字を削除し,削除文字バッファに格納する。
DEL EOL GOLD-KP2 現在のカーソル位置から行の末尾までのテキストを削除し,削除行バッファに格納する。
DEL W マイナス 現在のカーソル位置から次のワードの先頭までのテキストを削除し,削除ワード・バッファに格納する。
ENTER Enter 現在の ACE が終了したことを示す。 ACL エディタは挿入を終了し,ACE の構文が正しいことをチェックする。 ACE 内にカーソルが位置しているとき,Enter キーを押すことができる。 Return キーを押しても,効果は同じである。
EOL KP2 現在の行の末尾にカーソルを移動する。
FIELD KP7 現在の ACE フィールドを終了して次の ACE フィールドまたはサブフィールドにカーソルを移動し,適宜テキストを挿入する。プロンプト・モードでない場合, ACL エディタは現在の ACE の中の次のフィールドに移動する。
FIND GOLD-PF3 文字列のオカレンスを検索する。 FIND キーを押し,メイン・キーボードから文字列を入力する。現在の方向で文字列を検索する場合は ENTER キーを押し,検索方向を変更する場合は ADVANCE キーまたは BACKUP キーを押す。
FNDNXT PF3 FIND キーで入力されている文字列の次のオカレンスを現在の方向で検索する。
GOLD PF1 直後に押すキーの代替機能 (キーパッド図に示されている下側の機能) を指定する。
HELP PF2 編集キーパッドの使用方法に関する情報を表示する。
HELP FMT GOLD-PF2 ACE 形式に関する情報を表示する。
INSERT GOLD-KP0 現在の行のすべてのテキストを 1 行下に移動し,ACE を挿入するためのブランク行 1 行を残す。
ITEM ピリオド 現在の ACE フィールドにおける次の項目を選択する。プロンプト・モードでない場合,このキーは無視される。
MOVE SCREEN KP8 カーソルを現在の方向で 1 画面移動する。 ADVANCE または BACKUP を参照。1 画面は,表示される行数の 3 分の 2 に相当する。
OVER ACE KP0 ADVANCE が方向に設定されている場合,次の ACE の先頭にカーソルを移動し,BACKUP が方向に設定されている場合,直前の ACE の先頭にカーソルを移動する。
TOP GOLD-KP5 アクセス制御リストの最初の ACE の先頭文字に,カーソル位置を移動する。
UND ACE GOLD-PF4 現在カーソルが位置している ACE の前に,削除 ACE バッファの内容を挿入する。
UND C GOLD-コンマ 削除文字バッファの内容を,カーソルの前に直接挿入する。
UND W GOLD-ハイフン 削除ワード・バッファの内容を,カーソルの前に直接挿入する。
WORD KP1 ADVANCE が方向に設定されている場合,カーソルを 1 ワード前方に移動し,BACKUP が方向に設定されている場合,カーソルを 1 ワード後方に移動する。



A.2 その他の ACL 編集キーとキー・シーケンス

ACL エディタでは,キーパッド編集だけではなく,他のキーボード・キーやキー・シーケンスを利用して編集機能を実行することができます。それらの編集キーとキー・シーケンスを, 表 A-2 に示します。括弧内のキーは,LK201 シリーズのキーボードにおけるキーです。

表 A-2 その他の ACL 編集キーとキー・シーケンス
キーまたはシーケンス キーまたはシーケンスを押したときの動作
1 行下の文字にカーソルを直接移動する。カーソルが位置している ACE が新しい ACE である場合, ACL エディタは,カーソルを移動する前にこの ACE を処理する。エントリが不完全であるか形式がまちがっている場合はエラーとなり,カーソルは移動しない。
1 文字左にカーソルを移動する。左マージンにカーソルが位置している場合,1 行上の右端の文字にカーソルを移動する。
1 文字右にカーソルを移動する。右マージンにカーソルが位置している場合,1 行下の左端の文字にカーソルを移動する。
1 行上の文字にカーソルを直接移動する。カーソルが位置している ACE が新しい ACE である場合, ACL エディタは,カーソルを移動する前にこの ACE を処理する。エントリが不完全であるか形式がまちがっている場合はエラーとなり,カーソルは移動しない。
GOLD--← 表示ウィンドウ内のテキストを 8 文字左に移行する。
GOLD--→ 表示ウィンドウ内のテキストを 8 文字右に移行する。
バックスペース (F12) 現在の行の先頭にカーソルを移動する。
Ctrl/A 挿入モードから上書きモードに,または上書きモードから挿入モードに,現在のモードを変更する。省略時のモードである挿入モードでは,現在の文字の左に文字を挿入する。上書きモードでは,現在の文字が置換される。
Ctrl/D TPU コマンドを 1 つ実行する。
Ctrl/H 行の先頭にカーソルを移動する。バックスペース・キーと同じ機能である。
Ctrl/J カーソルからワードの先頭までのテキストを削除する。Linefeed キーと同じ機能である。
Ctrl/R 画面表示をリフレッシュする。画面をクリアして再描画する。編集している ACL の一部ではない,外部からの文字やメッセージが表示されている場合,それらをすべて削除する。Ctrl/W と同じ機能である。
GOLD-Ctrl/R ACL エディタを始動する前の状態に ACL を戻す。GOLD-Ctrl/W と同じ機能である。
Ctrl/U カーソルから行の先頭までのテキストを削除する。
GOLD-Ctrl/U 削除行バッファの内容を,現在の位置の行に挿入する。行は自動的にラップする場合がある。
Ctrl/W Ctrl/R を参照。
GOLD-Ctrl/W GOLD Ctrl/R を参照。
Ctrl/Z 編集セッションを終了し,ACL を更新する。原則として,回復ファイルとジャーナル・ファイルは,すべて削除される。
GOLD-Ctrl/Z ACL に行った変更内容をセーブしないまま編集セッションを終了する。原則として,回復ファイルとジャーナル・ファイルは,すべて削除される。
Delete (< X|) カーソルの左の文字を削除する。
Linefeed (F13) カーソルからワードの先頭までのテキストを削除する。カーソルがワードの先頭文字に位置している場合,直前のワードの先頭まで削除する。
Tab カーソルの右にあるテキストを次のタブ・ストップまで移動する。



A.3 補助キーパッドの ACL 編集キー(LK201 シリーズ ・ キーボード)

LK201 シリーズ・キーボードの補助キーパッドを使用すれば, 1 つの ACL 内のある部分から別の部分にテキストの一部を移動することができます。ただし,Insert Here,Remove,Select などの補助編集キーでは,省略時には許可されない PASTE バッファが必要です。現在の編集セッションで PASTE バッファを許可する方法は,次のとおりです。

  1. Ctrl/D を押す。

  2. プロンプト TPU command: に対し,次の文を入力する。


    TPU command: ACLEDIT$X_PASTE_BUFFER:=1
    

  3. もう一度 Ctrl/D を押し,次の文を入力する。


    TPU command: ACLEDIT$X_CHECK_MODIFY:=0
    


    ACLEDIT$X_CHECK_MODIFY 変数の値に 0 を設定すると,変更可能な ACE が存在するかどうかを ACL はチェックしません。この PASTE のサポートと変更可能 ACE のチェックという 2 つの機能は,互いに互換性がありません。

すべての ACL 編集セッションに対して PASTE バッファを許可するには, ACL エディタ・セクション・ファイルの ACLEDIT$X_PASTE_BUFFER と ACLEDIT$X_CHECK_MODIFY の変数値を変更し,このファイルを再コンパイルします。 付録 B を参照してください。

表 A-3 は,ACL エディタで使用できる補助キーパッド・キーの一覧です。

表 A-3 補助キーパッドの ACL 編集キー
キーまたは
キー・シーケンス
説明
Find FIND 動作の最初のステップとして,プロンプト Search for: を出力する。このプロンプトに対して検索文字列を入力し,Do キーまたは Enter キーを押すと,検索処理が開始する。キーパッド・コマンド FIND と同じ機能である。
Insert Here ACE を挿入する場所を指示する。 PASTE バッファのサポートが許可されている場合,選択した PASTE バッファ内テキストを挿入する行を指示する。
Remove 選択したテキストを PASTE バッファに移動する。Remove キーを押すたびに,ACL エディタは PASTE バッファの以前の内容を削除する。
GOLD-Remove (COPY) 選択したテキストを PASTE バッファにコピーする。COPY コマンドを実行するたびに,ACL エディタは PASTE バッファの以前の内容を削除する。
Select PASTE バッファに移動またはコピーするテキストの先頭にカーソルを移動し,Select キーを押し,テキスト末尾にカーソルを移動する。Remove または GOLD-Remove (COPY) を押すと,移動またはコピーの動作が終了する。
Prev Screen 直前の画面にカーソルを移動する。省略時の画面は,表示行数の 3 分の 2 に相当する。
Next Screen 1 画面前方にカーソルを移動する。省略時の画面は,表示行数の 3 分の 2 に相当する。


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