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OpenVMS マニュアル


HP OpenVMS
システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル


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このコマンドは,DCL の DIRECTORY コマンドを実行し,サイト別スタートアップ・ファイルがディレクトリに存在するかどうかを調べています。DIRECTORY コマンドが終了すると,制御は親プロセスに戻ります。

#2

SYSMAN> SPAWN
$ EDIT SITE$STARTUP.COM
   .
   .
   .
$ LOGOUT
Process SYSTEM_1 logged out at 28-JUN-2002 10:05:17.24 
SYSMAN>
 

この例は,SYSMAN から離れてファイルを編集しています。LOGOUT コマンドによって,SYSMAN に戻ります。

#3

SYSMAN> SPAWN /NOLOGICAL_NAMES SET HOST
_Node: NODE21
   .
   .
   .
$ LOGOUT
%REM-S-END, control returned to node _NODE22:: 
 
SPAWN>
 

この例は,SPAWN コマンドを使用してサブプロセスを作成し,このサブプロセスで SET HOST コマンドを実行しています。NODE21 から出るには,LOGOUT を実行します。 /NOLOGICAL_NAMES 修飾子が指定されているので,親プロセスの論理名はサブプロセスに使用されません。



STARTUP ADD

スタートアップ・データベースに構成要素を追加します。

スタートアップ・データベースに対する読み込みアクセス権 (R) と書き込みアクセス権 (W) が必要です。




形式

STARTUP ADD FILE ファイル指定




パラメータ



FILE

スタートアップ・データベースに構成要素を追加します。省略時の設定では,STARTUP$STARTUP_LAYERED が変更されます。

ファイル指定

スタートアップ・データベースに追加するファイルを指定します。スタートアップ・データベースの構成要素は, .COM または .EXE のファイル・タイプを持っており,かつ SYS$STARTUP に常駐している必要があります。



修飾子



/CONFIRM



/NOCONFIRM (省略時の設定)

スタートアップ・データベースに追加する前に各ファイルのファイル指定を表示するかどうか,また,追加の確認を行うかどうかを制御します。 /CONFIRM を指定した場合,プロンプトに対して Y (Yes) または T (True) と入力して Return を押さなければ,ファイルは追加されません。 N や NO など,他の文字を入力した場合,指定ファイルは追加されません。

/LOG



/NOLOG (省略時の設定)

指定ファイルを追加した後に,そのファイル指定を表示するかどうかを制御します。

/MODE=モード

ファイルの実行モードを指定します。モードの種類は,『OpenVMS システム管理者マニュアル』に記述された DIRECT,SPAWN,BATCH,ANY です。

/NODE=(ノード1,ノード2,...,ノードn)

スタートアップ時にファイルを実行する,クラスタ内のノードを指定します。省略時の設定では,クラスタ内のすべてのノードでスタートアップ・ファイルが実行されます。

/PARAMETER=(P1:引数1,P2:引数2,...,P8:引数8)

スタートアップ時にファイルに渡すパラメータを指定します。指定しなかったパラメータに対しては,システム・パラメータ STARTUP_Pn よって定義される省略時のパラメータが渡されます。STARTUP_Pnが空白の場合には,"FULL"がパラメータ1 (P1) として使用され,STARTUP.COMはこのパラメータを各スタートアップ・コンポーネント・ファイルに渡します。空白のP1パラメータを特定のコンポーネント・ファイルに渡す場合には,次のコマンドを使用してください。


SYSMAN> STARTUP MODIFY FILE component.com/PARAM=P1:""



/PHASE=フェーズ名

ファイルを実行するときのスタートアップにおけるフェーズを指定します。LPBEGIN,LPMAIN,LPBETA,END のフェーズを指定できます。省略時の値は,LPMAIN です。



説明

STARTUP ADD コマンドは,スタートアップ・データベースに構成要素を追加します。構成要素とは,実際にスタートアップを行うコマンド・プロシージャや実行可能ファイルです。オペレーティング・システム,サイト別プログラム,レイヤード製品を,これらのファイルが始動します。スタートアップ・データベース構成要素は, STARTUP$STARTUP_VMS と STARTUP$STARTUP_LAYERED に格納されています。

通常,1 つのスタートアップ・データベースを 1 つのOpenVMS Clusterで使用するので,1 つのクラスタまたはクラスタ内の 1 つのノードとして SYSMAN 環境を定義することができます。





SYSMAN> STARTUP ADD FILE /MODE=DIRECT /PHASE=LPMAIN -
_SYSMAN> DECSET$ENVMGR_STARTUP.COM 

このコマンドは,DECset 環境マネージャ・ソフトウェアを起動するスタートアップ・データベースにレコードを追加します。



STARTUP DISABLE

スタートアップ・データベースに格納されているファイルの実行を禁止します。

スタートアップ・データベースへの読み込みアクセス権 (R) と書き込みアクセス権 (W) が必要です。




形式

STARTUP DISABLE FILE ファイル指定




パラメータ



FILE

スタートアップ・データベースの構成要素を禁止します。省略時の設定では,SYSMAN が STARTUP$STARTUP_LAYERED を変更します。

ファイル指定

スタートアップ・データベース構成要素の名前を指定します。スタートアップ・ファイルは,SYS$STARTUP に格納し,ファイル・タイプは .COM または .EXE とします。ワイルドカード文字のアスタリスク ( * ) とパーセント ( % ) を使用できます。



修飾子



/CONFIRM



/NOCONFIRM (省略時の設定)

各ファイルを禁止する前にそのファイル指定を表示するかどうか,また禁止確認プロンプトを出力するかどうかを制御します。 /CONFIRM を指定した場合,Y (Yes) または T (True) を入力して Return を押さなければ,ファイルは禁止されません。 N や NO などの他の文字を入力した場合,ファイルは禁止されません。

/LOG



/NOLOG (省略時の設定)

各ファイルを禁止した後,そのファイル指定を表示するかどうかを制御します。

/NODE=(ノード1,ノード2,...,ノードn)

スタートアップ時にファイルを実行しない,クラスタ内のノードを指定します。省略時の設定では,クラスタ内のすべてのノードでスタートアップ・ファイルが禁止されます。

/PHASE=フェーズ名

指定ファイルが実行されるときのシステム・スタートアップ・フェーズを指定します。 LPBEGIN,LPMAIN,LPBETA,END のフェーズを指定できます。省略時の値は LPMAIN です。



説明

STARTUP DISABLE コマンドは,スタートアップ・データベースに格納されているファイルの実行を禁止します。スタート・データベース内のレコードを編集し,一時的にファイルを禁止します。




SYSMAN> STARTUP DISABLE FILE /NODE=NODE21 DECSET$ENVMGR_STARTUP.COM 

このコマンドは,DECset 環境マネージャが NODE21 にインストールされないように,スタートアップ・データベースを変更します。



STARTUP ENABLE

スタートアップ・データベースの中の禁止されていたファイルの実行を可能にします。

スタートアップ・データベースへの読み込みアクセス権 (R) と書き込みアクセス権 (W) が必要です。




形式

STARTUP ENABLE FILE ファイル指定




パラメータ



FILE

スタートアップ・データベースの構成要素を使用可能にします。省略時の設定では,SYSMAN が STARTUP$STARTUP_LAYERED を変更します。

ファイル指定

使用可能にするスタートアップ・ファイルの名前を指定します。ワイルドカード文字を使用できます。



修飾子



/CONFIRM



/NOCONFIRM (省略時の設定)

各ファイルを使用可能にする前にそのファイル指定を表示するかどうか,また使用可能にする確認プロンプトを出力するかどうかを制御します。 /CONFIRM を指定した場合,Y (Yes) または T (True) を入力して Return を押さなければ,ファイルは使用可能になりません。 N や NO などの他の文字を入力した場合,ファイルは許可されません。

/LOG



/NOLOG (省略時の設定)

各ファイルを使用可能にした後,そのファイル指定を表示するかどうかを制御します。

/NODE=(ノード1,ノード2,...,ノードn)

クラスタ内で,ファイルを使用可能にするノードを指定します。省略時の設定では,クラスタ内のすべてのノードでスタートアップ・ファイルが使用可能になります。

/PHASE=フェーズ名

指定ファイルが実行されるときのシステム・スタートアップ・フェーズを指定します。 LPBEGIN,LPMAIN,LPBETA,END のフェーズを指定できます。省略時の値は LPMAIN です。



説明

STARTUP ENABLE コマンドは,禁止されていたファイルをスタートアップ時に実行することを許可します。




SYSMAN> STARTUP ENABLE FILE /NODE=NODE22 DECSET$ENVMGR_STARTUP.COM 

このコマンドはスタートアップ・データベースを変更します。 NODE22 には,スタートアップ時に DECSET 環境マネージャがインストールされます。



STARTUP MODIFY

スタートアップ・データベース内のファイルに関係する情報を変更します。

スタートアップ・データベースへの読み込みアクセス権 (R) と書き込みアクセス権 (W) が必要です。




形式

STARTUP MODIFY FILE ファイル指定




パラメータ



FILE

スタートアップ・データベース内のレコードを変更します。省略時の設定では,SYSMAN が STARTUP$STARTUP_LAYERED を変更します。

ファイル指定

変更するスタートアップ・ファイルを選択します。ワイルドカード文字を使用できます。



修飾子



/CONFIRM



/NOCONFIRM (省略時の設定)

スタートアップ・データ・ファイルに格納されているスタートアップ特性を変更する前に各ファイルのファイル指定を表示するかどうか,また変更確認プロンプトを出力するかどうかを制御します。 /CONFIRM を指定した場合,Y (Yes) または T (True) を入力して Return を押さなければ,ファイルは変更されません。 N や NO などの他の文字を入力した場合,ファイルは変更されません。

/LOG



/NOLOG (省略時の設定)

各ファイルのスタートアップ特性を変更した後,そのファイル指定を表示するかどうかを制御します。

/MODE=モード

スタートアップ・ファイルの実行モードを変更します。『OpenVMS システム管理者マニュアル』に記述された DIRECT,SPAWN,BATCH,ANY のモードを指定できます。

/NAME=ファイル指定

スタートアップ・ファイルの名前を変更します。スタートアップ・ファイルは,SYS$STARTUP に格納します。

/PARAMETER=(P1:引数1,P2:引数2,...,P8:引数8)

スタートアップ時にファイルに渡されるパラメータを変更します。パラメータを指定しなかった場合には,システム・パラメータ STARTUP_Pn によって定義される省略時のパラメータが渡されます。 STARTUP_Pnが空白の場合には,"FULL"がパラメータ1 (P1)として使用され, STARTUP.COMはこのパラメータを各スタートアップ・コンポーネント・ファイルに渡します。空白のP1パラメータを特定のコンポーネント・ファイルに渡す場合には,次のコマンドを使用してください。


SYSMAN> STARTUP MODIFY FILE component.com/PARAM=P1:""



/PHASE=フェーズ名

変更対象のスタートアップ・ファイルを,実行フェーズで指定します。 LPBEGIN,LPMAIN,LPBETA,END のフェーズを指定できます。省略時の値は LPMAIN です。



説明

STARTUP MODIFY コマンドは,スタートアップ・データベースの構成要素に関するスタートアップ情報を編集します。たとえば,ファイルをリネームしたり,スタートアップ時にファイルに渡すパラメータを変更したりできます。フェーズ指定を利用すれば,複数のファイルを選択できます。




SYSMAN> STARTUP MODIFY FILE DECSET$ENVMGR_STARTUP.COM - 
_SYSMAN> /PARAM=(P3:TRUE,P4:FALSE) /CONFIRM 

このコマンドは,コマンド・プロシージャ DECSET$ENVMGR_STARTUP.COM の 2 つのスタートアップ・パラメータを変更します。



STARTUP REMOVE

スタートアップ・データベース内のレコードを削除し,指定のスタートアップ・ファイルをスタートアップ時に実行しないようにします。

スタートアップ・データベースへの読み込みアクセス権 (R) と書き込みアクセス権 (W) が必要です。




形式

STARTUP REMOVE FILE ファイル指定




パラメータ



FILE

スタートアップ・データベース内から構成要素を削除します。省略時の設定では,SYSMAN が STARTUP$STARTUP_LAYERED を変更します。

ファイル指定

削除するスタートアップ・ファイルを選択します。ワイルドカード文字を使用できます。



修飾子



/CONFIRM



/NOCONFIRM (省略時の設定)

各ファイルのレコードを削除する前にそのファイル指定を表示するかどうか,また削除確認プロンプトを出力するかどうかを制御します。 /CONFIRM を指定した場合,Y (Yes) または T (True) を入力して Return を押さなければ,ファイルは削除されません。 N や NO などの他の文字を入力した場合,ファイルは削除されません。

/LOG



/NOLOG (省略時の設定)

各ファイルのスタートアップ特性を削除した後,そのファイル指定を表示するかどうかを制御します。

/PHASE=フェーズ名

ファイルを削除するスタートアップ・フェーズを指定します。 LPBEGIN,LPMAIN,LPBETA,END のフェーズを指定できます。




SYSMAN> STARTUP REMOVE FILE DECSET$ENVMGR_STARTUP.COM /LOG 

このコマンドは,スタートアップ・データベースからファイル DECSET$ENVMGR_STARTUP.COM を取り出します。



STARTUP SET DATABASE

現在のスタートアップ・データベースを設定します。



形式

STARTUP SET DATABASE データベース




パラメータ



データベース

設定するデータベースの名前を指定します。省略時のデータベース名は,STARTUP$STARTUP_LAYERED です。第 2 のデータベース STARTUP$STARTUP_VMS は,その内容を見ることはできますが,変更はしないようにしてください。



修飾子



なし




SYSMAN> STARTUP SET DATABASE STARTUP$STARTUP_LAYERED 
%SYSMAN-I-NEWCOMPFIL, current component file is now STARTUP$STARTUP_LAYERED 
SYSMAN> STARTUP SHOW FILE 
%SYSMAN-I-COMPFIL, contents of component database on node LUCERN
Phase    Mode    File            
-----    ----    ---------------------------  
LPBEGIN  DIRECT  VMS$LPBEGIN_070_STARTUP.COM
LPMAIN   DIRECT  FOR$LPMAIN_070_STARTUP.COM
 

このコマンドは,レイヤード・プロダクト・データベースを設定し,表示できるようにしています。



STARTUP SET OPTIONS

スタートアップ時にクラスタ内の 1 つ以上のノードの情報のログと表示を制御します。

ディスクの現在のシステム・パラメータ・ファイルに対して読み込み(R)アクセス権と書き込み(W)アクセス権が必要です。このファイルは,VAX システムの場合は SYS$SYSTEM:VAXVMSSYS.PAR, Alpha システムの場合は SYS$SYSTEM:ALPHAVMSSYS.PAR, I64 システムの場合は SYS$SYSTEM:IA64VMSSYS.PAR です。




形式

STARTUP SET OPTIONS




パラメータ



なし



修飾子



/CHECKPOINTING



/NOCHECKPOINTING

各スタートアップ・フェーズとコンポーネント・プロシージャの時刻および状態を示す情報メッセージを表示します。

/OUTPUT=CHECKPOINTING に対応するシステム・パラメータ STARTUP_P2 の値は "C" です。

/OUTPUT=FILE,CONSOLE

/VERIFY修飾子を使用して作成された出力をファイルまたはシステム・コンソールに送ります。FILEオプションを選択した場合には,SYS$SPECIFIC:[SYSEXE]STARTUP.LOGが作成されます。

/OUTPUT=FILE に対応するシステム・パラメータ STARTUP_P2 の値は "D" です。

/VERIFY=FULL,PARTIAL



/NOVERIFY

スタートアップ・プロシージャを実行時に表示します。この修飾子はSYSGENのシステム・パラメータ STARTUP_P2 を定義し,選択したオプションに応じて適切な値を割り当てます (/VERIFY の後ろに値が何も付かないものは, /VERIFY=full と同じになります)。

次の表は /VERIFY のオプションの一覧です。

説明
FULL スタートアップ・コンポーネント・プロシージャとSTARTUP.COMが実行する各DCL行を表示する。

このオプションに対応するシステム・パラメータ STARTUP_P2 の値は "V" である。

PARTIAL スタートアップ・コンポーネント・プロシージャが実行する各DCL行を表示するが,STARTUP.COMが実行するDCLは表示しない。

このオプションに対応するシステム・パラメータ STARTUP_P2 の値は "P" である。

重要

SYSMAN STARTUP OPTIONS で変更したすべての STARTUP_P2 パラメータは,AUTOGEN コマンド・プロシージャによって上書きされます。SYSMAN を使ってパラメータに加えた変更を保存したい場合は,『OpenVMS システム管理者マニュアル』の説明に従って, SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DAT ファイルを編集してください。




説明

STARTUP SET OPTIONSコマンドを使用すれば,スタートアップ時にロギング(記録)とチェックポイントを制御できます。(完全にまたは部分的に)記録される情報の量を制御でき,情報をどこに表示するか(ファイルまたはコンソール)も制御できます。また,スタートアップ時に各フェーズの時刻と状態を示す情報メッセージを表示するために,チェックポイントを選択することもできます。

省略時のオプションは,/NOCHECKPOINTING,/OUTPUT=CONSOLE,および /NOVERIFY です。

SYSMANでは,ターゲット環境を定義できるため,スタートアップ・ロギングはローカル・ノード,クラスタ,クラスタ内のノードの一部に対して実行できます。詳しくは SET ENVIRONMENT コマンドを参照してください。





SYSMAN> STARTUP SET OPTIONS/VERIFY=FULL/OUTPUT=FILE/CHECKPOINTING

この例では,完全なチェックを実行するためにスタートアップ・ロギングを要求し,結果をSYS$SPECIFIC:[SYSEXE]STARTUP.LOGに出力し,チェックポイントも要求します。システム・パラメータ STARTUP_P2 の対応する値は "VDC" です。


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