日本-日本語

製品  >  ソフトウェア  >  OpenVMS  >  マニュアル >  V8.3ライブラリ

OpenVMS マニュアル


HP OpenVMS
システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル


前へ 次へ 目次 索引


  1. インストールされてからの既知ファイル・エントリにノードがアクセスした回数。

  2. 最初の数字は,既知ファイルの同時アクセスの現在回数です。次の数字は,ファイルがインストールされてからの最大同時アクセス回数です。この数字が表示されるのは,イメージを /OPEN 修飾子でインストールした場合だけです。

  3. 既知ファイルに作成されたグローバル・セクションの数。この数字が表示されるのは,イメージを /SHARED 修飾子でインストールした場合だけです。

  4. 特権マスク。特権マスクが表示されるのは,イメージに特権を付けてインストールした場合だけです。

#4

INSTALL> LIST/GLOBAL

この例のコマンドは,共用イメージのすべてのグローバル・セクションを表示します。特定のイメージに対して INSTALLによって作成されたグローバル・セクション (接頭辞は INS$) は,そのイメージの名前の後にリストされます。


                      System Global Sections (1)
 
              
DSA1000:<SYS2.SYSCOMMON.SYSLIB>SLS$USSSHR.EXE (2)
 INS$86D9BFB0_003 (3) (14000001) (4)       PRM SYS (5)   Pagcnt/Refcnt=1/1 (6)
 INS$86D9BFB0_002    (14000001)          PRM SYS      Pagcnt/Refcnt=3/3 
 INS$86D9BFB0_001    (14000001)          PRM SYS      Pagcnt/Refcnt=1/1 
   .
   .
   .
RMS$87A63B00         (00000000) WRT DZRO TMP SYS      Pagcnt/Refcnt=74/74 
   .
   .
   .
 671 Global Sections Used, 102138/22862  Global Pages Used/Unused (7)
 

  1. メモリのグローバル・セクションの表示

  2. 後に続くグローバル・セクションが INSTALLによって作成されたイメージの名前。

  3. グローバル・セクションの名前。接頭辞は,セクションの作成者を示します。たとえば,接頭辞が INS の場合は,グローバル・セクションが INSTALLによって作成されたことを示します。数値はセクションのアドレスです。

  4. グローバル・セクションのバージョン番号 (16 進数)。共用可能イメージの場合,上位バイト (CRFSHR_003 の 01) は,リンク時にプログラマが判断するメジャー識別子であり,下位バイト (CRFSHR_003 の 0003E8) はマイナー識別子です。実行可能イメージの場合は,システムが判断する既知の固有の値です。

  5. グローバル・セクションの属性。

    DZRO グローバル・セクションはデマンド・ゼロ。
    GRP グループ番号とともに,グループ全体のセクションを示す。これはINSTALL以外のプログラムによって作成される。
    PRM グローバル・セクションは永久的。
    SYS グローバル・セクションはシステム単位。
    TMP 一時グローバル・セクションを示す。これはINSTALL以外のプログラムによって作成される。
    WRT グローバル・セクションは書き込み可能。

  6. セクションのページ数 (VAX) またはページレット数 (Alpha および I64) と,このグローバル・セクションに現在マッピングされているページ・テーブル・エントリの数。グローバル・セクションのマッピングの詳細については,『HP OpenVMS Programming Concepts Manual』を参照。

  7. 作成されたグローバル・セクションの数,使用中のグローバル・ページ数,ローカル・メモリで未使用のグローバル・ページ数。算術演算では丸めが行われるため,作成されたグローバル・セクションの数は SYSGEN の GBLSECTIONS パラメータより大きくなることがあります。システム・ヘッダのサイズを計算する場合には,GBLSECTIONS パラメータと SYSMWCNT パラメータの値をプロセス・ヘッダの固定部のサイズに加算します。その結果を次のページ境界に切り上げます。2 つの SYSGEN パラメータの値と,すべてのグローバル・セクションを作成するために INSTALL を実行する前に行ったシステム・ページングの量に応じて,この切り上げ処理によってグローバル・セクション・テーブルの領域が拡大することがあります。

#5

INSTALL> LIST/GLOBAL/FULL

共用イメージのグローバル・セクション・リストを表示しています。/FULL 修飾子により,所有者と保護コードも表示されます。


 
  System Global Sections 
NM_MAILSHR_003 (741A6919)              PRM SYS        Pagcnt/Refcnt=10/0 
NM_MAILSHR_002 (741A6919)              PRM SYS        Pagcnt/Refcnt=1/0 
NM_MAILSHR_001 (741A6919)              PRM SYS        Pagcnt/Refcnt=11/0 
               Owner:       [1,4] (1)
               Protection:  S:RWED,O:RWED,G:RWED,W:RE (2)
. 
. 
. 

  1. グローバル・セクションの所有者 UIC

  2. イメージに許可されるアクセスのタイプ



PURGE

/NOPURGE 修飾子を指定しないでインストールしたイメージの既知ファイル・エントリをすべて削除します。

CMKRNL特権が必要です。また,システム・グローバル・セクションを作成するためにSYSGBL特権が,パーマネント・グローバル・セクションを作成するために PRMGBL特権が必要です。




形式

PURGE




パラメータ



なし



説明

PURGE コマンドは,/NOPURGE 修飾子を指定しないでインストールしたイメージの既知ファイル・エントリをすべて削除します。

PURGE コマンドを入力した時点でグローバル・セクションにアクセスしているプロセスがある場合,グローバル・セクションはそのプロセスが終了するまで削除されません。ただし,PURGE コマンドが入力されると同時にグローバル・セクションが削除対象としてマークされるため,PURGE コマンド入力後,他のプロセスは削除対象のグローバル・セクションにアクセスできません。





INSTALL> PURGE

/NOPURGE 修飾子を指定してインストールしたイメージ以外のイメージを,すべて削除しています。イメージ・ファイルには影響しません。書き込み可能グローバル・セクションは,削除されると同時に,既知イメージとしてディスクに書き込まれます。



REMOVE

既知イメージを削除します。 REMOVE コマンドは,DELETE コマンドと同じです。

CMKRNL特権が必要です。また,システム・グローバル・セクションを作成するためにSYSGBL特権が,パーマネント・グローバル・セクションを作成するために PRMGBL特権が必要です。




形式

REMOVE ファイル指定




パラメータ



ファイル指定

既知イメージのファイル指定を示します。



説明

REMOVE コマンドは,既知ファイル・リストからエントリを削除します。既知ファイル・リストに格納されているイメージのエントリが削除され,そのイメージのグローバル・セクションが作成されている場合はそれも削除されます。イメージ・ファイルには影響しません。書き込み可能なグローバル・セクションは,削除されると同時に,既知イメージとしてディスクに書き込まれます。

REMOVE コマンドを入力した時点でグローバル・セクションにアクセスしているプロセスがある場合,グローバル・セクションはそのプロセスが終了するまで削除されません。ただし,REMOVE コマンドが入力されると同時にグローバル・セクションが削除対象としてマークされるため,REMOVE コマンド入力後,他のプロセスは削除対象のグローバル・セクションにアクセスできません。





INSTALL> REMOVE GRPCOMM

既知イメージ GRPCOMM のエントリを既知イメージ・ファイル・リストから削除しています。



REPLACE

既知イメージ・エントリを,イメージの別のバージョン,または変更された属性を持つイメージに置き換えます。

CMKRNL特権が必要です。また,システム・グローバル・セクションを作成するために SYSGBL特権が,パーマネント・グローバル・セクションを作成するためにPRMGBL特権が必要です。




形式

REPLACE ファイル指定




パラメータ



ファイル指定

既知イメージとしてインストールしたイメージのファイルを指定します。



説明

REPLACEコマンドは,既知ファイルを最新の,または指定されたディレクトリに含まれる指定されたバージョンに置き換えます。ファイル指定パラメータで検索リストが指定された場合には,別のディレクトリの中の指定されたバージョンに置き換えます。

REPLACE コマンドにより,現在インストールされているイメージの属性を変更できます。REPLACE コマンドでは,新しい修飾子を指定することもできます。また,CREATE コマンドやADD コマンドでイメージをインストールしたときに設定した修飾子の値を変更することもできます。修飾子を指定しない場合,新しいイメージの属性は古いイメージと同じとなります。 REPLACE コマンドがインストールされたイメージ・ファイルを変更しないだけでなく,その属性も変更しない場合, REPLACEコマンドによりグローバル・セクションの共用が続行されます。

REPLACE コマンドを入力した時点でグローバル・セクションにアクセスしているプロセスがある場合,グローバル・セクションはそのプロセスが終了するまで削除されません。ただし,REPLACE コマンドが入力されると同時にグローバル・セクションが削除対象としてマークされるため,REPLACE コマンド入力後,他のプロセスは削除対象のグローバル・セクションにアクセスできません。




修飾子



/ACCOUNTING



/NOACCOUNTING (省略時の設定)

DCLのSET ACCOUNTING/DISABLE=IMAGEコマンドを使用して,ローカル・ノードでイメージ会計処理が禁止されている場合でも,選択したイメージのイメージ・レベルの会計処理を許可します。イメージ会計処理がローカル・ノードで許可された場合には,すべてのイメージが記録され,/NOACCOUNTING修飾子は効果がありません。

/ARB_SUPPORT=キーワード

Alpha システムと I64 システムでは,このインストールされたイメージがシステム・パラメータ ARB_SUPPORT を無効にします。

次の表は,/ARB_SUPPORT 修飾子で使用できるキーワードの一覧です。

キーワード 動作
None 使用されなくなったカーネル・データ・セルは,システムで保守されない。フィールドはプロセス生成時にゼロに初期化されるか,または,有効でないポインタに設定される。
Clear 使用されなくなったカーネル・データ・セルは,コードが後方互換性用の値を設定しているときに,クリアされるか,または,有効でないポインタに設定される。
Read-only 使用されなくなったセルは, $PERSONA_ASSUME が発行されたときに,現在の PSB (Persona Security Block) に格納された対応するセキュリティ情報によって更新される。
Full (省略時の設定) セキュリティ関連の操作が行われると,データは,使用されなくなったセルから現在アクティブな PSB に移される。

使用されなくなったカーネル・セルの詳細については,本書の付録,または,オンライン・ヘルプにある ARB_SUPPORT システム・パラメータの説明を参照してください。

/AUTHPRIVILEGES[=(特権名[,...])]



/NOAUTHPRIVILEGES

ファイルを,認可済み特権を指定してインストールされた既知イメージとしてインストールします。

使い方に関する注意

  • 特権付きイメージがシステム・ボリューム上に存在しない場合,このイメージは暗黙に /OPEN でインストールされます。

  • 特権付きイメージ用の特権群は,空にしておくことができます。ただし,特権を定義,再定義するときには,毎回それぞれの特権をリストしなければなりません。

  • /AUTHPRIVILEGES 修飾子は,実行可能イメージのみに適用されます。

  • この修飾子は,/TRACEBACK 修飾子とリンクする実行可能イメージには使用できません。

  • /NOAUTHPRIVILEGES 修飾子に特権名を割り当てることはできません。

/PRIVILEGED と /AUTHPRIVILEGES の相互作用

新しいエントリを作成する際,/AUTHPRIVILEGES 修飾子で具体的な認可済み特権を割り当てない場合,割り当てる特権は認可済み特権にも割り当てられます。

イメージを置き換えるときに, /PRIVILEGED 修飾子で割り当てられる特権は認可済み特権には 割り当てられません。また,/NOAUTHPRIVILEGES 修飾子を指定して REPLACE コマンドを使用した場合,認可済み特権は, /PRIVILEGED 修飾子で設定される省略時の特権と同じものになります。

『OpenVMS システム・セキュリティ・ガイド』の付録に詳細が掲載されている特権名を 1 つ以上指定できます (省略時の設定は ALL です)。

/EXECUTE_ONLY



/NOEXECUTE_ONLY (省略時の設定)

/EXECUTE_ONLY 修飾子は,メイン・プログラム専用です。ユーザが実行アクセス権を持っていて読み込みアクセス権を持っていない共用可能イメージを起動できます。プログラムが参照する共用可能イメージはすべて,インストールされている必要があります。 OpenVMS RMS は,エグゼクティブ・モードまたはカーネル・モードで使用する保護論理名を使用します。

/TRACEBACK 修飾子でリンクされた実行可能イメージには,この修飾子は指定できません。

/HEADER_RESIDENT



/NOHEADER_RESIDENT

永久常駐ヘッダを持つ既知イメージとしてファイルをインストールします (ネイティブ・モード・イメージ専用)。常駐ヘッダがインストールされたイメージは,暗黙のうちにオープンとしてインストールされます。

/LOG



/NOLOG (省略時の設定)

新しく追加した既知ファイル・エントリを,インストール時に作成されたグローバル・セクションとともにリストします。

/OPEN



/NOOPEN

永久的にオープン状態である既知イメージとしてファイルをインストールします。

/PRIVILEGED[=(特権名[,...])]



/NOPRIVILEGED

指定した現在の特権を持つ既知イメージとして,ファイルをインストールします。

使い方に関する注意

  • 特権付きイメージがシステム・ボリューム上に存在しない場合,このイメージは暗黙に /OPEN でインストールされます。

  • 特権付きイメージ用の特権群は,空にしておくことができます。ただし,特権を定義,再定義するときには,毎回それぞれの特権をリストしなければなりません。

  • /PRIVILEGED 修飾子は,実行可能イメージのみに適用されます。

  • この修飾子は,/TRACEBACK 修飾子とリンクする実行可能イメージには使用できません。

  • /NOPRIVILEGED 修飾子に特権名を割り当てることはできません。

『OpenVMS システム・セキュリティ・ガイド』の付録に詳細が掲載されている特権名を 1 つ以上指定できます (省略時の設定は ALL です)。

/PROTECTED



/NOPROTECTED(省略時の設定)

ユーザ・モードとスーパバイザ・モードの書き込みアクセスから保護される既知イメージとして,ファイルをインストールします。このイメージに書き込むためには,エグゼクティブ・モードまたはカーネル・モードが必要です。特権付き共用可能イメージとなるユーザ作成サービスを実現する場合は,/PROTECTED 修飾子を /SHARE 修飾子と併用します。

/PURGE (省略時の設定)



/NOPURGE

イメージを PURGE 処理で削除できることを指定します。 /NOPURGE を指定した場合には,DELETE 処理または REMOVE 処理を使用してイメージを削除します。

/RESIDENT[=([NO]CODE,[NO]DATA)]

Alpha システムと I64 システムでは,イメージ・コード・セクションや読み込み専用データ・セクションを粒度ヒント領域に格納し,その他のイメージ・セクションはプロセス空間の中に置いたまま圧縮します。 /RESIDENT 修飾子を指定しない場合は,コードとデータのどちらも常駐としてインストールされません。 /RESIDENT 修飾子をキーワード引数なしで指定すると,コードが常駐としてインストールされ,データは常駐としてインストールされません。

イメージは/SECTION_BINDING=(CODE,DATA)修飾子を使ってリンクする必要があります。常駐のコードまたはデータ付きでインストールされたイメージは,暗黙のうちに/HEADER_RESIDENTと/SHAREDとしてインストールされます。

/SHARED[=[NO]ADDRESS_DATA]



/NOSHARED

ファイルを共用既知イメージとしてインストールし,共用可能なイメージ・セクションのためのグローバル・セクションを作成します。共用としてインストールされたイメージは,暗黙のうちにオープンとしてインストールされます。

/SHARED 修飾子で ADDRESS_DATA キーワードを使用する場合は, P1 スペース・アドレスは共用可能イメージのために割り当てられます。イメージが起動され,CPU と I/O タイムを減少しているときではなく,イメージがインストールされたときに,割り当てられたアドレスについて, INSTALL ユーティリティはアドレス・データ・セクションの内容を判断することができます。グローバル・セクションは,アドレス・データ・イメージ・セクションへの共用アクセスを許可するために作成されます。

/WRITABLE



/NOWRITABLE

/SHARED 修飾子も指定している場合,書き込み可能な既知イメージとしてファイルをインストールします。/WRITABLE修飾子は,共用可能で書き込み可能なイメージ・セクションのイメージにのみ適用されます。 /NOSHARED修飾子を指定すると, /WRITABLE修飾子は自動的に打ち消されます。




INSTALL> REPLACE GRPCOMM /ACCOUNTING/NOOPEN

既知イメージ GRPCOMM を最新バージョンと置換しています。同時に,イメージ会計情報を許可し,OPEN 属性を削除しています。

ファイルのフル・ネームは, SYS$SYSTEM:GRPCOMM.EXE と仮定しています。


前へ 次へ 目次 索引



         印刷用画面へ

プライバシー 本サイト利用時の合意事項