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OpenVMS マニュアル


HP OpenVMS
システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル


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/BEFORE

指定した時刻より前のタイムスタンプを持つすべてのレコードを選択します。



形式

/BEFORE [=時刻]




説明

会計情報ファイル内のレコードにはすべて,レコードがファイルに記録された時刻を示すタイムスタンプが付けられます。

/BEFORE 修飾子は,指定した時刻より前のタイムスタンプを持つレコードだけを選択します。絶対時刻とデルタ時間のどちらでも指定できます。絶対時刻とデルタ時間を組み合わせることもできます。時刻を省略すると,現在の日付で 00:00 が使用されます。

/SINCE 修飾子も参照してください。/SINCE 修飾子は,指定した時刻より後のタイムスタンプを持つレコードを選択する修飾子です。





$ ACCOUNTING /SINCE=1-NOV-2002 /BEFORE=1-DEC-2002
 

2002 年 11 月にタイムスタンプが付けられた SYS$MANAGER:ACCOUNTNG
.DAT ファイル内のすべてのレコードについて,簡略レポートを出力する例です。



/BINARY

選択したレコードをバイナリ形式で新ファイルにコピーします。



形式

/BINARY




説明

/BINARY 修飾子は,/OUTPUT 修飾子で指定したファイルに,バイナリ形式でレコードを出力することを指定します (ただし,/OUTPUT が使用できるのは Alpha および I64 のみです)。このファイルは,会計情報ユーティリティで処理します。

/BRIEF,/FULL,および /SUMMARY 修飾子も参照してください。これらの修飾子は,選択したレコードのレポート出力に使用する修飾子です。

/BINARY 修飾子は,/BRIEF,/FULL,/SUMMARY のいずれかの修飾子と併用することはできません。






#1

$ ACCOUNTING /USER=SMITH /BINARY /OUTPUT=MYDISK:[ACCOUNTING]MYACC.DAT
 

MYDISK:[ACCOUNTING]MYACC.DAT ファイルを作成する例です。 SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT ファイルを処理し,ユーザ SMITH に関するすべてのレコードを,バイナリ形式で新しいファイルにコピーします。

#2

$ ACCOUNTING /TYPE=PRINT -
_$  /BINARY /OUTPUT=PRINT_INFO.DAT /REJECTED=NOT_PRINT_INFO.DAT
 

省略時のディレクトリに PRINT_INFO.DAT と NOT_PRINT_INFO.DAT という2 つのファイルを作成する例です。 SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT ファイルを処理し,印刷レコードを PRINT_INFO.DAT にコピーし,その他のレコードを NOT_PRINT_INFO.DAT にコピーします。レコードの形式は,バイナリです。



/BRIEF

選択したレコードの簡略レポートを出力します。



形式

/BRIEF (省略時の設定)




説明

/BRIEF 修飾子は省略時の設定です。選択したレコードの簡略レポートを出力します。省略時の設定では,現在の SYS$OUTPUT デバイスにレポートが出力されます。ファイルに出力するには,/OUTPUT 修飾子でファイルを指定します (/OUTPUT が使用できるのは Alpha および I64 のみです)。

簡略レポートの各行は,会計情報ファイルの各レコードに対応しますが,使用した資源は表示されません。次の表に簡略レポートで出力される会計情報ファイルのレコードを示します。

説明
Date/Time レコードを会計情報ファイルに記録した日時。
Type レコード・タイプ。
Subtype IMAGE タイプのレコードの場合はイメージ名 (ファイル指定のなかのファイル名部分)。PROCESS タイプのレコードの場合はプロセス・タイプ (BATCH,DETACHED,INTERACTIVE, NETWORK,SUBPROCESS)。
Username ユーザ名。不正なユーザ名を入力したためにログインできなかった場合,この欄に <login> と表示される。
ID プロセス識別子 (PID)。印刷ジョブの場合,ジョブをキューに登録したプロセスの PID。
Source 会話型プロセスが行われるターミナル。DECnet for OpenVMS 要求の場合は,要求を発行したノードの名前。
Status 16 進値による,最終終了状態コード。

最新の終了状態コードをメッセージ・テキストに変換するには,次のように,終了状態コードの前に %X を付けて, F$MESSAGE レキシカル関数に渡します。


 
$ MESSAGE = F$MESSAGE(%X00000001)
$ SHOW SYMBOL MESSAGE
  MESSAGE = "%SYSTEM-S-NORMAL, normal successful completion"
 

/BINARY 修飾子も参照してください。この修飾子は,選択したレコードをファイルにコピーする修飾子です。また, /FULL と /SUMMARY 修飾子も参照してください。前者は,選択したレコードの詳細レポートを出力する修飾子です。後者は,選択したレコードの要約レポートを出力する修飾子です。

/BRIEF 修飾子を,/BINARY,/FULL,/SUMMARYのいずれかの修飾子と併用することはできません。





$ ACCOUNTING
 

SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT ファイル内のすべてのレコードの簡略レポートを出力する例です。

次のようなレポートが出力されます。


Date / Time           Type   Subtype   Username     ID    Source   Status 
-------------------------------------------------------------------------- 
7-JAN-2002 17:20:08 FILE_BL                      00000000         00000000 
7-JAN-2002 17:22:05 PROCESS DETACHED    JONES    516000E1         02DBA002 
7-JAN-2002 17:22:10 PROCESS INTERACTIVE JONES    516000DD TWA10:  00000001 
7-JAN-2002 17:22:16 PROCESS INTERACTIVE JONES    51600104 TWA11:  0001C0F4 
7-JAN-2002 17:22:20 PROCESS DETACHED    JONES    51600103         12DB821C 
8-JAN-2002 01:06:36 PROCESS SUBPROCESS  SYSTEM   51600106         10000001 
8-JAN-2002 03:09:59 PROCESS BATCH       SYSTEM   5160010F         10030001 
8-JAN-2002 09:13:15 LOGFAIL                      51600105         00D3803C 
8-JAN-2002 09:14:40 IMAGE   LOGINOUT    JONES    51600110         00000000 
8-JAN-2002 09:28:57 PROCESS SUBPROCESS  SMITH    51600119         10000001 
8-JAN-2002 09:50:18 PROCESS SUBPROCESS  SMITH    5160011A         00000001 
 



/ENTRY

印刷ジョブとバッチ・ジョブのキュー・エントリ番号を指定して,レコードを選択または拒否します。



形式

/ENTRY= ([-]エントリ番号[,...])




説明

/ENTRY 修飾子は,キュー・エントリ番号フィールド値によって処理対象のレコードを選択します。このフィールドは,ファイル逆方向リンク・レコードとファイル順方向リンク・レコード以外のすべてのレコードに存在します。印刷ジョブやバッチ・ジョブの情報を格納するレコードのキュー・エントリ番号フィールド値は,印刷キューやバッチ・キューで対象ジョブに割り当てられている一意のエントリ番号です。

/ENTRY 修飾子は,指定したキュー・エントリ番号フィールド値を持つレコードだけを選択します。値の前にマイナス記号を付けると,指定した値以外の値を持つすべてのレコードを選択します。

/JOB 修飾子と /QUEUE 修飾子も参照してください。前者は,印刷ジョブやバッチ・ジョブのジョブ名を指定して,レコードを選択または拒否する修飾子です。後者は,印刷ジョブやバッチ・ジョブをキュー名を指定して,選択または拒否する修飾子です。






#1

$ ACCOUNTING /ENTRY=(211,212,213)
 

SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT ファイルを処理する例です。キュー・エントリ番号が 211,212,213 の印刷ジョブやバッチ・ジョブのすべてのレコードについて,簡略レポートを出力します。

#2

$ ACCOUNTING /ENTRY=(-25,50)
 

SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT ファイルを処理する例です。キュー・エントリ番号が 25 または 50 以外の印刷ジョブやバッチ・ジョブのすべてのレコードについて,簡略レポートを出力します。



/FULL

選択したレコードの詳細レポートを出力します。



形式

/FULL




説明

/FULL 修飾子は,選択したレコードの詳細レポートを出力します。省略時の設定では,現在の SYS$OUPTUT デバイスに出力されます。ファイルに出力するには,/OUTPUT 修飾子でファイルを指定します (/OUTPUT が使用できるのは Alpha および I64 のみです)。

詳細レポートでは,選択したレコード 1 つにつき 1 画面が表示されます。表示される情報の内容とレイアウト方法は,レコードの種類と内容によって異なります。

1 行目は,レコードを会計情報ファイルに記録したイベントです。たとえば,会話型プロセス終了時に記録されたレコードの場合,1 行目は, INTERACTIVE Process Termination となります。

サブプロセスの場合,Owner ID フィールドには,親プロセスの識別子 (PID) が表示されます。

DECnet for OpenVMS要求に関する情報を持つレコードの場合, 3 つの Remote フィールドに,リモート・ユーザとリモート・ノードが表示されます。

Processor 時間フィールドは,CPU の総使用量です。ベクタ CPU 時間の使用量も含まれます。Vector CPU 時間フィールドが表示されるのは,ベクタ CPU 時間を使用している場合だけです。

ベクタ CPU 時間は,ベクタを消費したプロセスが,ベクタの存在する CPU 上でスケジューリングされた時刻のことです。

  • ベクタを消費したプロセスは,ベクタ命令をまったく実行しないとしても,スケジューリングされたときにベクタ CPU 時間を蓄積する。

  • スカラや限界ベクタを消費したプロセスは,ベクタの存在する CPU 上でスケジューリングされてもベクタ CPU 時間を蓄積しない。

特権は,2 つの 16 進数で表示され,それぞれ 64 ビットの特権マスクの前半と後半の 32 ビットを表します。特権ビット・マスクを特権に変換するには,STARLET ライブラリにある $PRVDEF マクロ内の PRV$V_ で始まる記号の定義を参照してください。たとえば,$PRVDEF マクロは, PRV$V_READALL 記号が 35 に等しいと定義しています。これは,READALL 特権が,特権マスクではビット 35 で表されることを意味します。

1 つのファイルだけを処理して画面上に表示しているときに,レコードの表示を中断するには,Ctrl/Z を押してください。 DCL プロンプトに戻ります。

/BINARY 修飾子も参照してください。この修飾子は,選択したレコードをファイルにコピーする修飾子です。また,/BRIEF と /SUMMARY も参照してください。前者は,選択したレコードの簡略レポートを出力する修飾子です。後者は,選択したレコードの要約レポートを出力する修飾子です。

/FULL 修飾子を,/BINARY,/BRIEF,/SUMMARY のいずれかの修飾子と併用することはできません。






#1

$ ACCOUNTING /FULL
 

SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT ファイル内のすべてのレコードについて,詳細レポートを表示する例です。会話型プロセスが終了したときに記録されたレコードが表示されています。HQ222 ノードの JONES ユーザが SET HOST コマンドを使ってローカル・ノードに接続したときに,会話型プロセスは作成されています。


 
INTERACTIVE Process Termination 
------------------------------- 
Username:         FISH        UIC:               [DOC,FISH] 
Account:          DOC         Finish time:       23-JAN-2002 15:21:23.83 
Process ID:       20A0029B    Start time:        23-JAN-2002 15:19:08.28 
Owner ID:                     Elapsed time:                0 00:02:15.55 
Terminal name:     RTA2:      Processor time:              0 00:00:04.14 
Remote node addr: 63576       Priority:          4 
Remote node name: HQ222       Privilege <31-00>: 00108000 
Remote ID:        JONES       Privilege <63-32>: 00000000 
Queue entry:                  Final status code: 00000001 
Queue name: 
Job name: 
Final status text: %SYSTEM-S-NORMAL, normal successful completion 
 
Page faults:      2043        Direct IO:              159 
Page fault reads:   68        Buffered IO:            228 
Peak working set:  852        Volumes mounted:          0 
Peak page file:   5512        Images executed:         10   
                              Vector CPU time:             0 00:00:0.54 
Press RETURN for Next Record > 
 

#2

$ ACCOUNTING /FULL /OUTPUT=MYACC
 

省略時のディレクトリに出力ファイル MYACC.LIS を作成する例です。 SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT ファイルを処理し,作成した出力ファイルにすべてのレコードの詳細レポートを書き込みます。



/IDENT

プロセスを指定して,レコードを選択または拒否します。



形式

/IDENT= ([-]プロセス識別子[,...])




説明

/IDENT 修飾子は,プロセス識別子 (PID) の値によって,処理対象のレコードを選択します。このフィールドは,ファイル逆方向リンク・レコードとファイル順方向リンク・レコード以外のすべてのレコードに存在します。印刷ジョブ・レコードの場合,このフィールドはジョブをキューに登録したプロセスの PID です。

/IDENT 修飾子は,指定した PID 値を持つレコードだけを選択します。値の前にマイナス記号を付けると,指定した値以外の値を持つすべてのレコードを選択します。

/OWNER 修飾子も参照してください。この修飾子は,サブプロセスを作成したプロセスを指定して,レコードを選択または拒否する修飾子です。






#1

$ ACCOUNTING /IDENT=(25634,045A6B)
 

SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT ファイルを処理する例です。 PID が 25634 または 045A6B のプロセスのすべてのレコードについて,簡略レポートを出力します。

#2

$ ACCOUNTING /IDENT=(-25634,045A6B)
 

SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT ファイルを処理する例です。PID が 25634, 045A6B 以外のすべてのレコードについて,簡略レポートを出力します。



/IMAGE

イメージを指定して,レコードを選択または拒否します。



形式

/IMAGE= ([-]イメージ名[,...])




説明

/IMAGE 修飾子は,イメージ名フィールド値によって,処理対象のレコードを選択します。このフィールドはイメージ名を示し,IMAGE タイプのレコードだけに存在します。

省略時のシステムは,IMAGE タイプのレコードを記録しません。 IMAGE レコードの記録を許可するには, SET ACCOUNTING コマンドを使用してください。

/IMAGE 修飾子は,指定したイメージ名フィールド値を持つレコードだけを選択します。値の前にマイナス記号を付けると,指定した値以外の値を持つすべてのレコードを選択します。

イメージ名は,イメージのファイル指定のファイル名を示す文字列です。デバイス,ディレクトリ,ファイル・タイプは含めません。






#1

$ ACCOUNTING /IMAGE=DIRECTORY
 

SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT ファイルを処理する例です。DIRECTORY.EXE イメージのすべてのレコードについて,簡略レポートを出力します。

#2

$ ACCOUNTING /IMAGE=-DIRECTORY
 

SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT ファイルを処理する例です。DIRECTORY.EXE イメージ以外のすべてのレコードについて,簡略レポートを出力します。



/JOB

印刷ジョブとバッチ・ジョブのジョブ名を指定して,レコードを選択または拒否します。



形式

/JOB= ([-]ジョブ名[,...])




説明

/JOB 修飾子は,ジョブ名フィールド値によって,処理対象のレコードを選択します。このフィールドは,ファイル逆方向リンク・レコードとファイル順方向リンク・レコード以外のすべてのレコードに存在します。印刷ジョブとバッチ・ジョブの情報を格納するレコードの場合,このフィールドはジョブ名です。

/JOB 修飾子は,指定したジョブ名フィールド値を持つレコードだけを選択します。値の前にマイナス記号を付けると,指定した値以外の値を持つすべてのレコードを選択します。

/QUEUE と/ENTRY 修飾子も参照してください。前者は,印刷ジョブとバッチ・ジョブのキュー名を指定して,レコードを選択または拒否する修飾子です。後者は,印刷ジョブとバッチ・ジョブのキュー・エントリ番号を指定して,レコードを選択または拒否する修飾子です。






#1

$ ACCOUNTING /JOB=(MYJOB1,MYJOB2)
 

SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT ファイルを処理する例です。MYJOB1 または MYJOB2 という名前の印刷ジョブやバッチ・ジョブのすべてのレコードについて,簡略レポートを出力します。

#2

$ ACCOUNTING /JOB=(-MYJOB1,MYJOB2) /FULL
 

SYS$MANAGER:ACCOUNTNG.DAT ファイルを処理する例です。MYJOB1 や MYJOB2 以外の名前を持つ印刷ジョブやバッチ・ジョブのすべてのレコードについて,詳細レポートを出力します。


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