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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
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タイトルページ
目次
まえがき
第 1 部:概要
第 1 章:OpenVMS の現在,過去,未来
第 2 部:基本操作
第 2 章:ログイン/ログアウト
第 3 章:DCL コマンド
第 4 章:パスワードの変更
第 5 章:ヘルプとシステム・メッセージ
第 6 章:キーボード
第 7 章:エディタ
第 8 章:ファイル指定
第 9 章:ディレクトリ作成
第 10 章:ファイル操作コマンド
第 11 章:ファイル保護
第 3 部:OpenVMS の便利な機能
第 12 章:ファイルの印刷
第 13 章:バッチ・キュー
第 14 章:プロセス
第 15 章:シンボル
第 16 章:論理名
第 17 章:コマンド・プロシージャ
付録 A :システムの起動と停止
付録 B :日本語環境の設定
付録 C :ネットワークを利用したファイル操作
付録 D :JMAIL ユーティリティ
付録 E :レキシカル関数一覧
付録 F :Linux または UNIX,MS-DOS,日本語 OpenVMS コマンド対応表
付録 G :関連アプリケーション
付録 H :PC 関連製品
付録 I :クイック・リファレンス
付録 J :日本語マニュアル・クイック・リファレンス
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はじめよう!日本語 OpenVMS


目次 索引

付録 D
JMAIL ユーティリティを使用する

JMAIL ユーティリティは,日本語 OpenVMS が提供しているユーザ間で電子メールをやりとりするためのユーティリティです。ここでは, JMAIL の基本操作について説明します。(JMAIL について詳しくは『日本語ユーティリティ 利用者の手引き』または『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』の「Mail ユーティリティ」をご覧ください。)

JMAIL ユーティリティを使用する前に JMAIL ユーティリティで使用する用語を次に説明します。

◆メール・メッセージ

JMAIL ユーティリティを使用して情報を扱う際の情報の最小の単位を, メール・メッセージといいます。

◆発信人

受け取ったメール・メッセージには,そのメール・メッセージの 発信人の名前が付けられています。発信人の名前の形式は,次のとおりです。


     ノード名::ユーザ名     "個人名" 

ユーザが個人名を設定していると,ユーザ名の後に個人名が付きます。

◆ヘッダ

ヘッダには次の項目があります。

  • 宛先
    メール・メッセージを送るときは,相手の宛先を指定します。宛先には,ノード名とユーザ名を指定します。
    ただし,相手が同じノードを使用している場合は,ユーザ名だけを指定します。

  • CC
    CC は,カーボン・コピー(Carbon Copy)の略です。「参考までに」送信する相手を指定します。

  • 表題
    メール・メッセージを送る場合は,表題を付けて送ることができます。表題を付けて送ると,メール・メッセージの識別が容易になります。

◆フォルダ

メール・メッセージを整理して保存しておく入れ物を, フォルダといいます。以下のフォルダは,あらかじめ用意されています。

  • NEWMAIL フォルダ
    まだ読んでいないメール・メッセージが入っているフォルダ

  • MAIL フォルダ
    すでに読んだメール・メッセージが入っているフォルダ

  • WASTEBASKET フォルダ
    削除したメール・メッセージが入っているフォルダ

これらのフォルダの他に,ユーザが任意にフォルダを作成することもできます。フォルダの中のメール・メッセージがすべてなくなると,フォルダも自動的になくなります。

◆メール・ファイル

メール・メッセージとフォルダを管理するファイルを, メール・ファイルといいます。

◆メール・ディレクトリ

メール・メッセージは,通常,MAIL$xxxxxxxxxx.MAI というようなファイル名 (MAIL$ で始まるファイル名 ) とファイル・タイプ (MAI) で取り扱われます。このファイルが置かれているディレクトリを, メール・ディレクトリといいます。メール・ディレクトリを特に指定しない場合,ログイン・ディレクトリがメール・ディレクトリになります。

D.1 JMAIL ユーティリティを起動する--- JMAIL

JMAIL ユーティリティを起動するには,JMAIL コマンドを使用します。次のように入力します。


    $ JMAIL    

JMAIL ユーティリティを起動すると,次のように表示されます。


    $ JMAIL 
 
    JMAIL>  
     (1)    (2)

  1. JMAIL ユーティリティ専用のプロンプト。

  2. のプロンプトに対して,サブコマンドを入力できる状態。



D.2 使用環境を調べる--- SHOW ALL

JMAIL ユーティリティを使用する際の条件を,使用環境といいます。使用環境を調べるには次のようにします。


    JMAIL>SHOW ALL    

使用環境のうちメール・ディレクトリ,CC プロンプト,エディタは, JMAIL ユーティリティを初めて使用するときに設定したほうがよいでしょう。

D.3 メール・ディレクトリを設定する--- SET MAIL_DIRECTORY

メール・メッセージのファイルやメール・ファイルは,メール・ディレクトリに置かれます。

メール・ディレクトリを設定しておかないと,ログイン・ディレクトリがメール・ディレクトリになってしまうため,他のファイルやディレクトリと混在してしまいます。これを防ぐため,メール・ディレクトリは,専用のディレクトリにしたほうがよいでしょう。

メール・ディレクトリを設定するには,SET MAIL_DIRECTORY サブコマンドを使用します。次のように入力します。


    JMAIL> SET MAIL_DIRECTORY ディレクトリ    

ディレクトリは,メール・ディレクトリにするディレクトリの名前です。必ず [.ディレクトリ] の形式で指定します。

  • 存在するディレクトリを指定した場合,次のようなメッセージが表示されます。このメッセージは確認のためのメッセージであり,エラーではありません。


        JMAIL> SET MAIL_DIRECTORY [.MAILBOX] 
        %MAIL-I-EXISTS, USER$:[YAMADA.MAILBOX] はすでに存在します。    
    

  • 存在しないディレクトリを指定した場合,自動的にディレクトリが作成されます。このとき,次のようなメッセージが表示されます。このメッセージは確認のためのメッセージであり,エラーではありません。


        JMAIL> SET MAIL_DIRECTORY [.MAILBOX] 
        %MAIL-I-CREATED, USER$:[YAMADA.MAILBOX] が作られました。    
    

SHOW MAIL_DIRECTORY サブコマンドを使用して,メール・ディレクトリを確認することができます。次のように入力します。


    JMAIL> SHOW MAIL_DIRECTORY 
    あなたのメール・ファイル・ディレクトリは USER$:[YAMADA.MAILBOX] です。 



D.4 CC プロンプトを使用する--- SET CC_PROMPT

CC は,カーボン・コピー(Carbon Copy)の略です。CC プロンプトに対してユーザ名を入力すると,そのユーザに対して,「参考までに」メール・メッセージを送ることができます。また,何の設定もしていないと,メール・メッセージは手元に残りません。確認のために,自分自身を CC に入れて,メールを保存してもよいでしょう。

CC プロンプトを使用するには,SET CC_PROMPT サブコマンドを使用します。次のように入力します。


    JMAIL> SET CC_PROMPT    



D.5 自分自身へのコピーの設定--- SET COPY_SELF

自分自身へのコピーの設定をしておかないと,送ったメール・メッセージは手元に残りません。自分自身へのコピーを手元に残すように設定するには, SET COPY_SELF サブコマンドを使用します。次のように入力します。


    JMAIL> SET COPY_SELF サブコマンド[,...]    

サブコマンドは,コピーを残すサブコマンドを指定します。指定できるサブコマンドは,SEND,REPLY,FORWARD です。


                                               
 
      JMAIL> SET COPY_SELF SEND,REPLY,FORWARD    
                                               



D.6 エディタを設定する--- SET EDITOR

メール・メッセージを送る場合,エディタを使用してメール・メッセージを作成,編集してから送ることができます。エディタを設定するには,SET EDITOR サブコマンドを使用し,次のように入力します。


    JMAIL> SET EDITOR エディタ名   



D.7 エディタを確認する--- SHOW EDITOR

エディタが設定されたことを確認するには,SHOW EDITOR サブコマンドを使用します。次のように入力します。(この例では XTPU を指定。)


    JMAIL> SHOW EDITOR 
    あなたのエディタは XTPU です。 



D.8 個人名の設定--- SET PERSONAL_NAME

個人名を設定することもできます。個人名を設定するには, SET PERSONAL_NAME サブコマンドを使用し,次のように入力します。


    JMAIL> SET PERSONAL_NAME "個人名"    

個人名は,ユーザ名の後に付ける個人名です。任意の文字列を指定できます。必ず,二重引用符 (") で囲みます。


                                                        
 
      JMAIL> SET PERSONAL_NAME "山田太郎/開発1課/東京" 
                                                        



D.9 JMAIL ユーティリティを終了する--- EXIT

JMAIL ユーティリティを終了するには,次のいずれかの方法を使用します。

  • JMAIL>に対して, EXIT サブコマンドを入力する。

  • JMAIL>に対して,[Ctrl] + [Z] を入力する。

JMAIL ユーティリティを終了すると,DCL コマンドが入力できる状態に戻り, $ プロンプトが表示されます。


    JMAIL> EXIT    
    $  



D.10 まだ読んでいないメール・メッセージを読む

まだ読んでいないメール・メッセージを読むには,READ サブコマンドを使用します。次のように入力します。


    JMAIL> READ    

ただし,JMAIL ユーティリティの使用中に,新たにメール・メッセージが届いた場合は,次のように入力します。


    JMAIL> READ/NEW    



D.11 すでに読んだメール・メッセージを読む

すでに読んだメール・メッセージを再度読む場合は,READ サブコマンドを使用します。ただし,そのときに新たにメール・メッセージが届いているかどうかによって方法が異なります。

  • 新たにメール・メッセージが届いていないときは,次のように入力します。


        JMAIL> READ 
    

  • 新たにメール・メッセージが届いているときは,次のように入力します。


        JMAIL> READ MAIL [メール・メッセージ番号]    
    


    メール・メッセージ番号は,これから読むメール・メッセージの番号です。メール・メッセージ番号は省略できます。省略した場合,1 を指定したものとみなされます。

  • 任意のフォルダに入っているメール・メッセージを読む場合は,次のように入力します。


        JMAIL> READ フォルダ名 [メール・メッセージ番号]    
    


    フォルダ名は,メール・メッセージの入っているフォルダの名前です。
    メール・メッセージ番号は,これから読むメール・メッセージの番号です。メール・メッセージ番号は省略できます。省略した場合は,1 を指定したものとみなされます。
    フォルダについては, 付録 D.17 節 以降を参照してください。



D.12 メール・メッセージを続けて読む

メール・メッセージを続けて読む場合は,単に [Return] キー ( または [Enter] キー ) を押すだけで,次のメール・メッセージを読むことができます。


    JMAIL>    



D.13 メール・メッセージの一覧を表示する

メール・メッセージの一覧を表示するには,次のようにします。


    JMAIL> DIRECTORY [フォルダ名]    

フォルダ名は,一覧を表示するフォルダの名前です。

フォルダ名は省略できます。省略した場合,現在選択しているフォルダを指定したものとみなされます。フォルダを選択していない場合, NEWMAIL フォルダを指定したものとみなされます。ただし,まだ読んでいないメール・メッセージがない場合は,MAIL フォルダを指定したものとみなされます。

D.14 メール・メッセージを送る--- SEND

メール・メッセージを送るには,SEND サブコマンドを使用します。 SEND サブコマンドを使用してメール・メッセージを送る場合,次の方法があります。

方法 操作
その場で簡単に作成して送る JMAIL> SEND
エディタを使用して編集してから送る JMAIL> SEND/EDIT
既存のファイルをそのまま送る JMAIL> SEND ファイル



D.15 メール・メッセージの返事を送る--- REPRY

メール・メッセージに返事を送るには,REPLY サブコマンドを使用します。 REPLY サブコマンドを使用してメール・メッセージに返事を送る場合,次のような方法があります。

方法 操作
その場で簡単に作成して送る JMAIL> REPLY
エディタを使用して編集してから送る JMAIL> REPLY/EDIT
受け取ったメール・メッセージを引用して送る JMAIL> REPLY/EXTRACT
既存のファイルをそのまま送る JMAIL> REPLY ファイル



D.16 受け取ったメール・メッセージを他の人に送る--- FORWARD

受け取ったメール・メッセージを他の人に送るには,FORWARD サブコマンドを使用します。FORWARD サブコマンドを使用して,受け取ったメール・メッセージを他の人に送る場合,次のような方法があります。

方法 操作
受け取ったメール・メッセージをそのまま送る JMAIL> FORWARD
受け取ったメール・メッセージを編集して送る JMAIL> FORWARD/EDIT



D.17 メール・メッセージをフォルダに入れる--- MOVE

メール・メッセージをフォルダに入れるには,MOVE サブコマンドを使用します。次のように入力します。


    JMAIL> MOVE フォルダ名    

フォルダ名は,直前に読んだメール・メッセージを入れるフォルダの名前です。フォルダが存在しない場合は,次のような問い合わせメッセージが表示されます。


    JMAIL> MOVE OSAKA_GIJIROKU 
    フォルダ OSAKA_GIJIROKU は存在しません。 
               このフォルダを作成しますか  (Y/N,省略時は N です)?    

ここで,フォルダを新たに作成するかどうかを答えます。

  • 作成する場合は,Y を入力します。その結果,次のように表示され,フォルダが作成されます。


        %MAIL-I-NEWFOLDER, フォルダ OSAKA_GIJIROKU が作成されました。    
    

  • 作成しない場合は,N を入力します。その結果,新しいフォルダは作成されず,メール・メッセージは MAIL フォルダに入れられます。



D.18 フォルダの一覧を表示する--- DIRECTORY/FOLDER

現在存在するフォルダの一覧を表示することができます。フォルダが存在するということは,その中にメール・メッセージが入っていることを意味します。メール・メッセージの入っていない空のフォルダはありません。フォルダの一覧を表示するには,DIRECTORY/FOLDER サブコマンドを使用します。次のように入力します。


    JMAIL> DIRECTORY/FOLDER    


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