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OpenVMS マニュアル


日本語 HP OpenVMS | HPE 日本

日本語 HP OpenVMS
概説書


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7.6 個人辞書を使い分けたい

個人辞書は JSY$KOJIN という論理名で指定できます。たとえば次のようにして辞書を切り換えて使うことができます。


 $ DEFINE JSY$KOJIN SYS$LOGIN:SHIGOTO.JISHO 
 $ DEFINE JSY$KOJIN SYS$LOGIN:SHUMI.JISHO 
 

Alpha では以下のようにして設定することもできます。


 $ JSYCP:==$JSY$CONTROL.EXE 
 $ JSYCP SET INPUT /KOJIN_DICTIONARY=SYS$LOGIN:SHIGOTO.JISHO 
 



7.7 JMAIL などで日本語を表示させて上下スクロールしたい

JMAIL や TYPE などのコマンドで /PAGE もしくは /PAGE=SAVE 修飾子を使って漢字を表示する場合は,次のようにしてください。


 $ DEFINE UTIL$SMGSHR JSY$SMGSHR 
 $ DEFINE LANG "ja_JP.sdeckanji" 

Alpha では以下のようにして設定することもできます。


 $ JSYCP:==$JSY$CONTROL.EXE 
 $ JSYCP SET LOCALE "ja_JP.deckanji2000" 
 

これ以降,たとえば JMAIL ユーティリティで次のように入力することによって /PAGE 修飾子を使用することができます。


 $ JMAIL 
 
 JMAIL>READ/PAGE 

次ページや前ページへの移動や画面スクロールが正常に動作するようになります。

7.8 DECwindows/Motif の端末エミュレータ上の日本語 EVE でマウスによるカット/ペーストをしたい

次のようにすると,DECwindows/Motif の端末エミュレータ上の日本語 EVE でマウスによるカット/ペーストができるようになります。


 Command: XTPU SET(MOUSE,OFF) 
 

日本語をペーストしたい場合は,次のように SET INPUT KANJI を実行すると文字化けしなくなります。


 Command: SET INPUT KANJI 
 

自動ローマ字かな変換モードの場合,入力されたアルファベットが,かなに変換されてしまいます。これを避けるには,次のように HENKAN MODE を実行してください。


 Command: HENKAN MODE 
 



7.9 OpenVMS VAX 上で動作しているアプリケーションを OpenVMS Alpha にポーティングしたい

『 OpenVMS VAX から Alpha へのアプリケーションの移行』を参照してください。

7.10 OpenVMS Alpha 上で動作しているアプリケーションを OpenVMS I64 にポーティングしたい

『 OpenVMS Alpha から OpenVMS I64 へのアプリケーション・ポーティング・ガイド』を参照してください。

7.11 デバッガの日本語機能を有効にするには

デバッグ・イメージを起動する前に,以下のコマンドを実行してください。


 $ DEFINE/JOB DBG$NATIONALITY JAPAN 
 

さらに端末インタフェースにおいて日本語の入出力機能を有効にするために,以下のコマンドを入力します。

  • 日本語 OpenVMS V6.2 の場合


     $ DEFINE/JOB SMGSHR JSY$SMGSHR 
     
    

  • 日本語 OpenVMS V7.0 以降の場合


     $ DEFINE/JOB DBG$SMGSHR JSY$SMGSHR 
     $ DEFINE/JOB SMG$DEFAULT_CHARACTER_SET SDK 
    

なお, DECwindows Motif インタフェースを利用する場合の設定方法は『日本語ユーティリティ利用者の手引き』をご覧ください。

7.12 DECwindows/Motif の端末エミュレータ上でキャラクタセル・モードのデバッガを起動するには

デバッグ・イメージを起動する前に,以下のコマンドを実行してください。


 $ DEFINE DBG$DECW$DISPLAY " " 
 



7.13 日本語 COBOL の日本語項目に日本語データを代入するには

デバッガでは,日本語 COBOL の日本語項目を英数字項目として認識しています。したがって,英数字項目/英字項目と同様に指定してください。


 DBG> DEPOSIT 日本語項目 = "日本語データ" 
 

また,日本語項目の部分参照では,日本語の文字数ではなくバイト数で開始位置および文字数を指定してください。 EXAMINE も同様です。

7.14 EXIT HANDLER を実行させずにデバッグ・セッションを終了するには

アプリケーション・プログラムで宣言した EXIT HANDLER を実行させずにデバッグ・セッションを終了するには,QUIT コマンドでデバッガを終了してください。 EXIT で終了するとこれらのハンドラが実行されます。




第 8 章
日本語OpenVMS の各プラットフォーム・バージョンの相違点

日本語OpenVMS では, I64,Alpha,VAX の各プラットフォーム・バージョンでほぼ同じ DCL コマンドを使用できますが,若干の例外 / 変更などがあります。この章ではこれらの違いについて説明します。

8.1 コードセット



8.1.1 日本語 OpenVMS I64/Alpha 特有のコードセット

DEC 漢字 2000 コードセット (DECKANJI2000) は日本語 OpenVMS I64/Alpha 特有のコードセットであるため,日本語 OpenVMS VAX システムでは使用できません。

DEC 漢字 2000 コードセットについて詳しくは, 第 4.3.3 項 を参照してください。

8.2 ユーティリティ



8.2.1 日本語 OpenVMS I64/Alpha 特有のユーティリティ

日本語環境設定ユーティリティ (JSY$CONTROL) は日本語 OpenVMS I64/Alpha 特有のユーティリティであるため,日本語 OpenVMS VAX システムでは使用できません。

日本語環境設定ユーティリティについての詳細は,『日本語ユーティリティ   利用者の手引き』を参照してください。

8.2.2 日本語 OpenVMS Alpha/VAX 特有のユーティリティ

下記のユーティリティは,日本語 OpenVMS Alpha/VAX 特有のユーティリティであるため,日本語 OpenVMS I64 では使用できません。

  • 日本語メール・ユーティリティ JMAIL

  • DEC 漢字コード変換ユーティリティ KCONVERT

  • リモート・ジョブ・エントリ RJE (Alpha および VAX) および F-RJE (VAX のみ)

  • 日本語入力プロセス FIP



8.2.3 日本語 OpenVMS VAX 特有のユーティリティ

CIServer は,日本語 OpenVMS VAX 特有のユーティリティであるため,日本語 OpenVMS I64/Alpha では使用できません。

8.3 システム管理



8.3.1 クラス・ドライバの名称の変更

日本語 OpenVMS VAX と日本語 OpenVMS I64/Alpha で使用するクラス・ドライバの名前が異なります。日本語入力プロセスなどの日本語機能を利用する場合には,システム立ち上げ時に TTY_CLASSNAME を日本語 OpenVMS VAX では "KJ" に,日本語 OpenVMS I64/Alpha では "TT" に,それぞれ設定してください。

8.4 イメージ・トランスレーション環境(VAX から Alpha)

日本語 OpenVMS VAX 上の日本語アプリケーションを日本語 OpenVMS Alpha 上で動かす場合には 2 通りの方法が考えられます。1 つは OpenVMS Alpha 上のコンパイラおよびリンカで再コンパイル,再リンクする方法です。 2 つめは別売の DECmigrate for OpenVMS AXP を使って日本語 OpenVMS VAX 上の実行イメージをトランスレートする方法です。詳しくは『 OpenVMS VAX から OpenVMS Alpha へのアプリケーションの移行』をご覧ください。

8.4.1 TIE

TIE (Translated Image Environment) は,トランスレートされたイメージを日本語 OpenVMS Alpha の上で動かすための環境です。日本語 OpenVMS VAX のイメージをトランスレートするには DECmigrate for OpenVMS AXP を使います。イメージのトランスレートに関しては『 DECmigrate for OpenVMS AXP: Translating Images』を参照してください。日本語 OpenVMS Alpha では,次のトランスレートされたランタイム・ライブラリを提供しています。

  • JCORTL_TV.EXE

  • NCORTL_TV.EXE

DECmigrate for OpenVMS AXP でトランスレートされた,日本語 OpenVMS Alpha 上のイメージをサポートするために次のファイルを提供しています。

  • JSYSHR.IIF

  • JSY$SMGSHR.IIF

  • IM$SHR.IIF

  • JCORTL.IIF

  • NCORTL.IIF

また,次の論理名を定義しています。


  JSYSHR_TV = JSYSHR 
  JSY$SMGSHR_TV = JSY$SMGSHR 
  IM$SHR_TV = IM$SHR 

注意

日本語 OpenVMS Alpha では標準版 OpenVMS とは異なり日本語 OpenVMS VAX V5.1 〜 V5.4-3 上のトランスレートされた VAX イメージのみをサポートしています。




第 9 章
マニュアルについて

日本語 OpenVMS のマニュアルには,標準版 ( 英語 ) マニュアルと日本語マニュアルがあります。

9.1 標準版(英語)マニュアル

標準版 OpenVMS の機能を説明した一般ユーザ向け,システム管理者向け,プログラマ向けのさまざまなマニュアルがあります。

標準版 ( 英語 ) マニュアルにはつぎの形式があります。

  • 製本マニュアル

  • テキスト形式マニュアル (.txt)

  • PostScript 形式マニュアル (.ps)

  • HTML 形式マニュアル (.html)

  • PDF形式マニュアル (.pdf)

詳しくは『OpenVMS 新機能説明書』をご覧ください。

また CD-ROM で提供されているマニュアルについては『Guide to OpenVMS Media Kit』をご覧ください。

9.2 日本語マニュアル

日本語 OpenVMS の日本語機能について説明したマニュアルと標準版 OpenVMS ドキュメンテーション・セットの一部を翻訳したマニュアルがあります。

日本語マニュアルにはつぎの形式があります。

  • 製本マニュアル

  • テキスト形式マニュアル (.txt)

  • PostScript 形式マニュアル (.ps)

  • PDF 形式マニュアル (.pdf)

  • HTML 形式マニュアル (.htm)

詳しくは『日本語 OpenVMS リリース・ノート』をご覧ください。

また CD-ROM で提供されているマニュアルについては『OpenVMS DVD/CD-ROM ユーザーズ・ガイド』をご覧ください。


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