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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
ライブラリ

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目次
まえがき
第 1 章:V8.3の新機能
第 2 章:一般ユーザ機能
第 3 章:システム管理機能
第 4 章:光メディアのマスタリング
第 5 章:プログラミング機能
第 6 章:InfoServerユーティリティ
第 7 章:関連製品の機能
第 8 章:新規および改訂されたドキュメント
第 9 章:英語版ドキュメント一覧
第 10 章:各英語版ドキュメントの内容
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HP OpenVMS
V8.3 新機能説明書


目次 索引

第 1 部
OpenVMS Version 8.3 の新機能

第 1 章
HP OpenVMS Version 8.3 の新機能の概要

OpenVMS Version 8.3 は,1 年 365 日 24 時間体制 (24×365) で休みなく稼働する環境にとって不可欠な,現時点で最高レベルの可用性,拡張性,柔軟性,性能,セキュリティを提供します。 OpenVMS では,基本オペレーティング・システムと OpenVMS Cluster に新技術を採用するとともに,新しい HP Integrity サーバをサポートすることで,可用性と性能が向上しています。

1.1 新機能のまとめ

OpenVMS Version 8.3 では,OpenVMS Version 8.2 および Version 8.2--1 のすべての機能に加えて, 表 1-1 に示す新機能が追加されています。 表 1-1 では,OpenVMS Version 8.3 に用意されている各機能の概要を機能要素 (一般ユーザ,システム管理,プログラミング,および関連製品) 別に示します。

表 1-1 OpenVMS Version 8.3 ソフトウェアの機能概要
一般ユーザ機能 説明
新しい Integrity サーバ・システムのサポート 新しいエントリ・レベル,ミッドレンジ,ハイエンドの Integrity サーバがサポートされました。
バッチ・キューの上限を拡大 ジョブ・リミットが 65535 に拡大されました。
遠隔プロセスに対する Ctrl/T のサポート 新しいシンボル DCL$CTRLT_PID を定義し,遠隔プロセス ID を指定できるようになりました。
Ctrl/T の出力のカスタマイズ 新しいシンボル DCL$CTRLT が定義できるようになりました。
DCL コマンドとレキシカル関数 DCL コマンド,修飾子,レキシカル関数が追加および変更されました。
DCL パーマネント・シンボル 2 つのシンボル $FACILITY と $IDENT が追加されました。
DCL プロンプト・サイズの拡大 最大プロンプト・サイズが 32 文字から 64 文字に拡大されました。
/SINCE 修飾子へのキーワードの追加 JOB_LOGIN キーワードが追加されました。
ハイパースレッド機能 (I64 のみ) 第 2 の仮想コアを作成することで,処理の効率がさらに高まります。
HP Instant Capacity (iCAP) および HP Temporary Instant Capacity (TiCAP) (I64 のみ) セル・ベースの Integrity サーバ向けの,新しい HP プライシング・ソリューション製品です。
I/O サイズ・リミットの拡大 COPY コマンドでのブロック・サイズの上限が拡大されました。
LMF の拡張 準拠レポートのあて先を変更できるようになりました。
HP nPartition Provider (I64 のみ) OpenVMS Version 8.3 に移植されました。
HP Pay Per Use (PPU) (I64 のみ) セル・ベースの Integrity サーバ向けの, HP On Demand Solutions 製品です。
HP Superdome サーバのサポート (I64 のみ) OpenVMS は, PA-RISC の nPartitions と Intel® Itanium® 2 の nPartitions の両方を持つ HP sx1000 チップセット・ベースの構成をサポートすることができます。
Web-Based Enterprise Management Services for OpenVMS (WBEM) 業界標準のエンタープライズ管理フレームワークです。
システム管理機能 説明
BACKUP Ctrl/T メッセージ 会話型のバックアップ操作中に,より多くの情報を表示するように拡張されました。
BACKUP /IO_LOAD 修飾子 システム上での同時読み込み I/O の回数を増加または減少させることができるようになりました。
BACKUP /PROGRESS_REPORT 修飾子 バックアップ情報を現在の出力デバイスに送ります。
BACKUP セーブ・セットの暗号化 ENCRYPT コマンドおよび DECRYPT コマンドの追加により,AES 暗号化アルゴリズムとユーザ指定の鍵を使用して,BACKUP セーブ・セットの暗号化および復号化を行います。
光媒体 CD および DVD 用のツール 光媒体 CD および DVD に記録するためのツールが追加されました。
クラスタ・インターコネクト データの圧縮と数ギガビットの回線速度を提供します。
クラスタ・サテライト・ブート クラスタ・サテライト・ブートが, OpenVMS Alpha だけでなく, OpenVMS I64 でもサポートされるようになりました。
ロックの動的な再マスタリング ロック・ツリーの再マスタリングを判断する方法が更新されました。
動的ボリューム拡張 (DVE) のサポート BACKUP ユーティリティに追加されました。
暗号化 OpenVMS レイヤード・プロダクトの暗号化機能が,オペレーティング・システムに統合されました。
InfoServer ユーティリティ OpenVMS I64 だけでなく OpenVMS Alpha でもサポートされるようになりました。 OpenVMS が動作する AlphaServer および Integrity サーバ上で, InfoServer ハードウェア製品の機能を提供します。 InfoServer ユーティリティは, AlphaServer や Integrity サーバで OpenVMS オペレーティング・システムをインストールまたはアップグレードするために使用できます。
MONITOR ALIGN コマンド (I64 のみ) Monitor ユーティリティに新しいコマンドが追加されました。
MONITOR の PROCESSES クラス向けのクラス名修飾子 プロセスごとのモードの使用量を監視するために使用されます。
マルチパスの機能拡張 EVA コントローラおよび MSA コントローラの,新しいアクティブ-アクティブ機能が追加されました。
パッチ関連のメニュー・オプション OpenVMS オペレーティング・システムの配布メディアのメイン・メニューに,パッチ関連の操作を行うオプションが新たに追加されました。
PCSI ユーティリティの機能拡張 手動検証,自動検証, ODS-5 の完全なサポート,署名済み製品キットの検証が追加されました。
SANCP ユーティリティ 特定の Fibre Channel ストレージ・ポート上の論理ユニット番号 (LUN) へのすべてのパスにわたって,ホストあたりのアクティブな入出力の数を制限することができます。
SAS ユーティリティ (I64 のみ) HP 8 Internal Port Serial Attached SCSI Host Bus Adapter (SAS コントローラ) の IR (Integrated RAID) 機能を構成します。
SCACP のデータ圧縮 SET VC/COMPRESSION (または /NOCOMPRESSION) コマンドで,指定した仮想サーキット (VC) ごとに圧縮したデータの送信を有効または無効にすることができます。
SCACP の数ギガビットのスケーリング /WINDOW=RECEIVE_SIZE 修飾子と /WINDOW=TRANSMIT_SIZE 修飾子を使用して,自動的に計算された送受信ウィンドウ・サイズを指定変更することができます。
Integrity サーバにおける HP OpenVMS I64 Serial Multiplexer (MUX) のサポート (I64 のみ) USB を使用して Integrity サーバにシリアル回線を追加することができます。
Spinlock Trace ユーティリティ 表示が改良されました。
HP System Analysis Tools ユーティリティ System Dump Debugger が Integrity サーバ対応の OpenVMS で利用可能になりました。いくつかの新しい System Dump Analyzer コマンドと修飾子が追加されました。
システム・パラメータ 本リリースでは,以下に示すシステム・パラメータが新たに追加されています。

  • EXECSTACKPAGES

  • GB_CACHEALLMAX

  • GB_DEFPERCENT

  • IO_PRCPU_BITMAP

  • LOCKRMWT

  • SCH_HARD_OFFLD

  • SCH_SOFT_OFFLD

  • SCHED_FLAGS

  • SMP_CPU_BITMAP

  • SMP_PRCPU_BITMAP

  • VCC_PAGESIZE

  • VCC_RSVD

システム・サービス・ロギング SSLOG が改良されました。
タイム・ゾーン 新しいタイム・ゾーンがデータベースに追加され,サポートされるようになりました。
デバイス管理のための UCM の変更 システムに差し込んだデバイスが自動的に設定されるようになりました。
OpenVMS での仮想 LAN (VLAN) のサポート OpenVMS に IEEE 802.1Q (VLAN) のサポートが追加されました。
HP Volume Shadowing for OpenVMS の機能拡張 以下の新機能が追加されています。

  • ボリューム処理時に自動的にビットマップを作成

  • SET SHADOW の新しい修飾子 /RESET

プログラミング機能 説明
CDSA (Common Data Security Architecture) Secure Delivery と HRS (Human Recognition Service Standard) のサポートが追加されています。
HP C ランタイム・ライブラリ (CRTL) の機能拡張 以下の機能が追加されています。

  • シンボリック・リンクと POSIX 準拠のパス名

  • バイト単位のロック

  • 新しい関数

  • TCP/IP のヘッダ・ファイルの更新

デッドロック待ち 新しい項目コード PPROP$C_DEADLOCK_WAIT により,ロック・マネージャで 1 秒以下のデッドロック待ちが可能になりました。
項目コード 以下の項目コードが新たに追加されました。

  • DEVICE_MAX_IO_SIZE

  • VOLUME_RETAIN_MAX

  • VOLUME_RETAIN_MIN

  • MAILBOX_INITIAL_QUOTE

  • MAILBOX_BUFFER_QUOTA

HP Kerberos for OpenVMS の機能拡張 Kerberos for OpenVMS に新機能が追加されました。 Kerberos Version 3.0 for OpenVMS は,MIT Kerberos V5 Release 1.4.1 を基にしています。
ライブラリ・ユーティリティの機能拡張 (I64 のみ) マングル化された名前とデマングル化された名前の一覧を表示できるようになりました。
リンカ・ユーティリティの機能拡張 /DNI 修飾子と, /FULL 修飾子の DEMANGLED_SYMBOLS キーワード。
HP MACRO Compiler for OpenVMS Alpha システムの機能拡張 Alpha システム向けの最新の GEM バックエンドを使用するようにアップグレードされ,DCL 修飾子 /ARCHITECTURE が新たに追加されるなど,機能拡張が行われました。
RMS (Record Management System) の機能拡張 いくつかの機能拡張が行われました。
HP Secure Sockets Layer (SSL) for OpenVMS の機能拡張 SSL に新機能が追加されました。HP SSL Version 1.3 は,OpenSSL 0.9.7e を基にしています。
USB 汎用ドライバ ユーザが USB デバイスのサポートを追加するための,$QIO ベースの API が提供されました。
関連製品の機能 説明
HP Distributed NetBeans for OpenVMS デスクトップ・システム上で NetBeans IDE が実行できるようになりました。
HP OpenVMS Management Station Version 3.3 OpenVMS Alpha Version 8.3 では OpenVMS Management Station Version 3.3 が提供されます。
HP Secure Web Browser for OpenVMS OpenVMS Version 8.3 では HP Secure Web Browser for OpenVMS Version 1.7-13 が提供されます。
HP Secure Web Server for OpenVMS OpenVMS Version 8.3 では HP Secure Web Server for OpenVMS Version 2.1 が提供されます。
HP TCP/IP Services for OpenVMS OpenVMS Version 8.3 では,HP TCP/IP Services for OpenVMS Version 5.6 が提供されます。
HP Web Services Integration Toolkit for OpenVMS 一連のツールが提供されます。

OpenVMS Version 8.3 の使用を開始する前に,『HP OpenVMS V8.3 リリース・ノート[翻訳版]』および『HP OpenVMS V8.3 インストレーション・ガイド[翻訳版]』をお読みください。


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