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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
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目次
まえがき
第 1 章:本書の概要
第 2 章:一般ユーザ向けリリース・ノート
第 3 章:システム管理者向けリリース・ノート
第 4 章:プログラミングに関するリリース・ノート
第 5 章: 関連ドキュメントに関するリリース・ノート
第 6 章:日本語機能に関するリリース・ノート
付録 A :OSF/Motif リリース 1.2 リリース・ノート
付録 B :OSF/Motif サンプル・プログラム
索引
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日本語 HP DECwindows Motif for OpenVMS | HPE 日本

日本語 HP DECwindows Motif
for OpenVMS
リリース・ノート


目次 索引

第 2 章
一般ユーザ向けリリース・ノート

この章では, DECwindows Motif に関する一般ユーザ向けの情報について説明します。

2.1 OpenVMS ディスプレイ・デバイスとレイヤード・プロダクトのインタフェース

この節は,OpenVMS ディスプレイ・デバイス (SET DISPLAY) と DECwindows Motif レイヤード・プロダクトのインタフェースに関するリリース・ノートです。

2.1.1 OpenVMS ディスプレイ・デバイス (SET DISPLAY)

この項は,SET DISPLAY コマンドと SHOW DISPLAY コマンドを使用して作成および管理される OpenVMS ディスプレイ・デバイスに関するリリース・ノートです。

V1.3

タイムアウトによるクッキーの無効化に関するエラー・メッセージは,誤解を招きやすいものになっています。 %SYSTEM-F-BADPARAM というエラー・メッセージは,不正なパラメータ値があることを示しています。しかし,これはエラーの本質を示すものではありません。

V1.3

SET DISPLAY/REVOKE コマンドを使用して,生成されたトラステッド・クッキーを破棄すると,次のような入出力エラーが発生することがあります。


XIO:  fatal IO error 65535 (connection aborted) on X server ":0.0" 
      after 10 requests (8 known processed) with 0 events remaining. 

このエラーは,SET DISPLAY/REVOKE コマンドがサーバへ接続するときに使用していたクッキーが原因で発生します。このクッキーを破棄すると,ディスプレイ・サーバへの接続が中断されます。

このエラーは致命的に見えますが,取り消し操作は実際には正常に完了しています。

V1.2--6

DCL SET DISPLAY コマンドでユーザ・モードのディスプレイ・デバイスを作成する際に, DECwindows Motif からログ・アウトしたときに,未使用デバイスが削除されないことがあります。 SET DISPLAY で作成されたディスプレイ・デバイスは, X クライアント・アプリケーションが使用するまで恒久的デバイスと見なされるため,終了時に破壊されません。

この問題を回避するには,スーパバイザ・モードのディスプレイ・デバイスを作成してください。

2.1.2 DECTPU

この項は,DECTPU の DECwindows Motif インタフェースに関するリリース・ノートです。

V1.0

小さなディスプレイ・モニタ上で DECTPU for DECwindows Motif を実行している場合,メイン・ウィンドウが完全には表示されないことがあります。

この状態を解決するには,次の手順に従います。

  1. 次のリソースを X リソース・ファイルの DECTPU セクションに追加します。


    Tpu.Tpu$MainWindow.X:                             0 
    Tpu.Tpu$MainWindow.Y:                             0 
    Tpu.Tpu$MainWindow.Rows:                          21 
    Tpu*condensedFont:                                on 
    Tpu*fontSetSelection:                             1 
    

  2. SYS$LIBRARY:EVE.DAT からリソース・ファイルをコピーして,前述の行を追加します。

  3. 論理名 TPU$DEFAULTS を使用して,新しいリソース・ファイルをポイントします。
    次の例では,ログイン・ディレクトリ内の eve_small_window.dat という名前の X リソース・ファイルを使用して EVE DECwindows Motif ユーザ・インタフェースを起動し,LOGIN.COM ファイルを編集します。


    $  DEFINE TPU$DEFAULTS SYS$LOGIN:EVE_SMALL_WINDOW.DAT
    $  EDIT/TPU/INTER=DECWINDOWS LOGIN.COM
    



2.2 一般的な DECwindows Motif 環境

この節は,一般的な DECwindows Motif ユーザ環境に関するリリース・ノートです。ここでは, New Desktop 環境と従来の DECwindows Desktop 環境の両方に共通の修正,制限事項,および既知の問題について説明しています。

2.2.1 誤った論理名テーブルに DECwindows 論理名が作成される問題の解決

V1.6

多くの場合, DECwindows は LNM$FILE_DEV 論理名を使用して論理名を作成します。

通常,LNM$FILE_DEV 論理名が最初に参照するテーブルは, LNM$PROCESS テーブルです。ただし,検索リストの 1 番目のテーブルが LNM$PROCESS テーブルではなく別のテーブルを使用するようになっている場合,すべての DECwindows 論理名はそのテーブルに作成されてしまいます。

この問題を回避するため,本リリースの DECwindows では論理名が明示的に LNM$PROCESS テーブルに作成されるよう変更されています。

2.2.2 DECW$GREET.TXT タイマの追加

V1.6

New Desktop のログイン・プロセスには,カスタマイズされたグリーティング・メッセージを表示する機能があります。

指定された時間内にユーザがログイン処理を完了しなければ,カスタマイズされたグリーティング・メッセージがポップアップし,ログイン処理がリセットされます。このタイムアウト時間値 (秒単位) は, cde$user_defaults:[config.c]xresources.dat リソース・ファイルの Dtgreet*timeout リソースに,適切なタイムアウト時間を割り当てることで設定できます。

デフォルトのタイムアウト値は,180 秒です。

2.2.3 ログイン・ボックスが表示されない問題の修正

V1.6

この問題は,次の 2 つの状況で発生していました。

  • ログインに 3 回連続失敗すると,ログイン・ボックスが表示されません。この問題は, DECW$SERVER_AUDIT_LEVEL に 1 以上の値が設定されている場合にのみ発生します。

  • アクティブ・ライセンスの上限を超えて DECwindows にユーザがログインしようとすると,ポップアップ確認ポックスに次のエラー・メッセージが表示されます。


    Attempted usage exceeds active license limits. 
    


    ユーザがこのボックスに対して確認の応答を行うと,画面がグレーになり,ログイン・ボックスは表示されません。

上記の問題は,DECwindows Motif for OpenVMS Version 1.6 で修正されています。

2.2.4 拡張機能が存在しない場合に XGetExtensionVersion が表示のロックを解除しない問題

V1.6

拡張機能が存在しない場合, XGetExtensionVersion は表示のロックを解除しません。

2.2.5 DECnet が存在しない場合にノード名が表示されない問題

V1.6

DECnet トランスポートがマシン上に構成されていない場合,一部の DECwindows アプリケーションが,表示されるはずのノード名を表示しません。

2.2.6 CSWB 内に Java Applet を表示する際に DECW$SERVER プロセスがハングアップする問題

V1.6

CSWB は DECW$SERVER プロセスで複数のスレッドをオープンします。この処理により,まれに競合状態が発生してデッドロックを引き起こし,プロセスがハングアップしたように見えます。

2.2.7 Web ブラウザのサポート

V1.5

HP OpenVMS Alpha および HP OpenVMS I64 オペレーティング・システムで正式にサポートする Web ブラウザは, HP Secure Web Browser (SWB) です。 SWB は標準への準拠,性能,および移植性を考慮して Mozilla Web ブラウザをベースにしたブラウザで,その使用ライセンスはオペレーティング・システムのライセンスに含まれています。

OpenVMS Alpha 版のブラウザは,次の URL から入手できます。


http://h71000.www7.hp.com/openvms/products/ips/cswb/cswb.html 

上記のページには,インストール手順と実行手順の他,ハードウェアとソフトウェアの前提条件,システム・パラメータ,アカウント・クォータ,および障害報告に関する情報が掲載されています。

OpenVMS I64 版のブラウザは OpenVMS I64 Operating Environment (OE) の一部として提供されており,キットは OE の配布メディアに含まれています。 OpenVMS のそれぞれの OE に含まれるコンポーネントについての詳細は『HP OpenVMS I64 Software Product Description (SPD)』を参照してください。

注意

SWB から Java アプリケーションを実行するようなインスタンスではシステムが短時間フリーズする場合があります。これは,要求元のクライアント・アプリケーションに対するブロックされていない書き込み操作を, DECwindows X ディスプレイ・サーバが正しく処理する際に発生します。この制限事項の詳細は 第 4.1.9 項 を参照してください。



V1.5

DECwindows Motif for OpenVMS Alpha Version 1.3 以上のシステムで,拡大/縮小された白黒イメージが正しく表示されないという問題がありました。問題の内容は,イメージの右上の角が左上の部分と重なるというものです。

この問題は DECwindows Motif for OpenVMS Version 1.5 で修正されています。

2.2.9 非常に長いサーバ要求を発行するアプリケーションにおける応答時間の問題の解決 (Alpha のみ)

V1.5

サーバからの非常に長い応答が必要となるような複数の要求を発行する DECwindows Motif クライアント・アプリケーションで発生する応答時間の問題は解決されています。このような処理の例としては,スクリーン全体の内容の要求や,フォント・サーバにアクセスが必要なフォントのリスト要求などがあります。

この問題は, DECwindows Motif for OpenVMS Version 1.5 で修正されています。

2.2.10 ローカル・トランスポートで実行しているアプリケーションにおける処理遅延の解決

V1.5

DECwindows Motif for OpenVMS Alpha Version 1.3 以降で,ローカル・トランスポートを使用しているクライアント・アプリケーションが,通常の待ち状態に入るべきときに計算限界 (compute-bound) 状態になるという問題は解決されています。

この問題は, DECwindows Motif for OpenVMS Version 1.5 で解決されています。ただし,複数のカーネル・スレッドを使用するクライアント・アプリケーションでは,マルチスレッド・サポートが有効になっているかどうかに関係なく,この問題が発生する場合が稀にあります。

2.2.11 GKS を使用するアプリケーションのフェール

V1.3

HP Graphics Kernel System for OpenVMS (GKS)を使用するアプリケーションを DECwindows Motif から実行すると,アプリケーションがフェールする場合があります。この問題は,読み取りイベントと応答イベントの間の AST レベルでの競合が原因で発生します。このような状況が発生すると,アプリケーション・プロセスがハングし, "unexpected asynchronous reply" というエラー・メッセージが表示されます。

2.2.12 要求が集中したアプリケーションがクローズ前に一時停止する問題

V1.3

ローカル・ネットワーク・コネクション上で動作していて,要求が集中しているアプリケーションがウィンドウ・マネージャによって強制的にクローズされた場合,多少の遅延が発生することがあります。たとえば,DECW$EXAMPLES:ICO アプリケーションをローカル・ディスプレイからクローズしようとすると,アプリケーション・ウィンドウがクローズするまでに少し時間がかかります。

この現象は,ウィンドウ・マネージャ (DTWM) とサーバ・プロセスの間のリソースの競合によって発生します。この問題を回避するには,DECW$SERVER_PRIORITY パラメータを使用してサーバ・プロセスの優先順位を下げます。詳しくは 『HP DECwindows Motif for OpenVMS Alpha New Features』 を参照してください。

2.2.13 Display PostScript のサポートの終了

V1.2--6

1998年8月1日から, Adobe Display PostScript ソフトウェアはサポートされなくなりました。これは,Adobe Systems 社が Display PostScript のサポートを打ち切ったことに伴う措置です。

この措置により,Adobe Display PostScript ソフトウェアを使用していた DECwindows Motif アプリケーションの動作に及ぼした影響はさまざまです。たとえば,日本語 DECwindows Motif for OpenVMS Version 1.2--6 から,ブックリーダは PostScript フォーマットのグラフィックスを表示することができません。

この措置により個々の DECwindows アプリケーションに及ぼした影響については,次のリリース・ノートを参照してください。

DECwindows Motif 環境用に設計されたユーザ作成のアプリケーションやサード・パーティ製のアプリケーションに及ぼすおそれのある影響については, 第 4.1.14 項 を参照してください。

2.2.14 「テア・オフ」メニューのサポートの制限

V1.2--3

次のアプリケーションは「テア・オフ」メニューをサポートしていません。

  • CDA ビューア

  • ノートパッド

  • 画面印刷



2.2.15 "System Menu Bar: Pseudo Mouse Not Available" のメッセージの意味

V1.2--3

"System Menu Bar: Pseudo Mouse not available" は,セッションを実行したときに SYS$LOGIN:DECW$SM.LOG ファイルに書き込まれる情報メッセージです。これはエラー・メッセージではありません。 X ディスプレイ・サーバでは自動的に疑似マウス・モードが提供され,矢印キーを使用してマウス・カーソルを動かすことができます。

2.2.16 OSF/Motif リリース1.1.3に対してリンクされたアプリケーションからの印刷

V1.2

プリント・キューを持たないシステム上で印刷を実行しようとしたとき, OSF/Motifリリース1.1.3にリンクされているアプリケーションが異常終了することがあります。 OSF/Motifリリース 1.1.3のライブラリにリンクされ, DECwindows標準の印刷ダイアログ ([印刷ウィジェット])を使用するレイヤード製品も影響を受けます。

考えられる解決策としては, DECwindows印刷ダイアログを表示しないようにするか,自分のシステムでプリント・キューを定義するようにします。プリント・ジョブを受け付けるだけであれば,プリント・キューがプリンタに接続されている必要はありません。プリント・キューがプリンタに接続されていないことを意味するキューの名前 (例: NULL_PRINTER) を指定してください。

2.3 New Desktop 環境

この節は, New Desktop 環境に関するリリース・ノートです。

2.3.1 ワークスペースのカスタマイズ

V1.6

New Desktop で,以下のようなワークスペースのカスタマイズが可能になりました。

  • 共通デスクトップ環境 (CDE) のフロント・パネル上のワークスペース・ボタンの色を,ワークスペースの背景色と連動させることができるようになりました。

  • リソースの組み合わせによって,ワークスペース数を制限できます。

  • ワークスペース数が最大または最小の場合には,ワークスペース・ボタンのポップアップ・メニューにあるワークスペースの追加または削除オプションを使用不可にします。

  • マウス・ボタンを離した後一定時間が経過するとサブパネルが自動的に削除されるように設定できるようになりました。

ワークスペースのカスタマイズについての詳細は,『HP DECwindows Motif for OpenVMS New Features』を参照してください。

2.3.2 ワークスペースの背景色の問題の解決

V1.6

SkyLight と SkyDark の背景で,画面の y 方向の解像度が 1024 ピクセルより大きい場合に,画面下部で背景色が変わるという問題がありました。

この問題は,DECwindows Motif for OpenVMS V1.6 で修正されています。

2.3.3 ログイン・テキスト・フィールドにパスワードが表示される問題の解決

V1.6

ユーザ名を入力した直後にパスワードを入力するために Return キーを押した場合,ユーザ名テキスト・フィールドにパスワードが一時的に表示されるという問題がありました。

この問題は,DECwindows Motif for OpenVMS V1.6 で修正されています。

2.3.4 電卓のデフォルトの幅の増加

V1.5

New Desktop の電卓アプリケーション (DtCalc) のデフォルトの横幅が大きくなっています。固定長の表示フォーマットを選択した場合に,すべての桁を表示するのに充分な大きさになっています。

2.3.5 大量のファイル・コピーあるいはファイル移動の際にファイル・マネージャがハングする問題の解決

V1.5

1 回の操作で大量のファイル (ファイル名の長さに依存して 30〜50) をコピーあるいは移動する際にファイル・マネージャ (dtFile) が RWMBX 状態でハングするという問題は解決されています。

ただし,大量のファイルを 1 回の操作で移動する方が,同じファイルを複数回に分けて移動するより処理時間はかかります。

2.3.6 ファイル・マネージャのリストア操作の適切な取消 (Alpha のみ)

V1.5

ごみ箱からファイルを元に戻す際に同じファイル名の既存ファイルがある場合,ファイル・マネージャはダイアログ・ボックスを表示し,リストア操作を継続するかあるいは中止するかを確認するためのプロンプトを表示します。以前のバージョンで発生した,取消操作を選択した場合にファイル・マネージャがクラッシュするという問題は解決されています。

2.3.7 マルチヘッド・システムでスタイル・マネージャが誤ったセキュリティ・オプションを表示する問題

V1.3

スクリーン 0 以外のスクリーンから,スタイル・マネージャを使用して [スタイル・マネージャ---セキュリティ] ダイアログ・ボックスにアクセスすると,このダイアログ・ボックスに表示される設定が誤っていることがあります。

この現象を回避するには,[スタイル・マネージャ---セキュリティ] ダイアログ・ボックスを必ずスクリーン 0 から表示します。アプリケーション・マネージャから起動される [デスクトップツール] に含まれている [デフォルト画面の設定] ツールを使用して,スタイル・マネージャを表示するスクリーンを選択します。

この問題は,XINERAMA 無しで構成したマルチヘッド・システムでのみ発生します。 XINERAMA の場合,論理スクリーンは 1 つしかありません。


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