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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
ライブラリ

タイトルページ
目次
まえがき
第 1 部: 日本語 DECwindows Motif のインストレーション
第 1 章:インストレーションの準備
第 2 章:日本語 DECwindows Motif のインストレーション
第 3 章:インストレーション後の作業
第 4 章:インストレーション/アンインストレーション実行例
第 5 章: エラー発生時の対処
第 2 部:標準版 DECwindows Motif のインストレーション
第 6 章:インストレーションの準備
第 7 章:POLYCENTERソフトウェア・インストレーション・ユーティリティの使用方法
第 8 章:ソフトウェア・インストレーション完了後の作業
第 9 章:DECwindows Motif ソフトウェアの管理
付録 A :POLYCENTERソフトウェア・インストレーション・ユーティリティを使用したインストレーション実行例
付録 B :ソフトウェア・コンポーネントとバージョンの確認
索引
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日本語 HP DECwindows Motif for OpenVMS | HPE 日本

日本語 HP DECwindows Motif for OpenVMS
インストレーション・ガイド


目次 索引

第 6 章
インストレーションの準備

ここでは,POLYCENTERソフトウェア・インストレーション・ユーティリティを使用して,標準版 DECwindows Motif ソフトウェアをインストールするために必要な準備と条件について説明します。

DECwindows Motif をインストールし設定を行うには,適切なバージョンの OpenVMS オペレーティング・システムと充分な容量のメモリ,およびライセンスが必要です。また,システムのアップグレードの場合は, OSF/Motif Release 1.1.3 プログラミング・ファイルあるいはブックリーダ・ファイルのカスタマイズ内容の保管が必要な場合があります。

この節の構成と内容は次のとおりです。

注意

インストレーションを始める前にリリース・ノートをお読みください。オンライン・リリース・ノートが用意されています。リリース・ノートを参照する方法については 第 7.2 節 を参照してください。



DECwindows Motif for OpenVMS Version 1.6 ソフトウェアは, OpenVMS Version 8.3 がサポートするすべてのプロセッサにインストールすることができます。サポートされているハードウェアの一覧については, OpenVMS および DECwindows Motif のソフトウェア仕様書(SPD)を参照してください。

OpenVMS Alpha システムでは最低 64 MB のメモリが必要になります。可能であれは 128 MB 以上のメモリを用意することをお勧めします。

OpenVMS I64 システムでは,必要な最低メモリ容量はそれぞれの Integrity サーバによって異なります。一般的には,512 MB のメモリ構成をお勧めします。詳細は OpenVMS の SPD を参照してください。

6.2 必要なオペレーティング・システム・ソフトウェア

DECwindows Motif for OpenVMS Version 1.6 のインストールには,システムに OpenVMS Version 8.3 オペレーティング・システムがインストールされていることが必要です。

サポートされているバージョンの OpenVMS がシステムにインストールされていない場合は, DECwindows Motif をインストールしようとするとインストレーションが失敗します。

OpenVMSオペレーティング・システムには, DECwindows Motif をサポートするコンポーネントのサブセットが 2 つ含まれています。 DECwindows Motif ソフトウェアを使用するには, 表 6-1 に示すコンポーネントがインストールされた状態で OpenVMSシステムが稼動している必要があります。

表 6-1 DECwindows Motifサポート・オプション
オプション 説明
DECwindows Motif ネットワーク・トランスポートおよびベース・システム・サポート このコンポーネントは DECwindows Motif のインストレーション,および DECwindows Motif アプリケーションの実行に必要です。 OpenVMSのインストレーション時にこのオプションのインストレーションを行うかどうか問い合わせるプロンプトが表示されます。

OpenVMSのこのオプションがインストールされているかどうか確認するには,次のファイルが存在するかどうかを確認してください。

SYS$LIBRARY:DECW$TRANSPORT_COMMON.EXE

DECwindows X11 Display Server ,フォントおよびデバイス・ドライバ このコンポーネントは,システムに DECwindows Motif アプリケーションその他のX11アプリケーションを表示するために必要です。 OpenVMS のインストレーション時に,このオプションをインストールするかどうかのプロンプトが表示されます。

OpenVMS にこのオプションがインストールされているかどうか確認するには,次のファイルが存在するかどうかを確認してください。

SYS$SYSTEM:DECW$SERVER_MAIN.EXE

システムにDECW$SERVER_MAIN.EXEファイルがない場合は,ローカル・システムに X Windowアプリケーションを表示することはできません 1。 DECwindows Motif のインストレーション・プロシージャは,ワークステーションのサポートなしでインストレーションを継続するかどうかのプロンプトを表示します。

OpenVMS をインストールした後に DECwindows デバイス・サポートを追加する方法については, 第 9.2 節 を参照してください。


1 このコンポーネントがローカルにインストールされていない場合は, DECwindows Motif アプリケーションを DECwindows X11 Display Server がインストールされたリモート・システムに表示させてください。



インストレーション検証プロシージャ(IVP)を起動してソフトウェアを使用する前に, DECwindows Motif のライセンスを登録しておかなければなりません。

ライセンス管理機能 LMF を使用してライセンスを登録するには,システム管理者のアカウント(SYSTEM)でログインします。次のいずれかの方法でライセンスを登録してください。

  • SYS$UPDATE:VMSLICENSE.COMプロシージャを呼び出します。入力を求めるプロンプトが表示されたら,ライセンス PAK のデータを入力してください。

  • DCLのプロンプトで,ライセンスPAKの情報に対応する修飾子を指定して, LICENSE REGISTER コマンドを入力してください。

VMSクラスタの複数ノードで DECwindows Motif を使用する場合は,このインストレーションの完了後,他のノードでもライセンスを登録してください。

DECwindows Motif ソフトウェアのライセンスがすでに登録されているノードあるいはクラスタに対してアップデートを行う場合は,ライセンス PAK の新規登録の必要はありません。

ライセンス管理機能(LMF)の使用についての詳細は,『 VMS License Management Utility Manual 』を参照してください。

以下の項で,それぞれのプラットフォームに固有のライセンス情報について説明します。

6.3.1 OpenVMS Alpha システムでのライセンス

ノードまたはクラスタ上に DECwindows Motif ソフトウェアをインストールして起動する前に,ライセンス管理機能 (LMF) を使用して,DW-MOTIF ライセンスPAK,あるいは NET-APP-SUP-150 などの DECwindows Motif のサポートを含む別のライセンスPAKを登録する必要があります。ライセンスとメディアをあわせて注文した場合はライセンスPAK情報はキットとともに提供されます。それ以外の場合は,ライセンスの注文に応じて別途提供されます。

6.3.2 OpenVMS I64 システムでのライセンス

DECwindows Motif をインストールする前に, DECwindows Motif レイヤード製品を含む OpenVMS I64 Operating Environment (OE) のライセンスを登録しておく必要があります。 OpenVMS I64 の OE については, HP OpenVMS I64 および DECwindows Motif の SPD を参照してください。

6.4 OSF/Motif Release 1.1.3 および XUI プログラミング・ファイルの保管

DECwindows Motif ソフトウェアで提供される X Window および OSF/Motifライブラリは, V1.2 より前のバージョンに付属のライブラリとの互換性がありません。ランタイムの互換性は維持されていますが, OSF/Motifリリース1.1.3およびXUIのプログラミング環境は,それよりあとのOSF/Motifリリース1.2のプログラミング環境との互換性はありません。

DECwindows Motifの旧バージョンで提供されていた XUIおよびOSF/Motifリリース1.1.3環境でのプログラミング・サポートは,現在の DECwindows Motif 製品ではサポートされていません。 DECwindows Motif のインストレーション時に,システムに存在するXUIおよびOSF/Motifリリース1.1.3のプログラミング・ファイルを保管するかどうかを選択することができます。これらのプログラミング・ファイルの保管を選択した場合はサブディレクトリにファイルが移され,以後のプログラミングでそれらを利用することができす。具体的には, 表 6-2 に示す各ディレクトリに [.DECW$113] というサブディレクトリが作成され,古いファイルがこのサブディレクトリに移されます。

表 6-2 旧バージョンのXUIまたはMotifプログラミング環境用ディレクトリ
ディレクトリ 内容 新しい位置
DECW$INCLUDE Cヘッダ・ファイル SYS$SYSROOT:[DECW$INCLUDE.DECW$113]
SYS$SYSTEM UILコンパイラ SYS$SYSROOT:[SYSEXE.DECW$113]
SYS$LIBRARY 非C言語バインディング SYS$SYSROOT:[SYSLIB.DECW$113]

注意

保管したプログラミング・ファイルを利用する方法については,『HP DECwindows Motif for OpenVMS リリース・ノート』を参照してください。



インストレーション・プロシージャによって,次のファイルがデフォルト・バージョンに置き換えられます。

SYS$SYSROOT:[DECW$BOOK]LIBRARY.DECW$BOOKSHELF

カスタマイズしたファイルを保管したい場合は, DECwindows Motif ソフトウェアをインストールする前に,別のディレクトリにコピーするか,名称を変更して削除されないようにします。

カスタマイズしたファイルを別のディレクトリにコピーする場合は,ディレクトリを作成して, DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM ファイルにグローバル・シンボルを定義します。

次の手順に従って, SYS$COMMON:[DECW$BOOK_LOCAL] という名前のブックリーダ用のディレクトリを作成します。

  1. 次のようにディレクトリを作成し, WORLD の読み取りアクセスを指定します。


    $ CREATE/DIRECTORY/PROTECTION=WORLD:R -
    _$ SYS$COMMON:[DECW$BOOK_LOCAL]
    

  2. 次のように LIBRARY.DECW$BOOKSHELFファイルを新しいディレクトリにコピーします。


    $ COPY SYS$SYSROOT:[DECW$BOOK]LIBRARY.DECW$BOOKSHELF -
    _$ SYS$COMMON:[DECW$BOOK_LOCAL]*/LOG
    

  3. SYS$MANAGERディレクトリに DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COMコマンド・ファイルが存在しない場合は,次のようにテンプレート・ファイルをコマンド・ファイルにコピーします。


    $ COPY SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.TEMPLATE -
    _$ SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COM/LOG
    

  4. DECW$PRIVATE_APPS_SETUP.COMファイルを編集して次の1行を追加し,グローバル・シンボルのDECW$BOOKがブックリーダのディレクトリを示すようにします。


    $ DECW$BOOK == "SYS$COMMON:[DECW$BOOK_LOCAL]"
    

  5. 製品のインストレーション後およびDECwindowsの起動後 (たとえば,システムのリブート後など) に手順 4 を実行した場合は,次のコマンドを使用して DECwindows Motif を再起動します。


    $ @SYS$MANAGER:DECW$STARTUP RESTART
    

DECwindows Motif 環境の設定手順についての詳細は,『HP DECwindows Motif for OpenVMS 管理ガイド』を参照してください。

6.6 インストレーション・プロシージャの実行に必要な前提条件

ここでは, PCSI を使用して DECwindows Motif ソフトウェアをインストールする際に必要な前提条件について説明します。

6.6.1 プロセス・アカウントのクォータ

表 6-3 に,インストレーション・プロシージャが必要とするクォータを示します。

表 6-3 インストールするアカウントのプロセス・クォータ
クォータ    値
ASTLM    250
BIOLM    150
BYTLM  64,000
DIOLM    150
ENQLM   2,000
FILLM    100

OpenVMS AUTHORIZEユーテリィティを使用して,利用者登録ファイル(UAF)内のインストレーション・アカウントのプロセス・クォータの確認および変更を行います (サイトによっては,特定のアカウントあるいはユーザに対して, AUTHORIZEユーティリティの使用を制限している場合があります)。たとえば,インストレーション・アカウント account-name の BYTLMクォータを変更するには,次のコマンドを入力してください。


$ SET DEFAULT SYS$SYSTEM
$ RUN AUTHORIZE
UAF> SHOW account-name
UAF> MODIFY account-name /BYTLM = 32768
UAF> SHOW account-name
UAF> EXIT
$ LOGOUT

インストレーション・アカウントのクォータを変更した場合は,新しい値を有効にするために一度ログアウトした後に再度ログインしてください。以上で,インストレーションに進むことができます。

ユーザ・アカウント・クォータは SYS$SYSTEM:SYSUAF.DATファイルに保存されています。アカウント・クォータを変更する手順についての詳細は,『OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』を参照してください。

6.6.2 ディスク容量

以下の表を使用して, DECwindows Motif のソフトウェア・コンポーネントをインストールするために必要な空きスペースがシステム・ディスクにあるかどうか確認します。ただし,すべてのコンポーネントをインストールしない場合は,実際に使用するディスク・スペースはこれよりも少なくなります。

システム・ディスクの空きブロック数を確認するには, DCLプロンプトで次のコマンドを入力してください。


$ SHOW DEVICE SYS$SYSDEVICE

インストレーション・プロシージャは,システム・ディスクの空きスペースをチェックします。空きスペースが十分でない場合は,次のいずれかの方法を選択することができます。

  • インストールするオプション・ファイルの数を減らす。

  • インストレーションを強制終了し,システム・ディスクの空きスペースを増やしてから,インストレーションを再度実行する。

  • ディスクの空きスペースが足りなくなる可能性があることを承知した上で,継続してインストレーションを行う。

注意

インストール中に必要な空きスペースが不足すると,インストレーション・プロシージャは失敗します。

表 6-4 OpenVMS I64システムで必要なディスク容量 (ブロック数)
コンポーネント/サブ・コンポーネント 容量 小計 合計
インストレーション・オーバーヘッド:  40,000 1  40,000  40,000
LBX サポート:   1,020   1,020   1,020
クライアント・ソフトウェア:      
  クライアント・ベース・キット 114,970 114,970  
  デスクトップ・サポート      
    新しいデスクトップ  63,510    
    DECwindows デスクトップ  13,600    
    新しいデスクトップ用の
リファレンス・ページ
  2,810    
    デスクトップ小計    79,920  
  プログラミング環境      
    C, C++   8,970    
    FORTRAN   2,080    
    Pascal   3,060    
    新しいデスクトップ    150    
    プログラミング小計    14,260  
  サンプル・プログラム      
    サウンド・サンプル   1,670    
    プログラミング・サンプル  12,290    
    新しいデスクトップのサンプル   1,250    
    サンプル小計    15,210  
  クライアント合計     224,360
すべてのコンポーネントの合計:     265,380

1 余分のディスク・スペース割り当て(ディスク・クラスタ・サイズに依存), PCSI オーバーヘッド,ログ・ファイルを含む。この値は,LBX,クライアント・ソフトウェアを組み合わせたインストレーションのための値です。

表 6-5 OpenVMS Alphaシステムで必要なディスク容量 (ブロック数)
コンポーネント/サブ・コンポーネント 容量 小計 合計
インストレーション・オーバーヘッド:  40,000 1  40,000  40,000
LBX サポート:    450    450    450
クライアント・ソフトウェア:      
  クライアント・ベース・キット  57,030  57,030  
  デスクトップ・サポート      
    新しいデスクトップ  43,410    
    DECwindows デスクトップ   7,850    
    新しいデスクトップ用の
リファレンス・ページ
  2,810    
    デスクトップ小計    54,090  
  プログラミング環境      
    C, C++   7,910    
    FORTRAN   2,080    
    Pascal   3,060    
    新しいデスクトップ    150    
    プログラミング小計    13,020  
  サンプル・プログラム      
    サウンド・サンプル   1,550    
    プログラミング・サンプル  10,290    
    新しいデスクトップのサンプル   1,250    
    サンプル小計    13,090  
  変換イメージ・サポート  28,330  28,330  
  クライアント合計     165,780
すべてのコンポーネントの合計:     206,740

1 余分のディスク・スペース割り当て(ディスク・クラスタ・サイズに依存), PCSI オーバーヘッド,ログ・ファイルを含む。この値は,LBX,クライアント・ソフトウェアを組み合わせたインストレーションのための値です。


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