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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
ライブラリ

タイトルページ
目次
まえがき
第 1 章:日本語EVE 概要
第 2 章:日本語 EVE 入門
第 3 章:EVEJ キーパッドを使用して文字を入力する
第 4 章:TARO キーパッドを使用して文字を入力する
第 5 章:JVMS キーパッドを使用して文字を入力する
第 6 章:半角カナの入力
第 7 章:日本語 EVE の編集機能
付録 A :日本語EVEコマンドのリスト
付録 B :ローマ字かな変換対応表
付録 C :ローマ字かな変換における特殊文字変換対応表
付録 D :記号変換対応表
索引
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日本語EVE ユーザーズ・ガイド


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■ ファイルの読み込み ■

ファイルを日本語EVEバッファに読み込むには,次の5つの方法があります。

  • 日本語EVE起動時にファイルを指定する

  • INCLUDE FILEコマンドを入力し,挿入したいファイルの名前を指定する
    日本語EVEは,ファイルの内容全体をバッファ内のカーソルの前の行に挿入する。 INCLUDE FILEコマンドを使用しても,ステータス・ラインに表示されるバッファの名前は変更されない。

  • GET FILEコマンド,または OPENコマンドを入力し,使用するファイル名を指定する
    いずれのコマンドも新しいバッファを作成し,既存のファイルの内容をそのバッファに読み込む。ステータス・ラインに表示されるバッファの名前は, GET FILEコマンド,あるいはOPENコマンドで指定したファイル名と同じになる(詳細は 第 7.7.2 項 "2つのバッファの編集" を参照)。

  • ファイル名を選択,あるいは検索して選択領域とし(反転表示させる), OPEN SELECTEDコマンドを実行する

  • DIRECTORY LIST コマンドを入力し,使用するファイルを選択する


■ ファイルの書き込み ■

現在のバッファの内容をファイルに書き込むには,WRITE FILE コマンドを使用します。WRITE FILE コマンドでは,ファイルを指定できます。ファイル名を指定しなかった場合には,日本語 EVE は入力ファイルのファイル指定を使用して,バッファの内容をファイルに書き込みます。 BUFFER コマンドを使用して現在のバッファを作成した場合には,日本語 EVE はファイル指定を要求するプロンプトを表示します。

編集セッションで WRITE FILE コマンドを使用した後,システム割り込みが発生した場合には,編集セッションの回復に関して 第 7.4 節 "システム割り込みからの回復" の説明を参照してください。

7.6.5 ファイル選択リスト

ファイルの読み込みを行うとき,次の操作をするとファイル選択リストが表示され,その中から読み込むファイルを選択することができるようになりました。

  • DIRECTORY LISTコマンドを使用する

  • SET DIRECTORY LISTコマンドの後で,GET FILEまたは INCLUDE FILEコマンドを使用する

■ DIRECTORY LIST コマンドの使用 ■

DIRECTORY LIST コマンドを使用すると, 図 7-2 のようなファイル選択リストが表示されます。

図 7-2 DIRECTORY LIST コマンドのファイル選択リスト


ファイル選択リストでは, 表 7-15 のキーが有効になります。

表 7-15 ファイル選択リストで使用できるキー
キー 機能
[Return] あるいは [Select]
(M1 ダブルクリック)
読み込むファイルの決定,またはディレクトリの移動
[Insert Here] ファイル名の取り込み,またはディレクトリ移動
[Do] ファイル指定入力(フィルタまたはディレクトリ指定)
カーソル上下( [↑][↓])キー 選択カーソルの移動
[Shift/↑]または [Prev Screen] 前画面へスクロール
[Shift/↓]または [Next Screen] 次画面へスクロール
[Ctrl/↑] リストの先頭へ
[Ctrl/↓] リストの最後へ
[Find] ファイル名の検索
[PF1] + [Find] ファイル名の検索(Wildcard Find)
[Space]または [Ctrl/Z]
(M2 クリック)
ファイル選択のキャンセル

選択カーソル (反転表示の行) を目的のファイルへ移動し,[Return] または [Select] キーを押すか,ポインタを目的のファイルへ移動し,マウスの M1 をダブルクリックします。

図 7-3 FILE_NO2.TXTを選択する


図 7-3 では,現在のディレクトリにある FILE_NO2.TXT というファイルを読み込んでいます。 図 7-4 のようにファイルが読み込まれました。

図 7-4 FILE_NO2.TXTの画面


ディレクトリの移動

図 7-5 任意のディレクトリ指定


図 7-5 のように,DIRECTORY LIST コマンドに任意のディレクトリを指定して,その内容を表示させることもできます ( 図 7-6 を参照)。

図 7-6 ディレクトリ [.PROJ1]のファイル選択リスト


また,ファイル選択リストでディレクトリを選択すると,そのディレクトリの内容が表示されます。

  • ひとつ下のディレクトリを表示したい場合は,任意のディレクトリを選択してください。 図 7-7 では,現在のディレクトリ ABC$1:[MYDIR.WORK] から 1 つ下の PROJ1 というディレクトリを選択しています。選択した後の表示は, 図 7-6 と同様になります。

    図 7-7 ファイル選択リストでのディレクトリ指定


  • ひとつ上のディレクトリを表示したい場合は  [-]  にカーソルを合せて, [Return] を押してください。 図 7-6 の画面でそのまま [Return] を押すと,ABC$1:[MYDIR
    .WORK.PROJ1] の上の ABC$1:[MYDIR.WORK] というディレクトリ ( 図 7-2 を参照)の内容が表示されます。


■ SET DIRECTORY LIST コマンドの使用 ■

SET DIRECTORY LISTコマンドを使用すると,GET FILE またはINCLUDE FILEコマンドを入力したときに, DIRECTORY LISTコマンドを入力したときと同様なファイル選択リストが表示されます。ファイルおよびディレクトリの選択方法は, DIRECTORY LISTコマンドと同様です。

GET FILEまたはINCLUDE FILEコマンドを使用するときに,特定のディレクトリ名またはファイル名を指定すると,ディレクトリの内容または一致するファイルのみがリストに表示されます。ファイル名の指定にはワイルドカードが使えます。

SET DIRECTORY LISTコマンドを実行して GET FILEINCLUDE FILEコマンドを使用した後で,ファイル選択リストを表示させたくないときは, SET NODIRECTORY LIST コマンドを実行してください。

7.7 ウィンドウの使用

日本語 EVE 編集セッションでは,編集中のバッファはウィンドウに表示されます。ステータス・ラインはウィンドウの一番下に反転表示され,バッファの名前,現在の編集モード,および現在の方向が示されます。

日本語 EVE では,ターミナルの画面に同時に複数のウィンドウを表示できます。たとえば,ウィンドウを 2 つ使用して,同じバッファの異なる部分を表示し,編集することができます。

表 7-16 は,ウィンドウを作成し,操作するための日本語 EVE のコマンドを示しています。

表 7-16 ウィンドウ使用の日本語EVEコマンド
コマンド ウィンドウ環境での機能
NEXT WINDOW または
OTHER WINDOW
次の(またはもう1つの)ウィンドウにカーソルを移動する。
PREVIOUS WINDOW 前の(またはもう1つの)ウィンドウにカーソルを移動する。
SPLIT WINDOW カーソルが置かれているウィンドウを2つの小さいウィンドウに分割する。このコマンドで数を指定すれば,ウィンドウを2つ以上に分割することもできる。たとえば, SPLIT WINDOW 3はウィンドウを3つに分割する。
TWO WINDOWS SPLIT WINDOW 2と同じ。
ONE WINDOW カーソルが置かれているウィンドウを1つの大きいウィンドウに復元する。日本語EVEは他のすべてのウィンドウを画面上から削除する。ただし,それらのウィンドウに表示されていたバッファが削除されるわけではない。
ENLARGE WINDOW 指定した行数だけカーソルが置かれているウィンドウを拡大する。たとえば, ENLARGE WINDOW 5 は,現在のウィンドウを5行だけ拡大する。それにともなって,隣接するウィンドウは縮小する。
SHRINK WINDOW 指定した行数だけ,カーソルが置かれているウィンドウを縮小する。たとえば, SHRINK WINDOW 5 は,現在のウィンドウを5行だけ縮小する。それにともなって,隣接するウィンドウは拡大される。
DELETE WINDOW 複数のウィンドウを使用しているときに,カーソルが置かれているウィンドウを削除する。
SET WIDTH 画面の幅を設定する。画面幅は正数で指定する。省略時には,ターミナル設定と同じ画面幅に設定されている (一般的には80カラム)。画面幅が80カラムよりも大きく指定された場合には,日本語EVEは現在の編集セッションで,ターミナルを132カラム・モードにセットする。

日本語EVEを終了する際に,ターミナルはもとの設定に戻る。画面幅の設定はすべてのウィンドウに適用される。

SHIFT LEFT 指定したカラム数だけ,カーソルが置かれているウィンドウを左にシフトする。
SHIFT RIGHT 指定したカラム数だけ,カーソルが置かれているウィンドウを右にシフトする。このコマンドを使用すると,通常は画面にあらわれない部分も表示できる。



7.7.1 複数のウィンドウによる 1 つのバッファの編集

同時にファイルの 2 つの部分を表示するには,SPLIT WINDOW コマンド (または TWO WINDOW コマンド) を使用します。日本語 EVE は画面を分割し,2 つの同じウィンドウを作成します。カーソルはバッファ内の同じ位置から移動しませんが,下のウィンドウにだけ表示されます。それぞれのステータス・ラインに表示されるバッファ名が同じことに注目してください。

長いファイルの 2 つの部分を表示すると,ファイル内のテキストを効率よく移動できます。ファイルの 1 つの部分からテキストを選択し,そのテキストを削除し,別の部分に挿入できます。カーソルを 1 つのウィンドウから別のウィンドウに移動するには,NEXT WINDOW コマンドを使用します。

画面から片方のウィンドウを削除し,ひとつのウィンドウを編集領域全体に拡大するには,拡大したいウィンドウにカーソルを置いて,ONE WINDOW コマンドを入力します。

7.7.2 複数のウィンドウによる2つのバッファの編集

異なるファイルを格納した2つのバッファを,同時に表示しながら編集する場合には,次の操作を実行します。

  1. SPLIT WINDOWコマンドを入力して,画面に2つのウィンドウを作成します。日本語EVEは画面を分割し,2つのウィンドウを作成します。カーソルはバッファ内の同じ位置から移動しませんが,下のウィンドウにだけ表示されます。各ステータス・ラインに表示されるバッファ名は同じです。

  2. GET FILEコマンド,OPENコマンド,または OPEN SELECTEDコマンドを使用して,2 番目のファイルを現在カーソルがあるウィンドウに表示します。
    編集セッションですでに作成したバッファを現在のウィンドウに表示する場合には, BUFFERコマンドと表示したいバッファを入力します。

  3. ターミナルの画面には,2つの異なるバッファが表示されます。1つのバッファからテキストを選択し,それを削除し,他のバッファに挿入できます。カーソルを1つのウィンドウから別のウィンドウに移動するには,NEXT WINDOW コマンドを使用します。

次の例は,2 つのウィンドウを使用して 2 つのファイルを編集し,1 つのファイルから別のファイルにテキストを移動する方法を示しています。まず,RHYMES.DAT ファイルを編集するために,日本語 EVE を起動します。


次に,SPLIT WINDOW コマンドを入力します。画面に 2 つのウィンドウが作成されます。


[Do] キーを押し,GET FILE SCHEDULE.DAT と入力すると, SCHEDULE.DAT のテキストを格納した新しいバッファが画面の下のウィンドウに作成されます。


カーソルはまだ下のウィンドウに置かれています。Read という単語のRにカーソルを移動してください。[Select] キーを押し,[↓] キーを 2 回押します。 SCHEDULE.DAT の最後の 2 行が反転表示されます。


[Remove] キーを押すと,反転表示されているテキストが Insert Here バッファに格納されます。次に NEXT WINDOW コマンドを入力することにより,カーソルをもう 1 つのウィンドウに移動します。


カーソルを RHYMES.DAT バッファの一番下に移動し,[Insert Here] キーを押します。SCHEDULE.DAT から削除したテキストが RHYMES.DAT に挿入されます。


ONE WINDOW コマンドを入力すると,他のすべてのウィンドウが画面から削除され,カーソルが置かれているウィンドウは画面の編集領域全体に拡大されます。

編集セッションを終了する場合には,日本語EVEは現在のバッファの内容をファイルに書き込み,他のバッファの内容をファイルに書き込むかどうかを質問します。

7.8 キーを定義する方法

日本語EVEコマンドを入力したり,学習シーケンスと呼ばれる一連のキーストロークを入力するために,キーを定義できます。

日本語 EVE では,[Return] キー ([Ctrl/M]),スペース・バー,およびメイン・キーボードの英字,数字,句読点などは定義できません。

さらに,次に示すキーと制御キー・シーケンスも定義しないでください (特殊なターミナル設定をしないと定義できないものもあります)。

[Break]
[Delete]または<X|
[Escape]または[Ctrl/][
[F1][F6] (VT200/VT300 シリーズ)
[Help] (VT100 シリーズの場合は [PF2])
[Noscroll]
[Shift]
[Ctrl/C]
[Ctrl/I]または[TAB]
[Ctrl/O]
[Ctrl/Q]
[Ctrl/R]  (日本語EVEではREMEMBERキーとして定義済み)
[Ctrl/S]
[Ctrl/T]
[Ctrl/U]
[Ctrl/X]
[Ctrl/Y]

制御キーも含めて,他のキーはすべて定義できます。[DO]キーを別のキーに割り当てている場合には,[DO]キーも再定義できます。

SET SHIFT KEYおよびSET NOSHIFT KEYは古いコマンド名です。かわりにSET GOLD KEYコマンド,および SET NOGOLD KEYコマンドを使用してください。GOLDキーの設定に関する詳細は, 第 7.8.3 項 "GOLDキーの定義"を参照してください。

7.8.1 日本語 EVE コマンドを実行するためのキーの定義

頻繁に使用する日本語 EVE コマンドをキーに定義することができます。日本語 EVE コマンドを実行するキーを定義するには,以下の方法があります。

  • DEFINE KEYコマンドを使用する

  • イニシャライゼーション・ファイルを使用する

HELPを使用しているときに,日本語EVEコマンドを割り当てたキーを押すと,日本語EVEはそのコマンドに関するヘルプ・テキストを表示します。

編集セッションを終了すると,キー定義は無効になります。ただし, SAVE EXTENDED EVEコマンドを使用すれば,次の編集セッションに キー定義を保存できます。

DEFINE KEYコマンドは,日本語EVEコマンドを1つのキー,1つのキーと GOLDキーとの組み合わせ,または制御キー・シーケンスに割り当てます。

■ DEFINE KEY コマンド ■

コマンド・ラインに,定義するキーとコマンドを指定してDEFINE KEY コマンドを入力することもできます。またはDEFINE KEYコマンドだけを入力して[Return]キーを押せば,日本語EVEは定義するキーやコマンドの入力をうながすプロンプトを表示します。

コマンド・ラインにDEFINE KEYコマンドを入力するときは,以下のように指定します。


Command: DEFINE KEY [=キー名] コマンド

最初のパラメータは,定義するキーです。2番目のパラメータは,キーに割り当てるコマンドです。たとえば,次の例はMOVE BY WORDコマンドをキーパッドの1というキーに割り当てます。


Command: DEFINE KEY=KP1 MOVE BY WORD

次のコマンドは,FILLコマンドを[Ctrl/X]に割り当てます。


Command: DEFINE KEY=CTRL/X FILL

キー名を指定する場合には,アンダースコア(_),ハイフン(-),スラッシュ(/)の3つのセパレータのうちの1つを使用します。たとえば,[Ctrl/X]キーは以下のように表示できます。

セパレータ
アンダースコア (_) CTRL_X
ハイフン (-) CTRL-X
スラッシュ (/) CTRL/X

次の例は,DEFINE KEYコマンドを入力して,日本語EVEがプロンプトを表示する例です。日本語EVEを起動して,DEFINE KEYコマンドを入力します。


キーに定義したい日本語EVEコマンドをタイプして,[Return]キーを押します。


日本語EVEコマンドを割り当てるキーを押します。


キーを正しく定義できた場合には,"キーが定義されました"というメッセージが表示されます。


■ イニシャライゼーション・ファイルの作成 ■

日本語EVEコマンドをキーに割り当てるもう1つの方法として,イニシャライゼーション・ファイルを作成する方法もあります。イニシャライゼーション・ファイルは,キーを定義したり,編集セッションの特性を設定したりします。イニシャライゼーション・ファイルには,起動時に日本語EVEが実行するコマンド,キー定義が格納されます。イニシャライゼーション・ファイルでキーを定義するには,ファイルの中にDEFINE KEYコマンドを挿入します。イニシャライゼーション・ファイルに関する詳細は, 第 7.12 節 "イニシャライゼーション・ファイルの作成" とオンライン・ヘルプのInitialization Filesのトピックを参照してください。


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