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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
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目次
まえがき
第 1 章:日本語EVE 概要
第 2 章:日本語 EVE 入門
第 3 章:EVEJ キーパッドを使用して文字を入力する
第 4 章:TARO キーパッドを使用して文字を入力する
第 5 章:JVMS キーパッドを使用して文字を入力する
第 6 章:半角カナの入力
第 7 章:日本語 EVE の編集機能
付録 A :日本語EVEコマンドのリスト
付録 B :ローマ字かな変換対応表
付録 C :ローマ字かな変換における特殊文字変換対応表
付録 D :記号変換対応表
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日本語 OpenVMS
日本語EVE ユーザーズ・ガイド


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第 1 章
日本語EVE 概要

この章では日本語 EVE とそれを構成する DEC XTPU の概要について説明します。

1.1 日本語 EVE とは

日本語 EVE (Japanese Extensible Versatile Editor) は,日本語 OpenVMS オペレーティング・システム上で動く対話型のテキスト・エディタです。日本語 EVE は,手紙やレポートなど,いろいろな種類のファイルを編集できるだけでなく,プログラミング言語の編集などにも使えます。

日本語 EVE を使えば,新しいテキスト・ファイルの作成や,すでに存在するテキスト・ファイルの編集などを簡単に行うことができます。また,日本語 EVE は対話型エディタですから,テキスト・ファイルの内容を画面で見ながら編集できます。

1.2 DEC XTPU とは

DEC XTPU (DEC eXtended Text Processing Utility) は,高性能のプログラム可能なテキスト処理ユーティリティである標準版 DECTPU (DEC Text Processing Utility) に複数のコードセットを扱う機能を拡張した,テキスト処理ユーティリティです。日本語 EVE は,DEC XTPU を用いて作成されています。

DEC XTPU のセクション・ファイルの形式は DECTPU (VAXTPU) や日本語 VAXTPU と異なっています。このため,DECTPU (VAXTPU) または日本語 VAXTPU で作られたセクション・ファイルを, DEC XTPU で使うことはできません。

DEC XTPU のコマンド・ファイルの仕様は DECTPU の上位互換となっていますが, DEC XTPU の拡張のため,期待と異なる動作をすることがあります。また,日本語 VAXTPU 用のコマンド・ファイルは使用できません。

DEC XTPU についての詳細は,『DEC XTPU リファレンス・マニュアル』をご覧ください。

1.3 日本語 EVE の特徴

日本語 EVE は,ユーザが容易に効率よくテキストの編集できるように,以下のようなさまざまな機能を備えています。

  1. 挿入モードと重ね書きモード
    テキスト入力モードには,挿入モードと重ね書きモードの 2 種類があります。入力モードは編集セッション中に自由に切り替えることができます ( 第 2.3 節 を参照)。

  2. オンライン・ヘルプ
    オンライン・ヘルプ機能が提供されていますので,作業を中断せずに,編集コマンドに関する情報を表示できます ( 第 7.3 節 を参照)。

  3. 複数ファイルの編集
    必要に応じて,複数のファイルを同時に編集できます ( 第 7.6.3 項第 7.7.2 項 を参照)。

  4. 複数ウィンドウの表示
    画面を分割することにより,2 つ以上のウィンドウを 1 画面に表示できるので,同一ファイルの異なる場所や,複数のファイルを同時に表示し,編集することができます ( 第 7.7 節 を参照)。

  5. DCLコマンドの実行
    DCL バッファを使用して,サブプロセスで日本語 OpenVMS の DCL コマンドを実行し,その結果をバッファに得ることができます ( 第 7.9 節 を参照)。

  6. キー定義
    キーを定義することにより,日本語 EVE コマンドのタイプ入力を省略したり,学習シーケンスと呼ばれる一連のキーストロークを入力できます。 LEARN コマンドを使用すれば,1 つのキーを押すだけで,同じ一連のキーストローク(学習シーケンス)をバッファに何回でも入力できます ( 第 7.8 節 を参照)。

  7. 拡張した編集インタフェースの保存
    独自に拡張したインターフェイスを,セクション・ファイルとして保存することで再利用できます。

  8. DECwindows 版日本語EVE
    DECwindows の環境で日本語 EVE を使用できます (『日本語EVE リファレンス・マニュアル』第 3 章を参照)。

  9. SET KEYPADコマンド (変換キーパッドの選択)
    日本語 EVE は,漢字を入力するための変換キーパッドとして,EVEJ,JVMS,JEDI, LEIA,TARO の5種類を提供しています。これらは,日本語 EVE の SET KEYPAD コマンドで切り替えることができます。
    日本語EVE の各コマンドについては,日本語EVE リファレンス・マニュアル第 4 章 "コマンド・ディクショナリ" を参照してください。

  10. TAROキーパッド
    TAROキーパッドは,"一太郎 Ver.3 " (一太郎は,株式会社ジャストシステムの商標です) の漢字変換キーパッドのエミュレーション・モードです。このキーパッドを選択すると,[ Ctrl ] キーを使わずに,スペース・バーで漢字変換を行うことができます ( 第 4 章 を参照)。

  11. 変換候補の表示
    変換キーを 2 度以上続けて押すと,自動的に複数の変換候補が画面の下に表示され,数字キーによって選択することができます( 第 3 章第 4 章 ,または 第 5 章 を参照)。

  12. 個人辞書へ単語を登録する
    ENTER TANGO コマンドを使って,個人辞書に単語とその読みを登録できます。個人名や地名などを変換したいときに便利です。登録した単語を辞書から削除するには,DELETE TANGO コマンドを使います。

  13. 記号を入力する
    記号の入力には,KIGOU コマンドを使います。 TARO キーパッドの場合は,[ F10 ] キーで記号モードにはいれます。

  14. 罫線を引く
    DRAW KEISEN コマンドを実行すると,罫線モードにはいります。

  15. 変換キーの定義の変更
    SET CONVERSON DYNAMICコマンドを実行すると,変換キーの定義が動的になり,変換キーは変換対象領域があるときだけ有効になります。
    たとえば,EVEJ キーパッドの場合,[ Ctrl/H ] キーは,変換対象領域があるときはひらがな変換,ないときは START OF LINE コマンドになります。SET CONVERSON DYNAMIC コマンドを解除するには, SET CONVERSION NODYNAMIC コマンドを使用します。
    詳しくは『日本語EVE リファレンス・マニュアル』をご覧ください。

  16. 変換モードの切り替え
    HENKAN MODE [ON|OFF|TOGGLE|ROTATE] コマンドによって,変換モードを切り替えることができます。TARO キーパッドの [ F10 ] キーには,HENKAN MODE ROTATE コマンドが定義してあります。

  17. 変換対象文字列の編集
    入力中の変換対象文字列を,矢印キー([→][←]),<X|キーで編集することができます。また,エコー・モードと同じ変換操作をしたあと(たとえば,ASCII エコーのときに半角変換を行った後)でも編集できます。ただし,この機能は SET CONVERSION DYNAMIC コマンドを実行したときのみ有効です。

  18. フリー・カーソルでの上下移動
    日本語と ASCII 文字が混在しているときに,フリー・カーソル・モードで上下移動しても,カラム位置をできるだけ保持するように動きます ( 第 7.2.1 項 を参照)。

  19. 複数のコードセットのサポート
    日本語EVEでは,以下のコードセットをサポートしています ( 第 7.14 節 を参照)。

    • DEC 漢字コードセット (DECKANJI)

    • Super DEC漢字コードセット (SDECKANJI)

    • DEC 漢字 2000 コードセット (DECKANJI2000)

    • ISO Latin1 コードセット (ISO_LATIN1)

    • DEC MCS コードセット (DEC_MCS)

    • シフト JIS コードセット (SJIS)

    • ISO-2022-JP コードセット (ISO2022JP)

    • UCS-2 コードセット (UCS2)

    • UTF-8 コードセット (UTF8)


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