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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
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目次
まえがき
第 1 章:日本語 EVE 概要
第 2 章:日本語EVEの拡張機能
第 3 章:DECwindows で起動する日本語 EVE
第 4 章:日本語 EVE コマンド・ディクショナリ
付録 A :定義済みキー一覧表
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日本語 HP OpenVMS
日本語 EVE リファレンス・マニュアル


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形式

WILDCARD FIND search-pattern


パラメータ



search-string

ワイルドカードとリテラル・テキストのどちらか一方または両方を使用して検索するテキスト・パターン。WILDCARD FINDは大文字と小文字の区別および余白の取り扱いに関して,FIND コマンドと同じ規則に従います。ただし,ワイルドカードによって特に指定した場合は例外です。文字列を指定しなかった場合には,日本語 EVE は文字列を要求するプロンプトを表示します。プロンプトに対して [ Return ] または [ Do ] だけを押し,文字列を指定しなかった場合には,操作は取り消されます。

ワイルドカードの組み合わせによっては,非常に大きすぎるために,一部の検索パターンを検索できないことがあります。とくに,検索パターンに文字の領域が含まれる場合には,このような状況が発生する可能性があります。


説明

ワイルドカードとリテラル・テキストのどちらか一方または両方を使用して,テキスト・パターンを検索します。設定に応じて,VMS ワイルドカードまたは ULTRIX ワイルドカードを使用できます。省略時の設定は VMS です。

表 4-14SET WILDCARD VMS コマンドで有効に設定されるワイルドカードを示しています。 表 4-15SET WILDCARD ULTRIX コマンドで有効に設定されるワイルドカードを示しています。

WILDCARD FIND として定義されているキーを押した場合や,またはコマンドを入力し,日本語 EVE が検索文字列を要求するプロンプトを表示した場合には,方向設定キーを押し,その方向に検索を開始することにより,応答を終了できます。たとえば,EDT キーパッドでは,順方向の場合は [ KP4 ] を押し,逆方向の場合は [ KP5 ] を押すことができます。 [ Return ] を押すことにより応答を終了した場合には,検索操作は,ステータス・ラインに表示されているバッファの現在の方向で開始されます。

反対方向にだけ文字列を検索できる場合には,日本語 EVE は検索の方向を変更するかどうかを質問します。検索の方向を変更する場合には,[ Return ] を押します。検索の方向を変更せず,検索を終了する場合には,NO と入力し, [ Return ] キーを押します。文字列を検索できなかった場合には,カーソルは移動しません。

日本語 EVE は検索したテキストを高輝度表示し,カーソルを文字列の先頭に移動します。選択領域が設定されていない場合には, COPYFILLREMOVEUPPERCASE WORD をはじめ,テキストの領域に対して使用できる他のコマンドを使用できます (選択領域が設定されている場合には,操作は選択したテキストに対して実行されますが,そのテキストには検索領域が含まれていない可能性があります)。

高輝度表示を取り消すには,カーソルを検索領域の外部に移動するか,またはRESETコマンドを使用します。

同じ文字列の別の発生箇所を検索する場合には, FIND NEXTコマンドを使用するか,または [ Find ] を2回押します。

表 4-14 日本語 EVE の VMS 形式のワイルドカード
パターン 一致するもの
% 1行内の任意の1文字。
* 1行内の任意の量のテキスト。
** 複数行の任意の量のテキスト。
\< 行の先頭。
\> 行の最後。
\[abc] 指定した集合に含まれる任意の文字。たとえば, \[aeiou]はすべての母音の集合である。
\[a-z] 指定した集合の領域に含まれる任意の文字。たとえば, \[1-9]は1から9までの数字の集合である。集合の先頭または最後のハイフン(-)はワイルドカードではなく,リテラル文字として取り扱われる。
\[~abc] 指定した集合に含まれない任意の文字。たとえば, \[aeiou] はすべての母音を除外する。大括弧で囲んだ集合内の1文字目以外がティルド(~)の場合には,その文字はワイルドカードではなく,リテラル文字として取り扱われる。
\[~a-z] 指定した集合の領域内に含まれてない任意の文字。たとえば,[~1-9]は1から9までの数字を除外する。
\A 任意のアルファベット文字。
\D 任意の10進数。
\F フォーム・フィードなどの任意の書式設定文字。
\L 任意の小文字。検索操作全体で大文字と小文字を正確に区別する。
\N 任意の英数字。
\O 任意の8進数。
\P 任意の句読点。
\S 任意の英数字とシンボル(英数字,ドル記号,プラス記号,アンダースコア)。
\U 任意の大文字。検索操作全体で大文字と小文字を正確に区別する。
\W 任意の数字のスペース(スペース,タブ,1つの行区切り)。
\X 任意の16進数。
\^ 任意の制御文字。
\+ ビット7がセットされた任意の文字。
\. オリジナルも含めて,前のパターンを0回以上繰り返す。
\: オリジナルも含めて,前のパターンを少なくとも1回繰り返す (つまり,空 (null) の発生箇所とは一致しない)。

*  アスタリスク

%  パーセント記号

[  左大括弧

~  ティルド

\ バックスラッシュ (または円記号)

たとえば,実際のバックスラッシュを検索する場合には,\\を使用する。実際のパーセント記号を検索する場合には,\% を使用する。

表 4-15 日本語 EVE の ULTRIX 形式のワイルドカード
パターン 一致するもの
. 1行内の任意の1文字。
^ 行の先頭。
$ 行の最後。
[abc] 指定した集合内の任意の文字。たとえば, [aeiou]はすべての母音の集合である。
[a-z] 指定した集合の領域内の任意の文字。たとえば, [1-9] は 1 から 9 までの数字の集合である。集合の先頭または最後のハイフン(-)はワイルドカードではなく,リテラル文字として取り扱われる。
[^abc] 指定した集合内に含まれない任意の文字。たとえば, [^aeiou]すべての母音を除外する。大括弧で囲まれた集合内の2文字目以降のカレット(^)はワイルドカードではなく,リテラル文字として取り扱われる。
[^a-z] 指定した集合の領域内に含まれない任意の文字。たとえば, [^1-9]は1から9までの数字を除外する。
* オリジナルも含めて,前のパターンを0回以上繰り返す。
+ オリジナルも含めて,前のパターンを少なくとも1回繰り返す (つまり,空 (null) の発生箇所とは一致しない)。
\ 次の文字の特殊な意味を取り消す。つまり,文字をワイルドカードではなく,リテラル・テキストとして取り扱う。

. ピリオド

^  カレット

$  ドル記号

[  左大括弧

]  右大括弧

+  プラス記号

*  アスタリスク

\ バックスラッシュ (または円記号)

たとえば,実際のバックスラッシュを検索する場合には,\\を使用する。実際のドル記号を検索する場合には,\$ を使用する。


次の例は,テキスト・パターンの検索方法を示しています。ここに示すコマンドは省略時の設定である VMS ワイルドカードを使用しています。


  1. Command: WILDCARD FIND b%t
    


    同じ行で B または b の後に任意の 1 文字と T または t が続く文字列を検索します。たとえば,bet や bat などを検索します。

    between
    debating

    ULTRIX ワイルドカードを使用する場合には,これは b.t に対応します。


  2. Command: WILDCARD FIND b*t
    


    同じ行で B または b の後に任意の数の文字が続き,その後に T または t が続く文字列を検索します。たとえば,次のような文字が検索されます。

    blast
    be still


  3. Commnad: WILDCARD FIND August\<\>31
    


    行区切りによって分割された August 31 を検索します。つまり,August が行の最後にあり,31 が次の行の先頭にある箇所を検索します。ULTRIX ワイルドカードを使用する場合には,これは August$31 に対応します。


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