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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
ライブラリ

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目次
まえがき
第 1 章:IMLIB の機能
第 2 章:アプリケーションの作成
第 3 章:ACTIONの実行
第 4 章:アプリケーションの作成方法
第 5 章:IMLIBライブラリ・ルーチン
第 6 章:プログラムの開発
付録 A :IMLIBがサポートするKEYSYM
付録 B :定義済のシンボル
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IMLIB/OpenVMS ライブラリ・ リファレンス・マニュアル


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第 3 章
ACTIONの実行

アプリケーションは,GET KEY ACTION (VMSバインディングでは GET ACTION) によって返された ACTION を順番に実行します。この章は,ACTION を実行するモジュールの作成方法について書かれています。



3.1 ACTION の定義

  • START
    新しい入力を開始します。それまで確定していなかった文字列は確定し,変換領域はリセットされます。「漢字変換状態」にあるときには,かな漢字変換の学習も行わなければなりません。STARTの後,状態は「入力状態」に移ります。

  • START_SELECTED
    アプリケーションが提供する文字列を,かな漢字変換前の入力文字列とします。たとえば選択した領域をかな漢字変換の対象にするときに,この機能が使われます。それまで確定していなかった文字列は確定し,変換領域はリセットされます。「漢字変換状態」にあるときには,かな漢字変換の学習も行わなければなりません。その後アプリケーションは文字列バッファに文字列を書き込みます。 START_SELECTEDの後,状態は「入力状態」に移ります。

  • ECHO
    入力されたキーに対応した文字を表示します。自動ローマ字かな変換が指定されている場合には,ローマ字をかなに変換して表示します。入力されたキーがかなキーのときの表示方法 (半角カタカナ,全角ひらがななど) は,アプリケーションの任意です。もしその文字が表示できる文字でないときには,何も実行しません。アプリケーションは関係するバッファにこの文字を格納します。この機能は「入力状態」にあるときのみ有効です。

  • DELETE
    カーソルの直前の文字を削除します。この機能は「入力状態」にあって,カーソルが変換領域の中にあるときのみ有効です。

  • MOVE_LEFT
    カーソルを左に移動します。この機能は「入力状態」にあって,カーソルが変換領域の中にあるときのみ有効です。

  • MOVE_RIGHT
    カーソルを右に移動します。この機能は「入力状態」にあって,カーソルが変換領域の中にあるときのみ有効です。

  • HEAD
    カーソルを変換領域の先頭に移動します。この機能は「入力状態」にあるときのみ有効です。

  • TAIL
    カーソルを変換領域の末尾に移動します。この機能は「入力状態」にあるときのみ有効です。

  • HIRAGANA
    変換領域の中のアルファベットとカタカナをひらがなに変換します。

  • KATAKANA
    変換領域の中のアルファベットとひらがなをカタカナに変換します。

  • HANKAKU_KANA
    変換領域の中のアルファベット,ひらがなおよびカタカナを半角カナに変換します。

  • ZENKAKU
    変換領域の中の半角文字を全角に変換します。

  • HANKAKU
    変換領域の中の全角文字を半角に変換します。

  • UPPER
    変換領域の中のアルファベット(全角および半角)の小文字を,大文字に変換します。
    UPPERは表示されている文字列に対して実行されます。

  • LOWER
    変換領域の中のアルファベット(全角および半角)の大文字を,小文字に変換します。
    LOWERは表示されている文字列に対して実行されます。

  • SYMBOL
    変換領域の中のシンボル変換を実行します。詳しくは『日本語ユーティリティ利用者の手引き』を参照してください。変換できなかった場合は入力文字列に戻ります。

  • CONVERT
    変換領域に対してかな漢字変換を実行します。この機能は「入力状態」または「かな変換状態」にあるときのみ有効です。

  • NEXT_CANDIDATE
    現在の文節に対して次候補を得る操作を実行します。この機能は「漢字変換状態」にあるときのみ有効です。

  • PREV_CANDIDATE
    現在の文節に対して前候補を得る操作を実行します。この機能は「漢字変換状態」にあるときのみ有効です。

  • CLA_HIRAGANA
    現在の文節中のカタカナをひらがなに変換します。この機能は「漢字変換状態」にあるときのみ有効です。

  • CLA_KATAKANA
    現在の文節中のひらがなをカタカナに変換します。この機能は「漢字変換状態」にあるときのみ有効です。

  • CLA_HANKAKU_KANA
    現在の文節中のひらがな,カタカナを半角カナに変換します。この機能は「漢字変換状態」にあるときのみ有効です。

  • CLA_ZENKAKU
    現在の文節中の半角のアルファベットを,全角に変換します。この機能は「漢字変換状態」にあるときのみ有効です。現在のかな漢字変換の方法では,この機能はサポートできません。

  • CLA_HANKAKU
    現在の文節中の全角のアルファベットを,半角に変換します。この機能は「漢字変換状態」にあるときのみ有効です。現在のかな漢字変換の方法では,この機能はサポートできません。

  • NEXT_CLAUSE
    現在の文節を文末方向に1つ移動します。この機能は「漢字変換状態」にあるときのみ有効です。

  • PREV_CLAUSE
    現在の文節を文頭方向に1つ移動します。この機能は「漢字変換状態」にあるときのみ有効です。

  • SHORTEN_CLAUSE
    現在の文節を縮小します。この機能は「漢字変換状態」にあるときのみ有効です。

  • EXTEND_CLAUSE
    現在の文節を拡大します。この機能は「漢字変換状態」にあるときのみ有効です。

  • DONE
    「初期状態」に戻ります。「漢字変換状態」にある場合は,変換の学習を行います。バッファの内容をすべてクリアし,画面上のビデオ属性を消します。

  • RESTORE_STRING
    変換領域内を入力文字列に戻して,「入力状態」に移ります。これにより,文字列の編集ができるようになります。

  • RESTORE_ECHO
    変換領域内を入力文字列に戻して,「かな変換状態」へ移ります。次の入力文字が変換操作以外の入力であれば,確定後,入力に応じた操作を行います。

  • NONE
    このとき押されたキーは定義されていないことを明示的に指定します。 NONEを指定したときには,そのキーに対して他の ACTION を同時に指定することはできません。NONE と他の ACTION を同時に指定したときその結果は保証されません。 

1度の GET KEY ACTION の呼び出しによって複数の ACTION が返されることもあります。このときにアプリケーションは,1つ1つの ACTION を順番に実行します。 VMSバインディングでは,SET KEY, GET ACTION の2つのルーチンによって GET KEY ACTIONと同じ機能が実行されます。 1度のGET ACTIONでは,ACTIONが1つだけ返されますので, IM__LASTACTION というステータスが返されるまで,繰り返し GET ACTIONをcallすることになります。 KEYBINDファイルに定義されていないキーが押されたときには GET KEY ACTIONから ACTIONが返されません。これはそのキーはかな漢字変換キーではないという意味ですので,アプリケーションはかな漢字変換を終了して「初期状態」に戻し (INIT KEY STATE),アプリケーションがそのキーに対応する機能を実行します。このとき,かな漢字変換を実行中で「漢字変換状態」にあると,変換結果の学習も行わなければなりません。


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