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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
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目次
まえがき
第 1 章:デバッガ・コマンド・ディクショナリ概要
第 2 章:デバッガ・コマンド・ディクショナリ
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デバッガ・コマンド・ディクショナリ


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自動言語設定の状態を切り替えます。

形式

SET LANGUAGE/DYNAMIC


説明

デバッガを起動したとき,現在の言語は,メイン・プログラムを含んでいるモジュールが書かれている言語に設定されています。これは通常はイメージ転送アドレスを含んでいるモジュールです。省略時の設定では,実行されているプログラムの有効範囲が別の言語で書かれているモジュールに変更されると,デバッガは現在の言語をそのモジュールの言語に変更します。

SET LANGUAGE/NODYNAMIC コマンドを使用すると,デバッガが現在の言語を自動的に変更するのを禁止することができます。

関連コマンド

SET LANGUAGE
SHOW LANGUAGE

#1

DBG> SET LANGUAGE/NODYNAMIC

このコマンドは,SET LANGUAGE または SET LANGUAGE/DYNAMIC コマンドが入力されるまで,デバッガが現在の言語を変更するのを禁止します。




SET OUTPUT LOG コマンドを入力したときに,デバッガがログを書き込むログ・ファイルを指定します。

形式

SET LOG file-spec


パラメータ



file-spec

ログ・ファイルのファイル指定を示します。完全なファイル指定を行わないと,デバッガは,欠落しているフィールドの省略時のファイル指定は SYS$DISK:[]DEBUG.LOG であるとみなします。

指定したバージョン番号を持つファイルがすでに存在していると,デバッガは,そのファイルの最後にデバッグ・セッションのログを書き込みます。


説明

SET LOG コマンドはログ・ファイルの名前だけを決定します。すなわち,デバッガは指定されたファイルを作成したり書き込んだりしません。これを指定するのは SET OUTPUT LOG コマンドです。

SET OUTPUT LOG コマンドだけを入力して SET LOG コマンドを入力しないと,省略時の設定によってデバッガは SYS$DISK:[]DEBUG.LOG ファイルに書き込みます。

あるログ・ファイルにデバッガが書き込んでいるときに SET LOG コマンドで別のログ・ファイルを指定すると,デバッガはそれまで書き込んでいたファイルをクローズして,SET LOG コマンドで指定したファイルに書き込みを始めます。

関連コマンド

SET OUTPUT LOG
SET OUTPUT SCREEN_LOG
SHOW LOG

#1

DBG> SET LOG CALC
DBG> SET OUTPUT LOG

この例では,SET LOG コマンドが SYS$DISK:[]CALC.LOG をデバッグのログ・ファイルとして指定します。SET OUTPUT LOG を指定すると,ユーザの入力とデバッガの出力はそのファイルに書き込まれます。

#2

DBG> SET LOG [CODEPROJ]FEB29.TMP
DBG> SET OUTPUT LOG

この例では,SET LOG コマンドが [CODEPROJ]FEB29.TMP をログ・ファイルとして指定します。SET OUTPUT LOG コマンドを指定すると,ユーザの入力とデバッガの出力はそのファイルに書き込まれます。




ソース行文字の左端位置と右端位置を指定します。この位置はソース行の表示が開始する位置と終了する位置です。

注意

このコマンドは,デバッガへの HP DECwindows Motif for OpenVMS ユーザ・インタフェースでは使用できません。


形式

SET MARGINS rm
lm:rm
lm:
:rm


パラメータ



lm

ソース・コードの行の表示を開始するソース行文字位置です ( 左マージン )。

rm

ソース・コードの行の表示を終了するソース行文字位置です ( 右マージン )。

説明

SET MARGINS コマンドはソース行の表示だけを指定します。 EXAMINE コマンドなどによる他のデバッガ出力の表示には影響しません。

SET MARGINS コマンドはソース・コードの表示を制御するのに便利です。たとえば,大きくインデントされている場合や長い行を右マージンで自動改行する場合などに使用できます。このような場合,左マージンを設定すればソース・ディスプレイ内にインデント用のスペースが入らなくなります。また右マージンの設定値を ( 省略時の値 255 から ) 減らして行を短くし,自動改行されるのを防ぐことができます。

SET MARGINS コマンドは主に行 ( 非画面 ) モードのときに便利です。行モードでは,SET MARGINS コマンドはコマンド TYPE,EXAMINE/SOURCE, SEARCH,STEP を実行した結果や,ブレークポイント,トレースポイント,ウォッチポイントが検出された場合のソース行の表示を制御します。

画面モードでは,SET MARGINS コマンドは定義済みディスプレイ SRC などのソース・ディスプレイのソース行の表示には影響しません。 TYPE コマンドや EXAMINE/SOURCE コマンドの出力はソース・ディスプレイに直接出力されるので,SET MARGINS コマンドはこれらの出力には影響しません。SET MARGINS コマンドは,出力または DO ディスプレイ内に示されるソース・コードの表示 ( たとえば,STEP コマンドを実行したあと ) にだけ影響します。ただし,PF1-PF3 を押して画面モードにした場合,このようなソース・コードは表示されません。このシーケンスは SET MODE SCREEN コマンドだけでなく SET STEP NOSOURCE コマンドも実行して冗長なソース・ディスプレイを削除するからです。

省略時には,デバッガがソース行の文字位置 1 から表示を開始します。これは,ユーザ端末画面では文字位置 9 に相当します。画面の最初の 8 文字は行番号用に予約されており, SET MARGINS コマンドでは操作できません。

番号を 1 つだけ指定すると,デバッガは左マージンを 1 に,右マージンを指定された数に設定します。

2 つの数をコロンで区切って指定すると,デバッガはコロンの左側の数を左マージンに,右側の数を右マージンに設定します。

数を 1 つだけ指定してそのあとにコロンを入力すると,デバッガはその数を左マージンに設定し,右マージンは変更しません。

コロンを入力してそのあとに 1 つの数を指定すると,デバッガはその数を右マージンに設定し,左マージンは変更しません。

関連コマンド

SET STEP [NO]SOURCE
SHOW MARGINS

#1

DBG> SHOW MARGINS
left margin: 1 , right margin: 255
DBG> TYPE 14
module FORARRAY
   14:        DIMENSION IARRAY(4:5,5), VECTOR(10), I3D(3,3,4)
DBG>

この例はソース・コード行の省略時のマージン設定を表示します (1 と 255)。

#2

DBG> SET MARGINS 39
DBG> SHOW MARGINS
left margin: 1 , right margin: 39
DBG> TYPE 14
module FORARRAY 
   14:        DIMENSION IARRAY(4:5,5), VECTOR
DBG>

この例は,右マージンの設定を 255 から 39 に変更するとソース・コード行の表示がどうなるかを示します。

#3

DBG> SET MARGINS 10:45
DBG> SHOW MARGINS
left margin: 10 , right margin: 45
DBG> TYPE 14
module FORARRAY 
   14: IMENSION IARRAY(4:5,5), VECTOR(10),
DBG>

この例は,左右両方のマージンを変更後のソース・コード行の表示を示します。

#4

DBG> SET MARGINS :100
DBG> SHOW MARGINS
left margin: 10 , right margin: 100
DBG>

この例は,左マージン設定はそのままにして右マージン設定だけを変更する方法を示します。

#5

DBG> SET MARGINS 5:
DBG> SHOW MARGINS
left margin: 5 , right margin: 100
DBG>

この例は,右マージン設定はそのままにして左マージン設定だけを変更する方法を示します。




デバッガ・モードを使用可能または使用不可能にします。

形式

SET MODE mode[,...]


パラメータ



mode

デバッガ・モードを使用可能にするか使用不可能にするかを指定します。次のいずれかのキーワードを指定できます。

DYNAMIC 省略時の設定。動的モードを使用可能にします。動的モードを使用可能にすると,デバッガはプログラム実行中にモジュールとイメージを自動的に設定するので,SET MODULE または SET IMAGE コマンドを入力する必要がなくなります。特に,デバッガが実行に割り込みをかける ( デバッガ・プロンプトが表示される ) 場合は,実行が現在中断されているルーチンを含んでいるモジュールとイメージを必ず自動的に設定します。モジュールまたはイメージがすでに設定されている場合,動的モードはそのモジュールとイメージには何の影響も与えません。デバッガはモジュールまたはイメージを自動的に設定するときに情報メッセージを発行します。
NODYNAMIC 動的モードを使用不可能にします。モジュールまたはイメージが設定されると追加メモリが割り当てられるので,性能が下がらないよう動的モードを使用不可能にしたくなることがあります (CANCEL MODULE コマンドと CANCEL IMAGE コマンドでモジュールとイメージを取り消すことによってメモリを解放することもできます)。動的モードを使用不可能にした場合,SET MODULE コマンドと SET IMAGE コマンドで明示的にモジュールとイメージを設定しなければなりません。
G_FLOAT 式で指定した倍精度浮動小数点定数をデバッガが G_FLOAT として解釈することを指定します ( プログラム内で宣言された変数の解釈には影響しません )。
NOG_FLOAT 省略時の設定。式で指定した倍精度浮動小数点定数をデバッガが D_FLOAT として解釈することを指定します ( プログラム内で宣言された変数の解釈には影響しません )。
INTERRUPT マルチプロセス・プログラムのデバッグの際に有効です。いずれかのプロセスでプログラムの実行が停止されたとき,デバッガはイメージを実行していた他のすべてのプロセスの実行に割り込み,入力を求めるプロンプトを表示します。詳細は,『OpenVMS デバッガ説明書』を参照してください。
NOINTERRUPT 省略時の設定。マルチプロセス・プログラムのデバッグの際に有効です。いずれかのプロセスでプログラムの実行が停止されたとき,デバッガは他のプロセスに関しては何のアクションも行いません。
KEYPAD 省略時の設定。キーパッド・モードを使用可能にします。このパラメータは,デバッガの HP DECwindows Motif for OpenVMS ユーザ・インタフェースでは使用できません。キーパッド・モードを使用可能にすると,数値キーパッドのキーを使用して定義済みの機能を実行できます。デバッガ・コマンド ( 画面モードで便利なもの ) の中にはキーパッド・キーにバインドされているものもあります。 ( ヘルプ・トピック Keypad_Definitions_CI を参照してください。また,現在のキー定義を調べるには SHOW KEY コマンドを使用してください。) DEFINE/KEY コマンドを使用してキー機能を再定義することもできます。
NOKEYPAD キーパッド・モードを使用不可能にします。このパラメータは,デバッガの HP DECwindows Motif for OpenVMS ユーザ・インタフェースでは使用できません。使用不可能にすると,数値キーパッドのキーは定義済み機能を果たさなくなります。また,DEFINE/KEY コマンドを使用してデバッガ機能をキーに割り当てることもできなくなります。
LINE 省略時の設定。可能ならば,プログラム記憶位置を行番号で表示することを指定します。
NOLINE デバッガが,プログラム記憶位置を行番号ではなく, routine-name + byte-offset で表示することを指定します。
OPERANDS[= keyword] (VAX のみ ) 命令を調べるために EXAMINE コマンドを使用したとき,命令,オペランド,オペランドのアドレス,オペランドの内容を表示するように指定します。オペランドがレジスタでない場合に表示する情報のレベルは BRIEF キーワードと FULL キーワードのどちらを使用するかで異なります。省略時の設定は OPERANDS=BRIEF です。
NOOPERANDS (VAX のみ) 省略時の設定。命令を調べるために EXAMINE コマンドを使用したときに,命令とオペランドを表示するように指定します。
SCREEN 画面モードを使用可能にします。このパラメータは,デバッガの HP DECwindows Motif for OpenVMS ユーザ・インタフェースでは使用できません。画面モードを使用可能にすると,端末の画面を長方形の領域に分割して,各領域にそれぞれ別のデータを表示することができます。画面モードでは,省略時の設定 ( 行単位の非画面モード ) より多くの情報をもっと都合よく表示できます。また,定義済みのディスプレイを使用することも,自分で定義することもできます。
NOSCREEN 省略時の設定。画面モードを使用不可能にします。このパラメータは,デバッガの HP DECwindows Motif for OpenVMS ユーザ・インタフェースでは使用できません。
SCROLL 省略時の設定。スクロール・モードを使用可能にします。このパラメータは,デバッガの HP DECwindows Motif for OpenVMS ユーザ・インタフェースでは使用できません。スクロール・モードを使用可能にすると,画面モード出力や DO ディスプレイは,生成されるたびに行ごとにスクロールすることによって更新されます。
NOSCROLL スクロール・モードを使用不可能にします。このパラメータは,デバッガの HP DECwindows Motif for OpenVMS ユーザ・インタフェースでは使用できません。スクロール・モードを使用不可能にすると,画面モード出力や DO ディスプレイは,コマンド 1 つにつき 1 回だけ更新されます ( 出力が生成されるたびに 1 行ずつ更新されるわけではありません )。スクロール・モードを使用不可能にすると,発生する画面更新回数が少なくなり,処理速度が遅い端末では便利です。
SYMBOLIC 省略時の設定。シンボリック・モードを使用可能にします。シンボリック・モードを使用可能にすると,( 可能ならば ) アドレス式で示した記憶位置をシンボルで表示し,( 可能ならば ) 命令オペランドをシンボルで表示します。EXAMINE/NOSYMBOLIC を指定すると,EXAMINE コマンドの実行中,SET MODE SYMBOLIC を上書きできます。
NOSYMBOLIC シンボリック・モードを使用不可能にします。シンボリック・モードを使用不可能にすると,デバッガは数値アドレスをシンボル化しません ( デバッガは数字を名前に変換しません )。これは,シンボリック名ではなく数値アドレスを表示するときに便利です ( これらのアドレスに対応するシンボリック名が存在する場合 )。シンボリック・モードを使用不可能にするとデバッガは数値から名前に変換する必要がないので,コマンド処理はいくらか速くなります。 EXAMINE/SYMBOLIC を使用すると,EXAMINE コマンドの実行中, SET MODE NOSYMBOLIC を上書きできます。
WAIT 省略時の設定。WAIT モードを使用可能にします。 WAIT モードでは,デバッガは制御下にあるすべてのプロセスが停止するのを待ってから,新しいコマンドの入力を求めるプロンプトを表示します。詳細は,『OpenVMS デバッガ説明書』を参照してください。
NOWAIT WAIT モードを使用不可能にします。 NOWAIT モードでは,デバッガは一部またはすべてのプロセスが実行中であっても,ただちに新しいコマンドの入力を求めるプロンプトを表示します。


説明

SET MODE コマンドについて詳しくは,パラメータの説明を参照してください。これらのモードの省略時の値はどの言語の場合も同じです。

関連コマンド

EVALUATE
EXAMINE
DEFINE/KEY
DEPOSIT
DISPLAY
(SET,SHOW,CANCEL) IMAGE
(SET,SHOW,CANCEL) MODULE
SET PROMPT
(SET,SHOW,CANCEL) RADIX
(SET,SHOW) TYPE
(SHOW,CANCEL) MODE
SYMBOLIZE


DBG> SET MODE SCREEN

このコマンドはデバッガを画面モードにします。


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