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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
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まえがき
第 1 章:リファレンス・セクション
付録 A:廃止されたコマンド
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指定された CPU に対応するユーザ機能を変更します。

ALTPRI および WORLD 特権が必要です。


形式

SET CPU CPU 識別子[,...]


パラメータ



CPU 識別子

OpenVMS マルチプロセシング・システムのプロセッサ識別子を 10 進数で指定します。VAX 6000 システムまたは Alpha 7000 システムでは, CPU ID はプロセッサのバックプレーン・スロット番号です。

修飾子



/ALL

アクティブ・セットのすべてのCPUに,指定された操作を適用します。

/ASSIGN [=option] (Alpha/I64 のみ)

オプションが指定されていない場合は,CPU を現在のインスタンスに割り当てます。

オプションが指定されている場合は,CPU をそのリソースに割り当てます。

オプション 説明
$$PARTITION OpenVMS インスタンスの現在のソフト・パーティション
$$HARD_PARTITION OpenVMS インスタンスのハード・パーティション

パーティショニングをサポートする AlphaServer システム上でのみサポートされます。

/AUTO_START (Alpha/I64 のみ)



/NOAUTO_START

指定された CPU のインスタンス固有の自動起動フラグをセットまたはクリアします。

自動起動が有効なときには,CPU はそのパーティションに割り当てられるか,所有権がそのパーティションに移されたときに, OpenVMS アクティブ・セットに参加します。また,CPU は発行元インスタンスによって所有されているときにパワーアップの遷移が完了すると自動的に起動します。

パーティショニングをサポートする AlphaServer システム上でのみサポートされます。

/CAPABILITY



/NOCAPABILITY

プロセス・ユーザ機能マスクのビットを個別に,グループ単位に,またはすべてを一度にセットしたり,クリアしたりできるようにします。

注意

SET CPU/[NO]CAPABILITY コマンドは,アクティブなプロセスが残っているアクティブ CPU では利用できない機能を必要とする場合,異常終了します。

/CAPABILITY 修飾子を指定しても,直接の効果はありません。次の副修飾子によって指定される操作の対象を示すだけです。

/SET=( n[,...]) 位置の値 n によって定義されるユーザ機能のすべてをセットします。 n の範囲は 1 〜 16 です。
/CLEAR=( n[,...]) 位置の値 n によって定義されるユーザ機能のすべてをクリアします。 n の範囲は 1 〜 16 です。

/SET および /CLEAR パラメータで定義されたユーザ機能ビットが重複していない限り,副修飾子のすべてを一度に使用できます。

/NOCAPABILITY 修飾子は,ユーザ機能ビットをすべてクリアします。

/CLEAR=(n[,...])

/CAPABILITY 修飾子によって指定された位置の値 n で定義されたユーザ機能をすべてクリアします。

/FAILOVER=option (Alpha/I64 のみ)



/NOFAILOVER

インスタンスの潜在的なセット内のそれぞれの CPU にインスタンス固有のフェイルオーバ・リレーションシップを設定します。

インスタンスがクラッシュすると,現在のインスタンス以外のフェイルオーバ・ターゲットを持つ CPU は,そのターゲットに割り当てられるか,所有権がそのターゲットに移されます。

/FAILOVER 修飾子を指定しても直接の効果はありませんが,次のオプションで指定する操作の対象を示すことができます。

オプション 説明
インスタンス名 現在のハード・パーティションで実行されている有効なインスタンスの名前。
パーティションID 現在のハード・パーティションにある (構成ツリーに反映された) 任意のパーティションの数値 ID。オペレーティング・システムのインスタンスが,この識別子を使用して実行されている必要はありません。
$$PARTITION 現在のインスタンスの現在のパーティションにリソースを割り当てます。
$$HARD_PARTITION 構成ツリーのハード・パーティション・ノードに,リソースを割り当てます。これにより,そのノードの下にある複数のソフト・パーティションが CPU を利用できるようになります。

/FAILOVER 修飾子がリソースを割り当てるのは,現在のインスタンスがクラッシュした場合のみです。

パーティショニングをサポートする AlphaServer システム上でのみサポートされます。

/GLOBAL

グローバル・セル SCH$GL_DEFAULT_CPU_CAP を変更します。このグローバル・セルは,初回にアクティブ・セットに入れる CPU のユーザ機能マスクを初期化するのに使用します。

/MIGRATE=option (Alpha/I64 のみ)

CPU の所有権を現在のインスタンスから別のソフト・パーティションに移します。

オプション 説明
インスタンス名 現在のハード・パーティションで実行されている有効なインスタンスの名前。
パーティションID 現在のハード・パーティション内のパーティションの数値 ID (構成ツリーに反映されます)。オペレーティング・システムのインスタンスが,この識別子を使用して実行されている必要はありません。

パーティショニングをサポートする AlphaServer システム上でのみサポートされます。

/POWER=option (Alpha/I64 のみ)

1 つ以上の CPU スロットの電源を入れるかまたは切断します。有効なオプションは,ON と OFF です。

AlphaServer GS シリーズ・システム上でのみサポートされます。

/OVERRIDE_CHECKS (Alpha/I64 のみ)

指定されたプロセッサがアクティブ・セットから取り外し可能かどうかを調べる一連のチェックを回避するように SET/CPU コマンドに指示します。

/REFRESH (Alpha/I64 のみ)

ハードウェア構成ツリーを使用して,指定された CPU の OpenVMS コンテキストを調べて,更新します。

/SET=(n[,...])

/CAPABILITY 修飾子によって指定された位置の値 n で定義されたユーザ機能をすべてセットします。

/START (Alpha/I64 のみ)

指定された CPU がまだ OpenVMS アクティブ・セットに参加していない場合,参加要求を開始します。

#1

$ SET CPU/CAPABILITY/GLOBAL/SET=(2,4)
 

このコマンドは,グローバル・セル SCH$GL_DEFAULT_CPU_CAP にユーザ機能 2 と 4 をセットします。

#2

$ SET CPU/CAPABILITY/GLOBAL/SET=(2,4) 0

このコマンドは,グローバル・セル SCH$GL_DEFAULT_CPU_CAP にユーザ機能 2 と 4 をセットします。同様にアクティブ CPU 0 にもセットします。

#3

$ SET CPU/CAPABILITY/SET=(1,2) 0
 
$ SHOW CPU/FULL
 
PIPERI, a DEC 3000 Model 500 
Multiprocessing is ENABLED. Full checking synchronization image loaded. 
Minimum multiprocessing revision levels: CPU = 1 
 
System Page Size = 8192 
System Revision Code = 
System Serial Number = 
Default CPU Capabilities: 
        System:         QUORUM RUN 
Default Process Capabilities: 
        System:         QUORUM RUN 
 
PRIMARY CPU = 00 
 
CPU 00 is in RUN state 
Current Process: VMSADU          PID = 00000094 
Serial Number: 
Revision:       F001 
VAX floating point operations supported. 
IEEE floating point operations and data types supported. 
PALCODE: Revision Code = 5.48-01 
         PALcode Compatibility = 0 
         Maximum Shared Processors = 0 
         Memory Space:  Physical address = 00000000 00054000 
                        Length = 81920 
         Scratch Space: Physical address = 00000000 00104000 
                        Length = 8192 
Capabilities of this CPU: 
        System:         PRIMARY QUORUM RUN 
        User bitmask:   00000003 
Processes which can only execute on this CPU: 
        NETACP           PID = 0000008F  Reason: PRIMARY Capability
 
$ SET CPU/CAPABILITY/CLEAR=1 0
 
$ SHOW CPU/FULL
 
PIPERI, a DEC 3000 Model 500 
Multiprocessing is ENABLED. Full checking synchronization image loaded. 
Minimum multiprocessing revision levels: CPU = 1 
 
System Page Size = 8192 
System Revision Code = 
System Serial Number = 
Default CPU Capabilities: 
        System:         QUORUM RUN 
Default Process Capabilities: 
        System:         QUORUM RUN 
 
PRIMARY CPU = 00 
 
CPU 00 is in RUN state 
Current Process: VMSADU          PID = 00000094 
Serial Number: 
Revision:       F001 
VAX floating point operations supported. 
IEEE floating point operations and data types supported. 
PALCODE: Revision Code = 5.48-01 
         PALcode Compatibility = 0 
         Maximum Shared Processors = 0 
         Memory Space:  Physical address = 00000000 00054000 
                        Length = 81920 
         Scratch Space: Physical address = 00000000 00104000 
                        Length = 8192 
Capabilities of this CPU: 
        System:         PRIMARY QUORUM RUN 
        User bitmask:   00000002 
Processes which can only execute on this CPU: 
        NETACP           PID = 0000008F  Reason: PRIMARY Capability
 

この例では,最初の SET CPU コマンドは CPU 0 にユーザ機能 1 と 2 をセットし, 2 回目の Set CPU コマンドはユーザ機能 1 をクリアしています。

#4

$ SET CPU/REFRESH/ALL

このコマンドは,現在のハード・パーティションに物理的に存在するすべての CPU で,このインスタンスの OpenVMS コンテキストを更新します。

#5

$ SET CPU/FAILOVER=WFGLXA 12

このコマンドは,現在のインスタンスがクラッシュした場合に, CPU 12 が別のインスタンス (WFGLXA) にフェイルオーバするように設定します。

#6

$ SET CPU/FAILOVER=$$HARD 13

このコマンドは,現在のインスタンスがクラッシュした場合に, CPU 13 をハード・パーティションの所有権に割り当てます。ハード・パーティションに割り当てられた CPU は,割り当て対象の他のインスタンスから認識して利用できるようになります。

#7

$ SET CPU/ASSIGN=$$HARD 14

このコマンドは,現在インスタンスが所有する CPU 14 をハード・パーティションの所有権に割り当てます。ハード・パーティションに割り当てられた CPU は,割り当て対象の他のインスタンスから認識して利用できるようになります。

#8

$ SET CPU/ASSIGN 15

このコマンドは,現在ハード・パーティションが所有する CPU 15 をこのインスタンスに割り当てます。潜在セットにあるこの CPU に電源が投入され,自動起動が有効であれば,この CPU が自動的にアクティブ・セットに追加されます。


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