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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
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まえがき
第 1 章:リファレンス・セクション
付録 A:廃止されたコマンド
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すべての ISO 9660 ボリュームは,文字セットとして ASCII (ISO 646-IRV) を使用する主ボリューム記述子 (PVD) を含んでいます。ISO 9660 と OpenVMS のファイル名規則は,どちらも,ボリュームのディレクトリとファイル名を表示するときに,同じ ASCII 文字のサブセットを使用します。

/UNDEFINED_FAT=レコード形式:[レコード属性:][レコードサイズ]

レコード形式が指定されていない ISO 9660 メディアのレコードに対して使用する省略時のファイル属性を設定します。

次の表は,パラメータの説明です。

パラメータ 説明
レコード形式 ファイル内のすべてのレコードの形式を指定します。指定できる形式は FIXED, VARIABLE,STREAM,STREAM_LF,STREAM_CR,LSB_VARIABLE,MSB_VARIABLE です。これらのレコード形式についての説明は,『OpenVMS Record Management Services Reference Manual』の RMS フィールド FAB$B_RFM の説明を参照してください。
レコード属性 ファイル内のすべてのレコードの属性を指定します。指定できる属性は NONE,CR, FTN,PRN,NOBKS です。このパラメータは STREAM 以外のレコード形式にだけ適用されます。これらのレコード属性についての説明は,『OpenVMS Record Management Services Reference Manual』の RMS フィールド FAB$B_RAT の説明を参照してください。
レコード・サイズ ファイル内のすべてのレコードの最大レコード・サイズを指定します。指定できる値は 0 〜 32767 です。このパラメータは FIXED または STREAM レコード形式にだけ有効です。可能な RMS レコード・サイズについての説明は,『OpenVMS Record Management Services Reference Manual』の RMS フィールド FAB$W_MRS の説明を参照してください。

ISO 9660 メディアは,レコード形式が前もって定義されているファイルをサポートしないプラットフォームから作成される可能性があります。 /UNDEFINED_FAT 修飾子は,レコード形式が指定されていない ISO 9660 メディアのレコードに対して使用される省略時のファイル属性を設定します。

/UNDEFINED_FAT 修飾子は /MEDIA_FORMAT=CDROM 修飾子と組み合わせて使用しなければなりません。

この修飾子は すべての 未定義ファイル・タイプを一時的に無効にし,次に示すように,選択可能なレコード属性と選択可能なレコード・サイズを持つ選択可能なレコード形式に変更します。


次の例では,OFFENS というラベルのボリュームが DKA1 にマウントされ,ボリュームのすべてのファイルは固定長,キャリッジ・リターン付き, 80 バイトの長さのレコードとして定義されます。 MOUNT はまた,STRAT という論理名も割り当てます。


$ MOUNT/MEDIA_FORMAT=CDROM/UNDEFINED_FAT=(FIXED:CR:80) DKA1: OFFENS STRAT



/UNLOAD (省略時の設定)



/NOUNLOAD

MOUNT コマンドで指定したディスク・ボリュームまたは磁気テープ・ボリュームを,ディスマウント時にアンロードするかどうかを制御します。


次の例は,OFFENS というラベルのボリュームを /NOUNLOAD 修飾子を使用して DKA1 にマウントしています。この結果,このボリュームは,物理的にアンロードせずにディスマウントできます。STRAT という論理名も設定しています。


$ MOUNT/NOUNLOAD DKA1: OFFENS STRAT



/WINDOWS=n

ファイル・ウィンドウに対して割り当てるマッピング・ポインタの数を指定します。

パラメータ,nは,7 〜 80 の値を指定します。この指定により,ボリューム初期化時に指定した省略時の値は無効となります。

ファイルがオープンしたときに,ファイル・システムは,マッピング・ポインタを使用してファイル内のデータにアクセスします。MOUNT/WINDOWS を使用すると,ボリューム初期化時に指定した省略時の値が無効となります。ボリューム初期化時に値を指定しなかった場合,省略時のマッピング・ポインタ数は 7 です。

/WINDOWS 修飾子を使用するには,オペレータ・ユーザ特権 OPER が必要です。


以下のコマンドは DKA2 上の GONWITH というラベルのボリュームをシステム単位で使用可能とし,THE_WINDOW という論理名を設定しています。 /WINDOWS 修飾子に 25 が指定されているので,省略時のマッピング・ポインタ数は無効となっています。


$ MOUNT/SYSTEM/WINDOWS=25 DKA2: GONWITH THE_WINDOW



/WRITE (省略時の設定)



/NOWRITE

ボリュームが書き込み可能であるかどうかを制御します。

省略時の設定では,マウント時に読み込みおよび書き込みアクセスが許可されます。 /NOWRITE を指定すれば,読み込み専用アクセス権を設定してファイルを保護することができます。この効果は,装置をライト・ロックすることと同じです。

ホスト・ベースのボリューム・シャドウイング装置の場合は,ほかにも留意点があります。詳細は,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。


以下のコマンドは BOOKS というラベルのボリュームを NODE$DKA1 にマウントし, OpenVMS Cluster 内の各ノードにも次々とマウントしています。 /NOWRITE 修飾子により,読み込み専用アクセス権が設定されます。


$ MOUNT/CLUSTER/NOWRITE NODE$DKA1: BOOKS


例 1,2 では,オペレータ補助が不要であり,ボリュームがドライブに格納されていることを仮定しています。例 3 〜 6 は,オペレータ補助を伴うマウントです。例 7,8 では,ISO 9660 CD-ROM ボリュームをマウントしています。例 9 では,ボリュームのサブシステムをアクセス可能にしており,例 10 では,シャドウ・セットをマウントしています。

#1

$ MOUNT MTA0: MATH06 STAT_TAPE
%MOUNT-I-MOUNTED, MATH06 mounted on _MTA0:
$ COPY   ST061178.DAT   STAT_TAPE:

ボリューム・ラベルが MATH06 の磁気テープを MOUNT コマンドが装置 MTA0 にマウントし,STAT_TAPE という論理名を設定します。

次に,COPY コマンドが ST061178.DAT というディスク・ファイルを磁気テープにコピーします。

#2

$ ALLOCATE DM:
%DCL-I-ALLOC, _DMB2:  allocated
$ MOUNT DMB2:  TEST_FILES
%MOUNT-I-MOUNTED, TEST_FILES mounted on _DMB2:

RK06/RK07 という使用可能な装置を ALLOCATE コマンドが要求します。 ALLOCATE コマンドの結果が出力された後,割り当てられた装置に物理ボリュームを格納します。次に,MOUNT コマンドがボリュームをマウントします。

#3

$ MOUNT DM:  TEST_FILES
%MOUNT-I-OPRQST, Please mount volume TEST_FILES in device _DMB2:
%MOUNT-I-MOUNTED, TEST_FILES mounted on _DMB2:

この例の結果は,上記の例と同じです。TEST_FILES というラベルのボリュームに使用する装置として,使用可能な RK06/RK07 を MOUNT コマンドが要求します。 MOUNT が出力した装置にボリュームを物理的にマウントすると,マウント動作が終了します。装置は,MOUNT が自動的に割り当てます。

#4

$ MOUNT DYA1:  TESTSYS
%MOUNT-I-OPRQST, Please mount volume TESTSYS in device DYA1:
[Ctrl/Y]
$ EXIT
%MOUNT-I-OPRQSTCAN, operator request canceled
 

TESTSYS というボリュームを装置 DYA1 にマウントすることを,MOUNT コマンドがオペレータに指示します。ここでは,Ctrl/Y を押してマウントを取り消しています。マウント要求を実際に取り消す前にイメージを終了する必要があるので, EXIT コマンドでイメージを終了しています。ただし,コマンド・インタプリタ内で実行されないすべてのコマンドは,現在のイメージを終了します。

#5

$ MOUNT DYA1:  TESTSYS
%MOUNT-I-OPRQST, Device _DYA1: is not available for mounting.
%MOUNT-I-OPRQSTCAN, operator request canceled
%MOUNT-I-OPRQST, Please mount volume TESTSYS in device _DYA1:
%MOUNT-I-MOUNTED, TESTSYS    mounted on _DYA1:
%MOUNT-I-OPRQSTDON, operator request canceled - mount
completed successfully

ボリューム TESTSYS を装置 DYA1 にマウントすることを,MOUNT コマンドがオペレータに指示します。DYA1 は別のユーザに割り当てられているので,マウントできません。この場合,装置が使用可能となるのを待つか,別の装置に変更するか,マウントをアボートします。ここでは,オペレータ補助マウントのままで,装置を使用しているプロセスが装置を割り当て解除することを待っています。

装置は使用可能であってもボリュームがマウントされていないので,最初のマウント要求が取り消され,TESTSYS のマウント要求を改めて起動します。オペレータがドライブにボリュームを装填した後,MOUNT はマウントをリトライします。マウントが終了すると,要求は取り消されます。

#6

$ MOUNT DYA1:  TESTSYS/COMMENT="Is there an operator around?"
%MOUNT-I-OPRQST, Please mount volume TESTSYS in device _DYA1:
Is there an operator around?
%MOUNT-I-NOOPR, no operator available to service request
. 
. 
. 
%MOUNT-I-MOUNTED, TESTSYS    mounted on _DYA1:
%MOUNT-I-OPRQSTDON, operator request canceled - mount
completed successfully

ボリューム TESTSYS を装置 DYA1 にマウントすることを,オペレータに指示します。ところが,オペレータがいません。この場合,ユーザは,Ctrl/Y を押してマウントをアボートするか,またはオペレータを待ちます。ここでは,オペレータを待っています。

#7

$ MOUNT/SYSTEM/MEDIA=CDROM $1$DKA1 USER
%MOUNT-I-CDROM_ISO, USER:VMS_ONLINE_DOCUMENTATION (1 of 4) , 
mounted on _$1$DKA1: (CDROM)
$ MOUNT/SYSTEM/MEDIA=CDROM $1$DKA2 PROGRAMMING_1
%MOUNT-I-CDROM_ISO, PROGRAMMING_1:VMS_ONLINE_DOCUMENTATION (2 of 4) , 
mounted on  _$1$DKA2: (CDROM)
$  MOUNT/SYSTEM/MEDIA=CDROM $1$DKA3 PROGRAMMING_2
%MOUNT-I-CDROM_ISO, PROGRAMMING_2:VMS_ONLINE_DOCUMENTATION (3 of 4) , 
mounted on  _$1$DKA3: (CDROM)
MOUNT/SYSTEM/MEDIA=CDROM $1$DKA4 MANAGEMENT
%MOUNT-I-CDROM_ISO, MANAGEMENT:VMS_ONLINE_DOCUMENTATION (4 of 4) , 
mounted on  _$1$DKA4: (CDROM)
 

"VMS_ONLINE_DOCUMENTATION" という名前の ISO 9660 ボリューム・セットのメンバ 4 つをマウントします。

#8

$ MOUNT/SYSTEM/MEDIA=CDROM $1$DKA1,$1$DKA2,$1$DKA3,$1$DKA4 
USER,PROGRAMMING_1,PROGRAMMING_2,MANAGEMENT
%MOUNT-I-CDROM_ISO, USER:VMS_ONLINE_DOCUMENTATION (1 of 4) , mounted on 
_$1$DKA1: (CDROM)
%MOUNT-I-CDROM_ISO, PROGRAMMING_1:VMS_ONLINE_DOCUMENTATION (2 of 4) , 
mounted on  _$1$DKA2: (CDROM)
%MOUNT-I-CDROM_ISO, PROGRAMMING_2:VMS_ONLINE_DOCUMENTATION (3 of 4) , 
mounted on  _$1$DKA3: (CDROM)
%MOUNT-I-CDROM_ISO, MANAGEMENT:VMS_ONLINE_DOCUMENTATION (4 of 4) , 
mounted on  _$1$DKA4: (CDROM)
 

"VMS_ONLINE_DOCUMENTATION" という名前の ISO 9660 ボリューム・セットのメンバ 4 つをマウントします。

#9

$ MOUNT/SYSTEM/SUBSYSTEM $8$DKA300: ATLANTIS_WORK1
%MOUNT-I-MOUNTED, ATLANTIS_WORK1 mounted on _$8$DKA300: (ATLANTIS)
$ SHOW DEVICE/FULL $8$DKA300:
 
 
 
 
Disk $8$DKA300: (ATLANTIS), device type RZ24, is online, mounted, 
 file-oriented device, shareable, served to cluster via MSCP Server, 
 error logging is enabled. 
 
Error count                   0   Operations completed                385 
 Owner process                ""   Owner UIC                      [SYSTEM] 
 Owner process ID       00000000   Dev Prot            S:RWPL,O:RWPL,G:R,W 
 Reference count               1   Default buffer size                 512 
 Total blocks             409792   Sectors per track                    38 
 Total cylinders            1348   Tracks per cylinder                   8 
 Allocation class              8 
 
 Volume label   "ATLANTIS_WORK1"   Relative volume number                0 
 Cluster size                  3   Transaction count                     1 
 Free blocks              396798   Maximum files allowed             51224 
 Extend quantity               5   Mount count                           1 
 Mount status             System   Cache name        "_$8$DKA700:XQPCACHE" 
 Extent cache size            64   Maximum blocks in extent cache    39679 
 File ID cache size           64   Blocks currently in extent cache      0 
 Quota cache size             50   Maximum buffers in FCP cache        295 
 Volume owner UIC    [VMS,PLATO]   Vol Prot    S:RWCD,O:RWCD,G:RWCD,W:RWCD 
 
Volume status: ODS-2, subject to mount verification, protected 
    subsystems enabled, file high-water marking, write-through caching enabled.
  
 

ATLANTIS_WORK1 というラベルのボリュームがマウントされ,システム全体で利用することができます。ボリューム上のサブシステムにアクセスすることができます。

#10

$ MOUNT DSA0: /SHADOW=($200$DKA200:,$200$DKA300:,$200$DKA400:) X5OZCOPY
%MOUNT-I-MOUNTED, X5OZCOPY mounted on _DSA0: 
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$200$DKA200: (VIPER1) is now a valid member of 
the shadow set 
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$200$DKA300: (VIPER1) is now a valid member of 
the shadow set 
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$200$DKA400: (VIPER1) is now a valid member of 
the shadow set
$ DISMOUNT DSA0:
$ MOUNT/INCLUDE DSA0: /SHADOW=$200$DKA200: X5OXCOPY
%MOUNT-I-MOUNTED, X5OZCOPY mounted on _DSA0: 
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$200$DKA200: (VIPER1) is now a valid member of 
the shadow set 
%MOUNT-I-AUTOMEMSUCC, _$200$DKA300: (VIPER1) automatically added to the 
shadow set 
%MOUNT-I-AUTOMEMSUCC, _$200$DKA400: (VIPER1) automatically added to the 
shadow set
 
 

既存のシャドウ・セットを 2 とおりの方法でマウントしています。最初の MOUNT コマンドでは,/SHADOW 修飾子によってシャドウ・セットの各メンバを指定しています。次に DSA0: をディスマウントした後に, 2 番目の MOUNT コマンドに /INCLUDE 修飾子を使用してシャドウ・セットのすべてのメンバを自動的にマウントしています。


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