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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
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まえがき
第 1 章:リファレンス・セクション
付録 A:廃止されたコマンド
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DCL ディクショナリ


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F$ENVIRONMENT

DCL コマンド環境に関する情報を戻します。

形式

F$ENVIRONMENT (項目)



戻り値


指定された項目に対応する情報。戻される値は,指定される項目に応じて整数または文字列になります。


引数



項目

戻される情報のタイプを指定します。次に示すキーワードのいずれか 1 つを指定します ( キーワードを短縮することはできません )。

項目 データ・
タイプ
戻される情報
CAPTIVE 文字列 CAPTIVE 属性を持ったアカウントにログインしている場合は,TRUE を戻します。システム管理者は,Authorize ユーティリティ (AUTHORIZE) を使用して,利用者登録ファイルにも CAPTIVE アカウントを定義できます。
CONTROL 文字列 SET CONTROL コマンドによって現在使用可能になっている制御文字を戻します。複数の制御文字が使用可能な場合には,各文字はコンマで区切られます。制御文字が使用可能ではない場合には,空文字列 ("") が戻されます。
DEFAULT 文字列 現在の省略時の装置,およびディレクトリ名を戻します。戻される文字列は SHOW DEFAULT コマンドにより出力される文字列と同じです。
DEPTH 整数値 現在のコマンド・プロシージャのネスティングの中での深さを,整数として戻します。会話型でコマンド・プロシージャを実行する場合,およびバッチ・ジョブでコマンド・プロシージャを実行する場合,コマンド・プロシージャの深さは 0 です。ネスティングされたコマンド・プロシージャの深さは,そのネスティングされたプロシージャを実行したコマンド・プロシージャの深さより,1 だけ大きな値です。
DISIMAGE 文字列 イメージを直接起動することが許可されていないアカウント ( たとえば RUN などは許可されていません ) にログインした場合, TRUE を戻します。システム管理者は Authorize ユーティリティを使用して,利用者登録ファイル内のアカウントに DISIMAGE 属性を追加または削除できます。
INTERACTIVE 文字列 プロセスが会話型で実行されている場合は,TRUE を戻します。
KEY_STATE 文字列 現在ロックされているキーパッド状態を示す文字列を戻します。キーパッド状態についての詳細は,DEFINE/KEY コマンドの説明を参照してください。
MAX_DEPTH 整数値 コマンド・プロシージャの最大の深さを示す整数を戻します。
MESSAGE 文字列 SET MESSAGE コマンドによる現在の設定を示す文字列を戻します。この文字列には,修飾子名を区切るために,スラッシュ(/) が含まれています。したがって,F$ENVIRONMENT("MESSAGE") からの出力を, SET MESSAGE コマンドのうしろに追加することにより,有効な DCL コマンド行を作成できます。
NOCONTROL 文字列 SET NOCONTROL コマンドによって,現在禁止されている制御文字を戻します。複数の文字が禁止されている場合には,各文字はコンマ (,) で区切られます。SET NOCONTROL コマンドによって制御文字が禁止されていない場合には,空文字列が戻されます。
ON_CONTROL_Y 文字列 コマンド・プロシージャから実行される場合は, ON_CONTROL_Y が設定されていれば TRUE を戻します。 DCL コマンド・レベルでは,ON_CONTROL_Y は常に FALSE を戻します。
ON_SEVERITY 文字列 コマンド・プロシージャから実行される場合は, ON コマンドで指定した動作が実行される重要度を戻します。 SET NOON が有効な場合,または DCL コマンド・レベルで使用した場合, ON_SEVERITY は NONE を戻します。
OUTPUT_RATE 文字列 省略時の出力速度を含むデルタ時間文字列を戻します。これは,バッチ・ジョブの実行中に,バッチ・ジョブ・ログ・ファイルにデータが書き込まれる頻度を示します。会話型で使用した場合,OUTPUT_RATE は空文字列を戻します。
PROCEDURE 文字列 現在のコマンド・プロシージャのファイル指定を戻します。会話型で使用した場合は,端末装置名が戻されます。
PROMPT 文字列 現在の DCL プロンプトを戻します。
PROMPT_CONTROL 文字列 プロンプトの前に改行が挿入される場合は TRUE を戻します。
PROTECTION 文字列 現在の省略時のファイル保護を示す文字列を戻します。文字列は有効な DCL コマンド行となるように, SET PROTECTION/DEFAULT コマンドで使用できる形式です。
RESTRICTED 文字列 制限付アカウントの場合は TRUE を戻します。システム管理者は,Authorize ユーティリティを使用して,利用者登録ファイルに制限付アカウントを定義できます。
SYMBOL_SCOPE 文字列 現在のシンボルの定義範囲を示すため,文字列 [NO] LOCAL, [NO] GLOBALを戻します。
VERB_SCOPE 文字列 動詞の現在のシンボルの定義範囲を示すため,文字列 [NO] LOCAL, [NO] GLOBAL を戻します ( 詳細は, SET SYMBOL コマンドの説明を参照してください )。
VERIFY_IMAGE 文字列 SET VERIFY=IMAGE コマンドが有効である場合は,TRUE を戻します。イメージ・チェックが有効な場合には,コマンド・プロシージャは,イメージによって読み込まれた入力データを表示します。
VERIFY_PREFIX 文字列 SET PREFIX コマンドで設定される前置制御文字列を戻します。
VERIFY_PROCEDURE 文字列 SET VERIFY=PROCEDURE コマンドが有効である場合は,TRUE を戻します。コマンド・チェックが有効な場合には,コマンド・プロシージャは, DCL コマンド行を表示します。


#1

$ SAVE_MESSAGE = F$ENVIRONMENT("MESSAGE")
$ SET MESSAGE/NOFACILITY/NOIDENTIFICATION
   .
   .
   .
$ SET MESSAGE'SAVE_MESSAGE'
 

この例では,F$ENVIRONMENT 関数を使用して,現在のメッセージ設定を変更する前に,その設定を保存します。コマンド・プロシージャの最後で,もとのメッセージ設定が復元されます。SAVE_MESSAGE というシンボルを囲む一重引用符 (' ') は,そのシンボル名を値と置き換えるように指定しています。

#2

$ MAX = F$ENVIRONMENT("MAX_DEPTH")
$ SHOW SYMBOL MAX
  MAX = 32   Hex = 00000020  Octal = 00000000040
 

この例では,コマンド・プロシージャ内で可能な最大のネスティングの深さを判断するために,F$ENVIRONMENT 関数を使用しています。

#3

$ SAVE_PROT = F$ENVIRONMENT("PROTECTION")
$ SET PROTECTION = (SYSTEM:RWED, OWNER:RWED, GROUP, WORLD)/DEFAULT
   .
   .
   .
$ SET PROTECTION = ('SAVE_PROT')/DEFAULT
 

この例では,F$ENVIRONMENT 関数を使用して,保護を変更する前に,現在の省略時の保護を保存します。コマンド・プロシージャの最後で,もとの保護に戻されます。シンボル置換を要求するためには, SAVE_PROT というシンボルを引用符で囲まなければなりません。


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