日本-日本語

製品  >  ソフトウェア  >  OpenVMS  >  マニュアル >  V8.3ライブラリ

OpenVMS マニュアル


HP OpenVMS
DCL ディクショナリ


前へ 次へ 目次 索引




物理メモリの使用

物理メモリの使用状況を示します。

(1) Total システムが一般的な用途のために使用できる物理メモリ・ページの数。この数には,共用メモリ・グローバル・セクション,メールボックス,およびコモン・イベント・ブロックに使用される (一部の VAX 上に存在する) マルチポート・メモリ・ページは含まれない。
(2) Free 未使用ページ・リストに含まれているページの数。
(3) In Use 現在使用されているページの数。この数は,未使用ページ・リスト,変更ページ・リスト,および不良ページ・リストに含まれているページの数を足し合わせ,合計の使用可能ページの数から引くことによって得られる。
(4) Modified 変更ページ・リストに含まれているページの数。



不良ページ・リスト

不良ページ・リストの内容を示します。

注意

これは,不良ページ・リストにページが含まれている場合にのみ表示されます。

Total 不良ページ・リストに含まれているページの数。
Dynamic システムのブート後に検出されたメモリ・エラーの数。
I/O Errors ページ・フォルト処理の際に検出されたエラーの数。
Static ブート時スキャンの際に検出されたメモリ・エラーの数。

省略時の設定では,シングル・ビット・エラーとダブル・ビット・エラーのどちらが発生した場合でも,ブート時スキャンの際にページの削除が行われます。



OpenVMS に割り当てられたページの数

物理メモリ表示を含んでいる SHOW MEMORY 表示の末尾には,OpenVMS システムに永久的に割り当てられているページの数が表示されます。これらのページには,非ページング・エグゼクティブ・コードとデータ,PFN データベース,非ページング動的メモリ,割り込みスタック,およびシステム・ページ・テーブルが含まれます。

#8

$ SHOW MEMORY/SLOTS
              System Memory Resources on 3-NOV-2001 16:11:35.31
Slot Usage (slots):       Total (1)   Free (2)  Resident (3)  Swapped (4)
Process Entry Slots          75       28          46          1
Balance Set Slots            70       26          44          0
 
 



スロットの使用 (スロット数)

プロセス・エントリ・スロットとバランス・セット・スロットの使用状況を示します。

(1) Total システムのブートストラップ時に永久的に割り当てられたプロセス・エントリ・スロット (システム・パラメータ MAXPROCESSCNT の値) とバランス・セット・スロット (システム・パラメータ BALSETCNT の値) の数。
(2) Free 現在使用可能なスロットの数。
(3) Resident 現在,メモリ常駐プロセスが使用しているスロットの数。SWAPPER および NULL プロセスは,プロセス・エントリ・スロットは持つがバランス・セット・スロットは必要としないため,使用中のバランス・セット・スロットの数が使用中のプロセス・エントリ・スロットの数を超えることはない。
(4) Swapped アウトスワップされたプロセスが使用しているスロットの数。プロセス・エントリ・スロットの場合,この数には部分的にアウトスワップされたすべてのプロセスが含まれる。バランス・セット・スロットの場合,この数にはプロセス本体がアウトスワップされたが,プロセス・ヘッダが依然として常駐しているプロセスが含まれる。

#9

$ SHOW MEMORY/POOL
 
              System Memory Resources on  5-DEC-2001 03:59:35.29
 
Dynamic Memory Usage (bytes):   Total (1)    Free (2) In Use (3) Largest (4)
  Nonpaged Dynamic Memory    24993792   23511872   1481920   23363776
  Bus Addressable Memory       131072     114688     16384     114688
  Paged Dynamic Memory        5799936    3530784   2269152    3530176
  Lock Manager Dynamic Memory 1048576     254976    793600
 
 



動的メモリの使用 (バイト数)

可変サイズ・ブロックを割り当てる非ページングおよびページング・プール領域の使用状況を示します。

(1) Total 各領域について予約されているバイト数の合計。
(2) Free 各動的メモリ領域の中の未使用容量の合計。
(3) In Use 現在,各領域から割り当てられている容量。この数値は,合計サイズから空きバイト数を引いたものである。
(4) Largest 各領域の中の最大連続ブロックのサイズ。ページング・プールの場合,この数値は割り当て可能な最大ブロックを表している。非ページング・プールの場合,この数値よりも大きい割り当て要求が行われると,非ページング・プールは拡大される (他の制約によって禁止されていない場合)。この属性はロック・マネージャには適用されない。ロック・マネージャのすべての項目は同じサイズである。

#10

$ SHOW MEMORY/POOL/FULL
              System Memory Resources on  5-DEC-2001 03:59:35.29
 
Nonpaged Dynamic Memory                   (Lists + Variable) 
 Current Size (bytes)    (1) 24993792 Current Size (pagelets)  (1)  48816
 Initial Size (NPAGEDYN) (2) 24993792 Initial Size (pagelets)  (2)  48816
 Maximum Size (NPAGEVIR) (3)499998720 Maximum Size (pagelets)  (3) 976560
 Free Space (bytes)      (4) 22230144 Space in Use (bytes)     (5)2763648
 Largest Variable Block  (6) 19676672 Smallest Variable Block  (7)   2176
 Number of Free Blocks   (8)    38334 Free Blocks LEQU 64 Bytes(9)      0
 Free Blocks on Lookasides(16)  38330 Lookaside Space (bytes)   2537472
Bus Addressable Memory                   (Lists + Variable) 
 Current Size (bytes)    (1)   131072 Current Size (pagelets)  (1)    256
 Initial Size (NPAGEDYN) (2)   131072 Initial Size (pagelets)  (2)    256
 Free Space (bytes)      (4)   114688 Space in Use (bytes)     (5)  16384
 Largest Variable Block  (6)   114688 Smallest Variable Block  (7) 114688
 Number of Free Blocks   (8)        1 Free Blocks LEQU 64 Bytes(9)      0
 Free Blocks on Lookasides(16)      0 Lookaside Space (bytes)         0
Paged Dynamic Memory                                
 Current Size (PAGEDYN)  (1)  5799936 Current Size (pagelets)  (1)  11328
 Free Space (bytes)      (4)  3518288 Space in Use (bytes)     (5)2281648
 Largest Variable Block  (6)  3517584 Smallest Variable Block  (7)     16
 Number of Free Blocks   (8)       25 Free Blocks LEQU 64 Bytes(9)     23
Lock Manager Dynamic Memory                                
 Current Size (Mbytes)   (1)    13.85 Current Size (pages)    (1)    1774
 Free Space (Mbytes)     (4)    10.06 Hits                    (12)  54050
 Space In Use            (5)     3.79 Misses                  (13)   1664
 Number of Empty Pages   (10)      26 Expansions              (14)   1792
 Number of Free Packets  (11)   41244 Packet Size             (15)    256
 
 



動的メモリ

可変サイズ・ブロックから構成される動的メモリ領域の使用状況を示します。

(1) Current Size 各動的メモリ領域の現在のサイズ (Alpha 上では 512 バイトのページレット単位,VAX 上ではバイト数とページ数)。ロック・マネージャ表示の場合,単位は M バイトである。
(2) Initial Size 非ページング動的メモリの初期サイズと,このサイズを制御するシステム・パラメータの名前 (NPAGEDYN)。
(3) Maximum Size 非ページング動的メモリを拡張できる最大サイズと,このサイズを制御するシステム・パラメータの名前 (NPAGEVIR)。
(4) Free Space 各動的メモリ領域の中の未使用容量。
(5) Space in Use 現在,各領域から割り当てられている容量。
(6) Largest Block 各プール領域の中の最大連続領域のサイズ。
(7) Smallest Block 各プール領域の中の最も小さいホール (空きブロック) のサイズ。
(8) Free Blocks 各プール領域の中の空きブロックの総数。この数値の大きさは,プールのフラグメンテーションの指標となる。
(9) Blocks LEQU 64 64 バイト以下の空きブロックの数。この数値も,プールのフラグメンテーションの指標となる。このように小さいブロックの割り当てが行われることは稀だが,割り当て要求が行われるたびに割り当てに要する時間が増えることになる。
(10) Empty Pages パケットが割り当てられていないページの数。
(11) Free Packets 使用されていないパケットの総数。この数値は,部分的に使用されているページの空きパケットと,すべての空きページのパケットの和である。
(12) Hits パケット割り当ての総数。
(13) Misses 要求された数のパケットが存在していなかったために解決することができなかったパケット割り当て要求の総数。ミスが発生すると,動的メモリはパケット割り当て要求を解決するために 1 ページだけ拡大される。
(14) Expansions パケット割り当て要求を解決するために動的メモリが 1 ページだけ拡大された回数。
(15) Packet Size 256 バイトのパケット・サイズ。ロック・マネージャは,ロック・ブロック・データ構造またはリソース・ブロック・データ構造を格納するために,このサイズのパケットを使用する。
(16) Lookasides Free Blocks システムが事前に割り当てを行い,"ルックアサイド・リスト"に登録したメモリ・パケットの総数。ルックアサイド・リストに適切なサイズのパケットが存在していれば,きわめて迅速かつ効率的に割り当てることができる。ただし,この場合には他のサイズのパケットの一部としては使用できなくなる。ルックアサイド・リストに余分なパケットが登録されていると,他のサイズの割り当てができなくなる。

#11

$ SHOW MEMORY/FILES
        System Memory Resources on 22-MAY-2001 19:04:19.67
Swap File Usage (8KB pages):                  Index (1)     Free        Size
DISK$ALPHASYS:[SYS48.SYSEXE]SWAPFILE.SYS          1         904         904
DISK$SWAP:[SYS48.SYSEXE]SWAPFILE.SYS;1            2        1048        1048
 
  Total size of all swap files:                                        1952
 
Paging File Usage (8KB pages):                Index (2)     Free        Size
DISK$PAGE:[SYS48.SYSEXE]PAGEFILE.SYS;1          253       16888       16888
DISK$ALPHASYS:[SYS48.SYSEXE]PAGEFILE.SYS        254       16888       16888
 
  Total size of all paging files:                                     33776
  Total committed paging file usage:  (3)                               1964
 



ページング・ファイルの使用 (ブロック数)

ページングおよびスワップ・ファイルの使用状況を示します。

(1) Swap File Usage スワップ・ファイルの数。インデックス値 1 から増えていく値。
(2) Paging File Usage ページ・ファイルの数。インデックス値 254 から減っていく値。
(3) Total Paging File Usage コミット済みページ・ファイルの総数。これまでのリリースと同様に,システム全体のページ・ファイル・セクションには,インストール済みページ・ファイルよりも多くのページが存在することができる。




SHOW NETWORK

ノードに登録されたネットワーク・サービスに関する情報を表示します。



形式

SHOW NETWORK [ネットワーク・サービス]




パラメータ



ネットワーク・サービス

情報を表示するネットワーク・サービスを指定します。

サービスを指定しない場合は,現在ローカル・ノードに登録されているすべてのサービスに関する情報が表示されます。




説明

SHOW NETWORKコマンドは, OpenVMSシステムで使用できるネットワーク・サービスについての情報を表示します。



修飾子



/FULL

指定されたネットワーク・サービスのすべての情報を表示します。

/OLD

DECnet Phase IVを実行している場合には, OpenVMS Version 7.0より前のSHOW NETWORKコマンドの動作を保持します。ローカル・ノードがルーティング・ノードの場合には, /OLD修飾子はルーティング情報を提供します。

/OUTPUT[=ファイル指定]



/NOOUTPUT

コマンドの出力先を制御します。/OUTPUT 修飾子を指定しなかったり,修飾子にファイル指定をしなかった場合には,論理名 SYS$OUTPUT で示される,現在のプロセスの省略時の出力ストリームまたは装置に出力されます。

/OUTPUT 修飾子に部分的なファイル指定 (たとえば,ディレクトリのみ) を指定した場合には,省略時設定としてファイル名に SHOW を,ファイル・タイプに LIS を使用します。ファイル指定には,ワイルドカード文字は使用できません。

/NOOUTPUT 修飾子を指定した場合は,何も出力されません。






#1

$ SHOW NETWORK
Product:  DECNET Node:  VADIR             Address(es):  24.365
Product:  TCP/IP Node:  vadir.lkr.dec.com Address(es):  161.114.99.17

このコマンドは,DECnet Phase V および TCP/IP を実行しているシステム上で実行されました。このシステムでは DECNET および "TCP/IP" ネットワーク・サービス・パラメータが有効であることを示しています。

#2

$ SHOW NETWORK "TCP/IP"
Product: TCP/IP  Node: vadir.lkr.dec.com  Address(es):  161.114.99.17

TCP/IP ネットワーク・サービス・パラメータを使用するときには,スラッシュを含んでいるのでパラメータを引用符で囲む必要があります。

#3

$ SHOW NETWORK/FULL DECNET
Product:  DECNET         Manufacturer:  Digital Equipment Corporation
Node:  EMARET            Address(es):  12.378
Network Type:  DNA IV    Interface(s):  net 0
Node Volatile Characteristics as of 16-JAN-2002 14:46:21
Executor node = 12.378 (EMARET)
Identification           = DECnet for OpenVMS VAX V7.1
Management version       = V4.0.0
Incoming timer           = 45
Outgoing timer           = 60
Incoming Proxy           = Enabled
Outgoing Proxy           = Enabled
NSP version              = V4.1.0
Maximum links            = 32
Delay factor             = 80
Delay weight             = 5
Inactivity timer         = 60
Retransmit factor        = 10
Routing version          = V2.0.0
Type                     = nonrouting IV
Routing timer            = 600
Broadcast routing timer  = 180
Maximum address          = 1023
Maximum circuits         = 16
Maximum cost             = 1022
Maximum hops             = 30
Maximum visits           = 63
Maximum area             = 63
Max broadcast nonrouters = 64
Max broadcast routers    = 32
Maximum path splits      = 1
Area maximum cost        = 1022
Area maximum hops        = 30
Maximum buffers          = 100
Buffer size              = 576
Default access           = incoming and outgoing
Pipeline quota           = 4032
Alias maximum links      = 32
Path split policy        = Normal
Maximum Declared Objects = 31
Known Link Volatile Summary as of 16-JAN-2002 14:46:23
 Link     Node           PID       Process   Remote link  Remote user
8345    4.283 (BKLS09)   0000021C  SLS$TAPMGRRQ      566  SLS$DB
8347   24.18 (BULEAA)    00000213  REMACP            553  ABERDALE
Node Counters as of 16-JAN-2002 14:46:23
Executor node = 12.378 (EMARET)
       4  Maximum logical links active
       0  Aged packet loss
       0  Node unreachable packet loss
       0  Node out-of-range packet loss
       0  Oversized packet loss
       0  Packet format error
       0  Partial routing update loss
       0  Verification reject

DECNET ネットワーク・サービス・パラメータは,DECnet Phase IV または DECnet Phase V を示すために使用されます。ノードが実行している DECnet フェーズを調べたい場合は,/FULL 修飾子を使用してください。これは,DECnet Phase IV を実行しているシステムの例です。

#4

$ SHOW NETWORK/FULL DECNET
Product:  DECNET      Manufacturer:  Digital Equipment Corporation
Node:  VADIR          Address(es):  24.365
Network Type:  DNA V  Interface(s):  net 0
Node 0
at 2002-01-16-12:50:30.528-05:00Iinf
Identifiers
  Name                          = DEC:.XPR.VADIR
  Address                       =
    {
    (
    [ DNA_CMIP-MICE ] ,
    [ DNA_SessionControlV3 , number = 19 ] ,
    [ DNA_OSItransportV1 , 'DEC0'H ] ,
    [ DNA_OSInetwork , 49::00-18:AA-00-04-00-6D-61:21 ]
    ) ,
    (
    [ DNA_CMIP-MICE ] ,
    [ DNA_SessionControlV3 , number = 19 ] ,
    [ DNA_OSItransportV1 , 'DEC0'H ] ,
    [ DNA_OSInetwork , 49::00-18:AA-00-04-00-12-60:21 (DEC:.XPR.BULEAA) ]
    ) ,
    (
    [ DNA_CMIP-MICE ] ,
    [ DNA_SessionControlV2 , number = 19 ] ,
    [ DNA_OSItransportV1 , 'DEC0'H ] ,
    [ DNA_IP , 161.114.99.17 ]
    ) ,
    (
    [ DNA_CMIP-MICE ] ,
    [ DNA_SessionControlV3 , number = 19 ] ,
    [ DNA_NSP ] ,
    [ DNA_OSInetwork , 49::00-18:AA-00-04-00-6D-61:20 ]
    ) ,
    (
    [ DNA_CMIP-MICE ] ,
    [ DNA_SessionControlV3 , number = 19 ] ,
    [ DNA_NSP ] ,
    [ DNA_OSInetwork , 49::00-18:AA-00-04-00-12-60:20 (DEC:.XPR.BULEAA) ]
    )
    }
Status
 UID                        = 562B4000-43CF-11CF-8001-AA0004007E10
 State                      = On
 Functions Enabled          = 
    {
    Address Watcher ,
    CMIP Listener
    }
 ID                         = 00-00-F8-01-FD-62
Characteristics
 Version                    = T5.0.3
 Implementation             = 
    {
    [
    Name = OpenVMS AXP ,
    Version = "V7.2-1  "
    ] ,
    [
    Name = HP DECnet-Plus for OpenVMS ,
    Version = "V7.2-1 ECO03 31-MAY-2001 16:54:53.36"
    ]
    }
  Script Location            = <Default value>
  Maximum Listeners          = 0
  Listener Template          = <Default value>
  Secondary Names            = 
    {
    }

これは,DECnet Phase V を実行しているシステムの例です。出力は短縮されています。

#5

$ SHOW NETWORK/OLD
OpenVMS Network status for local node 12.378 EMARET on 16-JAN-2002 14:46:35.64
This is a nonrouting node, and does not have any network information.
The designated router for EMARET is node 12.1023 A12LKR.
 

/OLD 修飾子は, DECnet Phase IV を実行しているシステムでのみ使用することができます。


前へ 次へ 目次 索引



         印刷用画面へ

プライバシー 本サイト利用時の合意事項